どうもです
オフ明け2日目のきょう、選手達は午前10時30分頃、ピッチに姿を現します
パス&コントロール、ストレッチ、フィジカル系メニューを行うなどして午前10時55分頃からは、対人プレーを実施
ペナルティエリア手前付近で始まる1対1でした
攻守は毎回入れ替わり、キーパーの守る正規ゴールへシュートという流れ
「寄せろ寄せろ!ボックスの中、世界が変わる。最後の”際”まで」(大槻監督)
組み合わせは一度変わったぐらいで、基本的に同じ選手でのマッチアップでした
見た感じの印象ではありますが、いくつか・・・
マルティノス選手VS橋岡選手
→橋岡選手から悔しがる声が聞こえてきたように、しなやかな動きと緩急のリズムを繰り出すマルティノス選手が、わずかに優勢
長澤選手VSエヴェルトン選手
→互いに粘り強い
森脇選手VS柏木選手
→きのう別メニューだった森脇選手は「いいねっ!」と柏木選手を褒めていましたが、次第に火が付いたか意地を見せる
阿部選手VS武藤選手
→アジリティの高い両者がクイックかつエッジの効いた動きで魅せる槙野選手VS大城選手
→大城選手、簡単には当たり負けしない
山中選手VS荻原選手
→バチバチ、ファウルスレスレ、まさにデュエル
関根選手VS岩武選手
→とにかく速い、隙あればシュート
鈴木選手VS汰木選手
→汰木選手はフィジカルで劣勢を強いるも、独特の「うなぎみたいな動き」(前に関根選手がそう表していました)で簡単には引き下がらず
午前11時10分からは、8対8のハーフコートでのゲーム形式へ
「守備への切り替えで空いたところをパコンッと埋めるオーガナイズ」(大槻監督)フィールドプレーヤーは4-3のような布陣でした
「ボールの移動中に寄せよう!」(石栗フィジカルコーチ)
状況に応じて生まれるギャップを活かし、封じるべく、その攻防において的確なポジション取りが求められていました
「もっとランニング増やせ!」(大槻監督)
2本目の開始前には、
「ビルドアップからのスピードアップ」
「相手のちょっとしたボールのアクション、持ち方一つでもラインコントロールを」
と大槻監督
数年前まではハーフコートゲームがほとんでしたが、きのうのように縦が長ければ実戦と同じような距離感でのスプリントが必須で、きょうのように横が広ければ”局面”が生まれやすいので、日頃から非常にバランス良くプレーエリアが設けられている気がします
「ボールの位置関係でファイティングポーズを変える。その連続」(大槻監督)密集地帯でしのぎを削る選手達
「体が伸びてたらファイティングポーズじゃない」(大槻監督)
3本目を終えた午前11時30分過ぎ、ゲームは一旦休止
二手に分かれ、5対4+キーパーで攻撃側が数的有利な状況での連携確認が行われます4バックの守備はサイドの選手の強い寄せ、5枚の攻撃はワイドとシャドーのハッキリとした関与、ボランチのミドルシュートの意識付けがなされていました午前11時45分頃、もう一度ハーフコートでのゲームに移ります
「裏を取られた後のゴール前での局面、攻めがボールを戻した時に近い選手はファイティングポーズ、周りはラインアップ。ボールを中心にギュッとボックスアウトを」(大槻監督)
4本目を終えると、「すげー良かった!ひと周り目と全然違った!」(大槻監督)
選手達も意欲的な動きを絶やしません
柏木選手の笑顔が見られる機会が増えてきたようにも
「息が上がったときに、オープンなままにならないように、質を意識」(大槻監督)
常にテーマを持ち続けて、足だけでなく頭も働かせ続けての”進化”が図られていましたゲーム形式はお昼の12時頃まで行われ、ポジション毎に用意された追加メニューへと取り組みます
中盤と前線の選手は2人1組で縦パスを受けてからのコンビネーションシュート
守備陣は工藤コーチが送り出すロブボールをジャンプヘッドで跳ね返し、そのままラインアップのイメージでショートスプリント
サイドの選手はカラーコンをドリブルでジグザグとかわし、カットインシュート
それに加えて、仕上げにはセンタリングシュートも
左からのボールを豪快な右足ボレーでネットに突き刺した橋岡選手へは、「ヘディング以外もあった!」と平川コーチが優しく笑いかけていました
全体練習はお昼の12時10分頃に終了
きのうは晴れ、きょうは曇り、あしたの天気はわかりませんが、チームの一戦必勝への意志と取り組みは伝わってきます
◇◆◇橋岡選手◇◆◇
――ボレーもある
「ま、一応(笑)」
――火曜日のACLは映像で見ましたか?
「はい、見ました。いやまあ積極的に攻撃をやっていこうという気持ちもあったので、それがうまくいっていた時もあったし、もちろん改善しないといけない部分もありました」
――今までで一番の躍動感を見て取れた印象です
「なんか正直それ、試合終わった後にけっこう言われることもあんたんすけど、『きょう良かったね』とか。僕の中ではあんまり何も考えてなかったので、《そんなに良かったんだ!?》っていうふうに振り返って、まあプレー中に《きょう、超良いなあ!》っていう感じがしてはいなかったですね」
――強そうに見せていて、実際強かったし、1対1でも仕掛けるだけでなく、どう抜くかという部分も自然と実戦できていたような凄みを感じて
「まあでもやっぱり攻撃の部分というのは、苦手って言われていますけど、何で苦手って言われるか考えた時に、やっぱりその回数、仕掛ける回数というのも少なかったですし、思い切ったプレーというのも少なかったからそう見えるだけであって、周りの選手に『やっぱこういうふうに、こういうのちょうだいよ、こういうプレーしてよ』とか言われることもありますけど、終わった後に。それは自分が選んだことで、その試合の時はやっぱり、自分が選んだことに誇りを持って、《やっぱこういうふうにプレーして良かった》とその時は思うけど、周りに言われても動揺せずに、試合を見返した後に、《ああこういうプレーもありだったな》というふうに振り返るのが一番良いのかなと思います」
――その前にU-22の海外遠征に帯同したことで受けた刺激などの影響も
「まあそうですね、代表ではワイドでやることがなかったので、そこではけっこう仕掛けることもしていて、クロスも何度も上げていて、そういった感じでやれば良いのかなと思ってプレーしたというのもあります」
――日頃の公開練習では縦に長いゲームが多くて、上下動でも良い感覚が養えて
「そうですね、もちろん上下運動というのは本当に大切だと思うし、こういうフォーメーションだったら絶対、上下運動というのはやらなければいけないことだと思うので、そう考えたときに練習からそのようにやっているのは、試合でも役立っているなと思います」
――平川コーチからも良いアドバイスを受けていて、アタッキングサードの質が向上
「そうですね、トライをすることも今はもちろん大切ですけど、トライをし続けることで精度も上げていかないといけないというのもね、そういうところが練習でやっていこうというコンセプトもあるので、ああいう練習でどんどん・・最初は出来ないこともあるかもしれないけど、どんどんやっていって試合に活かせれば良いかなと思います」
――2日間のオフはどのように
「買い物。宇賀神さんと荻原選手と買い物に行ったりしていました。宇賀神選手が毎年恒例でちょっと高い物を買うみたいな感じでやっていたので、僕たちもちょっと、あぁやりたいな!ってことで、ついていきました」
――何を買ったのですか
「ダウンを買いました(ニコリ)」
――改善点など含め、連戦に向けて、色々養える良い機会をどう過ごすか
「自分の良さを出しつつ、練習からもっとトライしていって、試合で自分が飛躍できるように頑張りたいと思います」
――ちなみに、従兄弟の橋岡優輝選手が先日素晴らしい記録を出しましたが、橋岡選手は高校の時とか走り幅跳びの距離を測定したことなどありませんでしたか
「いやぁ知らないです!(苦笑)それはやったことないです、さすがに(汗)」
――運動神経が良いでしょうから、良い記録が出せるかと思いまして
「どうなんですかね、やったら出来るんじゃないですかね。やったことがないので何とも言えないですけど、やれそうかなっていうのはあります(ニコリ)走り幅跳びはないです。記録とかも覚えてないんですよね(苦笑)ただ楽しんでやっていただけなので。全般的には出来ました。体力テストとかも全部、他の選手もそうだったかもしれませんが、常に一位だったので(笑)」
――ケガのないように、これからも期待しています
「はい、頑張ります!(ニコリ)」
橋岡選手のインタビュー全容は、あさって月曜日の〈You’re The REDS〉でお届けします
では
浦和の新しい若い力による躍動感あふれる強いフォーメーションが生まれることをバックアップします。