カテゴリー別アーカイブ: トレーニング風景

5月13日 「手応えというのは正直、感じてはない」

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どうもです

昨晩の激しい雨はどこへやら

カラッと暑い、熱い大原でFC東京戦3日前の練習は午前10時から始まりました

午前10時45分過ぎからは、ペナtoペナエリアでの11対11、ゲーム形式を実施

途中からは負傷離脱者が数名出た関係で、人数の変化はありましたが、監督の教えは一貫していました

「他の選手にボールが入ったときに動きがない」

「直での縦パスは入れづらいけど、横に1回入れれば通しやすくなる」

「中に入れればサイドが余りやすくなる」

このスタミナ消耗激しい暑さの中、いかにして効率的な攻撃を成り立たせるか

連動した3人目の動き、縦への意識、状況に応じた駆け引きのパス、といったところを強調していた印象です

練習は午前11時30分、李選手のラストゴールが決まり、終了しています※予定されていた午後練は行われませんでした

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1試合消化が少ないながらも首位キープ

週一ペースの日程に戻る

そんな好材料は別として、森脇選手は”悔しさ”を力に変えます

「本来であればここにACLが絡んでこなくちゃいけない日程だったけど、残念ながら予選敗退したということで1週間感覚に戻るのは調整はしやすいけど、ちょっと寂しさもある。過密日程でもしっかり戦っていこう、勝ち抜いていこうというのがチームの目標だったので、予定を見る度に悲しくはなるけど、切り替えていかないといけないので、この1週間調整できるというのを前向きに捉えてやっていきたい。仙台戦はそこまで4失点しかしていなかった僕らが仙台戦だけど4失点してしまったので、そういうところの反省をこの1週間どれだけ修正できるのかがひとつのカギになってくるんじゃないかなと思う」

――修正点というのは?

「練習から今日もそうだけど、こうやって気温が暑くなってきて、ここまで暑くなった中でのトレーニングは久々の経験だったので頭がボケーっとしているところもあったけど、そういうところでもできるだけミスをなくしていかなくちゃいけないと。仙台戦も4失点を振り返ってみれば、もちろん相手も良いプレーをしたと思うけど、自分たちが集中していれば防げない失点ではなかったと思うので、しっかり集中していれば防げたと思っているので、そういうところは反省じゃないかなと。試合でも一瞬の隙を見せてはいけないと。もちろん集中していても失点する時はあるけど、やっぱりそこまでチームとして集中力を保った中で失点を少なくやってきたので、そこはもう1回仕切り直しだなと感じている」

――今日は福島選手に喝を入れられる場面もありましたが?

「この暑さの中でやっぱり動かないといけないけど、今日は体がなかなかついてこなかったっていうところはある。監督も言っていたけど、それは言い訳にはできないので、しっかり練習からやりたいなと。今日はこの暑さに僕自身、衝撃を受けて、なかなか動けなかった(汗)」

――本番前に衝撃を受けておいて良かったということで!?

「間違いないですねぇ!!もちろん相手との戦いもあるけど、夏場はこういう暑さ、蒸し蒸しした中でも勝っていかなくちゃいけないので、非常に良いトレーニングになるんじゃないかと思う」

――リーグ10試合負けなしですが?

「手応えというのは正直感じてはない。やっぱり良いサッカーをしてもこの間(仙台戦)みたいな試合もあるし、自分たちにできることは1試合1試合、自分たちのパフォーマンスを最大値出していかなければ、どのチームをも上回ることはできないなと。Jリーグは拮抗したリーグと言われるけど、本当にその通りだなと思っているので、1試合1試合が僕らにとっての戦いだと思っているので、最低でも相手と同等ぐらい走る、それ以上走らなければ難しいなと。最近データが出ているけど、やっぱり勝つチームは相手より多く走っている傾向があるので、そこはこだわってやらないといけない」

――数値で1位を目指しているところはありますか?

「走行距離は求めていかなくちゃいけないし、そこは上位に入っていかないと。もちろんポジションもあるけど、上位に入っていかないといけないと思っているし、強くこだわりを持ってやりたいなと。仙台戦はやっぱり運動量は少なかったと感じる」

――数値には出ませんが、”ガッツ”ならダントツ1位なのでは?

「いや、くっ!ガッツだけで相手を上回れればいいけど、それだけでも・・ダッダメなので、監督がひょくぅ・・『インテリジェンスに戦え!』というけろ・・そういう部分も・ひっかり、ふえ・・フェッ…ブクッシューーン!!!!すいませんね!(キリッ)」

――誰かが噂をしている?

「してますね!2回くしゃみをしたら…なので、まあ1回目なので(笑)ほういうほころが…ちょっと待ってくらはい!・・・っひ!・・、・・・っふう~~・・・(冷や汗)・・・くしゃみが出そうだった!本当に噂してるかもしれない(苦笑)まあ、頭も使いながらガツガツしたプレーを見せないといけないなと。FC東京の武藤選手は騒がれている選手なので、そこはしっかり抑えたいなと思っている」

――噂をしていたのはハリルホジッチ監督では?

「まさかのぉお!?? それですかね?!?槙野と悪口言ってなきゃいいですけどね!!(笑)」

――G大阪戦のように、あの埼スタの雰囲気で首位攻防戦を戦って勝つ喜びは何度も味わいたいだろうと思いますが?

「本当に選手冥利に尽きるというか、あの中で勝つ喜びは何回味わってもそれぞれ違う味というか、良いものなので、次もFC東京と鹿島と連戦でホームで戦える喜びをピッチで表現しないといけないなと。何回も言っているけど、ホームでは負けや引き分けは僕の中では許されないと。ホームではやっぱり勝たないといけないと。そういう思いがあるので、その2試合を良い形で終えられるように、まずFC東京戦で良いスタートを切りたい」

――守備の固い相手には、“黄金の左足ミドル”もアクセントになりそうです

「仙台戦も炸裂!!しかけたけど、あれが決まるか決まらないかで大きな差になってくるので、それを出せればいいけど、シュート以前にFC東京もカウンターが鋭いのでしっかり対策を取っていきたい」

――個人的には、仙台戦で3−4になった後にすぐ前線でボールを奪ったプレーに鳥肌が立ちました

「ほんとすかああ!?また口だけじゃあなくてぇ!?まあ、負けている状況だったので何としてもボールを奪いたいと、その結果が良いゴールにつながったので、頑張ればその分、報われるなというのはあの場面では証明されたんじゃないかなと思った。逆転できれば良かったけど、そのエネルギーは次のFC東京戦に取っておきたい。あれを90分、ロスタイムまで続けていきたいと思う!」

「浦和のストロングポイント」(関根選手談)は、ガッツ&インテリジェンスを兼ね備えています

「キムタクさんか僕か」(本人談)…決して“顔”だけではないところを、次のFC東京戦も示してくれることでしょう

そうすれば、日本代表の指揮官も放っておかないはず

【必ずや 夢は叶うさ ガッツマン】

闘え良太!

インタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

では

5月12日 「僕個人としても注目されるなら、そういう場所で結果を出さなければいけない」

どうもです

生暖かく、つよい南風が吹き荒れる大原

室内でのミーティングを経て、選手達は午前10時20分頃、ピッチに姿を現します

リフティングゲームなどを行った後、午前10時30分からは人工芝ピッチでの体幹トレーニングを実施

午前11時からは天然芝ピッチへ移動し、フィールドプレーヤーはステップワークや坂道ダッシュで足腰に負荷をかけたのち、堀コーチ主導でのパス&コントロール

キーパー陣は土田コーチと共に専用メニューで汗を流します

午前11時30分過ぎ、フィールドプレーヤーは締めのシャトランへ

トップは関根選手、つづいて岡本選手、鈴木選手、高木選手といった順にゴールしています

怒濤の7連戦も一段落

オフ明け恒例のメニューを含め久々に、”いつもの”火曜日が戻ってきました

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また、練習後には約200名を集めてのファンサービスタイムが設けられ、開幕前よりもさらに多くの方々に声をかけられていたのが武藤選手

「まぁ、試合に出ることで声かけてくれる人もいるし、まぁ、いろんな期待の言葉をかけてくれているんで、また結果を出して、それに応えられればと思う」

と、明るい口調で語るのは武藤選手

2日前に臨んだ古巣での一戦はこのように振り返ります

「まぁ、すごい楽しみにしていた試合だったので、結果としてすごく勝ちたかったのでそこは残念だけど、ベガルタにブーイングをされながら、それに対してレッズのサポーターがすごく応援してくれたので、僕としてはすごく嬉しい気持ちで試合をやれたかなと思う」

――やっぱり、ブーイングはある程度覚悟していたとはいえ、実際されるとどんな心境でしたか?

「そうですね、試合中もファウルとかするとね、すごくブーイングされてたんで、まぁ、移籍した選手の宿命というか、そういうものなのかなと思うけど、そうやってブーイングされるのも気に懸けてもらっている証拠でもあるかと思うので、まぁ、そうやってしてくれたベガルタサポーターにも感謝しているし、それに対応してくれてたレッズサポーターにも感謝している」

――その応援の仕方というところで、ここぞとばかりに応援歌を用意していたという粋な計らいもありました

「そうですね!それはうれしかったし、まぁ、本当に『やってやろう』という気持ちになりましたね。最初、アップ中多分ずっと歌ってくれてたんだけど、気付かなくて、『俺なのかな?』と思いつつも、違ったらアレだったので反応できていなかったんだけど、まぁ…あの…、アップ終わったくらいでみんなが『あれ、武藤のだよね?』ってなって、『やっぱそうですよね!』って。嬉しかったし、何とか結果で応えたかったので残念だったけど、次、また、こうゴールを決めて、またコールをしてもらえたら嬉しいなと思う」

――試合としては予想だにしない展開というか、どうでしたか?

「そうですね、まぁ、レッズからしたら勝たなきゃいけないゲームだったと思うので、ああいうふうな試合にしてしまったのはすごく反省点ではある。まぁ、鬼門といわれて、3-1にしたときにはまぁ、それも終わるかなと思ったけど、そういう気の緩みからなのかもしれないし、あそこから引き分けにされ、逆転されるというのは、まぁ、ちょっといただけないかなと思う」

――リーグ10試合を戦って、ある程度出場機会もつかめて、という中、手応えはどう感じていますか?

「まぁ、試合にもよく出してもらっているので、そういう部分ではまぁ、自分の中で非常に有り難いと思うし、浦和のサッカーの中で自分を出すというのも、どんどんどんどん良くなっていると思う。ただ、やっぱり前で出ている以上、もう少し、ゴールという結果は必要なのかなと思うので、ここからファーストステージと考えると、試合数も少なくなってくるので、ここからすごく大事な試合が続くし、まぁ、ゴールに絡むプレーというものをもっともっと増やせればと思う」
――仙台のお世話になった人達も「結構頑張れてるじゃん!」みたいな反応だったのでは?

「どうなんですかね?わかんないすけど…。まぁ、多分、僕がレッズに移籍してくるときにあまり僕が試合に出ることを想像した人はあまりいなかったとおもうので、正直、まぁ、そういう意味ではピッチに立ってユアスタに戻れたのは良かったと思う」

――で、またここからですけども…。宇賀神選手とはいいコンビネーションで、ひとつのレッズのストロングポイントになってきました。ここに興梠選手が戻ってきた時、まだどんな良い作用がもたらせるのか、非常に楽しみなんです

「そうですね、やっぱり慎三さんが帰ってきたのはチームとしてすごく心強いし、まぁ、復帰してブリスベン、仙台とやっぱり続けてゴールを決めるのはさすがだなと言うしかない。こう、前でおさまる部分だったり、コンビネーションというのもやっぱりうまくできる選手なので、僕としてもそこに絡むことでいろんな攻撃がまた生まれてくると思うので、すごく楽しみにしている」

――自信もって「絶対来る」と確信のもとでスペースへ走れるのは大きいのでは?

「そうですね、やっぱり、4点目なんかも、慎三さんから僕へパスを出してくれて、またそこからもう1回慎三さんに戻ったけど、そうやって慎三さんはパスも出せる選手ですので、すごく僕としてはやりやすい選手だなって思っている」

――ドンドン高めていってもらえればと思います。次の首位攻防・FC東京戦に向けて、いかがですか?

「そうですね。まぁ、今東京もすごく調子がいいし、そんな中でまたガンバ戦同様ホームでやれるのは、すごく僕たちとしては大きいんじゃないかなとは思うので、そういう勝負どころの一戦で絶対負けられない。しっかり勝ち点3を取れるように頑張りたい」

――世間的にも意識されている選手というか、武藤選手自身にはないかもしれませんが、注目が集まる部分があるかと…

「いてっ!」(ちょうど後ろを通りかかった興梠選手に頭をバチン!される)

「まだ、俺は何も言っていないですけど(苦笑)そうですね、僕は別に意識してないけど、まぁ、僕からとしてはね、武藤君、武藤選手のおかげでこうやって注目してもらえるのはおいしいというか、そういう感じなので、その中で結果を出せれば良いと思うし、別に武藤君と勝負するわけではないので、まぁ、僕が決められなくて、たとえ東京の武藤選手が決めたとしても、チームが勝てばそれで良いと思うし、チームのために僕はプレーするだけ」

――注目される良いきっかけになればと、ポジティブに…

「そうですね、まぁ、そういう中で僕がゴールだったり、結果を出せれば、まぁ、そうですね…、僕としてはラッキーだったなって言う感じなので。ただ、そういう勝負どころというか、チームとしてもそうだし、僕個人としても注目されるなら、そういう場所で結果を出さなければいけないかなと思う」

――ガンバ戦もすごい良い雰囲気だったと思いますけど、またそういう雰囲気をサポーターも作ってくれる中で試合ができるでしょうから、埼スタでの武藤チャントを楽しみにしています!

「そうですね、やっぱり本当にまた多くのサポーターに来てもらって、僕たちを後押ししてくれると思うので、そういう中でゴールを決めて、また、4万人、5万人のひとに僕のチャントを歌ってもらえればそれは本当に最高なことだと思うので、まずは僕が結果を出すことに集中して頑張ります!」

迎える週末の決戦@埼スタ

4万、5万、あるいはそれ以上の浦和レッズが、武藤雄樹の味方です

インタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

では

5月8日 「これをマックスにしないで、これをベースにしてやれれば」

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どうもです

乾いた空気に、優しい風が心地よい

目にも爽やか、若葉生い茂る緑に囲まれた大原で、練習は午前10時からスタート

きのうまではコンディション調整を中心にトレーニングを進めてきた国内待機組と、帰国翌日のブリスベン戦帯同組とが、きょうから一同に会しました

主に行われたのは、11対11でのハーフコートゲーム

半袖短パンの監督が、熱血指導を施します

「足元だけじゃない!スペースへ動き出せ!!必ず空間を見つけろ!!!」

ゲーム終盤、その言葉通りのプレーを選手が体現しました

相手の浮き球パスを、「ヌアー!」と槙野選手が気合いの掛け声と共に頭で跳ね返し、味方が拾ったボールを再び受けると、左サイドを持ち上がります

ニアサイドへ送り出されたアーリークロス、誰もいない空間へ梅崎選手が抜群のタイミングで飛び込み、右足でゴール

味方同士でスペースを共有した、理想的な形からなる得点シーンと言えるでしょう

暑さに負けず、選手それぞれハツラツとした動きを見せる中、練習は午前11時25分頃に終了しました

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2日後は相手本拠地での仙台戦

いつの間にか、鬼門という言葉が定着してしまいました

昨シーズンは、絶対的守護神でさえも、”まさか”が起きたほど

とはいえ、そんなことでくじけず、突き進んできたからこそ、今があります

「そうですね、自分のスタイルというか、そういうのを変えるつもりもないし、今のスタイルでやっぱりやっていきたい、勝負していきたいという気持ちもあるので。つねにパーフェクトを目指してやっている身としては、やっぱり1本でも仙台戦のような失点があってはいけないと思っているけど、起きたときに、やっぱり、気の持ちようだったり、それを活かすという作業に切り替えないとここまでこれてないし、もっともっと良くなるために、どんどんトライしていきたい」

西川選手はそのように、笑顔で意気込みを語りました

鬼門と呼ばれるのは今年まで

笑う門には福来たる、そんな気持ちで

来週には代表合宿も控える背番号1は今週、オーストラリア遠征にも帯同しました

「今シーズン初めてベンチから見て、チームのみんなの頑張りとかも見られたし、改めてチームのみんなでシーズンを闘っているんだなっていう、すごく印象に残る試合でもあったので、引き続き、リーグ戦もみんなで闘っていけたらなと思う」

もちろん、代わりにレッズのゴールを守った仲間にも大いに刺激を受けています

「彼はデビュー戦だったので、なかなかデビュー戦がね、アウェイのオーストラリアっていうことはなかなかない貴重な経験になったと思うし、これからも引き続きお互い意識しながら成長できていければなって、僕にあるモノ、コウキにあるモノは違うけど、お互いがいつも良い刺激をし合っているので、”チームゴレイロ”として頑張っていきたい(スマイル)」

ということで、ここからは大谷選手のインタビューです

「良かった(笑)・・・最初はちょっと緊張したけど、途中から落ち着いてやれて良かった。どちらかと言うとセーブよりビルドアップがどれだけできるかだったので、落ち着いてできて良かった。もうちょっとやらないといけないと思うし、ロングキックももっと大きく蹴るんじゃなくて味方の足元とかに、シュウくん(西川)とかはよく蹴るんだけど、ああいうボールをもっと蹴られるようにならないといけない」

――終盤のFKを止めたシーンが印象的ですが?

「止められて良かった。相手が人数を掛けて上がってきていて、そっちも見ないといけないのでちょっとバタバタしていたけど、守れて良かった。(シュートが来た時は)相手も壁で隠したりしなかったのでずっとボールが見えていて、反応はしやすかった」

――止めた後にテレビでアップになった時は、鬼の形相でした

「分かんないです(笑)止めた後にみんなが『ナイス!』って言ってくれたから…分かんないです。コーナーキックだからまだ終わっていないかったし(苦笑)」

誕生日の時に「試合に出て勝利に貢献したい」と話していましたが、さっそくそれを実現しました

「これをいいきっかけにして、またチャンスがあった時にうまくやれるように、良い準備をしていきたい。北九州で全試合フル出場した経験は絶対に大きかったと思う。それから、尚史さん(土田GKコーチ)のお陰も絶対にあるので、『良かった』と言ってくれたので良かった。勝った後に尚史さんと喜べたのは嬉しかった」

――普段は愛のムチ?

「いやいやいやいや、全然(笑)」

――自身から土田コーチに何か言いましたか?

「言ったとかは特にない。『おつかれっす』ってぐらいで、『良かったよ』って言ってもらえたぐらい。これをマックスにしないで、これをベースにしてやれればと思う」

――チームゴレイロの西川選手も、「良い刺激を受けた」と言ってました

「それはもちろん。(西川選手との)勝負もそうだけど、チームが勝つために自分ができることを何かやっていきたい。シュウくんとかモリくん(森脇)とか普段出ている人がベンチで声を出したりして凄く盛り上げてくれていたり、声を掛けてくれたりしていたので、本当に大きかった。自分も普段はベンチにいるので、活かしたいし学ぶことが出来た」

そして、

「浦和のサポーターは初めてだったので、受けられてよかった。今はチームが良い状態でリーグ戦負けなしで来られているので、このままの良い状態を続けてまたリーグで良い成績を残して、来年またACLでリベンジしないといけないと思う。オーストラリアで流れを落とさずにできたので、どんどんまた勝っていきたい。今後はナビスコ杯等もあって、代表がどうなるか分からないけど、出られるように準備したい」

引き締まった表情で語る大型GK

――スパイクの緑が似合っていました

「ありがとうございます(ニンマリ)」

――ももクロZ・有安さんのイメージカラーを意識していた?

「いや全然してないです(苦笑)新しい色が来てないから緑を履いているだけで(笑)」

普段の大らかな優しい表情とのギャップが、次はいつその勇姿をピッチで見られるか

プロ8年目、ようやくのレッズデビューとはいえ、まだまだここからが本当の勝負です

Good Luck!

大谷選手のインタビュー詳細は、今夜7時からの「You’re The REDS Friday」でお届けします

では

4月30日 「自分としては『やれる』と伝えた」

どうもです

甲府戦から一夜明けたきょう、練習は午前11時からスタート

スタメン組はクールダウン、それ以外のメンバーはハーフコートでのゲーム形式を中心としたメニューで調整しました

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累積警告による出場停止で甲府戦を欠場した宇賀神選手は、月曜日がオフ、火曜日はフィジカル系メニューといった順に、土曜日の大一番に向けた準備を進めています

きょうのゲーム形式でも軽快な動きを見せ、「動けてなきゃおかしい」とキッパリ

自身にとってガンバ大阪戦は、大学生時代に臨んだ天皇杯における試金石、その翌年には同大会の万博で”ウガゾーン”を定着させるミドルを決めるなど、少なからずターニングポイントとなってきました

昨シーズンについて言えば、決定的チャンスを防がれた苦い思い出も

「これまでのベース+αで、気持ちを上乗せしてのぞみたい。ガンバも調子を上げてきているし、序盤戦の天王山にもなると思う。ファーストステージを戦う上で、昨年の終盤と同様に、優勝を争う試合になる。勝てばますます勢いに乗るそういう意味で節目になる」

と気を引き締めていました

2012年以降、このサッカーの特徴のひとつが、宇賀神選手も入る左サイドの攻撃力

一方の右サイドもストロングポイントとして、攻撃力が増してきています

関根選手はきのうもまた、湧かすプレーで存在感を示しました

後半の立ち上がりには前線のスペースへ、まるで1人スルーパスのごとく大きく蹴り出し、約50メートルを疾走

「自分の走力を信じすぎた(笑)」

PK獲得につながったプレーでは、左の太ももを痛めたものの、

「(ガンバ戦も)ちゃんと出来ないとダメ。じゃないとみんなに言われちゃう(苦笑)気合いで何とかする」

主力としての自覚充分です(※無理は禁物)

中央に目を移せば、新加入選手が徐々にフィットしたことで、さらなる進化が期待できそうな様子

「去年出てた選手が出られなくて、残念な気持ちもあるけど」

と冗談混じりに笑うのは興梠選手

「でもそれがチームを強くする。やっぱ、レギュラー争いはプラスになる」

今週からは対人を含めフルメニューをこなせるようになり、きょうのゲーム形式でも軽やかな身のこなしでゴールを量産しました

最近の試合を観ての印象としては、

「ピンチが結構あるけど、周作が止めてくれてチームは助かっている。最近は先制もできて、自分達の攻撃が出来ているので良い試合が出来ていると思うので、あとは安い失点が減らせればなお良い」

ここからが、エースらしいです

「もちろん、出ていない人は、《出てる人よりも良いプレーが出来る》と誰もが思っているはず。僕もその自信があるからピッチでそれを示したい」

と力強く言い切ります

ただし、

「復帰してケガ、復帰してケガという繰り返しもあるので、簡単には試合に出られるとは思っていない」

きょうの練習後には、監督とコミュニケーションを取っていました

「自分としては『やれる』と伝えた」

すでにチケットの売上は5万枚を越える2日後のビッグマッチ

選手達も単なる一戦とはさらさら思っていないようです

今シーズン、すでにアジア王者の可能性は消えましたが、CWCへの道はあります

そこで結果を出すことを目標にするのであれば、”対ガンバのトラウマ”克服は必須でしょう

なお、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」では、きのうの甲府戦を振り返る監督及び選手のコメントを中心にお届けします

では

4月27日 「どうなんすかね!?出るのかな!?」

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どうもです

気温は急上昇ですが、暑さを和らげる心地よい風が吹きこんだ大原は、快適でした

名古屋戦2日後、甲府戦2日前のきょう、練習は午前10時からスタート

コンディション調整を優先し、ボール回しやジョギングなど、約1時間の軽めの調整でした

きのう行われた、埼玉大学とのフルコートでの実戦形式練習で、復帰早々1ゴールを挙げた興梠選手はきょうの練習後、

「のどがカラカラだから喋れない」

と笑顔でクラブハウスへ

その表情が、順調な回復ぶりを物語っていました

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またここ最近、見た目も表情もスッキリとした雰囲気でいるのが、柏木選手

2日後を見据えます

「失点を先にしたら相手の思うつぼ。クロスやセットプレーが相手の得点パターンなので、そこら辺でボールウォッチャーにならず、みんなが集中したら良い。個人的にも課題にしている、”2列目から飛び出してくる選手へ着いていく”ということもしっかりしないといけない。攻撃は割と回せるようになって安定している。それができれば問題ない」

司令塔のイメージはバッチリのようですが、ひとつだけハッキリとしないことが・・・

「どうなんすかね!?出るのかな!?」

2013シーズンまで共にプレーしたレフティーの出場についてです

「ほぼスタメンだったけど、この前はベンチ外でしょ?野田君なりにJ1でやれてるのは大きいし、気合いが入っていると思うけど、その気合いが空回りするタイプの選手でもある。気合いが入りすぎてくれれば良い(笑)」

とても楽しみにしている様子

思い出されるのが、2012年のナビスコ杯磐田戦、野田選手のプレーが相手の決勝点につながってしまった出来事です

立ち直れない背番号12に対し、例え失敗に終わろうが積極的チャレンジは否定しないミハイロスタイルを深く理解する浦和の太陽は、「まあ、2人でビールでもひっかけようか!?」と励ましていました

「基本、俺は野田君は良い選手と思っているから。身体能力が高いからそこに頼ってプレーしていた部分もあるし、正直、頭は・・・な部分はある(笑)」

改めて強調します

「俺は個人的に彼のプレーが好き。一生懸命やるし、球際強いし、クロスの質も良い」

2人のレフティーの再会の場が、ピッチ上あれば何より

そして久々に、あの甲高い声が聞きたいです

では

4月23日 「自分が先頭に立って引っ張っていければと思う」

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どうもです

温かいどころか、日なたにいれば汗ばむ陽気の大原

名古屋戦を2日後に控えた練習は、午前10時から始まりました

午前10時45分からは10対10(※連戦に考慮し別メニュー調整者が数名いたため)でのハーフコートゲームを実施

パス回しが単調にならないよう、選手達は監督の指導を受けながら、動きにもメリハリを加えながらゴールを目指します

そして、「グッボーグッボォグッボオー!」(森脇選手)

天気に負けない明るいムードも感じ取れました

午前11時10分、ビブス組に入った武藤選手が鮮やかな右足シュートを突き刺し、練習は終了

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なぜ森脇選手の声が良く聞こえてきたのか

その理由のひとつに、槙野選手がコンディショニングを優先し、別メニュー調整だったことが挙げられます

「僕がいない時は森脇くんが声を出して頑張ってくれているし、チーム全体で良い雰囲気を作っていければいいかなと思う」

これまでフィールドプレーヤーで唯一、全試合にフル出場中です

「幸せなこと。試合に出ることは簡単ではないし、当たり前ではないし、常に緊張感を持ちながら。仲間には感謝している、やっぱり。緊張感ある試合だったり、ポジション争いができていることが僕を成長させてくれる要因にもなっているし」

疲れもあるでしょうが、表に出さず

日本代表で試合に出場したことも良い刺激になったのでしょう

ここ数週間、練習の時も身体中から充実感が滲み出ています

「ほんとっすか!?」

と笑う表情も、実にシャキッとしています

ただそれも、規則正しくサッカーに向き合う日々あってこそ

「監督からは常々、『1日の中でもグラウンドの中にいる時間よりも離れている時間の方が長いので、その生活をしっかりしなさい』と言われているので、自分の体のケアもそうだし、リフレッシュすることも大切にしている」

ACL敗退のショックも力に変える構えです

「直近のゲームで負けて敗退が決まったけど、試合は続くし、たくさん得るものはあったし、無駄じゃないということを次の試合でも見せないといけない。タイトルをひとつでも多く取るというのがチームの目標なので、その悔しさをぶつけていかないといけない」

では、何を得たのか

「根本的なところだと思う。戦うこととか、球際とか、みんなよく口に出して言うけど、韓国人選手や中国人選手には劣っている部分はたくさんあると思うし、一人ひとりが感じ取ったものを今後生かしていかないといけない。まだまだだと思う」

判定の基準などを言い訳にする気は、さらさらありません

「レフェリングの問題は間違いなくあると思うけど、もう少し日本全体のレベルアップをするためにも球際だったり、激しさで笛を吹いているようでは向上しないと思う」

また、今大会を通じて、レッズのフィールドプレイヤーの中で最も実力を証明できていた1人が、槙野選手でしょう

「違いはチームでも見せないといけないし、どの相手にしろ常に自信と気持ちを前面に出したプレーをしないといけない。ワンプレー、ワンプレーでミスをしたことに対して臆病になっているようではトッププレイヤーだとは言えない。自分が先頭に立って引っ張っていければと思う」

プレーでも精神面でもリーダーシップを発揮する背番号5

次は、昨シーズン最終節の相手・名古屋です

「おもしろい試合になると思う。出ていない選手もたくさんいたけど、またみんなで良い結果を残せるように。ここからホームが続くし、頑張る!」

さらには、このように展望します

「名古屋とは相性が良いし、決められると思う(ニヤリ)」

きょうの大原と同様、浦和の男は熱く晴れやかでした

インタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

なお、スタジオには、今季から浦和レッズオフィシャルパートナーとなった、株式会社サイバードのBFBプロデューサー・阿部淳さんをお迎えします

今話題のサッカー育成ゲーム、レッズサポーターであるご自身のお話、ガンバ戦で予定されているキャンペーンについて、などなど色々と語っていただく予定です

お楽しみに

では

4月22日 「あの瞬間というのは今でもフラッシュバックのように思い浮かぶし、脳裏に焼き付いている。勝つことでそれを消したい」

どうもです

ACL敗退から一夜明けたきょう、大原での練習は約20分間のミーティングを経て午前11時30分頃から始まりました

スタメンの長時間出場組は、ジョギングやストレッチでクールダウン、短時間出場組はボール回しまで全体練習に合流

それ以外のメンバーは、3人1組で攻撃パターン練習で汗を流しました

森脇選手がゴールエリア内、超至近距離シュートだったにも関わらず、場外ホームランを放ってしまった際には、

「マンマミーヤ!」(監督)

リラックスムードも感じられましたが、時にはきのうの試合の決定機逸シーンを引き合いに出すなど、中3日のトレーニングを無駄にしていない印象です

監督からは、「動き方は教えられるけど、蹴る、止めるとか各自で磨かないといけないところもある」といったニュアンスの声もかかっていました

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クールダウンを終えると、監督と少しの時間、立ち話をしていたのは李選手

――敗退決定から一夜明けての心境は?

「いやー・・・・まあ終わったことなんでね、すぐまた試合もあるし、切り替えていくしかないと思う。一番最初に3連敗したところというのがね・・・・監督も言ってたけど『歯車がかみ合わなかった』のかなと思う」

――今、「歯車」と言いましたが、練習前のミーティングでは監督からそのようなニュアンスのお話があったということですか?

「まあ、次に来る試合、Jリーグでは一応首位なのでね、そこでやっぱしこの勢いというのをね、止めたくないという気持ちもあったミーティングだと思う」

――グループリーグにおける自身のプレーをどう振り返りますか?

「いやーもうやはり結果ですね、結果。ゴールを取れていないので、そこは本当に自分に対して悔しいところがある。やっぱし“自分が点を取っていれば勝てた”という試合があった。北京戦と水原戦は先発で出ていて、あと1点取れば突き放せる、あと1点取れば勝てるという試合で勝てなかったというのが自分のひとつの課題。これからもっともっと成長していければと思う」

――悔やんでも悔やんでも、そのあたりは・・・

「まあ去年からそうですからね。去年のガンバとの優勝争い、あの時もギリギリのところで・・・鳥栖戦もそうだし、名古屋戦もそうだし。ちょっとしたところでやっぱし自分も点を取れなかったというのが・・・・。何とかして、これからの試合では自分が点を取って、『あの試合は自分が点を取ったから勝った』という試合がひとつでも増えればと思っている」

――“たられば”を言ってられない分、今後を変えていくということで

「もう前向きに前向きに。もう過去は変えられないのでね、未来を変えられるように頑張りたい」

――きょうの練習後、ペトロビッチ監督に優しく肩を叩かれていましたが?

「『きのうの試合、運動量もあって、うまく動けていた』という話があった」

――そういった動きが出来る分、繰り返す気はありませんが、あとはゴールを

「そうですね、僕に関してはゴール。ゴールを取ればチームも勝てると思う。周作もうまく守っているので。周作だけじゃないですけどね、もちろん、ディフェンス中盤フォワード、みんなうまく守っている。Fマリノス戦にしても、周作は決定機を凄く防げているし、今回も前半に3回ピンチを防いでくれている。前線の選手もFマリノス戦で点を取っている中、僕は取っていないので、ちっとがんばりたい」

――次の名古屋戦といえば、昨シーズン最終節の悔しい思いというのは多くの人の心に残っていると思いますが?

「うー・・・やはりね、自分の中ではトラウマとまではいかないけど、試合が終わったあの瞬間であったり、ガンバ戦で負けたあの瞬間というのは今でもフラッシュバックのように思い浮かぶし、脳裏に焼き付いている。勝つことでそれを消したい」

――毎回、闘莉王選手との激しいやり合いが・・・

「ハハハ(笑)・・・まあ、それが職業なのでね、はい(苦笑)食うか食われるかっていうね、ところでやっぱし、お金もらってご飯を食べているので。ピッチ外では一緒に食事に行ったり、カラオケで歌ったりをするのでね、ピッチ内では本当に(笑)はい、殴り合いのケンカをするぐらいの仲なので(笑)楽しみに見ていてくれれば、サッカーを見てくれている人も面白いかと思う(笑)」

――2011年の復興チャリティーマッチでイエローカードが出たというのも衝撃的でした

「伝説ですね(笑)・・・はい」

――闘莉王選手にとって、李選手は闘い甲斐のある相手なんでしょう、きっと

「そうっすねー、むかつくんでしょうね(笑)ハッハッハ」

――レッズの映画でもありましたが、カシマスタジアムでのゴール後の雰囲気というのは素晴らしいものを感じました。李選手が決めれば盛り上がると思うので、埼スタで是非!

「そうっすね!頑張ります!!」

ACL敗退の雪辱は、リーグ優勝で晴らせるものではありません

来年、同じ舞台に立って、アジア王者に輝いてこそ、です

そのためにもつかむべきは今年のリーグタイトルであり、名古屋戦での勝ち点3

すなわち、リベンジへの闘いはすでに始まっています

燃えろ!RED Lee!!

インタビュー詳細は今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

では

4月16日 「『やっぱりそうだった!』と思えるように」

どうもです

横浜FM戦を2日後に控えたきょうの練習は、恒例の室内ミーティングを経て午前11時頃から始まりました

アップの時点で既に、選手達の額には汗

初夏のような陽気の中、午前11時40分過ぎからは11対11でのハーフコートゲームへ

「コンパクト!」(西川選手)

DFラインから最前線がより近い距離感を保ちつつ、正確なプレーと的確な判断に磨きをかけます

相手の裏をかくにはもちろん、次の展開を予測した3人目の動きも必要不可欠

監督は時にプレーを止め、「前3人のみんなが同じ動きをするのではなく、ゴール前に入っていく振りをして止まる」と自ら小走りでその動きを実践

縦パスを受けると、きれいなフリックでDFラインの背後へボールを通すお手本を示しました

選手それぞれキビキビとした動きを見せ、攻守が激しく入れ替わります

右サイドを何度もアップダウンし、ハッスルしていたのは岡本選手

ところが、上げるクロス、打つシュート、いずれも力余ってのホームランを連発してしまいます

これには、「パワーありすぎなんだよ(汗)」と平川選手がさすがの的確なツッコミが入れていました

きのうもお伝えしましたが、ピッチ上のムードがとにかくポジティブです

「この方が今のチームに合ってると思う」

と槙野選手が話すように、選手達の意志も働いています

「ナイス切り替え!」(西川選手)、「ナイスウガ!」(那須選手)、「ナイス阿部!」(宇賀神選手)、「ブラーヴォ梅!」(槙野選手)、「周ちゃんグボオォーォォ!」(森脇選手)、「声出せ!」(永田選手)

また、ゲームのルール確認も頻繁に聞こえてきました

「リターンなしだよ!」

パスを出してきた選手には戻さず、他の選手につながらなければならないというもの

毎回必ずと言っていいほどこの制限は適用されますが、きょうは珍しく(久々?)それに加えて「ダイレクト」だけという設定もありました

次の相手は堅守を誇る横浜FM

一瞬の隙を見逃さない視野、的確な判断力、効果的なパスと動き出しがより養われたことでしょう

お昼の12時19分、「ラストゴール」の号令がかかるも、しばらく決まらず

しばらくすれば自然と、「頑張ろう!」(槙野選手)、「ヨッシャ行こう!」(西川選手)といったポジティブヴォイスが聞こえてきます

お昼の12時29分、結局最後までゴールは決まらずに練習は終わりましたが、監督も満足気に「ブラヴォー!」と選手達を称えていました

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練習中、ヒヤリとする場面も・・・

ビブス組に入っていた関根選手が顔付近をおさえ、一端ピッチを出ます

横になり、少し時間が経ってからピッチへ復帰

その後は何事もなかったようにエネルギッシュな動きを見せていました

――練習中に一時離脱しましたが、大丈夫ですか?

「目に虫が入ったので(苦笑)」

とのことなので、一安心・・・

――やはり、虫ぐらいでは動じず?

「いや、めっちゃ動じた!水で流した。結構入るんですよね。すぐ取れるんだけど、変なところに行っちゃって、めっちゃ痛かった(苦笑)」

――まつげが長いですね

「そうなんですよ、よく言われるんすよ(笑)あざっす!(ニヤリ)」

――スタメンでの出場機会が増えてきていますが、どう捉えていますか?

「調子は凄く良いし、試合にもコンスタントに出られているので、試合までの流れができているので、それも踏まえて良い感じにできている感じはある。昨シーズンに比べてスタメンで出る回数というか、期間が短いというか、すぐにまた出られる機会があるので、その度に同じ調子でやらないといけないし、それを維持するということをしっかりやっていかないといけないと感じている。波を少なくして良い調子を保てることは心掛けてやれている」

――今週のシャトルランで1位を岡本選手に譲ったのも良い状態を保つための調整法?

「そうですね…ちっ、悔しいなあ(笑)」

――流し気味だったのだと解釈していますが?

「体のことを考えたとはいえ、それでいいのかというのも自分の中であったし、そこは抑えて走った」

――最近、監督がドリブラーの重要性について話していますが、どう感じますか?

「そういったところを求められてくると思うし、ドリブルでチャンスを作れてはいるけど、まだ結果につながっていない。松本戦では良い形でできたので、ああいった試合を数多くして、なおかつ自分でも結果を残せるようにできればさらに最高なプレーができると思うので、そこを目指してやっていきたい」

――今日、森脇選手からアドバイスを受けていた通り、球離れの早さも大切に?

「そうですね、モリくんも意識的に自分に早くボールをつけてくれるようにしているし、自分がより仕掛けやすい状況をみんなが作ってくれているので本当にやりやすいし、自分も無理だと思ったらすぐボールを離して良いリズムで全体としてやっていければと思う」

――森脇選手が後ろにいるのは頼もしい?

「ビルドアップが凄くうまいのでだいぶ助かっている。あとは自分が厳しい状況の時は他の人に出してくれるので、そういうところもうまいと思うし、チームとしてあそこはストロングポイントだと思うので、良い感じにできていると思う」

――おちゃらけているだけではないと・・・

「そこ“だけ”(笑)はずっと前から思っていたところなので(笑)」

――次の横浜FM戦と言えば、昨季、日産スタジアムでゴールを決めました

「よく言われるけど、あんまり意識はしていない。ドリブルに関しては結構、読まれてくると思うし、それだけじゃないことをしっかり見せられたらさらに幅も広がると思う」

――相手がどう策を講じてこようが、それでも抜いていけるのが真のドリブラーということで?

「そうですね、1対1になったら分析どうこう関係なく、それを上回るようなドリブルをする気でもいるし、しっかりやっていければという気持ちでいる」

――誕生日目前の試合ですが?

「10代最後の試合なので、10代と20歳になってからの取り扱われ方がだいぶ変わってくると思うし、寂しい気持ちもあるけど、しっかり結果を残したい」

――10代が終わるのは寂しい?

「早生まれが良かったなとつくづく思う。20歳と21歳は別にいいと思うけど、19歳から20歳に早くなってしまうのは嫌。サポーターにも自分にも(勝利やゴールというプレゼントを)与えられるように頑張る」

――川崎F戦でチャントが初披露されました

「この間は分からなくて反応できなかったので、次はしっかり反応したい。最初は自分じゃないと思ったので、ビックリしている気持ちが強い。次は歌ってもらって『やっぱりそうだった!』と思えるように活躍したい(笑)」

――応援する気持ちを持った一人に、岩舘選手もいるはずです

「そうなんですかね?・・・・応援してくれてんのかな?(笑)寝ながら応援してくれると思うので、直くんの分もしっかりやれればなと思う。直君はもう帰ってきているので寮にいるし、昨日も一緒にいた・・・・・(ニヤリ)」

ドリブルで、ゴールで埼スタを湧かせ!関根選手のインタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

では

4月15日 「2回ぐらい見たけど、何回見ても悔しくて泣きそうになる」

どうもです

強い南風はさておき、連日の雨もやんだことで久々の晴天に恵まれた大原

横浜FM戦3日前の練習は、午前10時から始まりました

ウォームアップを終えた午前10時45分頃からは、”ペナペナ”での、12対12ゲーム形式へ

「奪ったら縦!」、「しっかり周りを見た上で、判断スピードを早く!」(監督)

つなぐ、蹴る、仕掛ける

状況に応じて選手達は果敢なトライを繰り返します

天気の良さもあいまってか、ピッチ上からはエネルギッシュかつ意欲的なムードが漂っていました

槙野選手が身体を張り、相手の決定的チャンスを防げば敵味方問わず称賛の声

午前11時34分、中盤の混戦を梅崎選手が力強いキープで抜け出し、そのまま左サイドを突破

左足でのふわりとしたセンタリングを最後は中央、李選手がゴール右隅へ叩き込み、ラストゴールが決まります

何より、多くの選手が楽しそうで、充実感を醸し出していたのがポジティブです

※予定されていた午後練習はなくなりました

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「締まった感じでゲームができていると思うし、攻守の切り替えが速く、良い練習ができたと思う」

と晴れやかな表情で汗を拭うのは宇賀神選手

――膝の状態はどうでしょうか?

「徐々に良くなってきて、試合のリバウンドも徐々に徐々に少なくなってきているので、だいぶ完治に近づいてきた」

――テープの量も減っています

「これが示していると思う(笑)」

――いわゆる“大人の試合運び”をしたと言われる川崎戦、宇賀神選手はどう振り返りますか?

「ミシャになって4年目になるけど、これまでの3年間は川崎F戦のような展開はたくさんあったし、今までは攻撃に焦りが出てしまって、守備が疎かになってカウンターから2点、3点と叩き込まれる試合が多かったけど、一人ひとりが今は焦る時間じゃないぞということを理解しながら試合を運べたと思う。結果的にセットプレーで取れたのはラッキーだったかなというところはあると思うけど、90分を通してああいう試合運びができたのは良かったと思うし、ああいう戦いを序盤戦だけではなく最後の方、どうしても結果を残さないといけないという試合でもあれぐらいのメンタルでできれば優勝は見えてくるんじゃないかなという手応えはあった」

――北京国安戦の後半は良いムードで試合ができていて、あそこから”きっかけ”が生まれているような気もします

「僕も見ていて後半の勢いは凄かったと思うし、あの中で何が良かったかというと、攻撃の部分だけではなく後ろの選手がしっかりリスクマネージメントできているからこそ、ああいう攻撃ができていたと思う。それを北京戦で感じていたので、自分がピッチに立った時もDFライン、自分のサイドで言えば槙野だけど、槙野とか大ちゃん(那須)とか声が掛かる人には『攻めている時の自分たちが一番大切なんだぞ』という声を掛け合いながらやっていた」

――ペトロヴィッチ監督が就任した当初の宇賀神選手は、「みんなに追いつこう」という意識だったかと思いますが、最近は自身が見せる“空気の読めるプレー”に周りがついてきている印象を受けますが?

「ついてきてる…どうなんですかね?(苦笑)でも、僕はそういうところ、ピッチの中で何か変化に気づいて自分で変えられる選手にならないといけないと思っていたので、それをすべての試合でできるようにしたいし、そういうのを他の選手にも浸透させられればいいのかなと思うし、見ている人にも(そういう選手であることが)浸透していけばいいのかなと思っている」

――次のFマリノス戦に向けた意気込みとしては?

「横浜FMは監督が変わっても堅守速攻というイメージがあるので、なかなか崩すのは難しいのかなというイメージはあるし、前には未知数のブラジル人(アデミウソン)がいるので、どんなプレーをしてくるかわからないし、そういうところの一発を気をつけながらやりたい。今日の練習もそうだったけど、徐々にコンビネーションも合ってきているので、ひとつ流れの中からもきれいな形でゴールを決められれば勢いに乗ってくるのかなと思う」

――アデミウソン選手がいずれビッグクラブに言った時、「あの時、抑えた」と自慢できるように?

「むしろビッグクラブに羽ばたかせないぐらいの試合をしたい(笑)」

――ところで、「We are REDS! THE MOVIE」では、大事なところで登場してチームの声を代弁しているようにも感じましたが、反響はどうでしょうか?

「僕も見たけど、あまり良くないですよね、印象としては。僕はあんまり(苦笑)でも、何ていうのか、あの時の心境がああだったのかなと思う。正直、ここ使ったのか、という気持ちはあるし、応援してくれている人は見ていてあまり良い気持ちじゃなかったかもしれない。いろいろな意見があると思うけど、《何で使ったのかな》とは思った(苦笑)」

――いずれ、何かを成し遂げたとき、良い思い出となるように?

「2回ぐらい見たけど、何回見ても悔しくて泣きそうになる。サポーターの裏側を改めて見ると、改めて幸せなクラブにいると思うし、早く試合がしたくなる。『あれがあったからこの充実したシーズンが送れているんだ』と言えるように今は準備している段階というか・・・(笑)次はホームでしっかり勝って、これから連戦になるので、勢いを出せるように頑張る」

選手会長・宇賀神選手のインタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

では

4月14日 「10年目か9年目ぐらいになると思います」

どうもです

弱めの雨が降り続く中、オフ明けの練習は午前10時から始まりました

40分間の室内調整を経て、ピッチに出てからは約10分間、人工芝ピッチで体幹トレーニング

その後は坂道ダッシュ、天然芝ピッチでのステップワークやパスアンドコントロールなどで調整しました

練習の最後に行われたシャトルランニングでは岡本選手、斉藤選手、小島選手、茂木選手、武藤選手といった順でゴールしています

”シャトランKING”関根選手は、川崎戦に長時間出場したこともあり、ペースを落として走っていました

右膝のじん帯を損傷した石原選手は治療に専念

西川選手には、特別休暇が与えられています

その関係もあり、ゴールキーパー専用練習に一人で参加したのが大谷選手

「その辺は大丈夫です(苦笑)特に何も・・・前も全体と別に尚史さんとマンツーマンで練習やったりとかもしていたんで、《何か懐かしい》じゃないですけど、楽しいんですよ。きついというより楽しいです」

と充実した表情を浮かべます

先週水曜日には26歳の誕生日を迎えました

「はい、20代後半になっちゃいましたね(苦笑)心境?特に何もないです()

レッズユースへの入団を機に浦和へ移り住んだ九州男児

「あっ、そうですね。多分、昨年をいれなくても、10年目か9年目ぐらいになると思います」

昨季はJ2で実戦経験を積み、レッズへ帰ってきた今季はベンチ生活がつづきます

「現状はまぁ、よくやれてるとは思ってますけど、まぁ、もっと多分できるところもあるだろうし、まぁ、今までベンチで過ごすということがそんなにないんで、だから今、そうですね…ベンチの中でできることも、もっと自分の中でやっていかないとダメかなと思っています」

のんびりとした口調とは裏腹に、意識が高いです

「ベンチにずっと入ったこともないし、昨年だってベンチでなくて出ていたとか、ベンチでずっと過ごしているというのがないんで…盛り立てとかの部をもっと自分でやらなきゃ…でもすごいやる必要は無いとは思いますけど、ある程度、もうちょっとやった方がいいかなと思う部分があるので…。”ゲームに慣れた”じゃないですけど、ゲームの雰囲気をずっと去年できたのは本当に良かったと思っているんで、今、練習試合とか少ないですけど、そういう部分を意識しながら練習でもやっていかないとだめかなと思っています」

――26歳の1年ですけど、これは成し遂げておきたいという目標、ありますか?

「ないです()

――ひとつくらい…

「成し遂げたい?あぁ…別に26だからじゃないですけど…」

――まぁ、今シーズンというところでも…

「サッカーですか?」

――何でも良いんですよ

「でも、やっぱり試合に出て勝ちたいですね()

――そうやって有名になれば、今左腕につけている緑色のパワーストーンが…。特注ですか?

「いや違いますよ()もらいました」

――やっぱり、その緑の方にも、有名になれば知ってもらえるでしょうから・・・

「そうですね!そしたらやばいですね(ニンマリ)…頑張ります!」

――いい26歳を過ごして、10数年後は政治家に?

「ならないです!絶対ならないです()当選したんで、『おめでとうございます』って言っておきます。まだ言っていないので()

まずは、公式戦のピッチに立つ姿を楽しみにしています

大谷選手のインタビューは、今夜7時(再放送は23)からの「You’re The REDS」でお届けします

では