9月25日 「一瞬『おっ!』って思うかもしれないけど、しっかり潰したい」

どうもです

新潟戦2日後であり、セレッソ戦2日前のきょう、練習は午前10時から始まりました

通例の戦術ミーティングはあすに回し、ステップワークや鳥かごといったメニューが中心

日程、コンディションに配慮し、軽めの調整で回復につとめたようです

今季は、殆どの選手がシーズン中に大きなケガをすることなくここまで来ました

マルシオ選手も帰ってきた今、けが人はほぼゼロ

その現状が表す通り、チームとして良いフィジカルマネージメントが出来ているのでしょう

もちろん、夏の疲れが出始めるのは”ここから”ですが、選手もスタッフを信頼して日頃のメニューに取り組めているので、心配御無用!であれば何よりです

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きょうは、各自コンディションに応じて、居残りで汗を流していました

ボール回しや関口選手、山田直輝選手らとのボールを使った”じゃれ合い”で調整したのは関根選手

済んだらクラブハウスへ

とはいかないのが、ルーキーの宿命でもあります

用具片付けもある関係で、加藤選手と岩舘選手のキーパー練習が終わるのをピッチ脇からぼーっと見届けていました

さすがに少々疲れ気味の様子

「そうっすね、90分出られた後は体も違う(苦笑)」

――新潟戦後のヒーローインタビュー、反響はありましたか?

「いや~みんなから、あれっすよ!ダメ出しされた・・・。『ホームじゃないよ!』というのと、カミカミだったということ(※次はホームですが、と言いかけ、自ら訂正)。ちっと、生は緊張した。めちゃ早口だったとも言われたけど、緊張して早口になったのかなと(笑)」

――U-19代表が発表されましたが?

「選ばれたことはホント光栄だし、日本代表として行くので、しっかり本大会の切符をつかむのが役目だと思うので、しっかりやっていきたい。(ユースの茂木も入っているが)1個下の選手も結構入っているので、そういう選手ともしっかりコミュニケーションを取りながら良いチーム作りをしてしっかり大会に臨みたい。U-20W杯には(2007年の)槙野くんたちの後からずっと出ていないので、自分たちの代は出られるようにしっかりやっていきたい」

――2007年のチームは「調子乗り世代」と言われてました

「あの世代ほど目立つ選手はいないと思うけど(笑)、結果だけは出して帰ってきたい」

――新潟戦で90分出て自信につながったこととしては?

「まあアシストできたことは大きいと思うけど、守備面での課題もあったし、まだまだ。90分通して課題が見えた試合だったので、しっかり次の試合に生かしていきたい」

――指宿選手に食らいつくシーンもありましたが?

「へへへ(笑)そうっすね、小さいから逆に大きい選手はやりづらいかなと思って。懐に入れば勝てると思ったけど、弾き飛ばされた(笑)」

――アジアの舞台でも屈強なフィジカルの選手は多いでしょうから

「そうすね、U-19代表は同世代の選手なので、対人でもしっかり戦っていきたい」

――同世代という意味ですと、新潟戦では同い年の小泉選手とマッチアップしました

「あいつとは誕生日も同じなので(笑)。あいつはマリノスにいた中学の時から対戦していたので、最初、あいつに取られて焦ったけど、ハハハッ後は落ち着いてまあまあできたのかなと」

――切り替えられたのは、メンタルが強いから?

「いや~、弱いっすね。ヘヘへッ『顔が死んでる』と言われたので(苦笑)試合中に(笑)」

――そして次はアウェイ!アウェイです

「はい、アウェイっすね(笑)セレッソ大阪は初ゴールを決めた相手だし、レッズは良い調子で来ているので、自分たちの良いサッカーができれば結果につながると思うので、しっかりやりたい。セレッソ大阪戦でゴールを決めた瞬間は忘れないし、気持ち良かったことは覚えている。次はしっかり点を決めて結果を残したい」

――C大阪には有名な選手も多いが?

「物怖じしてもしょうがないし、出られれば自分がやれることをしっかりやって、しっかり良い準備をしたい」

――近くにフォルラン選手がいても?

「一瞬『おっ!』って思うかもしれないけど、しっかり潰したい」

――頼もしい!

「イヤッそれはちょっと言い過ぎだけど(笑)、しっかり対応したい。ハハハ(笑)」

新潟戦後、監督は関根選手について、「彼がレッズでレギュラーになっていくには、まだまだ努力をしなければいけない」と話していました

赤いダイヤの原石がここからどう輝き羽ばたいていくか、その課程を見守る、あるいうぁ~共に歩むことができるのもまた、サポーターやレッズを愛する者にとって幸せなことです

ん?そうですね、そうですよ、わかってます、わかってますから

関根選手のインタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

では

9月24日 「特に前線の選手も良く寄せてくれてたので、後ろとしては凄い助かったし、パスコースも限定されてくるので、取りやすかった」

どうもです

新潟戦での勝利から一夜明けたきょう、練習は午前10時から始まりました

曇り空のもと、スタメン組はクールダウン

それ以外のメンバーは、6対6(キーパー含む)でのゲーム形式で約1時間、汗を流しました

練習後、監督はクラブハウスへ引き上げる際に、サポーターの座るスタンドへ手を振りながら、

「オツカレー!」

と声をかけます

それを受け、次第に拍手が湧き起こると、

「プレーヤー!プレーヤー!」

と選手側を指差し、自分ではなく”息子達”を称えるよう、促していました

指揮官の鑑とも言える対応です

そのような存在から「フランツ」と可愛がられているのが、永田選手

きのうは終盤にピッチへ送り出され、無失点勝利に貢献しました

きょうの練習でも精力的に動き回り、状態の良さを示しています

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――「涼しくなった」という話題を考えていたのですが、すんごい量の汗!

「いやぁ~きょうは暑かったっすね~。5対5をきょうやったんすけど、ほぼマンツーマンみたいな感じなので、疲れた(苦笑)」

――永田さんの声がたくさん聞こえてきたのですが、意識していたのですか?

「いや、意識はしてないすけど、人数少ないので通るだけでは?フフッいつもは槙野とかいるんで(笑)」

――きのうの新潟戦を振り返って

「えーとですねえ、まあ少ない出場時間だったけど、ゼロに抑えられたということが、最低限良かったかと思う」

――終わったときは気持ちよかった?

「そうですね、まあちょっと押され気味だったので、DFラインだけしっかり下がらないように意識していた。まあうまく抑えられたので、良かったかなと思う」

――相手は途中から田中達也選手などのスピードある選手が入ってきましたが、そこでのライン設定は難しかったのでは?

「そうですね、みんなボールに対して、特に前線の選手も良く寄せてくれてたので、後ろとしては凄い助かったし、パスコースも限定されてくるので、取りやすかった」

◇現在、安定した守備で闘えているのは、西川選手の存在がまず大きな要因としてあります。もうひとつは永田選手が話す通り、前線の選手がパスコースを限定するようなプレッシングをかけることで、後ろの選手が相手の狙うポイントに対し、的を絞りやすくなっているのも挙げられるでしょう

――相手のくさびに対する永田選手の“読み”が冴えてるように見受けられます

「まあ(笑)短時間だったし、僕が一番パワーを持ってる時間帯だったと思うし、少しでも90分プレーしている選手の助けになればと思いながらやっていた」

――助け合うという意味でも、チームが一丸となっている雰囲気を感じませんか?

「そうですね、ベンチの選手も凄いみんなモチベーションが高いし、みんなで闘っているという感覚がある」

――練習だと3バックの真ん中に入ることが多いですが、試合では左右どちらかでプレーし、難なくこなせているのも素晴らしいかと

「まあでも、攻撃の面がちょっと求められてるので凄い気は使うけど。モリもワイドに入ったりとか、今のところはうまく出来てるかと思う」

――スルーパスやオーバーラップなど、練習ではあまり見せないプレーを試合で出していて、楽しいです

「フフッそうすか!?(笑)フッフッフ・・・練習場で出来るようにする(笑)はい」

――フランツですから!

「いやいやいや、たまたま(笑)」

――つぎはセレッソ戦ですが?

「フォルランは世界的に有名な選手。でも対戦相手なので、そういう選手に対してどんだけできるか楽しみではある。前向かせたらやっぱ得点感覚は凄いと思う。セレッソはチーム自体があんまり調子良くないので、今のうちの調子だと良い試合が出来ると思う」

――「あ!フォルランだ!!」という感覚とかはない?

「そんなにないすね(笑)テレビとかよく映ってるんで、見慣れたって感じ(笑)フフッ」

――移籍して4年目の今が一番、優勝へと近づいています。大事なのこはここからですが、心境としてはいかがですか?

「まあ、もう少し出場機会が増やせれば良い。けど、まあでも、ここまでチームが良い調子だし、みんなで一丸となってやるしかないし、あとは優勝の可能性はリーグしか残ってないからそこを必ず取れるようにしたい」

――ちなみにきょうの大原には、永田さんの大好きなヤマさんの車が停まってますけど

「フフフフッ(笑)」

――2週間前の誕生日は?

「え?そうなんすか!?知らなかった、知らなかった、フフッ(ニヤける)」

――先週の坪井さんの誕生日、そっちは?

「はい、『おめでとう』と言った」

――ヤマさんにも優勝の良い報告ができるように?

「はい!フフッ」

永田選手のインタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

では

RED A Live 2014 9.20 VS柏

★浦和レッズ戦を実況生中継!

あす、埼玉スタジアム2○○2で行われる、「Jリーグ第24節・浦和レッズ対柏レイソル」の模様を実況生中継します。

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RED A Live 2014
「浦和レッズ 対 柏レイソル」
…9月20日(土)18:45~21:15(延長の場合あり)

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Come On! REDS…17:00~17:55
REDS After The Match…22:00~22:55

・応援メッセージはこちらへ!
・放送エリア以外でもサイマルラジオ(PC・スマートフォンなど)でお楽しみいただけます!!

・これに伴い、当日は番組編成を以下のように変更します。
17:00~17:55 Come on! REDS
18:45~21:15 RED A Live 2014(延長の場合あり)
22:00~22:55 REDS After The Match

9月18日 「非常に良い循環が生まれている」

どうもです

柏戦を2日後に控えたきょうの練習は、恒例のミーティングを経て、午前11時頃からスタート

ウォームアップ後は11対11、ハーフコート(横はペナ幅)でのゲーム形式へ

「周りを見て、縦の意識!」

「奪ってからの早さ!」

「出せなかったとしても、パスコースは見えていないとダメ!」

柏の守備ブロックを崩すイメージを共有すべく、監督はわかりやすい指導を続けます

「引きつけて、3人目」

「ゆっくり動かしながら、どこかのタイミングで裏へ入れるよ!」

蝶のように舞い、蜂のように刺す

長短のボールを織り交ぜ、揺さぶり、ここぞのタイミングを見逃さずに、縦へ

お昼の12時8分、柏木選手の縦パスを興梠選手が落とし、最後はペナ内右45度・李選手が右足でニアサイドへ流し込み、ラストゴール

チャレンジを繰り返す選手達は、時に抜群のコンビネーションからフィニッシュへとつなげていました

それと、鈴木選手がアイデア豊富にエネルギッシュな躍動感溢れるプレーを見せているのが、印象的です

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きのうは別メニュー調整だった槙野選手は無事に復帰し、完全合流

「全然大丈夫!」

守備での体を張ったプレーはもちろん、攻撃では公式戦2試合連続ゴールなど、背番号5・DFWは絶好調です

やはりこの男がいると、練習のムードが活気づきます

「きのうはまだオフモードだったんじゃないですか?(笑)。監督も怒ったと聞いているけど。首位にいるからこそ練習でもピリっとした雰囲気を作らないといけないし、やるところはやる、リラックスするところはリラックスするというメリハリをもって良い練習ができればなと思っている」

居残りでのシュート練習もきっちり行っていました

「リーグ前半戦はちょっと体の痛いところがあったからシュート練習も封印していたけど、やっぱりやることによってゴールも取れるし、シュート練習をやるようなバリエーションを増やして、チームの中でもいろんな形でのゴールが増えているし、そこはポジティブに考えたい。オーバーラップはタイミングもそうだけど、チーム全体の攻撃のポゼッションの仕方で相手が混乱に陥った時に相手が嫌がる走りをできているのはいいこと」

開幕前から常々、「守備陣がチームを救って勝つ試合を」と話していましたが、最近では守備陣が攻撃で助け、攻撃陣が守備で助けるというような良い関係がひとつのチームとして成り立っているように見受けられます

「ミシャ体制3年目だけど、やってきた中での課題についてみんなで取り組んでやれているし、毎試合毎試合、出た課題や成果について週末に向けて改善しながらやれている。このチームは試合を積むにつれて学んで強くなっているので、非常に良い循環が生まれていると思う」

この夏を通じてで手に入れた強さとしては、

「我慢!ですかね。はい」

ハッキリとした口調で言い切りました

「たくさんゴールも生まれるし、守備でも我慢することができている。昨年までは我慢しないといけない時に失点してしまったり、攻撃に出ないといけないところで前掛かりになりすぎてしまって失点することがあったけど、そのメリハリをピッチ内で、キャプテンは阿部さんだけどそれぞれのポジションの選手がリーダーシップを持ってやれているのは非常に良いことかなと思っている」

2日前、坪井選手も「槙野選手をお手本にしている」と

「ハッハッハッハ、いやいや(笑)。あんなね、あんなって言い方はあれだけど、ベテランの選手が元気よく若手に混じって和気あいあいとやれている姿を、ヘヘ(笑)僕ら後輩が見て育てばいいなと思うし、僕もああいう35歳になれればと思う。理想ですよね!」

坪井選手もそう、マルシオ選手、山田直輝選手といった、現状は出場機会に乏しい実力者もしっかりと、日頃のトレーニングからチームを盛り立ている印象です

「どのチームもそうだろうけど、出ている選手と出ていない選手の温度差はあるかもしれないけど、このチームは全員が同じ方向を向けているからこそこういう結果が出ていると思う」

「まあ・・・」としばらくの沈黙のあと、続けます

「問題行動、問題発言する選手がドイツに行ってしまったのでメディアのみなさんを騒がせることはなくなったけど、それは良いことかと思う(笑)」(報道陣も爆笑)

2日後は、柏との今年3度目の対戦

同じ相手にこれ以上の負けは、許されません

「相性が良かっただけに、ナビスコ杯決勝も負けているし、今年はリーグもナビスコ杯も負けているけど、ホームでしっかり勝って勢いづけたい。毎試合、毎試合、僕たちは勝たないといけないし、相手も僕たちのシステムに合わせると聞いているけど、よりこの戦術を長くやっているのは僕らなので、その差を見せつけたい。攻撃のクオリティもそうだし、守備の連動性も相手より上回れば良い」

“浦和の男”のプライドに賭けて、柏を倒す構えです

「ホームだし、今年はホームで強さを発揮しているので、僕たちだけじゃなくて観ている人たちの力も借りて、良い結果が生まれればと思う」

槙野選手のインタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

では

9月17日 「100回やっても報われない時もあるし。でも続けていれば必ず結果は出ると思うので、ずっと続けていきたい」

どうもです

柏戦を3日後に控えたきょう、練習は午前10時から始まりました

ウォームアップを終えた午前10時45分頃からは、攻撃のパターン練習へ

「コンマ何秒の話!判断して逆を取る!」(監督)

3対2を通じて、チームとしての攻撃の狙いを今一度確認し、磨きをかけます

「周りがしっかり見えていること。見えた上での状況判断をするように」

「受けてから探しては遅い」

「もらった時には周りが見えているように!意識して見よう」

監督からは、広い視野を保った上での的確な状況判断が求められていました

午前11時10分、給水を挟み、今度は3対3+両サイドに攻撃側のフリーマンでのパターンを実施

「右、左、真ん中!」(監督)

トライアングルが連動し、3人目のフリーランを活かした攻撃でフィニッシュへ持ち込む形を反復

「出した選手はそのあと必ず裏へ抜ける動きを!」(監督)

そのように、パス&ゴーも促されます

「相手の逆を取れ!駆け引き!」(監督)

アイデア、判断力、運動量、プレーの質

そこには当然、「頭を使う」要素も組み込まれるため、時に選手の声が聞こえてこなくなることも

するとすかさず西川選手が全体を盛り立て、そこに森脇選手が続いていました

理想的なゴールが多く生まれたかといえば、そうとまでは言い切れず

とはいえこれは、本番で成功するためのトレーニング

失敗もありです

午前11時38分、練習が終わる際に監督は選手を座らせ、約10分間の青空ミーティングを行いました

那須選手はこのように振り返ります

「良いお話だった(笑)結果はついているけど、何かをつかんだわけではないし、慢心してはいけない。色んな監督がいるけど、選手との対話を大事にしてくれて、意見も尊重してくれる。与えてくれるものは大きい。結果を残さないといけない」

首位に立っている今だからこそ、しっかりと気を引き締めたのでしょう

そして、那須選手の晴れやかな表情からは、選手と監督の揺るぎない信頼関係を感じ取れました

残り11試合、まずは柏へのリベンジで前進しましょう

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「今日はこんな感じで終わっちゃったけど、明日から土曜日の試合に向けてしっかり準備していきたい」

と李選手

きょうのパターン練習で監督は、このように選手へ伝える一幕がありました

「相手の逆を取れ!清水戦でもチュンソンが逆を取って決めたんだから」

先週の練習で監督が強調していた「遅攻と速攻のメリハリ」を体現した、森脇選手のパスから李選手が決めた電光石火のゴールシーンをお手本として示したのです

「たまたま」

李選手はそう言って、笑います

なぜなら、

「みんなそういうプレーができると思うし、ああいったプレーを自分が入ることで増やせればなと思っている」

とはいえ、ボールが来なくても、何度も何度も「逆を取り、裏を突く」動きを繰り返していたのが報われたシーンとも受け取れます

「確率論じゃなくて何回やるかっていうところなので、それを100回やっても報われない時もあるし。でも続けていれば必ず結果は出ると思うので、ずっと続けていきたい。調子も上がってきているので落ち着いて決めることができた」

サバサバと言い切るところが、李選手らしいです

「涼しくなってきたので体も動いてきた。清水戦の得点が乗るきっかけにはなると思う。やっぱり点取ると気持ちも乗るし、久々のスタメンの試合だったので、結果を残すことができて、結果的には決勝点にもなったし、チームの勝利に貢献できて良かった」

また、ここまでチームで唯一、全試合に出場しているのも特筆に値します

ひとつは監督の信頼、もう一つはケガをしない状態を維持している証し

「でもスタメンの試合が少ないので何とも言えない。今まで全試合に出ているうんぬんというよりも、残り11試合でいかに自分がチームの勝利に貢献できるかというところだけを見たいと思うし、(清水戦が)その布石になればなと思う。(けがには強い?)強い方だと思う。ただ、小さなけがはしないけど、大きなけがはよくする(苦笑)」

3日後のホーム戦へ、強いこだわりを口にします

「柏には前回、負けているし、本当に悔しい負けだった。あの時も何試合か(公式戦5試合)負けなしで臨んだ試合で負けてしまったので、その借りをホームで返せれば。絶対に勝ちたい。古巣だし、一番長かったチームなので、勝ちたい」

埼スタが、6月1日のナビスコ名古屋戦以来となる背番号20のゴールを待っています

「中断前はホームでしか決めていなかったけど、今はアウェイでのゴールが続いているので、ホームでしっかり取りたい」

生粋のストライカーは、直向きにゴールへ突き進む

夏が終わっても、REDS LEEの目はギラギラと眩く熱い光を放っています

燃えよ浦和のドラゴン

クライマックスのリーサルウェポンとなれ!

李選手のインタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

では

9月16日 「青木で。俺はダメ(笑)俺はいいよ、もー」&「坪井かよっ!!」

どうもです

爽やかな好天に恵まれたきょう、練習は午前10時から始まりました

まずはオフ明け恒例、人工芝ピッチでの体幹トレーニングで身体を起こし、午前10時40分頃からは天然芝ピッチへと移ります

キーパー陣は土田コーチ主導でキャッチングなどの専用メニューを実施

フィールドプレーヤーは、ステップワークや坂道ダッシュに加えて、堀コーチ主導でのボールを使った基礎練習にも励みました

練習は午前11時20分頃に終了

今までであれば、クラブハウス向こう側のピッチが使用されることが通例の火曜日(オフ明け)の練習ですが、現在そちらは養生中ということで、珍しいことに手前側のピッチで行われれました

より近い位置で選手を見られることを考えると、ファンサービスに当選したサポーターにとってはラッキーなことが重なったと言えるでしょう

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喜びもダブル!

きょうはとてもとても、おめでたい日です!

なぜ”とても”を2回繰り返すのかといえば、2人の選手がきょう、誕生日を迎えたから!

まずは、坪井選手のお話です

――おめでとうございます!

「嫌です!青木青木!」(←立ち去る)

――坪井さん!

「青木で。俺はダメ(笑)俺はいいよ、もー。たいした日じゃないよー」

と言いつつ、スパイクを片付けた後、マイクの前に来てくださいました

――改めまして、おめでとうございます

「ありがとうございます」

――35歳になりましたが、心境はいかがでしょうか?

「心境、変わりなし!(笑)」

――変わらないことが素晴らしいことだと・・・

「いやいやいや(笑)良いのか悪いのかわからないけど、心身共に特に変わりなく、頑張って行きたいと思っている」

――スピードは相変わらずですし、先日の練習試合では得点の起点となる素晴らしいフィードを通していました。むしろ成長しつづけているということで?

「フフハハハ(笑)そうですね、まあ槙野っていう良いお手本がいるので!」

「やめて、やめて、やめて!」(槙野選手)

「あいつを見習ってどんどん成長していければなと思ってる(笑)」

「ワッハッハハ(爆笑)おふざけの大先輩だもん!!」(槙野選手)

――ワールドカップ経験者から「お手本」と呼ばれるなんて!

「ワールドカップ出場している選手でもああやってふざけてるんだなと思うと・・・・」(槙野選手)

「夢を与えてるだけ!試合中ふざけてても大丈夫と。こいつ公式戦で俺とふざけてるからね」

「やめてやめて(汗)!俺が乗らされてるから!!」(槙野選手)

――このように、良い雰囲気の中、チームは首位にいますが?

「そうですね。まあこのまま油断せずというか、自分達の道をしっかり外さないようにやっていければ良いんじゃないすかね、チームとして」

――山田暢久さんも優勝のキーマンの1人に坪井さんを挙げていました

「いいんじゃないすか!?挙げてもらわなくても(苦笑)まあ、非常に良い雰囲気だと思うので、誰か1人がどうこうして作り出されるものではないので、全員で雰囲気、気持ちといったものを作っていくべきだと思う。そのひとつのピースとして出来ればと思う」

――世間では、黄金世代と言われた79年組ですが、今でも一線級で活躍している選手は・・・。坪井さんは本当に凄いと

「フフ(笑)まあ、僕含めてヒラもそうだけど、『黄金世代、黄金世代』と呼ばれているけど、彼等が残してきた実績に何ら関係していない!なのでまあ(苦笑)その分も“今”頑張らなければいけないなぁと(笑)」

――彼らがワールドユースでセンセーションを巻き起こしていたときは・・・

「まだ大学生だったから(笑)」

――そこから坪井さんはワールドカップなどへとグワーッと!

「いやいや、彼らが作ってきたものに乗っかってるだけなんで、その分出来る限り恥じないように、黄金世代と呼ばれることに恥じないように励んでいきたい」

――今年で13年目ですが、新人の当時、ここまで出来ると思ってましたか?

「いやぁ~、そんなに思ってなかった。まあとにかく試合に出たいという気持ちでやって来たので」

――その間には色々な出会いというのがあったと思いますが、レッズサポーターとの出会いというのは本当に大きな意味を持ったかと

「そうですね。色んな部分で支えられてると思うので、楽しいこと嬉しいことだけではないけど、それを含めて一緒に歩んできていると思うので、本当にかけがえのない存在だと思う」

つぎの大きな思い出は、一緒にリーグ優勝を勝ち取ることです

これからもよろしくお願いします!!

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しばらくして、ジョギングを終えた青木選手もミックスゾーンへと姿を現しました

――おめでとうございます!25歳になりましたが?

「年取りましたね・・・・」

――え!?

「年取っちゃったなあ~と。やっぱりきのうより、きょうの方が疲れているのでヘヘッ(笑)年取ったなあ~、と」

――そんな話術ありましたっけ!?

「いやいやいや(自分が一番受けてる様子)」

――25歳・・・・

「僕のイメージでは、もう若くないかな。24ぐらいから『若くないな』って思ってて」

――思い描いていた25歳像とのギャップは?

「どうすかね?あんまり思い描いたことはないので(笑)このまま25になるのかなーって二十歳ぐらいから思った」

――その頃と変わらない?

「変わんないっすね!多分」

――でも疲れは?

「1日違うだけで・・・・(笑)」

――いい汗が流れてますが?

「はい!・・・一応(笑)きょうは暖かかったので良かった・・・・誕生日にしては(笑)」

――坪井さんと同じ誕生日って知ってました?

「知ってた!僕はずっと知ってた。昔、ネットとかで見て、『ツッ!坪井かよっ!!』って思ってた(笑)」

――実際、坪井さんと同じチームになったら、「坪井さん」に変わったのでは?

「そうっすね!『坪井かよっ!!』って今でも(笑)」

――きょうは何か声をかけました?

「『おめでとう』と言った。というか、坪井さんから言ってきてくれた。まあ、とりあえず一緒の誕生日なだけで何か別に変わらないじゃないすか?」

――けっこう気になりますよね?自分と同じ誕生日の人とか?

「調べますね」

――他にいましたか?

「いや、調べてないっす!(笑)今まで歩んできた人生の中で、一緒の人は?って範囲」

――ここからも坪井“さん”と一緒に?

「はい。頑張りたいヘヘッ(笑)」

――2人のやりとり、見てみたかったです

「いやぁ、シラーーっとやった。静かに」

――まさか坪井さんから言ってくるとは!?

「いや、言ってくるかなとも思ってた」

――ちょっと上から目線なんですね

「いやいやいや!そんなことないっす!はい、下からっす!」

――きのう、12時はどのように迎えました?

「ベッドの上にいた。もう寝る準備をして(笑)寝る準備をしたけど、携帯が鳴ったんで、寝れなかったっす。きのうは」

――寝れないぐらいってことは凄い数だったのでは!?

「全然っす!全っっ然っす!!いやでも電話きたので、それてちょっと話して、長引いた(笑)それはもう、男からっすもん!友達。レッズの選手じゃなくて、地元の友達。エール?いや普通の話を。あんまその人とはサッカーの話はしないから(苦笑)」

――地元からも憧れの存在でしょうから、青木選手は!

「どうなんすかね?意外と地元にはいるんでね!サッカー選手は」

――前橋育英出身の選手が代表にも2人いますし

「そうっすね。自分も・・・なれるように頑張る(笑)」

――そのためにもまずは、優勝を?

「そうっすね力になれるように努力する」

――ちなみに、坪井さん以外からお祝いは?

「ないっすね!何っっにも!!」

――同期の関根さんも?

「ない!」

――このあとサプライズが待ってるのでは?

「いやないっすね。いいんすよ!あんまり誕生日とか、そんなに盛大に祝われたくない(苦笑)なんか、あんまり・・・・年取るだけなんで」

――その辺、クールですね

「そうすか?全くっす!」

――今、青木選手にとっては初めて、後半戦になっても優勝争いに身を置いていることになりますが、いかがですか?

「やっぱり今は、試合も安定して勝ててるし、良い試合が出来ていると思うので、まあ全員で闘っていければと思う」

――レッズでの日々は充実してますか?

「そうですね。優勝争いを出来てるので、初めての経験で色々と気付くというか身になることも沢山あると思うので」

――身になること!?

「いやいやそれは~突っ込まないで!!(笑)ヘヘッ(大笑)格好良く終わりたいじゃないすか!そうやって!!」

――プレーで示すと?

「そうすね(笑)」

――改めて、25歳の誓いをお願いします

「う~ん・・・頑張ります!!はい(笑)」

――4年後というのも

「まあ、結果的に行ければって感じっすかね」

――自然と?

「ハイ(笑)なんか、そうなれるようには頑張るけど(笑)」

とここで、気になったのか関根選手が歩み寄ってきます

――関根さんからも一言お願いします!

「おめでとー」(関根選手)

言われた瞬間、青木選手は右手で関根選手の頬を「ピシッ!」っとなでました

「なめてんすよ!なめてんすよ!!なめてんすよ!!こいつ!フッフ」

「なめてないっすよ!」(関根選手)

※岩舘選手には「しゃーなしで!」ケーキを用意した関根選手ですが、今回は「サプライズなし!(笑)」とのことです

――サポーターへのメッセージもお願いします

「25歳もしっかり頑張るので、また応援、サポートしていただけたら、ありがたいと思います!以上です!!」

同じ誕生日の坪井選手はワールドカップに出場しました

青木選手だって、きっと!!

坪井選手と青木選手の誕生日インタビューは、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

お楽しみに!

では

9月11日 「あの時は本能でやっていた」

どうもです

清水戦を2日後に控えたきょうは、約1時間のミーティングから始まりました

「Jリーグしかないので、しっかり取りに行こう」

監督からは、そのような話があったそうです

午前11時頃、選手達はピッチに姿を現し、練習はスタート

ウォームアップを経て、午前11時45分頃からは11対11でのハーフコートゲームへ

「ボールを確実に動かして動かして!」

「相手から奪ったあと、縦への早い意識を!」

と監督

中でも最も強調されていたのは、「遅攻と速攻のメリハリ!」でした

的確に動き出す判断力、相手の急所を突くスイッチとなるパスのタイミングを見逃さない集中力

選手達は単調にならないよう、声をかけつつ工夫を凝らしながらプレーしていました

お昼の12時18分、李選手の強烈な左足がネットを揺らし、練習は終了しています

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小雨ぱらつく空のもと、練習が終わっても数名の選手は居残りでトレーニングを実施

山田直輝選手と関根選手は堀コーチが見守る中、岩舘選手を相手にシュート練習を反復していました

「直くん(岩舘選手)に『やっていいですか?』って言ったら『全然良いよ!』って言ってくれるので、助かっている(ニヤリ)」

と関根選手

「だいぶ涼しくなってきたけど、そろそろ最終予選(U-19アジア選手権)も始まるし、あっち(ミャンマー)は暑いので、この気候に慣れないようにしないといけないと思う。暑いのはあまり強くないので(苦笑)」

7日日曜日は、見ている側、プレーしている選手共に熱くなったはず

「ナビスコ杯は最後はみんなでひとつになってあと1点取りに行くという中で自分も出られたし、そういう雰囲気を味わえたのも良かったけど、そこでしっかり勝ち切ることが大事だと思う。2試合とも引き分けという形で勝ち上がれなかったけど、それは悔しいので、Jリーグに向けて切り替えてやっていきたい」

左からのクロスにファーで合わせたシーンは、鳥肌ものでした

「自分でも手応えがあった(笑)けどコースが甘かったので入らなかった。ゴール前にどんどん顔を出していけばああいうチャンスもあると思うし、他にもチャンスはあったので、そこで決めきれれば成長していくと思う」

そういったチャンスに顔を出すにも、試合のピッチに立つことが大前提

出場機会をつかむきっかけは、リーグデビュー戦で与えたインパクトが大きいでしょう

「清水戦は無観客でデビューした試合だったし、良いイメージが残っているので、次もまたやっていければと思う。前回の清水戦は一番思い出に残る試合だけど、雰囲気は全然違うと思うし、サポーターもホームで応援できなかった分、アウェイでしっかり応援してくれると思うので、それに応えられるようにしっかりやっていきたい」

関根選手がサポーターを湧かせるプレーの1つが、変幻自在のドリブルです

それは、きょうの練習で監督が言っていた「メリハリ」にも良いスパイスとなるはず

「自分としては最近はドリブルがあまりできていないので、そこで何かきっかけをつかみたい」

改めてデビュー戦を思い返せば、ヒントはありました

「アシストっぽい感じのところは粘り強く自分の良さが出たドリブルは印象的」

というのも、

「あの時は本能でやっていたのが良かったと思う」

そのように自身をきちっと見つめられているのも、大きな成長の証し

ただ、それだけでまかり通るほどプロの世界は甘くないし、研究もされます

だからこそ、

「今は状況も違って色々やることも違うので、そういうところを出しつつ自分の良さも出していければなと思う。ゴールだけじゃなくてアシストでも良いので、結果を出したい」

どのようにチームのために動き、その中で自分の長所をどう出すことで、勝利に貢献できるのか

その答えが見つかた時は、19歳の若武者のみならず、浦和レッズもさらなる強さを手にします

そう、あれから半年、残された一番大きなタイトルへ

関根選手のインタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

では

9月10日 「僕らにはリーグを勝ち取る義務がある」

どうもです

きょうは9月10日

「ヤマさんの誕生日?別に、特に、会わないし・・・良いかな(笑)電話しても、『めんどくせえ!』とか言われそう(苦笑)」(平川選手)

ちなみに1年前は、このようなこと

さて、清水戦3日前の練習は午前10時から始まりました

まずはオフ明け恒例、人工芝ピッチでの体幹トレーニングで身体を起こします

その後は天然芝ピッチへ移動

パス&コントロールなどのアップをこなし、午前11時過ぎからは11対11でのハーフコート(横はペナ幅)ゲームへ

「トライしよう!」(西川選手)

ゲーム中、最終ラインから濱田選手がドリブルでの持ち上がりを試みるも、ボールコントロールを失敗し、一転してピンチを招くことに

それでも監督からは、目指すべきものを象徴するような言葉が送られます

「いいよいいよ!失敗を恐れるな!」

この一言が、チームスタイル構築に一役買ってきました

だからこそ、楽しみながら前へ進めるのでしょう

午前11時25分頃、「ラストゴール」の号令が掛かるも、互いに譲らず、意欲的なプレーを見せ続け、シュートが決まるまでは10分ほどを要しました

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右から天野コーチが出した横パスを受けた山田直輝選手が、マルシオ リシャルデス選手とのワンツーでディフェンスラインの裏へ抜け出し、右45度の位置から右足を振り抜きます

低い弾道はゴール左へと突き刺さりました

山田選手の軽快な動きも爽快でしたが、特に目を引いたのは、マルシオ選手の状態の良さです

クリエイティブなプレーで得点機を演出すれば、自らもゴールエリア内右、ほぼ角度ゼロの位置から西川選手が一歩も反応できないような右足シュートでニアハイを強烈にぶち抜くなど、抜群の存在感を放っていました

背番号10が、完全復活へまた一歩前進しています

「日に日に練習だったり、試合の後半から出させてもらったりして、コンディションも徐々に上がってきていると思うし、効果的に上がっているという感触はある」

と手応えを口にします

「練習の中で何ができるのかを常に探りながらやっているけど、試合の状況になった時にいろんなオプションを揃えるためにも、そういったことを練習から意識している。特に前の3人のコンビネーションだったり、裏のスペースへの抜け出しだったりが一番のポイントになってくると思うので、これからも強く意識したいし、試合でもそういったところを生かせればと思っている」

イメージもバッチリなようです

確固たる目標が、モチベーションをさらに高ぶらせます

「僕らにはリーグを勝ち取る義務がある。そういった責任の中で必ず形としてリーグで自分たちの力を出すのが今年の課題だと思う」

そして、

「自分の名前をみなさんに呼んでもらうためには、サポーターが嬉しくなるものを形として自分が出していかないといけない。ゴールでもどんな形でもチームのために貢献してしっかりと彼らに認めてもらえるようなプレーを自分の中で常に要求している。それが一番の形だと思っているので、なるべく早く彼らのためにも形として出していきたい」

Viva!Marcio!!(※←8月3日の記事参照)

”今のところは”何度でも、心の中で叫ばせてもらいます

それは、”ここぞ”で声にするワクワク感をセーブする意味で、準備として

――幸運を祈ってます!

「アリガトー!」(マルシオ選手)

インタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

さらには、

「元気?積極的に努力してる。問題ない(笑)」
→細貝選手

お楽しみに

では

9月8日 「もう一度、ちゃんと戦力として見てもらえるように」

どうもです

ナビスコ敗退から一夜明けたきょう、曇り空の大原で、練習は午前10時から始まりました

スタメン組はリカバリー

それ以外のメンバーは、6対6のハーフコートゲームで汗を流し、練習は午前11時10分頃に終わりました
※あすの練習予定は変更され、お休みです

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精一杯の闘いも、結果は伴わず

悔しさを拭えない表情を見せる選手もいました

スタメン組については、監督が1人1人に声をかけ、肩や頭をポンと叩くなどのコミュニケーションが図られ、精神面へのケアがなされていた印象です

ゲーム形式に参加した選手達は残りのリーグ戦へ、まずはショックをかき消すべく、積極的に声を掛け合っていたように感じられました

中でも、濱田選手の声がよく聞こえてきます

「後ろ後ろ後ろ!前前!直輝、右!」

「ターン!大丈夫大丈夫!」

「バランス!切り替え!良いよ行こう行こう!」

「フリーフリー、直輝!」

「サンキュー!」

「トヨトヨ!アオキー!」

ラストゴールの前も同じく、濱田選手が声を張り上げます

左サイドを駆け上がり、

「直輝直輝直輝!」

山田選手のパスを受けた濱田選手が中央へ折り返し、最後は阪野選手が決めました

意識の高さがうかがえます

「個人的には夏にけっこう動けなくてしんどかった。やっと涼しくなって身体がかなり動くようになって、思い通りにプレーできて楽しめている」

と充実した表情

――良い状態である分、きのうの試合でも「出たい」という思いが強かったかと思いますが、ベンチから見ていてどうでしたか?

「やっぱ得点チャンスがあれだけ沢山あったので、ああいう試合に勝てないのはかなり悔しいけど、自分が出るとしたら勝ってる場合だと思っていたので、きのうの展開だと出番は『きびしいかな』という感じだった。けど、ベンチを含めてチーム一丸となって闘っただけに残念だった」

――試合が終わった瞬間、”闘いきった”雰囲気がピッチに充満していましたが?

「そうですね。サポーターの皆さんが良い雰囲気を作ってくれたのもあるし、みんな『もう1点取って勝つんだ!』という気持ちが凄い見られた。プロの世界なので勝たなければダメだけど、でも久しぶりにあれだけ・・・広島とかなり面白い試合をしたのではないかと。その中でチャンスがいっぱいあったので、決めて勝てれば良かったなと思う」

――「引きずらず」という意志か、きょうの練習では濱田選手の声がいつも以上に聞こえてきました

「はい。まあ身体が動いているのもあるし、夏は自分のことで精一杯で、持ち味の声がちょっといつもより出せていなかったなと感じてた。けど、涼しくなって自分だけのことじゃなくて周りもかなり見えるし動かせるようになった。なので特徴である“声”が出せてるなときょうは感じたし、続けていかないといけない」

――ラストゴールの場面では、ここぞのタイミングで素晴らしい走りを見せるなど、踏ん張れているように見えますが?

「そうですね!そこは日頃から心がけていればゲームにつながると思うし、相手が疲れているところ、みんなが疲れている中でスプリントを1本できれば、相手はしんどいと思う。逆にディフェンスの立場とすると、疲れている展開で相手にフレッシュな選手が入ってくると厳しいのでそういうのを『逆にやってやろうかな』という気持ちだった。素直に大事にしたい」

――先ほどからよく話している、「動けなかった夏」についてもう少し詳しく聞かせていただけますか?

「けっこうしんどかった(苦笑)」

――例年とどう違ったのでしょうか?

「う~ん、やっぱり1つひとつの反応が遅くなっちゃうのと頭が『ボヤ~っ』としてしまうというか、気をつけてはいるけど、どうしてもやっぱり涼しいときに比べれと、鈍くなっちゃう。そうすると、僕のようにプレーの流れを読むような”準備の段階”で戦わなきゃいけないタイプの選手にとっては、そういうところが少しでも落ちるとやっぱりパフォーマンスが低下するんだなというのは感じた」

――特別な対策をして、裏目に出たとかではなく?

「そうですね、毎年夏はちょっと良くないけど、『今年こそは克服してやろう』という気持ちでいたけど・・・。対策としては出来ることはやってるけど、なかなかパフォーマンスが上がらなくて苦しい時期だった(苦笑)」

――それも今後への糧となるでしょう

「そうですね、そうしないといけないと思う」

――今シーズン、残された公式戦が12試合。ここからは出場停止の選手も出てくるでしょうし・・・

「そうですね、とりあえずはパフォーマンスを上げてもう一度、ちゃんと戦力として見てもらえるように、今はその最中でもっと良くなると自分では思ってる。みんなが一年間の疲れが出てしんどい時に、力になれるように、最高の準備をしたい。ナビスコも天皇杯も終わったのでリーグしかない。そのリーグに賭けていきたい」

――練習後の光景(岩舘選手、山田直輝選手、関根選手とじゃれ合いつつ、練習が終わっても40分近くグラウンドから離れませんでした)を見ても、もう少しユース組が試合に絡んでくれれば嬉しいです

「ハハハ(笑)そうですね。まあユース組がどんどん試合に出て結果を残せれば一番良いと思うので、頑張る」

心技体

2012年、ミハイロ体制1年目の開幕戦でスタメンを勝ち取った”あの時”よりも、背番号12は確実に成長を遂げているはずです

濱田選手のインタビュー詳細は、あすの「You’re The REDS」でお届けします

では