10月31日 「どしんと構えて」

どうもです

過ごしやすい晴天に恵まれた大原

決勝を2日後に控えたきょうの練習、午後1時5分頃から始まりました

レポートの前に、気になっていたことについて・・・

練習前には選手達がリフティングゲームを楽しむのが通例ですが、ここ数週間変化があります

夏頃まで2つのグループで行われていました

それが今は、1グループにまとまっています

「同じことをみんなでやるのは目的の1つだし、以前若手とベテランで分かれていたけど、みんなで1つのことをやるのは大事なことだと思う」

槙野選手に聞くと、そのような答えが返ってきました

ピッチの上から見れば、大きな1つの輪が出来ているようにも

まさしく”一丸”です

そんなちょっとした心がけも、最近の好成績に結びついているのかもしれません

「きっかけが結果を産むと思うし、それそれで良い」(槙野選手)

さて、ウォームアップを終えた午後1時40分からは、11対11でのハーフコートゲームへ

「取られたあとの切り替え早くね!」(監督)

今日は数的同数ということもあり、球際での激しい攻防が随所に見られました

時に監督プレーを止めて、

「横、横のパスが多いよ!」

と指導を入れます

互いに集中した守備を見せていたのが一番の要因と言えるでしょうが、なかなかゴールが生まれず

すろと午後2時、監督選手を集めます

約2分後に円陣が解かれると選手達からは自然と「集中して!」の声

「日程的にキツイところあるけど、そのなかで自分たちのやろうとするサッカーができていなかったり、運動量が足りていないと指摘してくれる。ダメなところ『ダメ!』と言ってくれるのはいいと思う」

と振り返る槙野選手が午後2時10分、カットインから右足で豪快なミドルを放つと、地を這う鋭い弾道がゴールネットに突き刺さり、ラストゴール

「もうちょっとメリハリを持って、明日前日なので、仕上げていかないといけないと思う」

決勝前、大原で最後の練習を終えると、国立での公式練習を見据えました

練習後に、同じ左サイドの選手と何やら秘策を練るなど、準備に余念のない様子

「相手に脅威を与えるプレー続けないといけないし、マークされるなら逆に右が生きるので、それそれでいいと思う。まあ、サッカー騙しあいなので(笑)」

披露されるかわかりませんが、それ試合でのお楽しみに

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言わずもがな、レッズには数多くの”カップウィナー経験者”がいます

その中でも特に頼りになるのが、現在2連覇中の興梠選手

「前節のリーグで休んだ分、割と動けていると思うし、柏に関してすごいやりにくい相手でないので、いい試合ができると思う」

スタンドから柏を観察した印象としては、

「ある程度スペースがあったし、守備的なチームでないと思っているので、攻撃的な分スペースもあいてくると思うので、いい試合ができると思う。個人としても苦手意識ない」

と自信を覗かせます

「難しい雰囲気でやるのは間違いないけど・・・」

そう前置きした上で興梠選手選手が語る、決勝に大切な心構えが”ならでは”の言い回しです

「リラックスして、どしんと構えて試合運びができればと思う」

そして、

「決勝ということで本当に両チーム難しい戦いになると思うけど、いつも通り前からどんどんプレスをかけて、90分間通してうちのペースで始まり、うちのベースで終われるようにがんばりたい」

それだけ、今までレッズで取り組んだサッカーに手応えを感じているということ

「決勝だからといってそんなに、いつも以上に何かをしようとは考えずに、いつもどおりのプレーをすればいいと思うし、『自分がMVPを取ろう!』という考えでなく、1人がみんなのために動けば、おのずと結果ついてくると思う」

興梠選手のプレースタイル”そのもの”とも取れるコメントです

やっぱり頼もしい

当然、高ぶるものがあります

「最近いい試合が多いし、最近負けてもいないし、それぞれみんなこのタイトルを取りたいとワクワクしているし、いつも以上のプレーをみんなしてくれると思う」

ワクワク・・・仲間達も同じ思いでいるはずです

「入ってきて初のタイトルか取れるかどうかなので、取れれば、『浦和に来て本当によかった』と思ってもらえるだろうし、今年加入してきた選手みんなそう思っている。1つでも多くのタイトルを取りたい」

共に精一杯闘い、共に聖杯を掴むことで、浦和レッズの結束より強まっていくのでしょう

槙野選手、興梠選手のインタビュー詳細、今夜7時(再放送23時)からの「You’re The REDS」でお伝えします

 

10月30日 「Jリーグで2冠を取れるのは自分たちしかいない」

どうもです

きのうの冷え込みから一転、ポカポカ陽気の大原で練習お昼の12時20分からスタート

ウォームアップを終えた午後1時5分過ぎ、監督選手達を集めます

着用するビブスの色に応じたタッチ数などのルール説明や「タイミングでしっかり!」(監督)といった意識付けがなされると、約5分後、

「いこうよいこうよーー!」

森脇選手の威勢の良い掛け声と共に、ゲームへ

プレーエリア、ハーフコートよりやや広め

レギュラー組が11人に対して、リザーブ組12人という変則的形式でした

「数的不利な状況で、考えながらプレーしよう!」(監督)

早速、ファーストプレーで槙野選手が右足での強烈なシュートでネットを揺らします

負けじとリザーブ組、関口選手が軽やかな身のこなしでGKをかわしてゴールを決めるなど、応戦

スタンドからは頻繁に、好プレーへの拍手が送られていました

選手達給水中にも熱心に意見交換をするなど、とても集中した様子

「ゆっくり」、「ブラーヴォ!」、「奪ったら縦!」

監督も声を絶やさず

練習、午後1時35分頃に終了

タイトルマッチへ、今週最初の実戦トレーニングからは、程良い緊張感と活気が感じ取れました

「ここ最近、すごくいい練習ができているなかで、良い試合ができているので、それが継続してできていると思う」

そのように手応えを口にするのは宇賀神選手

練習中には通訳を介さずに監督とコミュニケーションを取る一幕も

「なんとなくだけど、1日休みないから、『そんなに長くやらないからがんばれ!』と言っていたので、そんなに気にするほど疲れていないけど、気を遣って色んな選手に声をかけていたので、なんとなくわかった」

それだけお互いに理解し合い、通じ合えているということ

「監督色んな選手とコミュニケーションを取って、チームを1つにするのがすごく上手だと思うし、そういう監督だからこそ、タイトルを取ってあげたい気持ちもある。監督日本に来てからまだタイトルを取っていない、J2優勝しかないので、初めてのタイトルに自分も加わりたいと思うし、自分にとっても初めてのタイトルなので、そこ強く意識したい」

充実した10月の前には、9月の苦悩がありました

「うまくいかない時というのはすごく苦しいけど、そのなかでベテランの人たちがチームを引っ張ってくれて、うまくいかない時に積極的に『もっとこうした方が良いんじゃないか!?』というような反省会を、ご飯を食べながら何度も何度も繰り返していたことが、今に活きていると思う。良くない試合が何試合も続いて、毎回同じような話をしているのに、また同じことでやられてしまう。そういうのは沢山あったけど、それが間違いなく活きていると思うし、那須さんとか阿部さんとか優勝を沢山経験している選手がそういうところで引っ張ってくれようとしてくれているのは、自分にとっても良い経験になったのかなと思う」

チームが1つになって乗り越えたことで、レギュラーでプレーする宇賀神選手の心にも、より一層の責任感

「今までなかなか、プロになってから最初多くの試合に出られましたけど、ここに来るまですごい苦しんだ時期もありましたし、そのなかで今年、沢山試合に出ている中で、優勝争い、リーグでもナビスコでも両方タイトルを取れる位置にいるというのはやっぱり出ている選手が1人ひとり責任を持ってやらないといけないと思うし、ピッチに出ている間ベテランとか年齢関係ない。ベテランがやっていなければ、自分が怒らないといけないと思うし、別の選手の声が出ていない時、走れていない時には『もっと声出せ!』『もっと走れ』と試合中にかけることを意識している」

”苦しんだ時期”

その1つが、ちょうど2年前でしょう

堀監督就任後のFマリノス戦でスタメンに返り咲くと、躍動感あるプレーを見せ勝利に貢献

翌週の決勝でも活躍が期待されました

しかし、2日前の紅白戦で左膝を負傷し、欠場を余儀なくされることに

「試合に出て、負けた選手も悔しかったと思うけど、”ピッチに立つこともできなかった”という悔しさが自分の中にあるので、みんなで国立に忘れてきたものはあると思うけど、自分そこに立ってもいないので、また感慨深いものはある。けど、練習まだ2日間あるので気をつけながらやりたいと思う。けがをしないように気をつけたい(笑)」

メンタル、プレー、あらゆる面であの時よりも成長した背番号3

2年前、このように意気込んでました

【Jリーガーも何千人といるけど、その中で決勝のピッチにスタメンとして立てるのは22人しかいない。その資格を得て、ピッチに立った時に(ファイナリストとしての)幸せを感じたい。100パーセント以上の気持ちを出して、戦う姿勢を必ずピッチで見せる】

そして今も「正にそう思う」

次こそ胸を張って、聖地の舞台に立ってもらいましょう

最高の仲間達がついてますから

「自分たちリーグ戦でもすごいいい形で優勝争いができているし、Jリーグで2冠を取れるのは自分たちしかいないと思う。その瞬間をサポーターと一緒に分かち合いたいので、スタジアムに来れない方テレビから、スタジアムに来られる方、いつも通りの”最高の後押し”をお願いします!」

チケット争奪戦に配慮したコメントにもある通り、どこにいたとしても、「We Are REDS!」です

宇賀神選手のインタビュー詳細、今夜7時(再放送23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

 

10月29日 「選手も全く同じ気持ち」

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どうもです

決勝まであと5日

降りしきる雨の中、きょうの練習お昼の12時20分からスタート

室内調整を経てピッチに姿を現した選手達約1時間、フィジカル系メニューをこなしました

きょうから練習の開始時間が、試合のキックオフに合わせた設定になっています(あすからはゲーム形式が午後1時5分スタート!?)

決勝モードに入ったことを受けて、

「こうやって合わせているということ、それ以外のところでも試合に向けての良い準備をしないといけないなと。試合に入っていくルーティーンを1週間のうちにしっかり整えていかないといけないと思っているし、決勝戦で爆発できるようにこの1週間も良い準備をしていきたいと思う」

と語るのは森脇選手

出場停止も明けて、充電完了といったところでしょうか

「そうですね」

と口を開いた瞬間でした

後ろからは「マジメか!」というツッコミと共に、特大の「バチン!」

「クニく~ん!きのう言ったじゃん!やわらかくしろって!!」

後頭部を警戒しつつ、森脇選手のお話続きます

「しっかり充電させてもらったので、ナビスコ杯決勝チームのためにしっかり戦いたいという意気込みでいる」

–先週練習を休むこともあって、槙野選手に負傷を暴露されていたましたが!?

「ここ半年ぐらい、かかと痛に悩まされているけど、試合に出させてもらっている以上そういうことも言っていられないし、どんな状態でも100%のプレーをしないといけないと思っているので、そんなことも言っていられない。治療をしながらしっかり治していきたい」

このあとが良いです

「どんなことがあってもレッズのために戦わないといけないと思っているので、どんなけがをしようが、ぶっ倒れようが、勝利するために頑張りたい。ここまで来たらみんながいろんなところに負担が掛かった中でのプレーになるので、そういう時でも良いプレーをするのがプロの仕事だと。せっかくお客さんがたくさん来てくれているのに良いプレーを見せられない、浦和レッズらしいサッカーを見せられないのは良くないので、どんな状況でも良いプレー、良いサッカーを見せたいと思っているので、次のナビスコカップ決勝サポーターのみなさんを喜ばせるために戦いたいなと」

2日前の柏戦スタンドから見守ったということで、対策もバッチリのはず

「上からたくさん見ていたけど、ジャーナリストのみなさんの方がより多くのことを見られたんじゃないかなと。僕上から見てみんな『頑張っているな!』ぐらいしか感じなかったけど、またビデオを見ていろんなところを見直したいなと。それ相手の弱点であったり、こうすれば相手が嫌がるというのをもう1回、見つめ直したい。ビデオを見てもわからないことがあれば、記者のみなさんに聞きたいと思います(笑)。まだわかんなかったということですね(笑)。こんなことを言うといろんなことを言われると思うけど、それを覚悟の上で今、しゃべっている(笑)。またしっかりビデオを見て感じたことを自分の中で整理したい。ああだこうだ考えずに言ってもよろしくないので、しっかり見て考えてたい。(観戦中、奥さんのことを考えていたからで!?)サッカーと奥さんのこと両方を考えないといけないので大変かなと思うけど(笑)、この1週間決勝のことだけを考えて準備させてもらいたいと思っている」

広島に所属していた2010年には、決勝で悔しい思いをしています

「浦和レッズも決勝まで行って鹿島に負けた悔しさがあると思うけど、僕自身も決勝まで行って2対1で勝っている状況でラストワンプレーぐらいで磐田の選手に決められて(延長戦の末に)敗戦したという悔しい思い出があるので、勝って払拭させたい。まだナビスコ杯の優勝経験していないので、是非獲ってどんな味なのか体験したい」

–サポーターからは「このチームに優勝して欲しい」という声を聞くこともありますが!?

「選手も全く同じ気持ち。たくさんの人たちが浦和レッズの雰囲気が素晴らしい、サッカーが素晴らしいと思ってくれていると思うけど、より多くの人に知ってもらうためには大きい大会の決勝の舞台でテレビ中継もあるので、みなさんが観てくれる中で良いプレーをすることでもっともっと浦和レッズに興味を持ってくれる人を増やしていけると思っているので、是が非でも良いプレーをして勝ちたいなと。泥臭いプレーをしてでも優勝に向けて頑張りたいなと。少しでも多くの人に浦和レッズの魅力を伝えていきたいと思っている。90分間、ぶっ倒れるまでやり通したいと思う」

プレーもちろん、取材応対も一生懸命な森脇選手

生の声を聴いていただければ、その姿勢と決勝への覚悟、より一層伝わってくるかと思われます

ラジオを通じて是非!

インタビューの詳細、今夜7時(再放送23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

10月28日 「少しでも役に立てたのは良かった」

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どうもです

雲ひとつない、気持ちよい秋晴れの大原

ファイナリストからチャンピオンへ

そうなる権利を得た、心弾む週が始まりました

柏戦から一夜明けてのトレーニング、午前11時からスタート

きのうの試合にスタメン出場した選手達クールダウン、それ以外のメンバー約70分間、7対7でのゲーム形式を中心に汗を流しました

先にメニューを消化したスタメン組のほとんどが、クラブハウスへ戻ることなく、ピッチ脇からゲームを見学

その一つの光景からも、チームの雰囲気の良さが垣間見えます

ゲーム形式を見終えて、続々とミックスゾーンへ姿を現してくるスタメン組の集団の中には、背筋をピンと伸ばし堂々とした様子の阪野選手も

「勝てたのが本当に良かった」

まずは、リーグ初スタメンの試合で結果が出たことに、ホッとしたようです

【FIRST IMPRESSIONS】を聞きながら階段を登り、スタンドを見渡せばそこには赤い大観衆

レッズにいるからこそ味わえる、気持ち高ぶる選手入場を初体験しましたが、

「あんま考えてなかった。ヘヘッ(笑)わかんないっす」

それだけ集中していたということ

頭の中で

「自分が何をすべきかを整理していた。慎三君に変わることできないけど、僕の良さを出そうと。守備だったり、身体を張るところで負けにように頑張ろうと思ってた」

最初のプレーで、縦パスをしっかりと足もとにおさめました

「大切にして、思い切っていこうと考えてた。結局取られたけど、自分の思うとこにコントロールできて良かった」

右のスペースへ流れてマイボールにした追加点のシーンなど、周りとうまく連動しながら攻撃のリズムを作ることも

ただし、

「点を取りに行くまでの形なかった。あとはもうチョイ、点に絡むところが自分の持ち味なので、そこを出せるように練習からもっと頑張りたい」

献身的なプレーに加えて、ストロングポイントである”ゴール前での迫力”に磨きをかけることを誓いました

また、今まで何度かピッチ上で共にした”勝利の凱歌”、ひと味違ったようです

「自分がスタメンで勝つというのは、また特別な気持ちになる。チームが優勝争いをしているプレッシャーがかかる中での試合だったので、『勝てて良かった』と安心した」

そして何よりも、

「今シーズン、チームの役に立ててるかどうかと思ってたし、気持ちよくそう言えることなかった。なので、少しでも役に立てて良かった」

”代えの効かない”ワントップ不在の中、レッズユース出身大卒経由のルーキーが、リーグ王座奪還へ大事な役目を果たしました

「争い厳しい」

興梠選手が戻ってくる5日後の決勝について、”ベンチに入れるかどうか”というラインかもしれません

けれども、

「上だけじゃなく、下からも突き上げていくことで、チーム全体の力上がっていく」

若手がそういった気持ちで励めば、決勝へ臨むチームさらに活性化するでしょう

リーグ初スタメンを経て、期待のセンターフォワードがまた一回り大きくなった印象を受けました

ちなみに、優勝した2003年の決勝

「あんまり記憶にないっすね、正直。ヘヘッ(笑)」

以前紹介した、ビジュアルに参加していた山田直輝選手のお話しもあれば・・・

10年、それだけ長い時間が流れたということでしょう

なおさら欲しくなります、聖杯が

阪野選手のインタビュー詳細、今夜7時(再放送23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

 

10月25日 「チームを助ける。それだけ」

どうもです

埼スタでの柏戦を2日後に控えたきょう、練習恒例のミーティングを経て午前11時頃からスタート

ウォームアップ後、11対11でのハーフコートゲームへ

連動した動きからなる攻撃、奪われたあとの素早い守備への切り替えなど、連携を高めるべく選手達集中した様子で取り組んでいました

練習お昼の12時10分頃に終了

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次の柏戦で、興梠選手と森脇選手の出場停止に加えて、回復次第で複数名の負傷欠場が、少なからず可能性として出てきました

そういった中、梅崎選手2日連続でレギュラー組のシャドーに入り、軽快な動きを披露

「違う選手が入っても良い感触があるし、コンビネーションも変わらずに機能しているので、続けていきたい」

と手応え

きのうのゲーム中のこと、中央でボールを受けると左サイドの宇賀神選手を走らせるような、”スペースを活かした”パスを選択するも、つながらず

するとすかさず監督ゲームを止め、近くに原口選手が待ちかまえていたことを説明し、悔しそうな素振りを見せる梅崎選手を優しく抱擁

いつもいつもただ単にハーフコートゲームをしているのでなく、監督がしっかりと目を配った上で的確な指導をできているからこそ、チームレベルアップしています

「ほんと、そういう監督だと思う」

そして、選手それぞれに芽生える、さらなる向上心

「チームの攻撃というのは、真ん中で如何にコンビネーションしてから連動したプレーが出来るかだと思うので、ポイントとなれるように意識していきたい」

思えば、7月末の磐田戦でケガをして以来続くのが、ベンチを温める日々

定位置奪回へ、アピールの思いが強いかと思われますが、そんなこと眼中にありません

「リーグ残り5試合だし、チームの総力戦だと思うし、まだわからないけど、こういう出番が回ってきた時にそれを埋める。というか、それ以上の活躍をしたい」

思いひとつ

「チームを助ける。それだけ」

あくまで目指すタイトル奪取です

レギュラー、リザーブ、そんな括り一切なしで、”チーム一丸”となり同じ方向を向いていることが確認できました

であればとやはり、梅崎選手に期待が高まります

ここ数年の終盤、レッズ何度も”キレ崎”に救われてきましたから

インタビュー詳細、今夜7時からの「You’re The REDS」でお届けします

10月24日 「自分たちは2試合とも絶対に負けられないし、勝って浦和にタイトルをもたらしたい」

どうもです

気にならない程度の小雨ぱらつく大原

柏戦3日前の練習、午前10時頃から始まりました

ウォームアップのあとは、11対12でのハーフコートゲームへ

フィールドプレーヤーが10人のレギュラー組、11人のサブ組はいずれもポジション毎に異なる色のビブスを着用

パスの狙い所がより明確化されました

そのうち1つのパターンが、片方のサイドでボールをキープし、相手が人数をかけて寄せてきた際に、一気に逆サイドのスペースへ展開する流れ

特に右サイド・平川選手の動き出しが秀逸で、そこから何度もチャンスが生まれていました

「1つのボールに対して、周りがボールのないところで連動して動く。スペースを意識しよう!」

「奪った瞬間に味方が動き出しているように!それによって相手を置いていける」

と指示を送る監督、素早い小走りを見せるなど、熱血指導

「監督のコンディションが一番上がってる(笑)」(槙野)

それに比例してか、「前から前から!」と永田充選手が声を張り上げた通り皆、意欲的でした

午前11時30分、梅崎選手がタメを作ると、右サイドを颯爽と駆け上がった坪井選手の折り返しにゴール前で関口選手、相手ブロックのこぼれ球を原口選手が詰めて、ラストゴール

「止まっている時間ないよ!いかに相手より早く、ボールのないところで動けるか」

という監督の言葉を見事に体現した、鮮やかな攻撃でした

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ゲーム形式で、1トップ+2シャドーに対する”連動して相手の逆を突く”ような動き出しについても細かく指導があった印象です

「練習で確認できたことぶっつけ本番より良いと思うし、自分が点を取らなくてもスペースを作って他の選手がそこに走り込めれば良いと思うので、そういう動きをしていけたら良いなと思う」

そう話すのは、関口選手

きょう途中からレギュラー組の1トップに入りました

ここ最近の試合での起用も踏まえて、

「こういうサッカーでワントップでプレーするのは初めてだし、練習で今日、初めてワントップに入ったので、どうなるかわからないけど、始まって見れば11対11でやるスポーツだし、フォーメーションがどうとかあまり関係ないと思う。どっちが多く点を取って勝つかなので、残り試合内容より結果を重視して優勝を目指してやっていきたい」

ダービーでの初ゴールもそうですが、ここ最近良い流れで試合に入れているように見受けられます

「目に見える結果が出ているので、良く見えると思うけど、点に絡めなくても時間の使い方だったり、その時にチームが必要としていることをできればと思って試合に入っているので、試合を見ながら良い準備をできていると思う」

–頭の中でハッキリと役割を整理した上で臨めてる!?

「そうですね。点を取りに行く時前掛かりになっていかないといけないと思うし、時間を使いたい時後ろの選手の疲労度を見て時間を使わないといけないと思うので、それぞれの役割できていると思う」

きっかけ、湘南戦でしょうか

鬼気迫るプレーからは吹っ切れた様子が垣間見えました

「あの辺りから得点に絡めるプレーができているし、自分としても思い切って仕掛けられている。良い感触で来ているので、このままシーズンの最後まで突っ走って行きたい」

きょうの練習後も若手と活動していた有酸素部、天野コーチとのディスカッションなど、1つ1つの心がけが良い方向に結びついてきたようです

迎える、柏との大事な大事な2連戦

「仙台の時もナビスコ杯とリーグで柏と連戦だったことがあったけど、そういうこと勝ち進んだ者同士なので仕方ないと思う。柏リーグ優勝ないと思うし、ナビスコカップ絶対に獲りに来ると思うので、リーグ戦の試合で試すというか、確認作業みたいなことをやってくると思う。自分たち2試合とも絶対に負けられないし、勝って浦和にタイトルをもたらしたい」

そのために

「11人だけじゃなくてサブの選手、メンバー外の選手が一丸となってやっていくからこそタイトル獲れると思う。自分ずっとサブでやってきて、しっかり底上げを考えてきたので、こういうチャンスで点が取れればと思う」

背番号11、レッズの一員である誇りを胸に、まずは埼スタで躍動してくれることでしょう

出場停止の森脇選手の分も

「あいつ今日の練習を休んで良いオフをもらっているので、あとでシバいておきます」

力強く言い切りました

しばらくすると、サポーターとの写真撮影やサインに応じた森脇選手がミックスゾーンに姿を現します

–森脇さん!関口選手が・・・

「ね!『ファンサービスを二往復しろ!』と言われたからしようと思ったんだけど、二往復目誰も声を掛けてくれなかった(笑)。意味がないっていうね!!ホント、多分、中でシバかれると思うので、大声が聞こえたら助けてください(笑)」

その後まもなく、

「ちょっ!クニくん、クニくーーん!!ちょっ、ちょっ!クニくん!!!・・・・・」

少し遠くからは、森脇選手らしき叫び声が聞こえてきました

関口選手のインタビュー詳細、今夜7時(再放送23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

 

10月23日 「チャンスが目の前にあるからこそ、絶対につかみに行くべきだと思う」

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どうもです

2連休明けのきょう、練習午前10時頃からスタート

フットサルコートでの体幹トレーニングを行ったあとは、坂道ダッシュや天然芝ピッチでのステップワークが行われました

締めに恒例のシャトルランニング(一位野崎選手)をこなし、練習午前11時15分頃に終了

10月も下旬に入り、気温随分と下がってきました

けれども、タイトル奪取へ選手達のテンション高まっていくばかり

きょう曇り空でしたが、選手それぞれ晴れやかな表情を見せていました

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「優勝言葉に表せないぐらい嬉しかった」

と喜びをかみしめるのは、マルシオ リシャルデス選手

ん!?クライマックスこれからのはずですが・・・

何かといえばそれ、2日間のオフでのこと

「おととい月曜日、選手同士でゴルフコンペをした。非常にリラックスしながらみんなで楽しむこともできたと思うし、非常に楽しかった。ちなみに、優勝させてもらった(笑)」

今年になってから始めた新たな趣味で、ラウンド3回目

にもかかわらず、ハンディも手伝い見事、王者に輝きました

「何事でも一生懸命やること良いことだと思うし、ゴルフで1位を取れたのは目標の終点だったので、そこまで辿り着くことができて良かった」

【第2回浦和レッズ杯】には10名以上の選手が参加

若手ベテラン問わず、オフであっても楽しい時間を共有するように、レッズの選手達本当に仲が良いです(今日も野田選手、宇賀神選手、槙野選手、山田直輝選手、小島選手らが練習後も約1時間、リフティングゲームで遊んでました)

「そういったことが一番、チームの雰囲気を良くしてくれると思う。凄く重要なことだし、常にそうありたいと思う。そういうことがチームの力を生んでいくと思うし、これからも年齢問わずにみんなと仲良くして行きたい。そういったことがチームをチャンピオンにしてくれる大事な要素だと思う」

つぎ本業のサッカーで頂点に立ちたいところ

先日の鹿島戦でケガから復帰後、久々に長時間ピッチに立ちました

「長い期間、治療に専念していていたけど、良い形でチームに戻ることができて、特に鹿島戦チームのために戦うことができて嬉しかった。まだ100%とは言えないかもしれないけど、自分のコンディションとしては素晴らしい状態を取り戻すことができた。こういった調子で、もっともっと練習から仲間と笑顔でこれからもけがなくやれたらなと思っている」

監督からも信頼されているのでしょう

きょうの練習後に、通訳を交えて少しの間コミュニケーションを取っていました

「信頼を得ることどの選手にとっても良いモチベーションにつながるし、非常に重要なことだと思う。先発で出ようがベンチ組だろうが、どんな時でもチームの戦力になることが自分の目的なので、そのために戦って行きたい」

レギュラー2人が出場停止

このタイミングに背番号10の復調、ナイスな巡り合わせ

期待自然と高まります

「リーグ戦、ナビスコ杯と優勝の可能性高いと思うし、特に新しいことをするつもりない。今までやってきたように努力しながら、チームの戦力として、一員としてみんなと戦って行きたい」

オフで英気を養ったマルシオ リシャルデス選手、程良く引き締まった表情で決意を口にしました

「チャンスが目の前にあるからこそ、絶対につかみに行くべきだと思うし、そのためにみんなと一丸となって戦えればと思う」

インタビューの詳細、今夜7時(再放送23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

 

10月18日 「独特な雰囲気の中でも、非常に”力強い味方がいる”と思ってプレーしている」

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どうもです

爽やかな秋の空気に包まれた大原

鹿島戦前日練習、午前11時頃から約1時間、11対11でのハーフコートゲームを中心に行われました

レギュラー組が華麗なコンビネーションからゴールを量産していたのは、明るい兆しと取れるでしょう

大一番を前に、レッズの精神的支柱・平川選手の意気込みを紹介します

「このプレッシャーのかかった試合を楽しみながら良い結果を残せるようにしたい。鹿島にいつも遠い中、大勢のサポーターが駆けつけてくれる。それによって、独特な雰囲気の中でも非常に”力強い味方がいる”と思ってプレーしている。いつも以上に良いゲームを出来るように僕らも全力を尽くすし、それに合わせて良いサポートをしていただけるとありがたい」

浦和の赤い心とパワーで、何が何でも宿敵を粉砕しましょう

平川選手のインタビュー詳細、試合前日監督会見の様子、今夜7時からの「You’re The REDS」でお届けします