10月31日 「どうせやるならアベック優勝したい」

どうもです

連日のサッカー日和、好天に恵まれた大原で練習は午前10時からスタート

ウォームアップを終えた午前10時45分頃からは、ハーフコートでの11対11・ゲーム形式へ

「次の展開を必ずイメージして!ボールを受けた時にイメージがないと、判断が遅くなるよ!」(監督)

時には珍しく、「出来るだけリターンなし」というルール設定も設けられました

必ず意識としてそれを持ち、的確な状況判断をしようという狙いでしょう

柏木選手がビブスなし組でプレーするなど、若干のシャッフルが施されたきょうのメンバー編成

選手それぞれキビキビとした動きを見せ、ゴールの応酬が続きます

互いに譲らず、白熱の攻防が繰り広げられる中、ラストゴールは、ビブス組が決めました

鈴木選手が華麗なチップキックサイドチェンジ(※08年の鹿島戦@埼スタで永井選手が決めた先制点の起点となったシーンにそっくりなパス)で左へ振ると、これを受けた青木選手がゴール前混戦の中で粘り強くキープ

最後は斜めに走り込んできた宇賀神選手が中央への横パスを受け、右足で押し込みました

「ッシャ――――――――!(スマイル)」(雄叫びを上げる西川選手)

練習は午前11時25分頃に終了

最近、監督はクラブハウスへ引き上げる際、サポーターのスタンドへ、

「ダイジョーブ!(ニッコリ)」

と声をかけています

終盤戦へ、選手達から「楽しむ」というフレーズもよく聞かれますが、「大丈夫」と自分達を信じることも大切な合言葉になるでしょう

そういえば、”大丈夫”は西川選手の口癖でもあります

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練習後のピッチへ再び目を移すと、試合3日前ということもあってか、多くの選手が居残りで調整していました

ラストゴールを決めた宇賀神選手は、槙野選手、森脇選手と共に、李選手と梅崎選手+阪野選手を相手にセンタリングシュートを反復

入念に感触と連携を確かめていました

チームが活気あるムードを発しているとはいえ、単なる”馴れ合い”でないことは、きのうの平川選手のコメントからも伝わる通り

きょうマイクを向けさせていただいた宇賀神選手もこのように明かします

「まあ、きのうの練習とかもミシャが『凄く良かった』と言っていましたけど、やっている中では、まぁ、少し物足りないというか、なんか・・・。攻守の切り替えだったり、ひとつひとつの勝ちにこだわるという部分で少し物足りないなっていうのは、僕は感じてきのうの練習を終えたけど、きょうの練習が始まるときに陽介からも、『ちょっとそういうところが足りないから、まず俺らからしっかりやっていこうよ』という声があって、『あぁ、みんなそういう風に思っていたんだな』って感じたし、そういう声掛けがあったからかどうかわからないけど、きょうは非常に激しくスピーディーにチームとしてやりたいことが出来ていたなと思ったし、最後の勝負にこだわるって部分でも非常に、練習だけど、見どころのある練習だったかなと思うし、そこで手応えを凄く感じられた」

――ラストゴール決めましたけど、なかなか今まで・・・。自身の得点への意識も感じ取れます

「そうですね、練習の中でもゴール取ることないので(苦笑)そういうところでも、よりこだわっていかなきゃいけない、残り試合少なくなって、より上にこだわらなくてはいけない状況だと思っているし、本当に1点の重みというが今までと違って凄く重い1点になると思うので、それを誰がとっても良い状態にしておくのがチーム状況の良いチームだと思うので、そういうところで自分もおいしいところ、ああいうおいしいところでもいいから狙って貪欲にやっていきたいという現れがゴールにつながったと思う」

――それ以外でも、李選手と絶妙なコンビネーションというか、呼吸があっているようでしたが?

「そうですね!チュンくんからは『とりあえずサイド、ボールが入ったら中を見て、上げられるタイミングがあったら簡単にでも上げてくれ』って言われているので、ボールを持ったらまず常に、勝負を仕掛けるという選択肢とチュンくんを見るという選択肢と、他の選手を見る選択肢の3つぐらい持ちながらやれているので、そういう意味でチュンくんはヘディングも強いですし、頼りがいがあるなと思います」

――終わったあとも、センタリングシュートを通じて形を確認していましたけど、“上げがい”のある存在ですか?

「そうですね、ヘディングが非常に強いので今までのレッズにあまりいなかったタイプというか、ヘディングも強くて器用な選手。というイメージなので、もっともっとドンピシャとまではいかなくても、ある程度のところに上げればチュンくんは決めてくれるとあると思うので、もっといいボールを上げなきゃなと思う」

――それで相手がクロスを警戒したら、“ウガゾーンミドル”も活きるでしょうし、本当に色々エンジョイできる要素がサッカーの中にあるなと

「慎三君がケガしていなくなってしまったのはチームとして本当にでかいことだと思いますけど、
またそれに代わった良い選手が沢山いると思うし、その中の一人がチュンくんでもあると思うし、
チュンくんの良さも、慎三君になくてチュンくんにあるいいものが必ずあると思うので、それを自分が引き出したりできるようにしながら、そういうところも楽しみながらやっていきたいなと思う」

――そして、Fマリノス、日産スタジアムというと、2011年の10月、久々にスタメン出場した宇賀神選手にもターニングポイントというか、また上がっていくきっかけになったと思います。チームもそうなったと思いますけど、今度、優勝争いであの地でプレーできることというのはどうですか?

「そうですね、Fマリノスにあまり勝てていなかったという印象があったけど、今年しっかりホームで勝つことが出来たし、自分も選手として凄く印象に残っているというのか、1年目はあそこでマリノスと練習試合して、開幕スタメンしっかりと勝ち取ったというイメージがありますし、2年目に出られなかった頃に日産スタジアムで、もう1度チャンスをもらってもう1回出られるようになったという、こう、自分を1つ成長させてくれる場でもあるし、相手でもあると思うので、また優勝するためにしっかり勝って、また1つ成長できるようにしたいなと思うし、それだけでなく、楽しみながら、この場を楽しみながらやれたらいいなと思う」

――成長という意味では、今は宇賀神選手のチャントも出来上がって、サポーターも楽しみながら一緒に闘える雰囲気があると思います

「そうですね、サポーターの方達がせっかく作ってくれた歌なので、歌う人達も自信を持って『宇賀神よくやったぞ』と思いながら歌えるようにしっかりプレーしないといけないなと改めて思うし、残り4試合で、1回でも多く歌ってもらえるようなプレーを出来ればいいかなと思う」

――先週、レッズレディースの吉田監督にインタビューした時のこと。駒場の試合に宇賀神選手が柏木選手と共に頻繁に応援に来てくれることをとても感謝していました。あしたは練習と時間が重なってしまうので行けないでしょうが、ファミリー全体で優勝争いが出来ていることは素敵なことかと

「そうですね。自分達の優勝もそうだけど、どうせやるならアベック優勝したいと思っているし、そういう気持ちは、下部組織で育った自分としてはやっぱり他の人よりも強いと思うので、一緒に優勝できれば良いと思う。この前、観に行った時は自分達が仙台で情けない試合をしてレディースにも移しちゃったかな?というような感じだった(苦笑)やっぱりお互いに、お互いを勢いづけられるような試合をしたい。レディースの人達も自分達のことを気に掛けて見てくれているというのも会話をしている中でわかったので、互いに意識し合える存在になれば良いかと思う」

あすはトップの試合がない土曜日ではあるものの、聖地ではレッズレディースが大事な一戦に臨みます

ぜひ、浦和駒場へ

宇賀神選手のインタビュー詳細は、今夜7時からの「You’re The REDS Friday」でお届けします

では

10月30日 「それができなければサッカーは勝てないというのは2011年を含めて、非常に身に沁みた」

どうもです

雲ひとつない青空、爽やかな空気、大原はきょうもまた気持ちの良い秋晴れでした

Fマリノス戦4日前の練習は、午前10時からスタート

午前10時50分頃からは11対11でのハーフコートゲームへ

「奪ったら縦!」(監督)

レギュラー、控えを問わず、意欲的な声が絶えない活気あるムードでした

ただし、雰囲気のみならずプレーのクオリティーにもこだわるべきが、日々のトレーニングです

午前11時10分過ぎ、給水を挟んだ際に監督は選手へ、こう投げかけます

「疲れてきて集中力も欠けてくる。だからこそ周りを見よう!課題を考えながらこなさないといけない。集中だよ!局面で、自分が置かれている状況を見て判断するように。”課題”を守りながらだよ」

いつものことではありますが、時間毎にタッチ数制限やパスを出した選手へのリターン禁止などのルールが設けられています

それを守ることが、1つの”課題”

特に、リターン禁止のルールは、広い視野を保つための有効的な手段です

ただ単にゲームに打ち込むのでなく、だれず、より効果的な練習にすべく、監督はきちっと工夫をしているのが伝わります

そして、ポジティブなムードは一歩間違えれば馴れ合いになりかねません

それについては、心配ご無用!

精神的支柱・平川選手がいます

淡泊なプレーを見せたチームメイトに対して繰り返し、

「一発でやめるな!」

と声を張り上げ、しっかりとした緊張感を作り出していました(※鹿島戦の李選手が詰めたゴールが良いお手本)

午前11時25分、ラストゴールはレギュラー組が決めます

シャドーの梅崎選手が絶妙な縦パスをディフェンスラインの裏へ送り出すと、それを受けた李選手がキーパーとの1対1へ

相手をよく見て、打つと見せかけ、ボールを背後へ

そこに駆け込んだのは、3列目から阿部選手

右足で冷静に蹴りこみます

3人目の動きを含め、チームとしての連動性あってこそのゴールシーンでした

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練習後、平川選手は1人黙々とジョギングで汗を流し、調整

頼りになる”兄貴”が静かに闘志を燃やしています

――先週の鹿島戦をピッチの外から観て感じたことは?

「まあ、優勝争いをしていく中で非常に大事な一戦で立ち上がりからうちも鹿島も共に良い試合をしていたし、観ている方としても楽しいゲームだった。『出られなかったから悔しい』というよりはやっぱり、フレッシュな良い選手もいるし、鹿島戦に出たメンバーというのは非常に良い試合をしていたし、0−1から追いつくという非常に難しいゲームを引き分けに持ち込んで。まあ、鹿島はこれで優勝争いから一歩退き、うちらは厳しい戦いが残り4つありるけど、戦っていくなかで大事なのは選手全員がしっかり準備して、出た選手がきっちり責任を持ってプレーするというなかで、鹿島戦はしっかり出ていたメンバーが頑張っていてくれた。次の試合は自分もコンディション良く、きっちりと出番を待って、出場するようであればキッチリとしたプレーがしたい」

――出ている、出ていないに関わらず、どの選手も気持ちを切らさず意識高く励めてるということですか?

「非常に良い。今年1年通して、非常に良い争いがあるし、そのなかでコンディションが良い選手が出て結果を残してきたので、ここから残り4つも全員がそういう風にいい準備をして、いつ出てもチームとしていいプレーができるように準備をしないといけない」

――興梠選手の分もみんなで埋める意識で?

「そうですね、みんなそういう声をあげているし、慎三の存在というのはチームにとって大きいと思うけど、それを埋めるだけの選手はいるし、それをね、ずーっと待っていた選手もいたと思うので、そういうチャンスを生かして、チームに貢献して、慎三の分もきっちりと恥ずかしくない良い試合をしないといけない」

――肩に力が入りすぎるような選手がいるかもしれませんが、そんな時に平川選手が落ち着かせてくれるのではと、頼りにしています

「うんまあ、みんなで声をかけながらやっていかないといけないし、気持ちを高めすぎて空回りすることなく、逆に力を出せないようじゃしょうがないので、楽しむところ、闘うところのメリハリをつけて、練習から意識してやっていけたら良い」

――きょうの練習でも平川選手が、「一発でやめるな!」と声を出していたところなど、言うべきところをしっかり言っていたのが印象的です

「そうですね。少し緩みも出がちな中で、やはり練習から危機感を持ってやることが大事だと思うので、声をかけながらやっていければいいと思う」

――リーグ優勝時のことを引き合いに出して恐縮ですが、当時の経験を経験したことで、今活かしたいことは?

「今まで通りやることが重要になってくるし、ただね、こういう時は今まで通りできなくなったり、力が入ったり、いろんなプレッシャーがかかってくるなかでシーズン当初からやってきた結果が今の位置になるので、それを変えずに終了までやれるということが優勝のカギになると思いう。ただ、色んなプレッシャーがあるのでそういう部分で、いろんな話をしながら、オンとオフを切り替えながら、うまくやっていけたらいいなと思う」

――1番のどん底であった2011年を考えると、「今まで通り」と胸を張って言えるようになったことにチームとしての成長を感じます

「そうですね。ミシャが来てから、走ること、戦うこと、それが当たり前にできるようになったし、ただそれができなければサッカーは勝てないというのは2011年を含めて、非常に身に沁みたから、まずはそういう部分をやること、それを最後までやりきることをみんなで声を掛けながら実践したい」

06年のリーグ優勝から8年

その間にはJ2落ちの危機も味わいました

黄金期、混乱期を支えた背番号14は、今なお輝き続けています

その存在もあってこそ、チームは再び上向いているのです

――1戦1戦の積み重ね。まずは次のFマリノス戦に向けた意気込みをお願いします

「残り4つすべて大事になるけど、まずはね、Fマリノス戦、すべての力を出して、90分間闘いたいと思う。ぜひ応援よろしくお願いします」

もちろんです!

平川選手のインタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

では

10月21日 「チームの力になれるチャンスだし、やっぱここでならなきゃ男じゃない」

どうもです

ナイター照明の灯る中、甲府戦前日練習は、ミーティングを経て午後4時20分過ぎから始まりました

夕方5時10分、11対11でのゲーム形式へと移ります

ゲーム中、監督は時にプレーを止め、

「止まっていないように!」

とパス&ゴーの意識付け

さらには3人目の動きで相手ディフェンスの背後を取るよう、促していました

ラストゴールはなかなか決まらず

最後はプレーの流れと無関係に、監督がビブス組にPKを蹴らせます

迷わずボールをセットした槙野選手がキッチリと決め、夕方5時35分、練習は終了しました

「監督が『PK』って言ったので蹴った(笑)」

と槙野選手

――明日も蹴りますか?

「明日はねぇ、ゴールよりもゼロに抑えること・・・・珍しいでしょ!?俺が言うって(笑)明日はねぇ、ここ数試合は先制点をとられているし、ゴールは取れればもちろんいいかもしれないけど、一番のチームの課題は失点しないこと。立ち上がりの失点とかね、セットプレーでの失点をとにかくゼロに抑えることが最大限の仕事だから、全うできればなと思う」

――確かに続いていますね。先制点を取られる試合が…

「先制点がね。はい。チームの状態が良いときは守備からはいることがもちろんだけど、先制点が取れてそこから自分たちがコントロールできたけど、先制点を取られるとゲームプラン的にも、チームの規律的にも、やっぱり前がかりにならないといけない部分もあると思うし、先制点を取ることと僕たちがゼロに抑えることだと思っている」

――守備陣同士では何か話し合いましたか?

「守備陣ですか?はい」

――スッキリしましたか?

「そうですね。まぁ、完璧にやられたとかじゃなくて、
自分たちのコミュニケーション不足だったりとか、ミスがらみの失点がここ最近続いてるので、声1つで解決するものもあるし、そこら辺はお互いが尊重した上での要求と、良い時間をね、ディフェンス陣含めていい話し合いが出来たと思う」

――試合への入り方が良い分、ふとしたときに気付いたら取られているような、そんな感じが続いている印象です

「練習の雰囲気を見てもそうだけど、やっぱり残り数試合にかける思いというのはチーム全体でもう高まるものもあると思うし、1位にいるって事は優勝が見えることかもしれませんけど、今の現状に甘んじることなくですね、自分たちに厳しくやっていければいいかなと思う」

――あとは、もう既にご存知の”大好物”があすだとは思いますが、「失点しない」というのも含めて、1000試合目ということで…

「確かにメモリアルなゲームかもしれないけど、チームにとって必要なことっていうのは勝ち点3なので、そのために全員がチームのために走って戦うことが大事だと思うし、監督の誕生日の時に負けてしまいましたんで、そういう意味では、良いメモリアルな時にしっかり勝つことと残りの数試合で弾みをつけることというのが、ウチにとっての薬になる」

――そういう姿勢こそ、「これが浦和レッズだ!」という照明になるでしょうから

「まぁ、平日ですし、雨予報ですけど、沢山の方に来ていただいて後押ししてもらうことと、あとホームで出来る試合数が少なくなっているし、1人でも多く来ていただくということが、レッズとっての力になると思うので、それに伴って内容と結果を出していければなと思っている」

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あすは宇賀神選手が出場停止です

代わりにスタメンへは誰が名を連ねるか

きょうのゲーム形式では右のアウトサイドに関口選手、左には梅崎選手が入りました

今年の傾向ですと、本番は左右を入れ替える、または別の選手が入ることもあります

監督の口癖を借りるのであれば、「まあ、あすの試合を観てみましょう」

とはいえ練習後には、きょう両サイドに入った2選手にも意気込みを聞きました

◆関口選手

――きのう、おとといと2日連続で天野コーチと共に長い時間、居残りで負荷を掛けていましたが、身体のキレはいかがですか?

「そうですね、試合に全然出ていないので、ああいう自主トレというか、終わったあとの時間の使い方も大事になる。出ている選手と同等とまではいかないけど、それに近いぐらいの負荷を掛けていければと思っている」

――前回、国立での甲府戦スタメン出場した際の教訓というのは?

「点が取れていないので、焦れずに自分達のサッカーをして、点を取るだけだと思う。タイトルが懸かっている中、残り試合が少なくなると、先制点の欲しさに焦りが出てしまうので、そこで焦れずに『0対0で進んでも良いんだ』という気持ちの余裕を持って、90分やりたい」

――先週、「出てない選手がモチベーションをしっかりしていないと勝ち点を取れない」と話してましたが、正しくそういうタイミングですか?

「そうですね。どの試合でもサブの選手がどう流れを変えられるかは大事になってくるし、その時にモチベーションがしっかりないと、チームにとってプラスにはならない。本当に全員で1試合1試合闘っていきたい。レッズにとって大事な公式戦1000試合目でもあるし、何よりもタイトルに関わる大事な試合だと思うので、勝ち点3を取るだけ」

◆梅崎選手

「我慢をしながら闘うことが大事。ボールをキープする時間が長いのは間違いなくレッズだと思うので、簡単にシュートを打ち込むのではなくて、しっかりボールを大事にしながらビルドアップしていくところの判断が大事だと思う。奪われてカウンターというのが一番危険だし、相手も狙っていると思う。攻撃しながらもリスクマネージメントを意識したい。ボールを動かしながら、好きが出来てた所を突いていく。決定機を如何に活かしきるかも非常に大事」

――ナビスコでのアウェイ甲府戦では決勝点を決めましたが、あの時の良いイメージというのは?

「まあゴールを取っただけで他には何もしていないかなというぐらいの印象。でもあそこで、ああいう状況でゴールを決められたというのは、チームにとっても自分にとってもプラスになっているし、次も非常に重要な一戦になるし、チームの力になれるチャンスだし、やっぱここでならなきゃ男じゃない。それだけを意識して、チームのために何が出来るか、自分が持っているものを最大限出して、勝利に貢献したい」

そのように力強く語った背番号7は2011年の10月22日、降格の危機に瀕したチームを救う、貴重な決勝点を決めています

そう、チームの力になったのです

今度はきっと、頂点へ

梅崎選手、関口選手、槙野選手の意気込みは、今夜11時からの「You’re The REDS」再放送で

※番組終了後の更新ですが、生放送を聴き逃した方は、再放送を是非!

では

10月20日 「みんなからも結構いろいろ言われたけど、本当に情けないという感じ」

どうもです

爽やかな晴れ模様の大原で、甲府戦2日前の練習は午前10時からスタート

以前もそうでしたが、中3日で次戦を迎える際の恒例、各選手が自身の状態に応じてジョギングやステップワークをこなし、コンディション調整に努めました

午前10時40分過ぎ、徐々に選手達が切り上げてきます

そういった中、関口選手は午前11時30分頃まで天野コーチと共に”追い込んで”いました

それは、きのうから2日連続

ミックスゾーンを通る際も、ギラギラとしていました

リーグ戦のスタメンは、5月の甲府戦以来ありません

同カードで背番号11が意地を見せるか

出るのであれば、期待できる気がします

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きょうの練習後は、関根選手にマイクを向けさせていただきました

きのうから大原でのトレーニングを再開しています

「アジアの大会というのは自分が思っていた以上に厳しかったし、あと一歩だったけどその一歩が本当に遠いと感じた」

――どこに“あと一歩”を感じましたか?

「日本の方が確実に良いサッカーをしているけど、うまさじゃなくてメンタルのところだったり、強さや勝負に対する思いがまだまだ足りなかった」

――初戦に敗れたものの、韓国に勝利したところは、“強さ”や“勝負に対する思い”を感じました

「そうですね、やっぱり、初戦の中国戦で開始30秒でPKを取られて、何が起こるかわからないと思ったけど、あそこで負けたので逆にチームがひとつになってしっかりグループリーグを突破できた。でもその後、北朝鮮にああやって負けたのは本当に悔しかった」

――今までは味わったことのないような経験であったと

「やっぱり普通の国際試合じゃないし、難しさを感じたし、自分もあまり活躍できなかった。ミャンマーという地でコンディションを整えるのは難しかったけど、そういったところも経験になったし、この負けを次につなげないと意味がないので、しっかり良い経験にしたい」

――最前線で仕掛けて、失ったら直ぐさま全力で戻る姿勢など、チームに良いものをもたらしていた面もあったかと思いますが?

「自分個人としては結果も残せていないし、全然ダメだった。4試合スタメンで出せてくれた監督には感謝したいし、その期待に応えられなかったのは残念。1対1の場面でも負ける気はしなかったし、その回数をもっと増やせればよかったけど、周りとの関わりがあまり良くなかった」

――きのう、大原に帰ってきて、練習後のピッチでは多くの先輩から声をかけられていましたが?

「U-20Wカップには4大会出られていないし、みんなからも結構いろいろ言われたけど、本当に情けないという感じ」

――印象に残っている声は?

「そうっすねー・・・青木くんは喜んでた(笑)ハハハ。自分達の代からから出てないから(苦笑)」

悔しさの滲むコメントが続く中、気を遣ってか、そのようにして自ら雰囲気を明るくした時でした!

後ろを通り掛かった西川選手が、声を掛けます

「帰ってくるのが早えよ本当に!(スマイル)」

ミックスゾーンは笑いに包まれました

関根選手は嬉しそうに明かします

「周作くんはサプライズでメッセージもくれたので(笑)代表はシンガポールでやっていたけど、その時に何人かがビデオメッセージをくれて、その中に周作くんもいた。ずっとニコニコして喋ってた(笑)柿谷選手、岡崎選手、香川選手からもあった。励ましの声をもらった」

――いずれ代表で会った時、「その節はどうも」と言えるように

「ハハ(笑)そうっすね!はい」

――今はゴールのための通過点でしょう。リオ五輪などもありますが、まずは当然、「レッズで結果を」という思いで?

「そうですね。やっぱりチームに戻ってきてしっかりやることによって次のオリンピックとかにもつながっていくと思うし、アジアの大会で悔しい思いをしたので、そういったところにまた選ばれるようにしっかりチームでやっていきたい」

――甲府戦は浦和が公式戦1000試合になるが?

「そうっすねフフフ・・・出られたら頑張る!」

――無観客試合でのリーグデビュー&アシスト、チケット完売のセレッソ戦では初ゴール。大事なところで何かを残してくれてきた印象です

「そうですね、まあ、結果をあまり残せていないと思うので、そういったところで“持っている”ような選手になりたい」

アジアの舞台でまたひとつ、貴重な経験を積んだ若武者

さらに大きくなった証を早速、2日後のメモリアルマッチで魅せるのであれば、今後がますますワクワクものです

関根選手のインタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

では

10月16日 「どんな結果になるかはやってみないとわからないけど、自分たちのスタイルを最後まで貫き通したい!」

どうもです

きのうの寒空が嘘のように、スッキリと晴れ渡った大原

練習は、試合2日前恒例のミーティングから始まり、午前11時過ぎ、選手達はピッチに姿を現します

強い日射しが照りつける中、午前11時55分からは11対11でのハーフコートゲーム(横はペナ幅)へ

「しっかり周りを見て正しい判断を!」、「パス、あるいは前に運ぶ意識を持とう!」、「真ん中、外をうまく使い分けて!」(監督)

選手それぞれ集中した様子で取り組み、時にはクリエイティブなチャレンジ(例えば、マルシオ選手の華麗なバイシクルシュートはわずかにミートせず!)が見られるなど、活気あるムードでした

練習はお昼の12時30分頃に終了

本格的な秋が到来しつつあり、きのうは全員が長袖を着ての練習でした

きょうはといえば、2人が半袖

阪野選手ともう1人は、先週の練習試合は前半のみの出場でコンディションが心配?な森脇選手です

――気合いの表れですか?

「そりゃあ気合いを抜いたら残るものがないので!練習から気合いを入れてやらないといけないなという思いでやっている!!まあ何とかは風邪ひかないと言うので僕自身はそんなに心配していないけど、朝晩の気温が変化するし、選手にとっては一番気をつけないといけない時期じゃないかなと感じているので、体調管理は怠らずにしっかりやっていきたい」

――黄色っぽいヘアバンドが、孫悟空みたいです

「ね?みんなヘアバンドでいじってくるけど、新しいヘアスタイルもアリかなというところで、まあ試合でのお披露目は多分まだできないけど(苦笑)練習ではヘアバンドをつけてやりたいなと思う。(やっぱり違う?)そんな変わんないすね!(笑)前髪が目に入るので、そうなったら髪を切れという話だけど、切るのはもったいないので今はヘアバンドで持ちこたえている」

――先週練習試合、前半で下がってしまったので心配でした。足をケガしているとも聞いたので

「いや~もう、ね?ここ1か月ぐらい、かかとがずっと痛いので、プレーするのも難しいような感じだけど、それでもしっかりやらないといけない。この傷は去年1年間痛かったところだけど、今シーズンに入った時には痛みが消えていたのでラッキーだなという思いはあったけど、ふとした時にぶり返してしまった。けどまあ、残り7試合なので『どこが痛い』とかああだこうだ言っている暇はないので、痛かろうがピッチに立つ限りはしっかり自分の仕事を全うしたい」

――たしかに、シーズン始動当初、かかとから「キュッキュ」と音がするスパイクを履いている時期もありました

「あれはねえ、音が鳴るスパイクじゃないくて、僕の足合わせで音が鳴っていたので夏場を過ぎればそういう音もなくなると感じていた」

――練習試合の前日、10月10日は結婚記念日でしたが?1年前が懐かしいです

「家庭の事情も色々と上下はあるけど(笑)、結婚記念日の時は夫婦でラブラブしながら過ごした。まあ“ラブラブ”って言っておいた方がいいんじゃないかなと(笑)。本当は、付き合いだしてもう9年目なので、ラブラブさは薄れてきているけど・・・・良い1日を過ごせたので、その後のケガで無理はしちゃいけないなというところで休ませてもらった。家庭の事情が反映されたわけではない」

――先週金曜日のミーティングで3回ぐらい拍手が起きていましたが、森脇選手へも?

「あーあーあー!クニくん(関口選手)の子どもが生まれて、那須の大ちゃんの誕生日で、その後に永田のミツルーーーくんもぉ、結婚6周年ということで拍手が沸き起こったんですけど。その後に監督が、『モリも1周年だ』という話があったところで、拍手をしたのは僕だけ!という感じだったので、非常に悲しかったけど、これはこれで“アリ”かなと。しっかり真摯にね!!受け止めないといけないというふうには思っている!クニくんもパパの自覚が出るので、もう僕の頭を殴ることはないんじゃないかなと。こうやってインタビューを受けていても背後を心配しなくてもいいなじゃないかなと思っている。でもね!彼のことなので要注意しないといつどこで何が飛んでくるかわからないので、常にクニくんが周りにいるときは注意深く行動していきたいと思う」

――いつか、埼スタでの入場時に、森脇ジュニアを連れながらというのも?

「あ~いいすねぇ!!理想はねえ、やっぱそうありたいなと。自分が子どもを抱えてピッチに立って、子どもがサッカーわかるぐらいまで現役生活を続けたいなと思っているので、早く子作りもしないといけないなと思う」

――「還暦まで現役を続けたい」と言っていたぐらいなので!

「孫ができるぐらいまで続けたいなと。還暦までサッカーをやっていたら足腰ビクビクじゃないですか?」

――次は仙台とのアウェイ戦。悔しい思い出が残っているかと思いますが?

「いやっまあねえ?アウェイの仙台戦は相性が良くないと言われているけど、ここ最近、そういうジンクスを破ってきているところもあるので、まあ良いゲームができて浦和に勝利がもたらされることになるんじゃないかなと。そう信じて戦いたいなと。自分たちのサッカーを貫けば自ずと結果はついてくると思っているので、しっかりアウェイの地でも戦いたい」

――あさってが何の日かはもちろん!?

「監督の誕生日なので、仙台のアウェイだけどしっかり勝って監督のバースデーを祝わないといけないなと。次の日のリカバリーで監督に『仙台戦の夜はおいしいお酒が呑めた』と言ってもらえるように結果を残さないといけない」

――3連戦でキツイでしょうが、森脇選手が良いプレーをするためにサポーターは全身全霊をかけて後押しするはずです

「まず3連戦の一発目は重要になってくると思っているので、そこで勝てれば良いイメージで出来るんじゃないかなと。どんな結果になるかはやってみないとわからないけど、自分たちのスタイルを最後まで貫き通したい!」

その意気で、あと7試合

ファイト!浦和のガッツマン!!

みんながついてます!

森脇選手のインタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

では

10月15日 「きのうの悔しさをJリーグにぶつけられればと思う」

どうもです

曇り空の大原で、仙台戦3日前の練習は午前10時からスタート

ウォームアップを終えた午前10時45分頃からは、冷たい雨がポツポツと降り始めます

そこで行われたのは、攻守における連携確認でした

ハーフラインを隔てて、一方は5トップ+2ボランチの攻撃陣が如何にして相手ブロックを打ち破るか

もう一方のコートでは、3バックが相手のクロスに対するチャレンジ&カバーを反復

といったことを主に取り組みました

午前11時20分からは、11対11でのハーフコートゲームへ

「取られちゃいけないところ、最終ラインでボールを失わないように!動かして、動かして!」(監督)

さらには、いつも通りといえばいつも通りですが、槙野選手の積極的な声かけもよく聞こえてきました

「サイドサイド!真ん中真ん中で詰まるな!!」

「黙んないよ!後ろ!!」

最終ラインからチームを引っ張っています

「練習でも、ひとつのミスも許されない」

と胸を張るDFWは、意識の高いコメント

雨の中でも活発なムードが充満した練習は、午前11時45分頃に終了しました

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お昼頃、大原には守護神・西川選手のスマイルが!

土田コーチと走り込むなど帰国早々、リーグ戦へ気持ちを切り替えると共に、仙台戦への準備を進めました

「今朝、飛行機に乗って帰ってきた。ハードスケジュールだけど、それは代表選手の宿命だと思っているし、土曜日の試合が待っているので帰ってきたからには良い状態で臨めたらなと思う。帰ってくると家族も待ってくれているし、早く家に帰って子どもの顔を見たいと思っているので、楽しみ(スマイル)」

――代表戦を振り返って

「非常に充実した時間を過ごせたと思っているし、またチームで結果を残し続ければチャンスはもらえると思うので、まずはタイトルを取るためにこの連戦をしっかり良い結果で終えられたなと思う。ジャマイカ戦は無失点で勝つことを目標に試合に入ったので、相手がどこだろうがしっかり勝って初勝利を収められたのは良かったと思うし、それが全てではないけどこれからのために良いスタートは切れたと思う」

――きのうの試合をベンチから見ていて

「ブラジル戦は難しい試合になってしまったなというのと、相手をリスペクトしすぎた部分があったのかなと見ていて思った。もっと球際に行ったり、基本的なことをできればもっとボールを保持する時間もあったと思う。出ていなくても悔しい試合になったので、次にああいう強豪とやる時にチャンスをもらえるように良い準備を続けていければと思う」

――レッズ者はきっと、「西川選手だったらどう止めてくれるか」ということばかりを考えながらきのうの試合を観ていたはずです

「自分も、『自分だったら』という状況に置き換えながら見ていたし、ベンチにいる時は常に自分がプレーしているイメージをしながら見ているので、きのうの悔しさをJリーグにぶつけられればと思う」

――ぜひ、国内組の・・・特にリーグ首位チームとしての意地を

「Jリーグを盛り上げるためにも代表選手がしっかり活躍しないといけないと思うし、結果が全ての世界なので、とにかく次の仙台戦、結果を残せるように明日、あさってと良い準備をしたい」

――残り7試合

「ここまであっという間に来たなという感想。充実した時間を過ごせているから早く感じるんだと思うし、まだ7試合あるけど、1試合も落とせないのでしっかり勝って自分たちの目標にみんなで向かって行ければと思う。終わりに近づくにつれてタイトルに目が行くと思うけど、目の前のひとつひとつ、自分たちのサッカーがどこまでできるか、しっかりできるかが最後の結果につながってくると思うので、先を見ずに1試合1試合やれるか。そこは自分たち次第だと思う」

――次戦当日は、監督の誕生日です。そこで対するは、アウェイ戦で相性の良くない仙台戦

「最高のプレゼントは勝利しかないと思っている。ミシャもそれを望んでいると思うので、自分たちのサッカーを貫いて内容も良く、結果も良いという素晴らしい結果で浦和に帰ってこられるように。ミシャはそれだけを望んでいると思うので、とにかく勝ち点3をプレゼントしたい。自分たちがもっともっと良い雰囲気になっていくために大事な一戦になると思うし、去年の仙台戦は自分もテレビで見ていたけど、みんなは悔しい思いをした仙台戦だと思うので、今年はみんなで喜んで帰ってきたい。(見ていたのは優勝争いの)敵だったので。『追いつかれろ、追いつかれろ』と思って観ていた(笑)」

――今年はもちろん?

「みんなで喜んで勝ってきたい(スマイル)」

やはり、守護神の笑顔からは、とてつもない安心感と頼もしさが放たれています

西川選手のインタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

さらには、今週月曜日に行った、闘莉王選手のインタビューも

お楽しみに

では

10月14日 「感動しましたね。出てきた瞬間、もの凄く」

どうもです

天候に考慮し、非公開で行われたきょうのトレーニングは、午後3時からスタート

台風一過の晴天、とはいえ大原には強い風が吹きつけました

まずは人工芝ピッチでの体幹トレーニングで身体を起こします

スタッフが投げた大きなバランスボールが偶然にも、偶然にも森脇選手の頭を直撃!

悶絶していました

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午後3時45分からは天然芝ピッチへ移動

ここからは、キーパー陣とフィールドプレーヤーがそれぞれ分かれます

キーパー陣は土田コーチ主導で、キャッチングなどの専用メニュー

フィールドプレーヤーは、ステップワークや坂道ダッシュ、堀コーチ主導でのボールを使った基礎練習を行いました

練習は午後4時20分頃に終了

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きょうの練習で、靴紐がほどけてもご機嫌な様子で汗を流していたのは、関口選手

そこには、新たなレッズファミリーの誕生が関係しているでしょう

――まずはリーグ残り7試合、この優勝争いにおける心境はいかがでしょうか?

「そうですね、まぁ、出てない選手もね、モチベーションとかを落とさず、みんなで頑張ってこられているのでチームとしては良い状態だと思う」

――今いじっている靴紐で、練習中も悩まされていませんでしたか?

「そうですね、ほどけちゃって(笑)後ろで順番待ちの選手からプレッシャーを感じていましたけど、まあ、大丈夫でした」

――本番へ、良いシミュレーションになりましたね

「そうですね、はい(苦笑)」
――先日の練習試合は90分でしたけど、いかがでしたか?

「久しぶりのゲームだったし、個人的にも試合にあまり出ていないので、ああいう練習試合って『非常に大切にやろう』と思っていたので、その中で試合でしか味わえないような感覚とか、そういう部分ではプレーできて良かったと思いますけど」

――最後のゴールは”芸術の秋”にピッタリなビューティフルゴールを見事に…

「んーどうですかね?あれがJリーグだったら外に弾かれる可能性が多分、あるだろうと思うので。あのコースとキックは練習でやっていたので狙い通りだったんですけど、もう少し強く打てれば良かったですけど」

――その後が気になりました

「そうですね、まぁ、みんな悪のりしていたんですけど(笑)僕はツボさんの頭を叩いてやりました」

――それが関口選手なりのパフォーマンス?

「そうすね(笑)」

――坪井選手が赤ちゃんに見えたのですか!?

「いやいや!(ニンマリ)」

――改めまして、おめでとうございます。

「ありがとうございます」

――いかがですか?また守るもの増えてというか、そのあたり…

「そうですね、家族が1人増えたというのは幸せなことだし、1年でも長く現役生活を続けるために、やっぱり日々のトレーニングを大事にして、子どもの記憶が残るくらいまではサッカーしたいなって感じですね」

――やっぱり、「お父さんがサッカーをしている」とお子さんにさかってもらうまで頑張るのが、1つのモチベーションですか?

「そうですね。一緒に遊んだりしたいなと思いますし、その父親の仕事というものを見せられればいいかなと思う」

――初めて子どもに会った時はいかがでしたか?

「驚きましたね、やっぱ。動物の出産みたいなのはテレビで見ていたけど、『人間はあのようにして出てくるんだな』って思って」

――立ち会っていたんですか?

「そうですね。はい」

――感動的な…

「感動しましたね。出てきた瞬間、もの凄く。はい」

――女の子ですよね?

「はい」

――いいですね!

「ありがとうございます」

――似てるのは?どちら似というか?

「どうなんですかね?まだわからないんすけど。」

――でもかわいくて仕方ないと

「そうですね!どっかの事務所に入れようかと思ってる!(ニターッと笑う)」

――そういう計画も!早くもそういうビジョンが!

「そうですね(笑)啓○さんに紹介してもらわなきゃと思う!」

――40歳、50歳になったときの関口選手のライフプランというか、お子さんで・・・

「どうですかね?(笑)本当にね、元気に育ってもらえれば良いなと」

――お風呂入れたりとかはまだ…

「まだ入院していて、奥さんも里帰りしているので、僕が行くときしか会えないので、もうちょっとで奥さんも退院なので」

――1ヶ月半後くらいにもう一度ですね、新たなレッズファミリーを含めて「おめでとう!」と言い合えるように、できればと

「そうですね。ここからの7試合というのは、出てない選手とかのモチベーションをしっかりしてこないと勝ち点をしっかり取れないかと思うし、チーム一丸でやらなきゃいけないと思うので、本当に、みんながまとまって戦えるように頑張っていきたいと思いますけど」

――その7試合の初戦が、仙台との一戦と言うことで。昨シーズンはユアテックじゃなくて、関口選手は、「やっぱり仙台といえばユアテック」と話してましたが、いかがですか?

「そうですね。久しぶりのユアスタですし、凄い・・・仙台と言えばユアスタなんで。スタジアムの雰囲気というのは個人的にも好きでしたし、仙台は仙台で残留争いがあって非常に難しい相手だと思うし、レッズとしては優勝をするための大事な勝ち点3だと思うので、勝って勝ち点3を取れればいいと思う」

――勝利につながるゴールを関口選手が決めて、今度こそ、ゆりかごパフォーマンスを楽しみにしています

「そうですね!試合に出られるように、この今週1週間、トレーニングして頑張りたいと思う」

パパになった”クニくん”こと関口選手のインタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

では

10月11日 VS VONDS市原

どうもです

レッズにとっては、公式戦のない週末

きょう、大原ではVONDS市原との練習試合が90分×2本で行われました

1試合目は、おとといの攻撃パターン練習で見せた形通りの連携が随所に見られ、終わってみれば12対0

超ゴールラッシュの12点目は、関口選手が決めました

ペナ外左、約25メートルの位置から右足インフロントでの強烈且つ巻き込むようなコントロールシュートをゴール右隅へ

豪快にネットを揺らします

”芸術の秋”にピッタリなビューティフルゴールでした

得点と共に、ピッチにはタイムアップのホイッスルが鳴り響きます

「ブザービーター!」

と声を上げるキャプテン・阿部選手を筆頭に会場は大いに沸きます

関口選手のもとへ駆け寄り、坪井選手、那須選手と共に”ゆりかごパフォーマンス”を披露

パパになった関口選手本人は照れてしまったのか、輪の中で何もしませんでしたが、とても良い笑顔を見せていました

おめでとうございます!!

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2試合目は一転、開始早々に李選手がPKを止められたのが影響してか、リズムに乗れず、先制を許すことに

それでも次第に主導権をつかみ、4対2

貫禄勝ちとまではいきませんでしたが、マルシオ リシャルデス選手が軽快な動き&精度の高いフィニッシュワークで復調をアピールするなど、収穫は少なくなかった印象です

多少のシャッフルがあったきょうのメンバー編成

レギュラー組が多く入った2試合目に出場した、永田選手のお話です

「2点取られたけど、良い攻撃を見せていたし、あとは点が入るだけだった。いつもやっていない選手たちとの試合だったのでコンビネーションはもう少しだったけど、切り替えのところを意識しようと思っていた。前半はあまり満足した感じでプレスがかからなくて、一番後ろなのでしっかり声を出して言わないといけないと思った」

――右サイドがやや怪しいことになっていたましたが?

「モリ(森脇選手)は足が痛かったし、失点した時の1対1のところは僕のせいだし、しっかり対応しないといけない」

――フィードの感触は?

「良かったのは1本ぐらい。点につながったのは良かったけど、もう少し蹴れるタイミングもあったと思うし、精度や判断をもっと良くしていかないといけないと思った。慎三もボランチのところとかに下がってパス回しに参加していたので、流動的に動いていたというところは良かったと思う」

――後半からユースの齋藤選手が入りましたが?

「あそこ(右CB)は『1回もやったことない』と言っていたし、手探りでやっていたと思うので、もう少し僕もカバーして上げられたらよかった」

――可能性を感じた?

「若いんで、大丈夫!(笑)フフ」

――マルシオ選手のコーナーキックから、永田選手の得点を期待してました

「セットプレーは入らなかった。もう少し練習しないと入らない・・・」

――ピッチ脇で山田暢久さんも観ていましたが?

「最後に気づいた(笑)大きな×マークを出されて、『ダメだ』と言われた(笑)もっと早く気づいていたらもっとやる気を出していたかもしれない(笑)フフフッ」

――アウェイの仙台戦は勝てていませんが?

「去年もあそこからチームの状態が悪くなってしまったし、次は非常に大事な試合だと思う。3連戦だし、そこで3つ取ればだいぶ(優勝に)近づくと思うので、チーム全員でしっかり準備したい」

――関口選手に第一子が誕生しましたが?

「出産祝いをあげる(キリッ)」

――大人ですね

「そうっすよ!!フフッ(笑)」

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VONDS市原には、懐かしい面々も

西村監督、山根選手、坂本選手

試合後は、西村監督と坂本選手にお話を聞かせていただきました

◆西村監督兼GM

「まだまだ下のカテゴリーなのでJリーグの時とはいろんな意味で環境が違うけど、引退してすぐそういうチャンスが回ってきたので勝負したいという思いで来た。自分も2001年から2004年までのレッズ時代はいろんな意味で良い思い出だし、良いつながりでいたいなと思っている中で(スクールのコーチとして)1年呼んでもらって、また離れたけどこういった形で顔を合わせられるのは非常に幸せだなと思う」

――スクールでは落合さんと?

「今日も顔を出してもらったけど、あの普及の1年は今の監督業に生きているし、貴重な時間を過ごさせてもらった」

――対戦してみて、レッズのサッカーに対する印象は?

「まずありがたいことにこの時期に、しかもJ1のチームのレギュラーの選手とやれる機会はまずないことなので、今日の2試合目を戦った選手たちは良い経験になったと思う。良い経験にするだけじゃなくて、その中で自分たちが何ができて何ができなかったか、自分たちの立ち位置を知るという意味では非常に良かった。チームとしても11月のJFL昇格に向けた地域決勝大会に向けて今日の試合は大いに自信になる試合だったと思う」

――レッズのように後ろからつないでくるのは嫌?

「ただ、自分たちもそういうサッカーを目指しているし、上に上がっていけばそういうサッカーも多くなってくる。自分としては蹴るサッカー、相手の良さを消すようなサッカーの方がやりづらい印象がある。ただ、浦和のクオリティは日本でもトップなので、自分たちがやっているやり方がどれだけ通用して何がダメなのかを知る良い機会になった」

――GMも兼任してますが?

「クラブの規模が小さいので、いろんな意味で兼任しながらやっている。引退した時に現場かフロントか実は非常に迷った。レッズの時にハートフルという現場から初めさせてもらったけど、経営方面、フロントにも興味があった。今は両方やらせてもらっているけど、業務は多岐に渡るので大変だなとは思っている」

――経営ではアメリカの経験も活きますか?

「アメリカはいろんな考え方の人たちがいて、いろんなスポーツがあって、といろんなところを見させてもらったけど、今はJリーグの理念に沿った中での地域総合型クラブ、百年構想クラブと目指してやっている」

――改めて感じる浦和レッズの良さは、どんなところにありますか?

「クラブとして非常に完成度が高いと思うし、各セクションも整理されているし、そして何よりサポーターがいて、今では魅力あるサッカーをしているところが良さなのかなと。自分も選手をやっている時はなかなか気づけなかったけど、その時の時間は特別。一緒にやっていた(鈴木選手)啓太やツボ(坪井選手)やヒラ(平川選手)もそうだし、大宮で一緒にやっていた青木もいるけど、気づいている選手は気づいていると思うけど、今、自分たちができる最大限できる可能性にチャレンジしてほしい。彼らの影響力は日本サッカーにおいて計り知れないし、貴重な時間を味わいながら過ごしてほしいと思う」

――見た目はまだ選手としてプレーできそうです(笑)

「体格はまだ大丈夫だけど、ダメですね(笑)。ボールを蹴るとすぐ息が上がっちゃうし、今はやるものではなくて、伝える側になっているので、しっかりそっちの役割を全うしたい」

――そういう意味では山田暢久さんより先輩になります

「いや(笑)ヤマさんは本当に偉大なレジェンドなので、レッズの中で選手経験をチームに還元してもらいたい」

――レッズのサポーターも今後の活躍を楽しみにしていると思いますが?

「こういうこともサッカー文化のひとつだと思うし、昔やっていた選手がクラブで運営に携わったり監督をやったり、また対戦があったり、サッカー文化が熟成していけばそういう場面に出会うと思うので、そういう楽しみを僕らは作っていきたいと思う」

――来年は天皇杯で?

「同じカテゴリーで優勝した浦安に先を越されて、8対2だったけど内容も立派な試合をしていた。あの試合では浦安の良さも出ていたし、今後は自分たちが真剣勝負の舞台で自分たちの良さを出して良い試合をしたいと思う」

◆坂本選手 ※2試合目に出場

「大原でプレーするのは2008年以来。懐かしいのと、少し緊張感もあった。浦和に在籍している時は何もできないことが多くて、浦和を離れてから岡山とかでトレーニングを積んでこういう機会があって来られたので、気負わずにやってきたことを出せたらという気持ちで来た。やっぱりここでは相手の方が実力も上なので、チームとしていつもトレーニングでやっていることを出しながら自分の役割をしっかり表現できたらと思っていた。できたところもできなかったところもあったので、またこれから練習していきたい」

――1試合目、あまりにも点が入ったので大丈夫かと思いました

「アップしていても結構点が入ったりしていたけど、緊張感がある試合にしたかった。先制することはできたけど結果として負けてしまったので悔しさはある」

――久しぶりに大原に来て、環境などで感じることは?

「サッカー選手としてサッカーができることがまず幸せだなと浦和の選手を見てすごく思った。僕らは仕事をしながらサッカーをやっている選手がたくさんいるけど、そういう環境でもしっかりトレーニングを詰めばできるという部分もあると思っていた。サッカー選手としてサッカーだけに集中できる環境はここに来て改めて幸せなことだなと感じた。だいたい、みんな8時から17時まで仕事をして、19時から21時まで2時間しかグラウンドが使えない中で毎日とレーニングしている。僕らはチームでできることは2時間しかないので、サッカーに集中できる時間があるのは幸せだなと思った。自分もまたこういう環境でやりたいと思う気持ちはある」

――差し支えなければ、どんなお仕事を?

「普段は病院の総務課に所属していて、電話の対応や施設の備品とか、なんでも屋じゃないけど依頼されたことを作業しに行くという感じ。サッカーはサッカーだけど、仕事もしないと生活していけないので、仕事は仕事でまた一生懸命やっている。スパイクとかもプロ選手は支給されると思うけど、僕らは自分で勝ったりするという状況なので、道具の大切さとか、細かいところでサッカー選手としてやっていけるのは誰しもができることじゃないから、貴重な時間だと思う」

――当時のチームメイトとお話しできましたか?

「2試合目だとノブくん(加藤)ぐらいかな。1本目ではツボさんとクラブハウスで会った。『元気?』という挨拶程度だったけど。ツボさんもヒラさんもまだこうしてレッズで続けているのは凄いと思う。ノブくんとは紅白戦に出られない時とかも一緒に練習していたので懐かしい」

――これからの目標をお願いします

「このチームもどんどん上を目指して戦っているので、J1に昇格したい」

――来年、天皇杯で会いましょうか!?

「後々知ったけど、天皇杯も勝ち上がっていたら浦和と当たる可能性があったので、公式戦でやりたかった」

――レッズのサポーターへ

「今日も声を掛けていただけたりしてすごく嬉しかったし、自分が頑張っている姿をちょっとでも見ていただけるように、まずはJFLに昇格してJリーグに行けるように頑張っていきたいので、応援よろしくおねがいします」

永田選手、VONDS市原・西村監督兼GM、坂本選手のインタビューは、来週の「You’re The REDS」でお届けします

お楽しみに

では