4月30日 「自分自身も3年ぐらい勝ってなかったので、こういうゲームをものにしていくことで首位というのが見えてくるのかと思う」

どうもです

しとしとと降りしきる雨の中、大原での練習は午前10時から始まりました

スタメン組はジョギングを中心にクールダウン

それ以外のメンバーはゲーム形式を中心に汗を流しました

Fマリノスを相手に、埼スタで8年ぶりに喜びを分かち合ってから一夜明けました

「自分自身も3年ぐらい勝ってなかったので、こういうゲームをものにしていくことで首位というのが見えてくるのかと思う」

と笑顔を見せるのは、西川選手

直近で言えば、天皇杯決勝での借りを返してことになるのでしょう

昨日の試合では、ハイボールへの果敢な飛び出しなど、守備範囲の広さも光りました

そこは、昨年の日韓戦などにおける西川選手とはまた違った印象を受けます

「終盤、相手はパワープレーだけだったので、そこは守備範囲を広く守ろうとは思ってたので、日頃していることをトライできて良かった」

進化を遂げているのであれば、なおさら頼もしいです

何事にも簡単には動じない西川選手ですが・・・

–1番ドキッとしたシーンは!?

「ドキッ!・・・・まあ、ミッちゃんのバックパスがずれた時(笑)ぐらいだけど、逆に相手が前から食いついてきたので森脇選手にパスを出して、1回取られたけど、みんなで切り替え早くできて、元気のシュートまで持って行けたのは良かったと思ってる(笑)」

きのうの監督コメントもそう、みんなからの信頼がさらに高まっています

「そういう声を聞くと、スゴイ嬉しいし、やっぱそういう期待に応えていきたいという気持ちをもってこのチームに来たので、監督や選手だけじゃなくてサポーターの方にも受け入れてもらえるように。1シーズンを終えたときが、大事ですね(笑)結果が」

すぐ3日後には、FC東京戦です

「開幕前に大原で1回練習試合(※主力組は3対2で勝利)をしたけど、その時とは少し違うのかなと思う」

–開幕前と今との違いとは!?

「開幕前に試合したときは、凄いスペースがあったし、背後とか凄い狙いやすいイメージあった。今についてはスカウティングで見ないとわからないけど、自分達の力なら必ず点を決められるかなと、信じてる。はい(笑)」

昨シーズンの天皇杯準決勝、西川選手の鬼気迫るセービングからは凄まじいものが感じられました

相手も”対西川”へのリベンジに燃えているはずですが、次はホーム、レッズのサポーターが味方です

「自分達のサッカーをできれば、絶対に勝てる相手だと思う。けど、サッカーは何が起きるかわからないし、相手よりハードワークしないと勝つのは難しい。この連戦でも相手に走り勝つ。後半には運動量落ちるので、落ちた時にいかに自分が声を出して守れるかが大事」

–一瞬の隙を見て、ビシッとフィードを通すイメージで!?

「ビシッといきます!(笑&キラリ)」

–また白い歯が!(※4月9日の日記参照)

「フハハッハハハ!」

–1日何回歯を磨いてるんですか?

「食後だけですけど(笑)少なくとも3回は。歯は大事なので(キラリ)」

苦しくなったとき、自陣のゴールを見ればそこには、抜群の存在感と実力を誇る背番号21が放つ、チームを安心させる笑顔があります

ビッグプレー、ビッグヴォイス、ビッグスマイル

浦和レッズのGK・守護神は、GWになってますます輝いています

今日の練習後に行った西川選手のインタビュー、きのうの試合後の選手コメントは、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

では

 

 

4月27日 「今は連戦なので、すぐに切り替えないといけない」

どうもです

柏での競り負けから一夜明けてのきょう、大原での練習は午前10時過ぎから始まりました

スタメン組はクールダウン

それ以外のメンバーは6対6でのゲーム形式を中心に汗を流しました

練習はお昼の11時20分頃に終了

川崎、柏とここ2試合はいずれも接戦でした

1勝1敗で、手にした勝ち点は3

もし、どちらも引き分けていたのであれば、勝ち点は2でした

そう考えれば、悪くない数字とも捉えられますが、今は次から次へと試合が待っています

敗戦を引きずり、課題を少しずつでも修正できない限り、勝ち点はあっという間に手元からこぼれ落ちていくでしょう

また、経験豊富な選手の牽引も必要不可欠

那須選手は、柏戦を冷静に振り返りつつ、すぐ2日後をメラメラと見据えます

「柏戦は厳しい試合になるとは思ってたけど、その通りになった。ガマンしながら1点取って、後半を迎えた。後半、相手の良いシュートもあったり、もうちょっと自分たちのボールを保持する時間を長くできれば、良かったのというのはあったし、結果的には負けてしまったけど、相手が引いている中で、崩せるというのがレッズの強みだと思う。その崩し方によってはカウンターを食らってしまう。そこら辺は今後の反省材料としてやっていかなければ行けないかと思う。やっぱ、今は連戦なので、すぐに切り替えないといけないので、良い部分はしっかり継続しないといけない。精度を上げて、反省するところは次に切り替えたい」

試合中に那須選手が見せた、スペースへの効果的なフィードは、今後への楽しみな材料です

「そうですね、特に後半はスペースが無くなってから難しくなったけど、まあ、スペースが空いてたり相手が食いついてくれるとうちの両サイドは速いし、トップも流れてくれる。そこら辺は有効的に使おうかと思ってた」

–芝生がかなり短く刈り込まれていたように見えましたが!?

「水をまいてなくて渇いていたのもある。あとは固かったので、多少は違いがあった」

今度は、慣れた環境である”我が家”でのビッグマッチです

Fマリノスには、そろそろ移籍後初勝利が欲しいでしょう

「言っても3試合目なので・・・まあまあでも、今うちは自分たちらしく我慢しつつ、攻撃の面を出せれば、勝利は結びつくと思うので、特に相手がどうこうということでないと思う。勝利へとしっかり頑張ります!」

背番号4には、午後4時キックオフの4月ラストゲームで今季初ゴールと、勝利後の雄叫びに期待

那須選手のインタビューは、あすの「You’re The REDS」でお届けします

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連戦だからというわけでもなく、いつ出番が来ても良いよう、練習後も居残りで入念に準備を進める控え組の選手達

トレーニングルームやピッチでの肉体強化、天野塾、走り込み、などなど

中でもわかりやすいのが、有酸素部です

ところが最近は、それぞれがそれぞれのタイミングでパートーナーを見つけ、部長であるはずの関口選手以外のところでも熱心に活動が行われています

「キャプテンは俺だから!」

とは、有酸素運動に力を入れた”元祖”であり、部長を名乗っていたはずの関口選手

一足先に走り始めていた阪野選手と濱田選手を横目に、次のブーム到来を狙ったわけではないでしょうが、きょうは何と・・・

「俺は歩く!」

と言い放ちます

ピッチをグルグル、天野コーチと共に約30分間のウォーキングを敢行

クラブハウスへ引き上げる際、

「腰張った・・・」

と苦笑いの天野コーチに対して、

「俺は腹筋割った!」

と部長?キャプテン?はニターッとしていました

最近のゲーム形式では、鋭い突破はもちろんのこと、フィニッシュワークの精度も格段に向上している印象を受けます

また、前線からのチェイシングでも力強い動きを見せていました

それに加えて、きょうの練習後のような、ほほ笑ましくて”クニくん”らしい、いたずら心

1ヶ月半ほど前、まだ金髪だった頃、ツンツンヘアで顔面を突っつかれていた森脇選手は、このように言っていました

「ケガとかは全然大丈夫(笑)。スーパーサイヤ人に刺された?あれはスーパーサイヤ人というか、リトル本田というか、本田圭佑の真似をしているんじゃないかなと。目から上だけを見ると本田圭佑かなと思う。けど、ちょっかいをかける子どもっぽさは本田圭佑ではない」

その後、ベンチ外も経験した背番号11は黒髪に戻り、より精悍に

このタイミングで出番が来たら、ポジティブな意味で、何かしてくれそうな雰囲気を醸し出しています

では

4月24日 「倒されても、打ちのめされてもまた這い上がる。これでもかっていうぐらい這い上がる。それが”雑草魂”だと思っている」

どうもです

強い日射しを和らげる、心地よい風が吹き込んだ大原は春爛漫

柏戦2日前の練習はミーティングを経て午前11時頃から始まりました

ウォームアップを終えた午前11時45分頃からは、11対11でのハーフコートゲームへ

「ボールを簡単に失わないように!」(監督)

立ち上がりからビブス組は、相手の鋭い動きに手を焼くことに

5-4-1、ほぼマッチアップの状態であることに加え、普段よりも1つ高い位置に入った鈴木選手による、

「Go Go Go!」

という甲高い声をスイッチに、ビブなし組がトップギアでのハイプレスを敢行

思うようにビルドアップが出来ず、押し込まれる時間が続きます

そういった中でも、時にビブス組は流れるような攻撃を展開

柏木選手が起点となり左サイドを崩すと、宇賀神選手のやわらかいボールをニアサイド、飛び込んだ原口選手がドンピシャヘッドを叩き込みます

会場からは大きな拍手がわき起こりました

中盤で不用意なボールロストをしないよう、細心の注意を払う選手達

「味方のボール保持者がどういった状況なのか」(監督)

それに応じた動き出しの判断も求められていました

「奪ったら縦!テンポテンポ!」

選手の集中を切らさぬよう、監督も顔を真っ赤にして常に声を張り上げます

明らかにいつもとトーンが違いました

お昼の12時40分、ゴール前へ抜け出した興梠選手が、左から李選手が折り返したボールに反応し、左足で”ラストゴール”

練習終了前、監督は、選手(この輪には別メニュー調整の槙野選手も加わる)、コーチ陣を集め、

「ここからの連戦、全員で闘っていこう」

と全体を引き締めていました

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「1週間感覚が空いて初めてチームとして機能するようでは今後も戦っていけないと思っているので、連戦だろうがなんだろうが試合がくれば100%の状態で臨めるようにしないといけない」

そう話すのは森脇選手

「しっかり勝利を収めることができているので、良い雰囲気の下、連戦をスタートさせられるのかなと。ただ、その中でも一発目の柏戦は大事になると思っている」

と意気込みます

ただし、きょうは槙野選手不在で張り合いが無かったか?あまり声が出ていませんでした

「そうっすねー、きょう、なかなか思うように行かなかったのでゲーム中から悩んでいたけど、たまにはこういう日があってもいいのかなと(笑)。いつもプレッシャーを掛けながら、ピリピリした中でやることでそういう正確性も生まれてくると思う。連戦になれば疲労が来た中でどこまでミスを減らすかがカギになってくると思うので、そこにはこだわりたい」

持ち前の声は、2日後へセーブしていたということでしょう

「試合でしっかり”爆発”できるようにやらないといけないので、今日出せなかった声は試合の時にピッチで本領を発揮したい」

とはいえきょうは、監督を”爆発”させてしまいました

「それは一番まずいなと(苦笑)」

ゲーム開始早々、相手のハイプレスを真に受けたことで強引にキープすることを選び、サポートに入っていた梅崎選手へシンプルなパスを出せず

「監督を爆発させる前に自分たちが爆発しないといけない。今日は監督に思い切りケツを叩かれたような感じだった。ワンプレー目で機嫌を損ねたので、その後はおどおどしながらやっていた」

もしかしたら、”叱られ役”に選ばれたのかもしれません

「そんなことない。常に自分のために言ってくれていると思っているし、まだまだやらなくちゃいけないなと。もっと一瞬の、”0コンマ何秒”の判断を正確にしないとああいう激怒にもつながってくるので、今度はああいうことをしないようにしないといけないと思っている」

–本番では怯えず伸び伸びと?

「そのようにプレーすることが一番良いプレー、良いアイデアにつながると思っているので、プロである以上、プレッシャーはいろいろ感じるけど、しっかりファイトしないといけない」

きのうの夜、森脇選手にとって「ひとつ、僕らが目指すところを教えてもらえた」という出来事がありました

「テレビでボクシングの世界戦2試合を見たけど、両者とも非常にタフな試合をやっていたので、ああいうところは見習っていかないといけないな。倒されても、打ちのめされてもまた這い上がる。これでもかっていうぐらい這い上がる。それが”雑草魂”だと思っているので、柏戦も暑くなりそうだけど、その中でもタフに芝生を根こそぎ刈るような激しいプレーをしたい」

以前には、「どんなボールが来ても、顔面でブロックすることをモットーに」と豪語していた背番号46

メラメラトークをしたかと思いきや、”0コンマ何秒”後には、

「こうやって言い過ぎると、またヘンテコなプレーをしてしまうと返ってくるものも大きいのであまり言えないけど(笑)まあ自分の性格的に追い込まれてさらに力を発揮したいと思っているので、のほほんとやるよりは追い込んでやった方がいいかなと思う。きのうはリングの上で感動をもらったので、僕らはピッチの上で感動を与えたいと思う!」

闘いの舞台は、1ヶ月前に悔しい逆転負けを喫した日立柏サッカー場です

「ナビスコカップの柏戦はワンツーでかわされたイメージが強く焼き付いているので、そういうシーンがあってはならない。相手もサイドに起点を作りたい戦術だと思っているし、良い選手がサイドにいるので、そこは警戒しないといけないなと。ただ、運動量で負けてしまえば話にならない。そこで負けてしまうと監督に激怒されるので、負けてはならない。試合が終わって後悔する前に、ピッチの上でしっかりやりたいと思う」

–ボクシングのように、しっかりとしたガードからガツンと一発?

「ここ最近、守備でもしっかりガードができているので、サイドを駆け上がった時に右ストレート!…わけわかんないですね(笑)。またこうやって笑っていると監督に怒られちゃいけないので、気をつけないと。でも、しっかりブロックを作った中で鋭いカウンターを決めないといけない。それを昨日のボクシングにたとえるけど、ボディーブローのようにジワジワ効いて来ると思うので、お互い我慢の戦いだと思う」

昨シーズン、国立でのタイトルマッチで敗れた相手に、今度こそリベンジを!

森脇選手のインタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

では

4月23日 「ここで止まらないように、勝ち続けられるように」

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どうもです

ポカポカ陽気の大原で、柏戦3日前のトレーニング午前10時からスタート

鳥かごなど、いつも通りのウォームアップでありましたが、きのうの練習後に行われた青空ミーティングの話を踏まえてか、パス&コントロールが入念(約20分間)に行われていた印象です

午前10時50分からは11対11、ハーフコートでのゲーム形式へ

監督からは、

「縦パスが入ったところでの距離感とお互いの動きを意識して!」

「3人目がスペースに抜けるように」

「なるべく、当てて落として、スペースを意識して」

といった声

このサッカーに欠かせない約束事もそうですが、同じシステムの相手を如何に攻略するか

「動かして動かして!テンポテンポテンポー!」(監督)

1つひとつの連携を丁寧に確認し、選手達も集中した様子で意思の疎通を図っていました

午前11時45分、右から流れてきたボールを阿部選手が右足で蹴りこみ、ラストゴール

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監督よく練習中、選手にかける声があります

「○○の選択肢もあったよ」、と

それによって、様々なアイデアの提供と共に、視野を広げることで攻撃にも”幅”をもたらすこと、プレーする上での楽しみが増すようにも感じられます

きょうのゲーム形式においても、この声聞こえてきました

濱田選手が左サイドの高い位置でボールを受けた際、タイミングを見計らってからのスルーパスを、原口選手へ送り出します

しかし、ボール少し長く、呼吸も合わずで、つながりませんでした

するとすかさず監督、「李もフリーだったよ!」

濱田選手に、このシーンを振り返ってもらいました

「タイミング良いけど、単純に強弱がダメだったので、そういう精度上げていきたい。(李選手も空いていたのは)監督からも言われたけど、全然見えていたので、しっかり『見えてた』と伝えた(笑)。見えてないように思われるのも嫌なので(笑)。見えてた上であっちを選択したと伝えた」

堂々とした姿、ハッキリと意志を伝えられるのが、頼もしいです

「自分のプレースタイルも考えて、そんなにボールを持ってあれこれするのはチームにとっても僕にとっても良くないと思うので、ボールをもらう前に選択肢を何個か持って、その中で良い決断をできるようにと心掛けている」

練習から様々なチャレンジを繰り返すことで、それが本番での成功につながります

「レッズに戻ってきてから、ベンチにはいるけど試合に出られていないので、もっと試合に出たいし、試合に出たらもっと存在感を示せるように頑張っていきたい」

とはいえ、先週2試合における勝利への貢献度高かったです

きょうの練習後、サポーターと交流した時も、いつもと少し違った気持ちで顔を合わせられてことでしょう

「いや、そうでもない(笑)。掛けられた声もいつもとあまり変わらない」

サポーターにとって、試合に出ることが”普通”になって来ているから、かもしれません

「それか、まだまだこれからということか。自分の中で、”これから”だと思っている」

精神面もちろん、プレーでも、もっともっと成長したところを見せてもらいましょう

次の試合で、槙野選手に代わって左DFに入る可能性も高いです

–前回(3月のナビスコ)右、今回左になりそうだが?

「相手の右サイドおそらく高山選手。ウイングだからこっちのウイングがマークすることになると思うけど、突破力があって運動量も多いので、そこが相手のキーポイントだと思っている。あとは工藤。(U-23代表で)一緒にやっているけど、オフ・ザ・ボールの動きとかゴールの嗅覚かなりあると思うので、隙を作らないように常に集中してやれればと思う」

熱く、頭冷静に

プレーでまず、鉄壁の守備で貢献する構えです

”これから”へ

濱田選手のインタビュー詳細、今夜7時(再放送23時)からの「You’re The REDS」でお伝えします

4月22日 「努力をやめたらもう先はないと思うので、毎日毎日必死に頑張っていきたい」

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どうもです

晴れ時々くもり

少し汗ばむ陽気ではありましたが、体を動かすには”もってこい”の好天に恵まれた大原

オフ明けのトレーニングは、午前10時から始まりました

まずは、人工芝ピッチでの体幹トレーニングで起こします

その後は天然芝ピッチへ移動し、キーパー陣は土田コーチと共に専用メニューへ

フィールドプレーヤーは、ステップワーク、ピッチ脇での坂道ダッシュなどで汗を流します

さらには、堀コーチ主導でのパス&コントロールを反復

「タイミングで動きを入れる。メリハリを持って!」

との声が掛かっていました

午前11時15分、締めのシャトルランニングへ

きょうの一位は、、、、、関根選手でした!

次いで、鈴木選手、矢島選手、山田直輝選手、関口選手らがゴールしています

一足先に練習を終え、クールダウンに入ったフィールドプレーヤー

そのタイミングでキーパー陣は、追い込みの縦横斜めセーブ練習を行っていました

坪井選手は、きついトレーニングでも笑顔を絶やさない西川選手を見て、不思議に思ったのでしょう

「何ニヤニヤしながらやってんだ!?」

と声をかけます

ワールドカップ経験者の一声で、守護神の笑顔はさらに大きくなっていました

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練習後には、約25分間の青空ミーティングが行われることに

「しっかり理解できたと思う。フフフフッ(笑)ハイ!大丈夫っす」

と関根選手

「連戦に向けた話もあったけど、基本的なトラップであったり、堀さんが中心になってやってた練習とかが大事になってくるし、『そういうところでちゃんと出来ないと、昨シーズンのように取られてからのカウンターによる失点が多くなる。そういうミスを無くしていこう』という話だった」

ケガの予防も兼ねた体幹トレ、つまらないミスを減らすための基礎練習

いつも行われるオフ明けのメニューは、チーム基盤強化の大事な要素を担っているのです

シャトランについても同様

関根選手はこれまで、”1分10秒の壁”を打ち破るべく、己と闘い続けています

きょうはというと、「1分10秒、11、12!」とアナウンスされる前にはゴールできていたように見えました

ところが・・・

「そうなんすけどー、入った瞬間に秒数を計られていなくてー・・・。『絶対切れた今日!』と思って。タイミング悪かったすねぇ(苦笑)。9秒で入ってたように見えたんすけどー、ちょっとあれっすね!疑惑でしか・・・疑惑で終わった(笑)」

現時点では、幻の新記録といったところでしょう

ただ、シャトランKINGは、19歳最初も上々の走りを見せました

「いや、誕生日も試合出て、あのチャンスを生かせなかったし、きょうも秒数を計ってもらえなかったんで、ちょっと『出足悪いなぁ』って(苦笑)」

自己評価は低めです

川崎戦では左からの折り返しに、ペナルティエリア内で反応したものの、コントロールできず

――さすがに、オーバーヘッドには低すぎた!?

「そうっすね、自らオーバーヘッドに持ってこうとしたんすけど、その前の段階で全然駄目だった(苦笑)」

と頭をかきます

――プロになってから初めての誕生日で、今まで以上に多くのお祝いがあったと思うが!?

「みんな優しいし、すごい良い環境をつくってくれているし、こないだの試合もちょっとだけですけど試合に出させてくれた監督に感謝してるし、そこでチャンスをつかめれば良かったけど、そこでなかなかつかめなかったので・・・。また次に向けて頑張る」

――何か特別なプレゼントとかは!?

「いやっないっすね、特に。印象に残っているもの!?・・・もないっす(笑)どんなもの?何ももらってないっす。ちょっと寂しいっす(苦笑)『おめでとう』とかは言ってくれたけど・・・」

――もらったのは決勝点のみ!?

「ハハハハッそうっすね(笑)感謝したい、ホント」

川崎戦終了後の場内インタビューで宇賀神選手は、「このゴールを関根選手に捧げる」といったニュアンスの話をしていました

「ホントなのかわかんないっすけど、はい。だったらベンチの俺んところまで来てほしかったなぁと思う(笑)」

と大物感たっぷりのコメント

「けど、その手前で止まってたから、『違うのかなあ』とも思って」

――本人からは!?

「何も聞いてない。うれしかったけど・・・確認しとく」

プロ選手になって間もない”タカ”は、「いつもお世話になっている」ユースの先輩である新井純平選手や中村駿介選手らに、とんねるずのバラエティ番組をパクった”いじり”を受けています

”関根貴大○○を買いに行く”という遊びで、先日は財布を買うハメになったそうです

――今後買いたいものは!?

「特にもう、ないんすけど、まあ・・・貯めたいんで・・お金を使わないで、“貯蓄王”になろうかなと。へへへへ(笑)貯蓄王になりたい!」

シャトランKINGにとどまらず、さらなる野心を口にしました!

「今のところは、やじ君が貯蓄王なので(笑)元気君もそうだけど。やじ君は漫画には使うけど、他には全然使ってるところを見たことないから、自分も貯蓄王になりたいフフフ(笑)」

――コツ、戦略は?

「そうすねー、変に後輩を連れて行かないことかな(笑)きのうオフだったので街を歩いてたらユースの後輩が来て、『プロー!・・・チェッ、のど渇いたなあ』とか言い出して、『調子のってんじゃねえよ!』と思ったけど、ちゃんと喫茶店でおごってあげた。そういうの無くすことっすかね。ご飯は同い年でも駄目、うるさいので。年上の人と行きたい」

年下への”男気”は、しばらく封印

狙っている物があります

それは、現在教習所に通っていることもあり、車です

「そうなんすよ、那須さんにちょっと頼んでるんすけど・・・ハッハッハハハ(笑)」

なんとまあ、”兄貴”の”おかげ”をターゲットにするとは!

――お下がり待ちですか!?

「はい。新しい車を買う感じの雰囲気を醸し出してたんで、『那須さーん、車カッコイイすね!』って感じでヘヘッ(報道陣爆笑)全然振り向いてくれないんすけど、ちょっとホント、お願いしたいっすね。貯蓄ランキング上がる?そうなんすよー(笑)」

貯蓄王になるための一番の近道は、レッズの選手として活躍することです

19歳の誓いを立てます

「やっぱり10代最後なので。けど、特に変わらず日々努力をして、努力をやめたらもう先はないと思うので、毎日毎日必死に頑張っていきたいと思うので、1日でも早くゴールを決めて、どんどんどんどん活躍できるようにしたい」

まずは、J公式戦デビューを果たした地で、「頑張ります!」

ちなみに、那須選手に車の件を確認したところ、

「恐喝です!(笑&大汗)」

やっぱり”タカさん”は、大物感たっぷり

これからどのように”爆発的ブレイク”を果たすのか

伝説はまだ、始まったばかりです

関根選手のインタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

さらには、レッズレディースの情報も満載です

吉備国際大学戦終了後の監督、選手のコメントを用意しています

では

4月17日 「帰る時に自分は座っていたけど、『じゃあな』と言ってくれたので、ちょっと嬉しかった」

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どうもです

派手な撃ち合いから一夜明けたきょう、練習午前11時から始まりました

心地よい晴天に恵まれる中、徳島戦スタメン組のんびりとクールダウン

それ以外のメンバー、攻撃のパターン練習で汗を流します

「受けにきて受けにきてで、ボールが来ないと相手に狙われる。駆け引きを意識して!」(監督)

5トップ&両サイドのストッパー&サーバー役のボランチがハーフコート上に並び、フィニッシュまでの流れを確認

「タイミング!3人目を使ってシュートまで!」(監督)

ディフェンス役(ボール奪取しない)として立つコーチ陣の間を抜けるように、鋭い動きでゴールを目指します

「いこうよいこうよ!」(森脇選手)

「テンポテンポ!森脇君、口動かす前に体動かそう!」(槙野選手)

サイドを経由し、縦横斜めに鋭い動きを入れながら、タイミング良くそこへパス

より相手にとって脅威となるコンビネーションアタックに、磨きをかけていました

お昼の12時25分、最後「10分!」(監督)全体練習合流組が全員でシュート練習をして、終了(※関根選手シュート練に不参加でしたが、理由のちほど)

さて、クールダウンを終え、一通り練習見学を済ました濱田選手、淡々ときのうの試合を振り返ります

「勝ててよかった、という感じ。価値あるゴールを決められて良かったなという感じだけど、たまたま僕が決勝点になったというだけ。1点1点だけど、良い時間帯に決勝ゴールを決められて良かった。試合後ご飯に行って遅くなったけど、しっかり眠れた」

–濱田選手が憧れる闘莉王選手を彷彿とさせるような劇的ゴールでしたが!?

「はい。気持ちの部分が出たかなと。最後まで諦めないというか、絶対『勝ってやろう』と思っていたので、それが結果につながったと思う。闘莉王さんも強い気持ちを持っているので、そういうところが、いつも結果に出ているのかなと思う」

–ようやく、心から「ただいま!」と言える時が来ましたか!?

「はい。でもナビスコ杯ナビスコ杯、リーグリーグだと考えているので、リーグでスタメンで出てそういう活躍ができればなと思う」

–守備面などいろいろ課題があるのも、ある意味で楽しみ?

「そうですね。満足したらそこで終わりなので」

浮かれることなく、確かな意志と共に、背番号12着実に成長を遂げています

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練習後、クラブハウスの2階にあるテラスへ向い、笑顔で手を振る選手がチラホラ

その視線の先に、携帯電話で通話をしつつ練習を見守る、山田暢久さんの姿がありました

「トレーニング!ヤーマ!!」(監督)

用具整理の際、1階の玄関スペースでも”偉大なる先輩”と鉢合わせた関根選手、意外と冷静

なぜならば・・・・

「こないだも携帯ショップで会った(笑)おととい?3日前?月曜日のオフに会った(笑)」

すなわち、山田さんが数分前に電話で話せていたのも、めんどくさがらずに!?お店へ足を運んだおかげ、かも・・・

関根選手店内でレジェンドの存在に気付き、

「挨拶をしたら、『オー!』みたいな感じだった(笑)帰る時に自分座っていたけど、『じゃあな』と言ってくれたので、ちょっと嬉しかった(笑)」

と目を輝かせます

「20歳違うのであまり喋ったことないけど、レッズの大先輩だし、一緒にプレーしたのは練習試合ぐらいであまりないけど、技術がしっかりしていたり、お手本になる人だったので凄いなと思った。僕が見始めた時からずっと出ていた選手なので、遠い存在だけど」

山田さんに比べれば、デビューのタイミングが一足早い関根選手ですが、きのうの試合ベンチから戦況を見守りました

「ああいう相手難しいと思ったし、その中で自分が出たらということイメージしていた」

川崎との大一番へ温存されたか、わかりません

「出られなかったけど、次にチャンスが来た時にしっかりそのチャンスをつかめればと思う」

”次”に備えて、きょうシュート練習を回避

「きのう自分だけ出ていなかったし、やらなきゃいけないことはまだまだたくさんあるので」

理由もう一つあります

「・・いろいろ懸かっていたりするので(苦笑)…まだ無理っす(笑)」

まだ18歳の若武者にとって、オトナ同士の”お楽しみ”?少し負担が掛かってしまいます

とはいえ2日後にまた、大人の階段を上ることに

「川崎F戦自分の誕生日なので出たい気持ちあるし、特別な思いもある。まだゴールを決めていないし、そこで決められたら一番良い。やっぱ狙いたい」

–過去、誕生日に公式戦に出場した経験というのはありますか?

「6年前にあった。その時ゴールを決めた。中2の時、アウェイでFC東京と対戦して(笑)」

とは何という巡り合わせ!しかも、しかもです!!

「オーバーヘッドを決めた」

さすが、大物感たっぷりのルーキー

「次もオーバーヘッドで決めたいけど、何でも良い」

今度2点!?と振れば、

「3点取っても良い」

とすぐに返ってきました

「誕生日に埼スタでサポーターのみなさんの前でプレーするのは幸せだし、力にもなる。次の試合いろいろ巡り合わせがあるので(笑)、出られたらチャンスを活かして頑張りたい」

背番号2(+)6、関根貴大、レッズアカデミーの星
(※ほれから彼おーはらじゃ「タカ」で通ってるんだ。そこんとこよろし・!)

プレーのみならず、風格からも間違いなく、”レジェンド”になるポテンシャルを秘めています、大いに!

濱田選手と関根選手のインタビュー今夜7時(再放送23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

さらに、きのうの試合後の選手コメントに加えて、小島選手にもインタビューをしました

「複雑な違和感あったけど、良い経験になったしこれを糧にまた頑張りたい。ペトロビッチ監督とは久々に会って、『ポジティブにやってくれ』と言われた。クニくんからは『あれレッドだろ!』と。サポーターとまた会うその時、暖かく見守ってほしい」

お楽しみに