5月30日 「この当たり前の日常が無くなってから、少し寂しさを覚えるんじゃないかと思う」

どうもです

きのうと同じく厳しい暑さの大原で、名古屋戦2日前の練習は午前10時からスタート

甲府戦スタメン組は2日連続でジョギングなど軽めの調整でした

それ以外のメンバーは、6対6でのゲーム形式を中心としたトレーニングで2日後へ備えます

ドリブル突破を敢行した原口選手へはすかさず、山田直輝選手が鋭いタックル

明らかにファウルのプレーでしたが、引き締まったムードを助長しました

練習は午前11時過ぎに終了

ゲーム中に山田直輝選手と凌ぎを削ったシーン、練習後に見せるチームメイトとのやりとりもそう、一挙手一投足に注目を寄せられている背番号9

旅立ちへ、また1つ時を刻んでいます

「いや、でもまだ実感が沸かないというか、全然また来週すぐに大原で練習あるような気分だし、この”当たり前の日常”が無くなってから、少し寂しさを覚えるんじゃないかと思うけど」

――移籍に際して色々なことを考えたと思いますが、原口選手にとって浦和レッズとは?

「・・・難しい質問なのでちょっとわかんないんすけど、どんなものとか思ったことないし、そもそも。まあ、僕を育ててくれた場所だし・・・うん、まあホームという感じ」

――原口選手を送り出そうというサポーターの”想い”が埼スタに集まりそうですが?

「そうですね、まあ、最後ね、自分自身良いプレーをしてみんなに安心してもらった上で、送ってもらいたいと思うので、頑張りたい」

――セレモニーでのスピーチに向けては?

「まあ、そこもしっかり成長したところを見せたいと思うし、しっかり喋っていきたい」

胸を張って話す原口選手が、いつもより少し大きく、逞しく見えました

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すでにグループリーグ突破を決めたことで、名古屋戦では、より色濃く”原口選手を送ろう”というムードが漂うことになるでしょう

そういった意味でも、甲府戦で梅崎選手が挙げた決勝点は、大きな価値を持つとも考えられます

鈴木選手のサイドチェンジ、関根選手のアーリークロス、李選手の絶妙なラストパスがきっかけとなったゴールの陰で、森脇選手も素晴らしい”相手を吊る”動きを大外で見せていました

「そお!っすね!まあ啓太さんのボールがけっこう、あーの滞空時間がちょっと長いようなボールだったんで、蹴った瞬間、数的優位を作ろうと。まあ、そこでタカが、えー関根がねえ、僕を使うか使わないかは別として、走ればスペースが出来るんじゃないかなっていうふうに思って、啓太さんが蹴った瞬間にスプリントした。けど、ただ、それがね、あーのー、効果的だったのかというのはわからない、ちょっと」

――インテリジェンスな動きだったかと・・・

「まあね、頭は使いましたけど!さほどスピードは出ていなかったんじゃないかなと。僕の中ではかなりトップスピードで、え~起動に乗ったとは思ったけど、多分なかなかスピードは出ていなかったんじゃないかと。まあけっこう疲れてたんで、フリーランニングして良い形を作れればとはおもってたけど」

――永田選手との連携の時も、よりスピーディーな動きを見せているように見えましたが

「ホントすかああ!?まあねえ、前にポジション一個上がったけど、うまくタメが作れればと思ったけど、どういうプレーをしたかは、試合中に酸欠になったので、あーのー、ハッキリ覚えてないけど、それくらい息が上がったゲームだったと、えー、というふうには思ってプレーしていた」

半笑いで話す森脇選手は、横にいる大先輩の様子を気にします

「ツボちゃーん!話盛るからね!ばれた?(笑)それじゃそれじゃ嘘を言うみたいになるじゃないすか、オレが!ダメよぉもお!(汗)」

原口選手への熱い想いも語ってもらいました

――かわいいというか、恐いというか・・・後輩である、浦和のバロ(グフッ)・・ロナウドとの思い出はいかがですか!?

「浦和のロナウド!?誰すか?」

――こないだ、水をかけてきた選手です

「あー浦和のバロテッリね!」※2012年の夏頃、ある先輩達がそう名付けました

「まあね、かなり、きょうもロッカールームで『やってやるぞ!!モリ、俺に着いてこれるかな?』なんてね、言ってましたけど(汗)、あーのまあね、『元気!あんまりね、バッファローになりすぎるな!とんでもないことになるぞぉ!!』とは言っておいたけど、でもそれぐらいに彼は気持ちが入っているので、しっかり元気が良い方向に行けるようにみんなでやりたいなと。まあ最後の最後にね、また問題起こされては困るので、しっかり監視はしていきたい(キッパリ)」

――気持ちよ~く送り出せる?

「そうすね、はい。気持ちよ~く、まあ、いつも気持ちよ~く、プライベートでも、えー…やってもらってるつもりだけど、元気の僕に対するいじりがなくなると思うと、少しは安心するのと同時にー、寂しさもある。まあ、しっかりと元気といる時間を楽しみたいなと、まあアイツがけっこういじってきても、えー・・・穏やかに見守りたい」

――今まで絡んだ中で、一番の思い出は?

「なんだろうなあ!色々ありすぎてねえ、困るけど、100回以上は頭をぶん殴られたんじゃないすか?元気にね、『お前がドイツに行く前には、ボクシングジムを1つ貸し切ってスパークリングしようじゃないか!』と、そしたら原口が、」

――???スパークリング?スパーリングでは?

「スパーリングね!!ハハハハハハ(笑)ヒャフン!スパークリングは炭酸!いやホント、スパークリングじゃないよね!?スパーリングね!スパーリングをね!やりたいなと!!ちなみに、今わざとっすよ(汗)そのツッコミを待ってたんすよ!でね、元気に『一発やろうじゃないか!』と、そしたら元気も『やってやるよ!(怒)』というので。まあ、それが実現するかしないかは、わからないっすね!」

――何か起きたら、ベルリンを巻き込んでの大問題に発展しかねませんが!?

「まあ、ねえ?そしたら仕方ないすね(苦笑)ケガしてね、契約破棄になったら困るので、やめときます・・・」

何はともあれ中断前、ホームでしっかり勝利を

「いやあもう、それだけ。あのー元気のことは多く考えずにね、ほんとホームでの試合なので、負けたくないなと。沢山のサポーターの前で良い試合をしたいなと。それだけの思いで闘いたい。試合が終わったあとには元気のセレモニーがあるかもしれないけど、みんな足早にロッカールームに引き上げたいな!」

――ホントは泣いちゃう?

「(※顔をクシャクシャにしながら)泣いちゃうかもしんないすねー(※嘘泣きをする)・・・、ハハハ(笑)」

ちなみに、【スパークリング】には、《輝く》や《きらめく》といった意味もあります

これからの原口選手にピッタリ、ナイスな言葉選びの”ボケ”でした

さすがは森脇選手!

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そういえば今週の月曜日、原口選手の移籍合意を受けて、槙野選手にもお話を聞いたところ、このように語ってもらえたので紹介します

――2週間ぐらい前、「そろそろ原口がそろそろ何かする」と冗談で言っていたが?

「フッ(笑)何かしら、どこかのタイミングで彼の名前がニュースになるのは毎年恒例なので(笑)。昨年も確かこの時期だったと思うし、おととしもちょうどこの時期だったと思うし(笑)。今年に限ってはファンにとっては悲しいことかもしれないけど、彼にとってはポジティブなニュース。向こうに行ってもそれぐらい新聞等で賑わしてくれる選手だと思うので、良い意味で賑わしてほしい」

――2012年に出会ってからというもの、成長も感じているかと思われますが?

「まずは僕がこのチームに移籍してきた時に、強化部から”教育係”に任命されたことはビックリした(笑)。2012年から2014年まで、ピッチの中もそうだし、外でも長く時間を過ごさせてもらったけど、最初は『ありがとうございました』も言えないところからスタートして、今ではタクシーに乗る席もそうだし、食事の時に座る席もそうだし、サラダだって取ってくれるようになったし、彼にとっては大きな前進を遂げた2年だと思う」

――こないだ誘われた時、食事はおごってくれた?

「いや、おごってもらってない(苦笑)彼なりに、当たり前のことはできるようになったと思うので、あとは思う存分、羽ばたいていってほしい。あとは彼の人間性は向こうの人は知らないと思うので、世間的には”高校デビュー”とよく言われるけど、”ドイツデビュー”でしっかりと花開いてほしい(笑)。肝心なのは最初のロッカールームだと思うので、そこで『僕はこういう人だよ』と出してほしい。いろんな海外組の選手がいるけど、ウッチー(内田選手)は『俺は喋らないよ』っていうスタイルを取ったり、いろんな自分の作り方があると思うので、自分なりの作り方をしてほしい」

――かけた声は?

「僕から言ったのは、あえて、あえてですけど、『萌と一緒にいすぎることはやめた方が良い』と。僕は同じチームに日本人がいるとか、日本語が使えるという環境よりも、最初はそこで助けてもらうことは大事だと思うけど、自分からコミュニケーションを取る、食事に行く、そういうことも大事だと思うから」

原口選手がレッズで過ごした”当たり前の日常”には、いつも心大きな先輩達が傍にいました

そういった存在を引きつけたのも、彼のストレートで元気いっぱいなキャラクターあってこそ、なのでしょう

インタビュー詳細は、今夜7時からの「You’re The REDS Friday」でお届けします※金曜日は2時間お送りしますが、7時台の再放送はありません

なお、REDS WAVEでは、あさって日曜日の名古屋戦を実況生中継します

では

5月29日 「僕自身もこのまま終われないという気持ちでいる」

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どうもです

決勝トーナメント進出決定から一夜明けたきょう、大原での練習はお昼の12時から始まりました

気温30度を超す中、甲府戦スタメン組はリカバリー系メニューで調整

それ以外のメンバーは、3人一組で攻撃のパターン練習をこなし、次の試合へ状態を上げていました

練習は、午後1時10分頃に終了

その後、原口選手は山田直輝選手と天野コーチと共にシュート練習を反復します

リハビリ中の濱田選手も「立ってるだけ(苦笑)」ではありましたが、キーパーとして2人をサポート

この光景が、しばらく見られなくなるまで”あと少し”だと考えると、色々な思いが頭を巡りました

当人達もそうだったのでしょう、きっと

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きょうの練習では、頼りになるベテラン2人が、ある選手を自在にコントロールしていました

「悪ふざけしてた(笑)」(坪井選手)

「あいついじるのおもしろい(笑)」(平川選手)

リフティングゲームでも集中攻撃を受ければ、シュート練習でも色々な注文を受けて大苦戦の”ゆるキャラ”は、終始にやけっぱなし

それでも、決めるべきところでは、

永田選手の強くて早い斜めパス→平川選手のトリッキーなフリック→坪井選手がキーパーの逆をつく左足シュート!

と、抜群の連携からのゴールで場内を沸かせます

これには、監督も大きな拍手を送っていました

「フッ(笑)楽しくというか、まあ、そうっすね(笑)指導受けながらやってる・・・先輩方からフフッ」

と永田選手

かなりの暑さでしたが、

「まあでも僕らはあまり出てないので、多少やっぱ、汗出した方が良いと思うし、ちょっと自分でやらなきゃいけないと思うんで、良かったと思う(笑)きょうの練習は」

と意欲的

けれども、練習後に坂道ダッシュでもう一汗かく坪井選手と関口選手を横目に、

「僕はやらなくていい(笑)張っちゃうんで、フフ」

マイペースっぷりは健在です

きのうの試合では、チームが勝ち越し点を決めたあとに、クローザーとして投入され、しっかりと任務を遂行しました

しかも、右のセンターバックとして

「んーまあ、あのまま勝ちきるという状況で出たので、やっぱり最低限の仕事は出来たし、その中で多少何回か上がれたので、その辺は良かったかなと思うけど、あんまやったことのないポジションだったので、どこに動いて良いのかちょっと良くわかんなかった(笑)フフまあでも、フッ初めてにしては出来たかなと思う」

――監督から告げられ、意識したことは?

「どっちにしろ相手はロングボールを放り込んでくるだけだったので、そこを堪えれば大丈夫だと思ったので、別に攻撃をどうこう求められてるわけじゃなかったし、なのでまあ、役割がハッキリしてて、プレーしやすかった」

状況に応じて、モソーではなくスーっと上がっていく場面もありました

「まあ(笑)サイドだったので、多少上がっても大丈夫だったし、まあでもああやって、中央の時でも上がれるようにしたい」

普段はロングフィードで攻撃にアクセントを加える永田選手ですが、スルーパスの精度も秀逸

――いつもと違うおもしろさもあったのでは?

「そうですねまあ、いつもよりゴールに近い位置でパスを出せるので狙いやすいのもあったし、思ったところに蹴ることができた」

次は名古屋戦を控えます

「むこうは予選突破を目指して真剣に来ると思うので、僕らも中断前最後なのでしっかり勝って終わりたい気持ちでいる」

――原口選手を良い形で送り出そう!というムードもあるかと思いますが?

「どうっすかね?フハハッ(笑)まあでも、そうなれば良いんじゃないすかね、ハイ(笑)」

実際のところ、日頃、永田選手と原口選手が絡んでるところを見た記憶が・・・

「ないっす、はい(笑)そんな絡んでない」

――何故?

「いやいや別に、フフッなんもないすけど、特に普段もつるまないし、空気みたいになってる(笑)お互いね!あんま怒らせると・・・・」

――すみません、カットで!

「ハッハッハッハッハ(笑)嘘です嘘です!まあ別に仲悪くもないし、ただそんなに話さないだけ(笑)」

原口選手についてはユース組を中心にに質問が行くでしょう、だからこそあえて、絡みのなさそうな永田選手に聞いているのです

――迫力あるドリブル突破など、高く評価してるのでは?

「そうですね、まあ前向いたら凄い選手だと思うし、試合中、頼りになる選手だし・・・・」

――原口選手との思い出、印象に残っている出来事は?

「・・・・うー・・いやもう、やんちゃっていうイメージしかない(笑)・・・・・・のイメージしかない」

――はいすみません、またカットで!

「ハハハハハハ!まあ、よく監督に怒られてるな、というイメージがフフッ(笑)」

原口選手とも永田選手とも頻繁にコミュニケーションを取っている濱田選手に2人のことを聞くと、

「タイプが違いますから(笑)全然違う」

なるほど、確かに・・・・

名古屋戦では、永田選手のスルーパスに原口選手が抜け出し、強引にシュート!

と見せかけて、キュキュッと横に駆け込んできた背番号6へパス!

山田直輝選手が相手を引きつけている最中に、絶好の位置へ動き直した原口選手がリターンを受けて、GET GOAL!!

そんなシーンが見られれば嬉しいです

「まあ普段出てない選手が多分出るんだと思う」

と永田選手

「けど、その中でやっぱ、そういうチャンス(出場機会)を生かしていきたいと思うし、僕自身もこのまま終われないという気持ちでいるので、集中して臨みたい」

ピッチ外では”浦和のゆるキャラ”、ピッチ内では”フランツ”と称される背番号17はさらにその先、山田暢久さんの引退試合も視野に入れています

「そこも大事なのでフフッ(笑)ヤマさんと対戦する最後のチャンスなので、頑張ります!!(キリッ)」

楽しみな名古屋戦の模様は、REDS WAVEで実況生中継します

インタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

では

5月26日 「誇り」

どうもです

甲府戦2日前のきょう、練習は午前10時から約1時間にわたって行われました

新潟スタメン組は、ジョギングなど軽めの調整

それ以外のメンバーは、6対6のゲーム形式を中心に汗を流しました

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ヘルタ・ベルリンへの完全移籍合意が発表された原口選手は練習後、報道陣の取材に応じました

詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

――原口選手にとって、この半年間、背番号9を着けてプレーできたこと、というのは?

「誇りですね。9番を背負えたというのは。半年で行っちゃうんですけど、凄い自分の中で誇りになっている」

PRIDE OF URAWA REDS No.9

世界に見せつけろ!GET GOAL 元気!!

では

5月22日 「元気くんがああやって真剣にやってくれたので、自分にとっては良い練習になった」

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どうもです

きのうから降り続いた雨も上がり、そよ風の心地よい大原は絶好のサッカー日和

新潟戦2日前の練習は、ミーティングを経て午前11時頃から始まりました

午前11時45分頃からは11対11でのゲーム形式へ

ハーフコートより少し広めのプレーエリアは、選手のポジションによってさらに分割されました

ちょうど真ん中、ハーフライン付近にはマーカーが設置され、自陣と敵陣のどちらでも5対5、マッチアップの状況が生まれます

「出せなかった時にシチュエーションが変わる。必ず動き直すこと!」(監督)

また、同じチームでも前の5人と後ろの5人では、違う色のビブスを着用

相手陣内に縦パスを入れた際には、なるべく自陣に戻さず、同じ色同士でパスをつなぐことが求められていました

「連動、連動、連動!」(監督)

「ノブ君ゆっくりで良いよ!ナイスナイス!」(槙野選手)

暑さに配慮してか、こまめ(約7分置き)に給水タイムが設けられます

加えて、メンバーチェンジも頻繁に行われました

お昼の12時30分、珍しいことにラストゴールが決まらず、練習は終了

とはいえ、その後は青空ミーティングが行われるなど、ムードは悪くありませんでした

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練習後は、関口選手に話を聞こうとしたところ、

「花粉がやばい!」

ニターッとまさかのお断り

その瞬間、隣りにいた坪井選手が、関口選手のことをど突いていました

2人はランニングシューズに履き替え、仲良くジョギングへ

坂道ダッシュも行うなど、良い汗をかいていました

「東京五輪を目指す!!」(坪井選手)

”クニくん”といえば、森脇選手についても

きのうの練習後、出前を頼んだら1時間以上も待ったという情報を得たため、何を注文したか確認すると、

「味噌ラーメンとチャーハン!」

やっぱり・・・

そんな話をしている最中、森脇選手は慌てふためきます

「ダメダメ!山さん!久々なんだからもー~」

山田暢久さんに、目の前を「フ~ン」と素通りされることに

森脇選手にとっては”感動の再会”・・・それをよそに気付かぬ”ふり”したレジェンドの背中へ、精一杯の声を振り絞ります

「イケメーン!」

しかし、リアクションはゼロ

きのうは注文してもなかなか来ない、今日は名前を呼んでも振り向かれない

新たな”メン伝説”が刻まれました

また、きょうの練習後は、原口選手と関根選手が迫力満点の1on1、ドリブル対決を敢行

「まだ19だから、多分悔しがってるからね、相当」

と原口選手が言えば、

「自分すかね、総合的に自分の勝ちすかね?いや、全然敵わないけど(笑)」

と関根選手

後輩が一歩引きはしましたが、コメントでもほぼ互角の接戦を展開

天性のドリブラー同士だからこそ、何かを感じ合えたはず

ほほ笑ましいバトルは、2人にとって忘れられない時間になることでしょう

・・・・・・

ここからは関根選手のお話です

「元気くんがああやって真剣にやってくれたので、自分にとっては守備でも良い練習になった。正直言うと全然敵わないし、ドリブルも見習うところがたくさんある。スピード感も全然違って、守備が苦手な自分には絶対に止められないなと思った(笑)自分も元気くんを目指してやっているので、追いつけるように頑張って行きたい」

――あれ?以前、「クニくんに着いていきます!」と話していたと思いますが!?

「そんなこと言ってましたっけ?(笑)。クニくん”にも”着いていこうと思います(笑)」

原口選手に抜かれてバランスを崩し、思いっきり倒れるシーンもありました

「1回、足がもつれたし、ついていくのがやっとというか、ついていけなかったけど(苦笑)。本当にスピード感が全然違うなと」

逆に、完璧に抜くシーンも

「元気くんも守備が全然ダメなので、そこはお互い頑張っていければと思う(笑)」

きのうまでは、U-19の代表合宿に参加していました

「やっぱり同年代とサッカーできるというのが久しぶりで、あまりうまくいかないこともあったけど、同じ世代の選手とやるのは刺激にもなるし、ある程度は自分もできたと思う。初ゴールを決めた後、すぐの合宿だったけど、ウザいやつばっかりなので、『変わったな』とか、会った瞬間に何も話していないのに茶化されたりした(笑)。でも1点だけど決めることで周りの反応も変わるとプロになって感じた」

――セレッソ戦後、阿部キャプテンから何か言われたそうですが!?

「お言葉をいただきました。『これからが大事だ』ということ」

間違いない!19歳に浮かれた様子はありません

ところで・・・

――今日のビブスの背番号、覚えてますか?

「え?11番?そうなんすか!?クニくんに着いていきます!」

――その前は、田中達也選手の番号でした

「小さい頃からずっと見ていて、憧れというか、別の世界の人。あまり喋ったことはないし、オーラもあるので、そういった選手の良いところをどんどん盗んでいきたいと思う」

2日後には、原口選手と繰り広げた1on1が、田中選手のドリブル封じにも活きるかもしれません

「そういう場面があったら良いと思う。ボールを持って仕掛ける時に似ているとよく言われるけど、そう言われるのは凄くうれしいし、さらにこれから自分の良さを出して超えられるように頑張りたい」

――ニューヒーロー賞って聞いたことありますか?

「はい!何となく聞いたことは(笑)・・・けど、そういうのはあまり意識していないし、目の前の試合をやるだけで、後からついてくるものだと思っている」

11月の埼スタでは是非、「ニューヒーロー見参!」を

そのためにもまずは、次のゴールです

阿部選手が話した通り、これからが大事

「ゴールをひとつ取れたので、どんどん結果を出して、さらに良い活躍ができるように頑張りたい」

”レッズアカデミーの星”にとって現状はまだ、最初の通過点に過ぎません

インタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

では

5月21日 「久しぶりにガチガチやったなという感じだったので、楽しかった

どうもです

低めの気温、まとわりつくような雨、風もそこそこ

初夏とも梅雨とも、またひと味違う空模様の大原で、練習は午前10時からスタート

ウォームアップ後のゲーム形式は10対10、ハーフコートよりやや広めのエリアで行われることに

きょうはメンバーがシャッフルされたようで、レギュラー控え問わずのチーム編成でした

この先のナビスコ3連戦、多くの選手に出番が回ってくることも考えられるでしょう

そんなことも相まってか、出場機会の乏しい選手からもよく声が聞こえてきました

午前11時25分、左からカットインした原口選手が右足を豪快に振り抜き、ラストゴールを決め、練習は終了

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ゲーム終了後、悔しそうにションボリと座り込む背中がありました

背番号6・山田選手です

「今日のゲームはずっと緊迫した点差で終始できていたし、チームの雰囲気も悪くなかったと思うので、なおさら勝ちたかった」

ラストゴールが生まれる1つ前のプレーは、山田直輝選手が蹴ったコーナーキックがゴールにつながらず、そこからカウンターを浴びたもの

悔しさも一入です

「今日からまたしっかりやろうかなという感じ」

その意気込みで今日は臨みました

18日の練習試合では、久々に90分のフル出場

「全然動けなかったけど、オフを挟んでしっかり休めたので。きのうのシャトラン?疲れですね。体調は良くなかったので、治すこと優先でやっていた」

そして、今日に至ったのです

「結構、広いスペースでゲームができたし、この間の練習試合で全然動けなかったのもあるし、動くことを意識してプレーしていた」

そういった中、日ごろの努力が実を結んだプレーもあります

ラストゴール前、流れをさらに遡ると、山田直輝選手の力強さが確認できました

ゴールライン際で那須選手にグッと身体を寄せられたものの、粘りのキープでコーナーキックを獲得

「那須さんとガチガチできて、久しぶりにガチガチやったなという感じだったので、楽しかった(笑)できれば自分のボールにしたかったけど、最低限でコーナーにしたから良かった」

以前の山田直輝選手だったら、倒されていたかもしれません

「ああそうですね!確かに、うん」

と納得するのは那須選手

続けて、

「もっとこう、身体が吹っ飛ぶかと思ったんだけどね(笑)強くなってる」

それは、3月下旬から地道に行っている、練習後の下半身を中心とした体幹トレーニングがもたらした成果かもしれません

「競り合いはデカさだけでやるものじゃないし(笑)自分の良さを出しながらやりたいと思う」

山田直輝選手は、白い歯をこぼしながらそう話しました

ただ、試合に出られない現状、胸中は当然、穏やかでないでしょう

しっかりと足元を見つめると共に、これからへの抱負を口にします

「自分の立ち位置を理解してやっていかないといけないと思う。ナビスコ杯は自分が出るチャンスがあればやれることをやるだけだと思う」

今から何か、大きなことを語る必要はありません

”浦和の山田”がピッチで最高のスマイルを見せればそれが、幸せの証し

少し伸びた髭は、「生やしているわけじゃない!剃るのが面倒くさいだけ(笑)」

梅雨入り前か、梅雨明けか

心も顔もサッパリする時は必ず来ます

レッズを愛する誰もがわかっているはず

”浦和のハート”が「こんなもんじゃねえ!」ということを

Come On!yaaaman”6”!!

インタビューの山田選手のインタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

では

5月20日 「マイナスイオンを出しといてください(笑)イメージ付けでね!あいつ『スーーっとしてんだな』って(笑)」

どうもです

首位の座をつかみ、リーグ戦は中断期間へ

きょうからは、ナビスコ3連戦へとまた動き出しました

午前10時からスタートした練習は、オフ明け恒例のフィジカル系メニューとパス&コントロールの基礎練習が中心

締めには、こちらもお馴染み、シャトルランニングが行われました

シャトランKINGの関根選手不在の中、きょうは関口選手、原口選手、矢島選手のデッドヒートが繰り広げられます

中盤以降は、さすが有酸素部の部長!関口選手が後続を突き放し、堂々トップでゴールしました(※いつも首位争いをしている山田直輝選手は体調不良のため、ゆっくりペースで完走)

「こういうとこで走っとかないと落ちる一方なので」

と、夜のドキュメント番組風に真顔で語るのは、関口選手

ファンサービス後には、青木選手と共に有酸素部の活動で汗を流します

約20分のジョギングのあと、青木選手が、

「あっオレそういえばファンサービス行ってない」

そうつぶやくと、部長はなぜか、

「いいんだよ!行かなくて!」

と、いたずら心満載”クニくん”な口調で言い放ちました

先ほど真面目に語っていたアスリートとは、とても同一人物とは思えないような一言です

「え?何?『ちゃんとファンサービス行ってきな』って今言ったよオレ!」

茶目っ気たっぷり、しっかりと青木選手をサポーターの待つ方へ導き、したり顔でクラブハウスへと引き上げていくのでした

そんな『クニくん』とのじゃれ合いをしていた青木選手はきょう、関根選手不在で用具片付けを担当した、矢島選手のお手伝いを買って出ます

「やっぱトヨ君と違うわー!人間性出来てる!」(矢島選手)

似てると言われる阪野選手を引き合いに、絶賛されていました

ちなみに、関口選手も、汗だくの那須選手がボール袋を担いでいたのを見つけると、

「那須さん持ちますよ!」

と駆け寄る一幕も!有酸素部部長は、上下関係バッチリです!!

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といった感じに、のんびりとした時間が流れたわけです

であればとやはり、青木選手のお話を紹介させてもらいます

※少し長いので、時間にゆとりを持てる時に、ゆったりとお楽しみください

「ファンサービス?いつもより多くは無かったんじゃないすか!?僕はまだ2回しか、あっ3回か、3回?」

――前回が約320人で、きょうは約240人だそうです

「あ~、確かに80人はでっかいすね!」

――人数を把握する青木さんの状況判断力、かなり冴えてるのでは!?

「いやいや(笑)けっこうみんなわかるんすよ!やっぱり」

――慣れてきて、顔見知りも増えてきた感じですか?

「まだまだ全然慣れない(苦笑)」

――ただ、サポーターの間では青木選手の“癒し系キャラ”が定着しているようです。青木選手の意思とは裏腹に

「いやホント、裏腹ッスよそれ!僕、別に何もしてないっすからハハハ(笑)」

――矢島選手に用具片付けで褒められていましたが!?しかも、阪野選手を比較対象に

「しんどいわー・・・。しんどいッスそれは・・・最低ラインじゃないッスか!?(苦笑)」

――阪野選手に厳しいのでは?

「厳しくないッスよ全然!でも比較されるのは良くない(笑)」

・・・・・

――良い手応えでリーグ中断に入れたのでは?

「まあ、試合に使ってもらえたんで、まあ、試合に出ないとホントにわからない部分があるのでそういうところで徐々に徐々に慣れていってるのではと思う」

――試合出場を重ねることで見えてきたことはありますか?

「見えてるということというのはわからないけど、見えてることだったら、外から見ていた方が多分あれっすけど、やってたら“自然”になんか、身体が動くというか、わからないんすけど、何かあるじゃないすか!?ハハッ(笑)多分、フッフ」

――口癖である自然、きょう初“自然”が出ました!

「ホントッスか!?(※←こちらも口癖)やべえやべえ、注意しねえと(笑)」

――見えるというか、“発見”のような部分を教えてもらえますか?

「まあ、プレーしている最中は意外とわからないッス(笑)」

――自然と?

「うん、なんか自然と(笑)感覚っていうか・・・でもこう、出たことによってこう、映像に残るわけじゃないッスか?映像とかを見て、もっとこうしたら良かったのかなとか、ポジショニングはこうだなとか、見るようにしてるので、だから何回も止めて見たりとかしてる」

――研究熱心?

「いや、今回だけッス(苦笑)あんましないっすけど、見返したりとかは。でも嫌じゃないッスか!?変だったら。だからやっぱ出してもらえるんだったらそれはより良くしないといけないと思うので。だからプレーしてるときは自然に、大宮戦よりセレッソ戦の方がまあ普通に出来てたなとは思うし、見て気付くこともあれば、プレーしながら馴染んでいくこともあるから。そこは何とも言えないッスけどね(笑)」

――出すパスのバリエーションが増えているのでは?

「まあ、確かにそこは思う。大宮戦とかは。多分でもそれは悪い取られ方をしたくないからだと。最初は固く入るから。やっぱり」

――大宮戦ではリードをしていても相手がリトリートして、ボールを取りに来なかったことがありました。もしそのまま待ってたら「どうなるか」とか思いませんでしたか?

「あのまま待ってたら何も変わらないじゃないですか。僕らに相応しくない。大宮は多分、前にでかい選手を置いたけど、蹴ってこなかったし、逆に大宮がわかんなかったけど、あの時は」

――首位で中断に入りますが、たしか昨年も!?

「首位っすね!2年連続。長めに言えるんすよ、この時期は『今首位だよ!』ハハッ(笑)長めに!昨年は言ってた『首位だよ~!』って(笑)」

――とはいえ?

「昨年はあれだから・・しっかり引き締めていかないと(苦笑)個人的には、ケガもあって中断前最後の最後に出たって感じなのでそれを継続したい部分もあるけど、すぐ終わっちゃう部分もあるし、だからしっかり、良い感じで個人的には気を引き締めていけるのかとは思うっすけどね」

――昨年の経験を活かす?

「まあ、浮かれてはないんすけどね。浮かれてはないけど色々あったりして、昨年は良い形で全然出来なかったスけど、ケガもしちゃったし。まあだから、でも、今のレッズはみんなやっぱり良いサッカーできてると思うし、やっぱ、相手がね、攻撃できないというか、僕らの守備もしっかりできてるので、相手を押し込めたりして、相手が攻撃する回数が少なくなっているのは実際にあると思うので、こういうサッカーを続けていけば良いと思う」

――こちらが“中断”という言葉を使ってしまいましたが、すぐにまた3連戦が待っています。大宮時代にはあまり上の方に行けなかったと思いますが、ナビスコ優勝に対する憧れというのは?

「まあ、あまり上に行けたことはなかったけど、狙ってはいた。気持ちは一緒なので。試合に出してもらえるのであればしっかりそれを勝ちに続けなければいけないし、勝っていないとみんなが納得してくれないと思うので。勝っていれば試合にも絡めるだろうし、結果が欲しい。出たら」

――まずは謙虚に用具片付けをして、後輩に褒められるところからコツコツと?

「それはなくていいッス!(苦笑)ピッチ外で特別な仕事はないですから」

――癒し系キャラとしても楽しませているようですし・・・

「それも全くない!意識はしてないし・・・癒し系では無くないっすか!?この顔、どうですか?」

――(※肯定的にうなずく)

「全然癒してないッスよ僕!!」

――加藤選手の「カピちゃん」が良く表しているかと・・・

「言われたことないので、ここ来るまで・・・ビックリ。まあ良いっすけど」

――馴染まれるのは大事ですから

「まあまあ、はい(苦笑)馴染めるのはピッチ内外でも大事ですっね」

――では、これからピッチ上で熱狂させる選手として?

「まあ、僕はそういうタイプじゃないかもしれないので、しっかり貢献できるようにしたいっすね!結果論でそうなれば良いけど・・・まずはチームが勝つために何をすれば良いかをしっかりできれば良い」

――マイナスイオンが流れてます

「ホントっすか!?全然!」

――出てます(※隣の記者にも同意を求めると、「肉食系ではないですから、草食系の雰囲気」と)

「見た目はなんか、そんな感じで言われる。スタンドのネット越しにカピバラ?やばいやばい!!あれはもう、鉄板っす、鉄板なんすよ。納得いかないなあ・・・(苦笑)ハハッ(笑)」

――長くなって恐縮ですが、癒し系の青木選手が休みの日に何をしているのか気になります

「僕ッスか?きのうは家でゴロゴロして、夜は知り合いとご飯行きました。のんびりとっす」

――想像するだけで癒されます

「いやいやいや!そんなことないっす!!インドアなんすよ僕。でも車は好きなんすけどね!なんか、運転してんのが(笑)ていうか、わかります?朝とか、こう運転しながら音楽とか聴いて、1人での空間というか。まあ、1人の空間が好きと言えば好きだし、だから家でゴロゴロしているのかもしんないっす(笑)休みの日、はい(笑)」

――車ではどんな音楽を?

「何でも聴く。気分ッスね!きのうっすか!?きのうは洋楽。クラブミュージックとか」

――てっきりヒーリング系かと・・・

「逆にそういうわけでもないっすよ!車とかはけっこううるさい感じでかけてる。ひとつ前の車はめっちゃうるさかったすからね。。。マフラーとかも、やばかったっすから!(笑)今は落ち着いてる。車が(苦笑)」

――だからみんなを落ち着かせられる?

「ホントは早い系の方が好きなんすよ(笑)」

――ホーム戦の試合前、アップ中に流れるBGとかは好み?

「あーはいはいはい!」

――ではそのあたりをラジオでは流すようにさせてもらいます

「ホントっすか!?・・・でも癒し系で良いッス僕は。森林の何か、『スーーー』って音とか(笑)あんなんで」

――やっぱりマイナスイオンじゃないですか!

「マイナスイオンを出しといてください(笑)イメージ付けでね!あいつ『スーーっとしてんだな』って(笑)」

――酒井友之さん以来の雰囲気が・・・

「酒井さん?あー!1回食事したことあるんすよ!」

初夏のそよ風に吹かれつつ、マイナスイオンのリフレッシュタイムはしばらくの間つづきました

生の声でのインタビューを聴けば、より癒されことでしょう

さて、どんな曲をかけようか・・・

このあと夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」をお楽しみに

さらには、

「山郷さんが涙を流している時に声をかけてしまって・・・」

こちらも好調!レッズレディースの守護神・池田選手のインタビューもお届けします

では

5月15日 「俺も絶対に負けたくないし、彼には」&「またシャッターを下ろしたい(笑)」

どうもです

きのうの晴天から一転、時に小雨もぱらつく大原で、セレッソ戦2日前の練習は午前10時からスタート

午前10時45分頃からは、11対11でのハーフコートゲームへと移ります

「判断早くしろ!判断早くしろ!」(監督)

「高い位置を保とう!」(西川選手)

午前11時30分過ぎ、ラストゴールは前線3人のコンビネーションから生まれることに

ペナ外右よりの位置から、興梠選手が左前へやわらかいロブボールを送り出すと、李選手が中央へ頭で落とし、そこへ飛び込んだ原口選手がヘディングシュートをねじ込みました

この3人が前線で組む際、基本のポジションはトップに李選手、シャドーには興梠選手と原口選手が入るのがほぼ通例

ところがきょうは、ゲームの終盤にポジションチェンジが行われます

興梠選手が最前線に入り、その後ろに李選手と、2人が入れ替わりました

「チュンが『シャドーをやらしてくれ』というから(笑)」と興梠選手

念のため、李選手にも確認してみると、「シャドーをやりたかったので『変わってくれ』と言ってやらせてもらった」と説明

あくまでも李選手の「気分」だったようです

なぜなら、

「監督は何も言っていない。監督は『何で変わってんだ、お前ら』みたいな感じだった(笑)」

狙いとしては、

「見えるところも違うし、こう動いてほしいと思った時に自分が入ったらこう動こうとか見えるし、両方できるのでどっちでも良いかなと思った」

相手がブロックを固めた際、1つ後ろのポジションから李選手が素早い振りでのミドルを放てば、有効打となるでしょう

「そうですね、ミドルとかもあるし、スタメンで出始めてから1回もシャドーに入っていないので、開幕当初の自分とは違うと思う。これからは流れの中で変わりたい」

臨機応変なポジションチェンジ

李興原のトライアングルは、さらなる進化へ次なるステップを踏んだようです

次のセレッソ戦、チケットは既にソールドアウト

李選手は目を”キラキラ”とさせます

「まだ満員の埼スタは経験がないし、その景色を見てみたい」

そして、

「次にホームで決めたらサポーターの方に走っていくと決めているので。森脇が来ても振りほどいていく(笑)」

そのためにも打ち破るべきは、ポポビッチ監督が敷いてくるであろう”レッズ対策”の守備です

FC東京時代もそう、いつも感じられるのが、凄まじいまでの執念

昨シーズン、短期間ではありますがポポビッチ監督のもとでプレーしているだけに、

「そういう性格だから、あの人は」

と意味深げに笑います

「ミシャの下でやって、FC東京でやっても、ミシャのサッカーに凄く影響を受けている感じだったので、ミシャも絶対に負けたくないだろうし、その思いも汲んでプレーしたい」

加えて、

「俺も絶対に負けたくないし、彼には」

そう言い切ったレッドウルフの目は、いつにも増して”ギラギラ”としていました

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李選手と同じく、西川選手もまた、レッズの一員としての”埼スタ満員”は未体験です

「今年に入ってまだないので、真っ赤に染まるスタジアムの中で気持ち良くプレーしたいし、相手は非常に注目度のあるC大阪でやりがいもある」

きょうはスパイク、キーグロ共に色が左右で違いました

――槙野選手の真似!?・・・ではないですよね?

「違います!(笑)」

ワールドカップを見据えた新仕様のモデルです

「PUMAさんのコンセプトは”いろんな人の思い”ということで、ピンクには”サポーターの思い、信じる力”、そして水色には”自分の信じる力”、ふたつ合わせて信じ合う、それでW杯も頑張るという思いが込められている。今までにないようなスパイクのカラーだけど、見ている方には目立っておもしろいんじゃないかと思う。このスパイクの色に負けないように良いプレー、光るものを見せていければと思う」

――きょうの練習終了前、監督の話を聞いているときも白い歯が光ってましたが!?

「本当ですか?(笑)監督は時々冗談を言うのでそれに笑っていたけど、C大阪戦はたくさんのサポーターが入ることも選手はみんなわかっているし、監督も『非常に大事なゲーム』ということを常に言っているので、しっかり無失点にシャットアウトして、またシャッターを下ろしたい(笑)」

さすがは日本代表!お世話になっている企業への気遣いも忘れません

昨年のウルグアイ戦では、フォルラン選手を間近で見ています

「質の高い選手だし、ミスが少ない選手。技術の高さ、ボールを持った時、ボールがない時の動きも素晴らしい。トップレベルの選手だなと改めて思ったので、Jリーグで世界の選手と対戦できる喜びを持って戦いたい」

――ゲーム中に「ラインを高く保とう」と言っていましたが、その辺も守備のポイントになりそうですか?

「そうですね、後ろが高く保てるということは前線がもうひとつ前に行って前から追えているということなので、セレッソ大阪戦も前からプレッシャーを掛けていきたいし、それがうまく行けば良い結果を得られると思う」

インタビューをしておきながら恐縮ですが、メンバー発表以降のハードスケジュールを考えると、疲れていないか心配です

「コンディションは大丈夫っすね!(笑)今日はゆっくりできるので家でゆっくりしたいし、昨日まではお祝いの言葉をいただいていたので、期待に応えられるように、まずはチームで良い結果を出したいと思う」

むしろ、パワーをもらえたとも受け取れます

「そうですね!県庁では兜をいただいたけど、家にもなかったので、非常にうれしかったし、縁起の良い兜だと思ったし、V兜(※前立てがVの字のようになっている)なので、結果も伴っていければと思う(笑)」

市役所、県庁への表敬訪問を取材しましたが、そういった場でもすっかり、”浦和レッズの守護神”として定着していることが確認できました

では、西川選手にとって、レッズに来たからこそ実感できた”成長”はあるのか

「レッズに移籍してきてから、いろんな注目やプレッシャーがある中で、ここまで楽しくやりつつも結果にこだわって全員で同じ方向を向いてやれているのは非常に充実感があるし、レッズに来たからにはJリーグを盛り上げるという意味でも上位でずっと戦い続けないといけないと思っている。そういう使命を持ってやりたい。無失点で終われればチームも勝つチャンスがぐぐっと上がるので、GKとしては常に無失点で抑えたいと思っているし、僕だけじゃなくてみんなの意識が非常に高いので、チームメイトにも凄く助けられている」

仲間へのリスペクトも口にする、笑う守護神

プレー、スマイル、指示の声のみならず、心もビッグです

今までも数々の有言実行を繰り返してきましたが、次なる達成は、こちらでしょう

「自分たちが首位で中断期間に入れるように、自分のプレーを一生懸命やりたい」

インタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

では

5月14日 「自分から ブラジル行きを 手配する」

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どうもです

気温30度

夏を先取りしたような暑さの大原で、セレッソ戦3日前の練習は午前10時からスタート

ウォームアップを終えると、午前10時45分頃からは、11対11でのゲーム形式へ

プレーエリアは、ハーフコートよりやや広めでした

監督からは、

「相手と駆け引きしながら、相手から剥がれよう!相手がどこにいるかを感じて!」

「相手に読まれないようなボールを裏に出す!必ず相手を見る、動き出し、イメージの共有!」

「ダイレクトパスを活かして!練習から狙いを持って!練習でやらないと本番でもできないよ!」

といった熱の入った指導

おとといのオフで身体を休め、きのうは身体を起こし、きょうからは再び実戦モードへと切り替えているのでしょう

とはいえ、午前11時25分に給水を挟んだあとは、

「もう少しリラックスしてやろう!」(監督)

久々に一週間の間隔が空くだけに、うまくバランスを取っていた印象です

午前11時35分、関根選手、矢島選手、鈴木選手と小気味よくボールがつながり、最後は阪野選手が押し込みラストゴール

主力、控え問わず、選手それぞれ気温に負けじと意欲的なプレーを見せていました

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きょうの練習後には約320名を集めてのファンサービスが行われました

それを終え、いつものようにハイテンションでミックスゾーンへ姿を現したのは、森脇選手

――怒濤の連戦が終わって、通常のルーティーンになったが?

「コンディションは全く問題ないけど、試合続きなのもいいものだなと。もちろん体はキツくなるけど、試合をやる方が楽しいので、まだまだ油断はできないなと。一週間空くけど、気持ちは整理して臨みたいなと思ってる」

――気持ちの整理というところで、日本代表のメンバー発表では「モリワーキー」を期待していたのですが

「ね!?僕もだいぶ期待してスーツを着て、名前を呼ばれた時には10分カットの散髪屋さんでちょちょっと整えて行こうかなと思ったけど、非常に残念だった。呼ばれなかった瞬間にスーツを脱いでポカ~っとしていたけど。自分で手配してブラジルに行こうかなと。今の言葉で良い俳句ができそうだけどね」

――お願いします!

「(指で5-7-5を数えながら)【自分から ブラジル行きを 手配する】・・・めちゃくちゃっすわ!(笑)」

――オフ明けの昨日、もし本当に散髪した姿を見ていたのであれば、切なかったです

「でしょ? 冗談でスーツを着て待っていたとは言ったけど、こんなことを言ったら嘘だとすぐバレるし、あいつは大げさだとまた思われてはいけないので。でもメンバー発表は見ていた」

――10分カットは以前、浦和に所属していた“イケメン”のスピラノビッチ選手も通っていました

「そおなんですか? 僕は美容室に行く方じゃないし、伸びてきて面倒になったら、髪がしつこくなってきたら行くんだけど、時間があったら行ってみたいなと。時間がない時か。ブラジルに行く前にちゃちゃっとやりたいと思う」

――還暦までレッズでプレーしたいと言っていましたが、そうなるとあと8回ぐらいはチャンスがあります

「だいぶありますよね!(笑)。8回目のチャンスの時には(脱力した感じで)フーンとヘトヘトになって、ピッチに立つのもやっとぐらいになっているけど、それぐらいの気持ちでやりたいと思っている!」

メンバー落選について、このように語れる森脇選手は立派です

――チームは無失点が続いているが?

「気持ち良いのは気持ち良いけど、たとえば5試合連続で無失点で抑えても3失点が2試合続いてしまえば大きく叩かれるのが後ろの選手だと思っているし、アーー!!!(那須選手に”背中もみじ”をくらう)ダイちゃんダメ!!1−0で勝利したとしてもあまり多くの目を向けられないのがDFだと思っているので、コツコツしっかりやっていきたいと思う」

すると、

「何がディフェンダーだよ!しっかり守備してから言え!」

と原口選手

「原口の言うことは無視しとく!相手にしてるとキリがないので(苦笑)あえてそこはスルーで」

そう言いつつも、背後の原口選手を警戒

「そうなんか、変なねイーイーイーイーイー!(※ぴゅーっと水をかけられる)」

――C大阪には有名な選手も・・・「森脇の方が有名だよ!」(と先輩を褒め称える?原口選手)・・・リーグ上位の好調な選手が意地を見せる機会でもあるのでは?

「まあ、ねえ(苦笑)そればかり意識するのも良くないし、レッズの一員として埼スタでやるので、そうそう気持ち良くはプレーさせたくないなと。しっかり抑えて勝ちたいと思っているし、多くの日本のサッカーファンが注目する一戦だと思っているので、しっかり抑えたいなと。次の見出しには【フォルラン、柿谷を浦和のDF陣が完璧に抑えた】と出るように頑張りたい」

――【森脇、執念の顔面ブロック】などは!?

「も、良いですねぇ!!本当に映像にそういうシーンがあればいいけど、自分の仕事は体を張ることだと思っているので、(柿谷)曜一朗にしろフォルランにしろ南野くんにしろ、C大阪にはタレントがたくさんいるので、それを抑えるのは容易ではないけど、しっかり体を張ったブロックをしたいなというふうには思ってる」

――タレント性では負けていないのでは?

「いやぁ~、ねえ!?あまり多くを語ると多くの批判を浴びるのであまり言えないけど(笑)、しっかり抑えた後に『今日は気持ち良かった』、『スカッとした』と言いたい」

――最近はブロックを固めてくるチームとの対戦が続いたけども、今度は少し違いそうな可能性もありますが?

「自分たちの良さは出るのかなと。もちろん引いた相手にも自分たちの良さを出さなくちゃいけないと思っているけど、引いた相手を崩すのはそうそう簡単なことではない。C大阪みたいにこうげきてきなチームであればスペースも多く生まれるんじゃないかなと。川崎F戦のようなオープンな展開になるんじゃないかなと思っているので、90分を通して気を緩めちゃいけないなと。そこがひとつのポイントになるんじゃないかなと思っている!」

視線の先にはしっかりと、セレッソ討ちが見えていました

あすは5月15日

一般的にはJリーグ開幕の記念日ですが、大原的には・・・

「まさか、クニくんがオレの味噌ラーメンを食べた日っすかぁぁぁ!?」

そう、味噌ラーメン事件です(※後に、那須選手も食べていたことが発覚)

「あれから1年経つんすか!?早いすねえ、時が過ぎるの。明日何が起きるか期待しといてください!毎日誰かに襲撃受けてるけど、クニくんには要注意で!」

多分、何も起きないでしょう

それもまた、森脇選手らしくて良いんです

32年後も変わらず、その意気で

【必ずや 夢は叶うさ ガッツマン】

インタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」で

どんな時でもサービス精神旺盛、一生懸命話してくれる森脇選手の”声”が、より多くの方へ届けば幸いです

さらには、岩倉選手凱旋インタビューもあります

では

5月13日 「自分が2人分ぐらい動いて、3人分ぐらい声を出せれば」

どうもです

雨上がりの大原で、練習は午前10時から始まりました

フットサルコートでの体幹トレーニングをこなしたあとは、天然芝ピッチへ移動

キーパー陣は土田コーチと共に、キャッチングなどの専用メニューをこなします

一方、フィールドプレーヤーは、ステップワークやピッチ脇での坂道ダッシュで足腰に負荷をかけ、午前11時5分からは堀コーチ主導での6種類に及ぶパス&コントロールなどの基礎練習を反復しました

締めには、シャトルランニングを実施

きょうの1位は、関根選手でした

タイムは、1分11秒

目標としている”1分10秒”の壁は破れていませんが、貫禄の走りを見せました

それにつづいて濱田選手、鈴木選手、矢島選手、山田直輝選手らがゴールしています

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きのう、4月21日以来のオフを過ごしたこともあってか、選手それぞれスッキリとした表情を見せているように感じられました

「久しぶりにゆっくりしてた」

と話すのは濱田選手

「特に何にもしてないけど、夜は陽介君とかとレッズレディースの何人かと食事会的な、みんなでご飯を食べた。しゃぶしゃぶをみんなで」

――レディースの選手はテンションが高かったのでは?

「はい。凄いみんな若いんですね(笑)あんま知らなかったんすけど、女子大生みたいなノリだった。仲良しの。レディースの選手は10人ぐらい来て、僕と同じ[Mizuki]という名前の選手もいた(笑)」

チームとしては無失点の試合が続いています

「凄く、みんなで良い守備が出来ているなっていう感じ。後ろで身体を張ってるし、後ろだけでなく、前からも良い守備が出来ている結果、無失点が続いていると思う。みんなで良い守備が出来てる」

――チームメイトからも「水輝が途中から良い働きをしてくれた」という声がよく聞こえてきますが?

「まあ、そういう役割で入っているので、無失点で終わらせるのが最低限の仕事かと思ってる。手応えはあるけどやっぱり、時間が短いので、もうちょっと長い時間出て、自分の仕事が出来ればなと思う」

――その短い時間のために、常に集中を切らさずコンディションを保つもの簡単ではないのでは?

「それは普段出ていないサブ組の宿命というか、そのために準備して、そういうチャンスでしっかり仕事をしないと“次”はないと思うので、『こいつは使えるな』という風に思ってもらわないといけない。限られた時間の中でも自分の良さを出すことを意識しているし、チームとして無失点が続いているのでそれなりには仕事が出来ているかと思う」

――時間が長い短いは別として、“濃い時間”を過ごせてるということですか?

「そうですね、試合に出るタイミングが周りにとって、最後のしんどい時間なので、みんなの気持ちがわかるので、人一倍声を出してみんなを締めようと思っているし、普通に『頑張ろう!』とか気合いの声も助けになると思っているので。普段はあまりそういう種類の声は出さないけど(苦笑)」

――NACK5スタジアムでも良く聞こえてきました

「みんなもう、『ラインが上がらないよ』とか、『球際ひろえないよ』とかホントしんどい時間なので、自分が2人分ぐらい動いて、3人分ぐらい声を出せればなと思う」

1つひとつのコメントが逞しくもあり、頼もしいです

――試合後、キーパーとディフェンスが円陣を組みますが、気持ちいいのでは?

「そうですね!あそこに入れてもらえるので(笑)ほんのちょっとしか出てないのにそこに誘ってもらえるので、嬉しい(笑)」

――ここ最近感じる、チームとしての良さは?

「お互い様だけど、なかなかフレッシュな状態に戻すことは出来ないのでそういう中でキレのある攻撃とかは難しいけど、セットプレーで点を取れてるし、やっぱりゼロで抑えてしっかり勝つというのが連戦の中で凄い大事なので、これから先の夏場にも言えることだけど、良い守備が大事で“まずは後ろから”と僕は考えてる」

ここで迎えるは、旬な選手が揃うセレッソ大阪戦

「有名選手も多いし、セレッソのサポーターも多いし、かなり注目を集める試合だと思うので、ホームだししっかり勝ちたい。その注目を集める試合でレッズがしっかり勝てば、入場者数も増えるし、レッズが注目してもらえると思うので、良い準備して良い試合をして良い結果を残したい」

きのうの日本代表発表では、共にプレーしたロンドン組からの選出もありました

「そうですね、『みんな頑張ってるな』という感じ。今は全然同じ立場にはいないけど、負けてられない。いつかまたそういう人達と一緒にプレーできるように、頑張りたいと思うし、特にロンドン組からワールドカップに行く選手にはホント心から『頑張って欲しい』と思ってる」

――サッカー選手であれば、代表発表の記者会見で一度ぐらいは「Hamada」とか呼ばれてみたいのでは?

「ハハハッ(笑)そうすね、さすがにまだ全然想像できないけど(笑)そういうところまで行けたら良いなと思う」

2008年秋、西が丘での高円宮杯、鹿児島城西高校 対 レッズユース

現在の日本代表ストライカーである大迫選手は試合後、か細い声で、

「ボランチが何もさせてくれなかった・・・」

とつぶやきました

その当時、レッズユースのアンカーを任されていたのが、濱田選手です

トップ昇格後、順風満帆とは言い難い道を歩んできましたが今はまた、自ら良い方向に自身を導いているような印象を受けます

良い方向に

インタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお伝えします

では