きょう行われたナビスコカップ準々決勝第2戦の情報は、選手・監督のコメントを織り交ぜながら、このあと夜9時からの「REDS After The Match」でお伝えします。
月別アーカイブ: 2013年6月
RED A Live 2013
★浦和レッズ戦を実況生中継!
埼玉スタジアム2○○2で行われる、「Jリーグヤマザキナビスコカップ準々決勝第2戦・浦和レッズ対セレッソ大阪戦」の模様を実況生中継します。
浦和レッズの闘いをサポートしましょう!!
BISAI RED A Live 2013「浦和レッズ対セレッソ大阪」
…6月30日(日)17:45~20:15(延長の場合あり)
提供/仕出し弁当・美菜
Come On!REDS…16:00~16:55
REDS After The Match…21:00~22:55
パーソナリティ/小島昭吾
・レッズへの応援メールはこちらへ!
・放送エリア以外でもサイマルラジオ・iPhone・スマートフォンでお楽しみいただけます!!(再放送を除く)
これに伴い、当日は番組編成を以下のように変更します。
16:00~16:55 Come on! REDS
17:30~17:35 ホットステージウラワケイバ
17:35~17:40 シティインフォ
17:45~20:15 BISAI RED A LIVE2013(延長の場合あり)
21:00~22:55 REDS After The Match
23:00~23:55 ミュージックサプリメント(時間変更)
24:00~24:55 ブーブーライフ(時間変更)
25:00~25:55 Trip Trip(時間変更)
26:00~26:55 週刊コジ寅(時間変更)
以下の番組は休止します。
16:00~16:55 ヨウコソサイタマ
17:00~18:55 走れ! スポーツライナー
19:00~19:55 日曜談話室
20:00~20:55 週刊メディア研究室
6月28日 「自然から力をもらう」
どうもです
2日連続で晴れ模様の大原
セレッソ戦2日前のトレーニングは、ミーティングを経て午前10時30分頃から始まりました
ウォームアップを終えた午前11時20分頃からは、ハーフコートでの11対11、ゲーム形式へ
「奪ったら縦。右、左じゃなくて、持ち出すか縦!」(監督)
選手達は昨日取り組んだ、様々なパターン練習で養ったコンビネーションを活かしつつ、工夫を凝らしたパスワークでゴールへと迫ります
けれども、意外性ばかりを追求すれば良いわけではありません
「狙うのはいいけど、スルーパスが多い。無理だったら簡単にプレーすることも意識しよう」
状況を察した、監督の的確な声かけでした
バリエーションに富んだ攻撃を繰り出すべく、
「臨機応変にいけるように」(平川選手)
そうすれば、相手は的を絞れなくなるということです
ゲーム終盤には、控え組にセレッソを想定した動きの指示が出るなど、次へのきちっとした対策がされていました
監督は、意図がハッキリと伝わるプレーに対して声を大にして、
「ブラーヴォ!!」
マルシオ リシャルデス選手が胸トラップから華麗にオーバーヘッドを決めれば、見学に訪れたサポーターからは、大きな拍手が湧きました
練習は、お昼の12時頃に終了
試合に向けて、居残りでのシュート練習も活気づいていました
しかし、
「やばいよやばいよ~」
那須選手は、うなだれいる様子
一向にシュートが決まりません
すると、両手を天にかざし、”元気玉”のようなポーズ
集中力を高めてから放った右足でのシュートは、豪快にネットを揺らします
「うれしーーーー!!」
ひざまずいての絶叫でした
–何の儀式だったのでしょうか!?
「自然から力をもらう。やると全然違う」
–「やばい」を連呼してましたが、大丈夫ですか!?
「あれは自問自答してた。昨日から入ってなかったから、ホッとした」
こちらも安心しました・・・
今日の練習は、レギュラー、控えを問わず、非常に緊張感あるゲームが出来ていた印象です
「練習から気が抜けない。ホント、良い準備が出来てる。みんなが必死。誰が出てもおかしくないレベル」
そういった競争の中、那須選手はレギュラーをつかみました
前回のセレッソ戦での無失点については、
「危ないところもあったけど、身体を張って、ゼロで抑えられたことは自信になったし、次に良い形で臨める」
と手応え
”危ないところ”、”身体を張った”とは、まさしく後半にライン際のボールを掻き出し、ポストに激突したシーンのことでしょう
「まあ、ポストも友達。全部友達」
と独特の言い回しで無事を強調しました
自然から力をもらえる特殊能力もありますし、ワイルドです
2対0、何とも難しい点差で迎える第2戦へは、
「ホーム&アウェーとか考えず、目の前の相手に勝つ。90分間、浦和らしいサッカーをすれば、自ずと結果に結びつく。勝つ!という強い気持ちが大事」
と気合いを入れていました
次は、自然のみならず、我が家・埼スタに集まったサポーターの声援も力に替えて、躍動してもらいましょう
「ラストサムライ」
最近、一部のチームメイトから、そう呼ばれているのにも納得の頼もしさです
インタビューの詳細は、今夜7時からの「You’re The REDS」でお届けします
それと、那須選手といえばカレー作りに凝っていたという噂を聞いていました
「太らないって聞いたから。最近は作ってないけど、嫁が気に入ってくれた。後輩とかにも食べさせてた」
脂の少ない牛肉を使い、自身で選んだ香辛料などを配合しつつ、
「スープ風とか、トロトロとか・・・」
いくつかのレパートリーがあるようです
ケララ(※検索願います)風で、シナモンを入れるのがポイントとのこと
–ちなみに、夏野菜の!?
「茄子は水っぽくなるので、カレーには難しい(苦笑)」
真剣な眼差しで食材と向き合い、包丁さばきも抜群、火加減に細心の注意を払うラストサムライ
そうして出来上がるは、ナスカレー(茄子抜き)
想像しただけで、汗が出てきます
では
6月27日 「僕も試合に出られるように頑張る」
どうもです
梅雨の晴れ間、爽やか陽気の大原
セレッソ戦3日前の練習は、午前10時からスタート
午前10時45分頃からは、フルコートを用いた戦術メニューへ
ハーフラインを境に、最終ラインからのビルドアップと、サイドを絡めた前線でのフィニッシュ
その二つのシチュエーションは、縦パスを通じてつながりますが、基本的にはプレーエリアを分けた上で、コンビネーションの確認がされました
「タイミング!」
を強調していた監督は、連携面で細部に渡る指示を出します
さらには、フィニッシュに至るまでのパスを回す数、タッチ数に様々なルールを設定
徐々に気温が上がり、蒸し暑い中での約1時間に及ぶ戦術確認でしたが、”飽きさせない”工夫もしていた印象です
イメージ共有を図る選手達も、とにかく意欲的
前回のセレッソ戦において、練習で取り組んだことが面白いように出せたこともあるかもしれません
にしても、笑いあり好プレーありハードワークあり、充実感ありで、明るかったです
練習中、阿部選手のロブパスを顔面ブロック!
ガッツ溢れるプレーを実践したのは森脇選手!(昨日の日記参照)ではなく、永田充選手!!
かのように見えましたが、本人に振り返ってもらうと、
「え!?あ~、あれですか?えーと・・・」
少し考えたあと、
「寸前に、こうして(ジェスチャー)、適当に止めた。フフフッ(笑)」
実際は、顔を覆うようにして、肩でブロックしたようです
攻撃時にはうっかり!もありました
あっさりと縦パスを奪われ、
「Oh~!フランツ!!」
と監督からお決まりの声をかけられます
「パスコースを『読まれすぎだ』と言われた(苦笑)」
とはいえ、練習後にくたびれた表情を見せる機会が減っていますし、コンディションは上がってきているようです
「だいぶ、週ごとに良くなってる」
身体もしぼれている感じですが、
「いや、もっと動かないといけない(キリッ!)」
そんな話をしていると、
「ドスッ!」
「バシッ!」
ファンサービスを終えた、山田暢久選手と坪井選手から連続して脇腹攻撃を見舞われます
その後、永田充選手は、お腹まわりを見せながら、
「いや~、炭酸水好きなんで、控えないと・・・」
白い歯がこぼれました
”浦和のゆるキャラ”の真骨頂!
低反発マットのような受け答え(感触)でした
また、関口選手には、
「新幹線のコーヒーは美味しかったですか!?」
と事実確認をしました
すると、
「えぇ!?何で知ってるんですか!?」
目を真ん丸くして、驚いた様子
昨日の森脇選手インタビューでのことを伝えたところ、
「ムカついたんで、全部飲んでやった!」
いたずら好き少年のように、ニヤリと笑いました
そういったやり取りを紹介できるのも、良いムードでトレーニングが出来ているからこそ
「今日はとてもうまくいった。コンビネーションも良かった。あれを試合で出す」
原口選手も真っ直ぐな視線で手応えを口にした通りです
そして、今日の練習ではチームの成長を現すようなシーンがありました
野田選手は攻撃時、パス&ゴーからのダイナミックな飛び出しでゴール前へ侵入
あとはキーパーとの1対1、流し込むだけ!というチャンスで、後から走り込んできた山田暢久選手へのパスを選択します
強めのボールに追いつこうと、必死に反応する山田暢久選手は、懸命にスライディングをしますが、届かず
監督は、
「ノーダ!ディフェンダーじゃないんだぞ!!」
と笑いながら声を張り上げました
「変な雰囲気にならなくて良かった。笑ってもらえたから良かった。あの場面は試合なら絶対にシュートを打っているけど、あっちも見ているという意識も大事。ただただ怒られなくて良かった(笑)」
野田選手は後悔しつつも、充実した表情を浮かべます
「ポジティブに捉えれば、プレーの幅が出ているということ(笑)」
まさしくそこが、成長の証しです
多くの選択肢の中から、より良い答えを出すためのチャレンジが練習で出来ているということ
加えて、監督と選手が頭の中で描いていることを、試合でも具現化できるようになっています
「監督の意図をしっかり汲み取ってやろうとしている。なかなか試合に絡むことは少ないけど、確かに自分の中では少しずつでもうまくなっていると実感している。今はサッカーを楽しんでやるということを実感させられている」
野田選手はうなずきつつ、チームとして必要な、調和を重んじる話もしました
「僕だけじゃなくて何人か試合に出られない選手がいるけど、そこで腐ったところで何もないし、結局はやらないと自分のためにはならない。どんな時でも手を抜かないというか、落ちることなく、周りにも下を向かせないようにしている。笑えと言われても難しいかもしれないけど、しっかりやることをやって毎日取り組んでいこうとみんなで話している」
個人として悔しい状況が続いても、当然のごとく努力を怠りません
「出ている人も出ていない人もみんなが良い雰囲気になればチームも結果が出ると思うので、出ている人だけじゃなくて僕らも力になれるように頑張りたい。僕自身が1人でどうこうできるわけじゃないし、チームに悪いことをもたらすことは間違っているので、試合に出られなくても、しっかりトレーニングをやりながらも良い雰囲気でやれるように心掛けている。それは1人ひとりの心掛け」
控えに甘んじる選手からも感じ取れる、チームを良くするための確かな意志
それだけでなく、
「僕も試合に出られるように頑張る」
同じ方向に進みつつ活性化する、選手間での競争意識が垣間見えました
浦和レッズは、もっと強くなる
野田選手の存在は、そんな楽しみを抱かせてくれます
レギュラー、控えの括りなく、ポジティブ要素満載な今日の大原でした
なお、野田選手のインタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします
さらには、木曜日担当のサッカークリエイター・清水英斗さんのブラジルからのリポートがあります
ワールドカップ開催を1年後に控えた”サッカー王国”からのリアルな情報は、聴き応え有りです
では
6月26日 「どんなボールが来ても、顔面でブロックすることをモットーに」
どうもです
オフ明けの今日、練習は午前10時から始まりました
フィールドプレーヤーはフィジカル系メニューが中心
キーパーはGKコーチと共に専用メニューをこなします
練習は午前11時15分頃に終了
予定されていた午後練は、お休みになりました
雨がしとしと、梅雨らしい天気の大原
練習後のピッチは!?というと
関口部長を先頭に、ジョギングを行う有酸素部(矢島選手は「雨だから・・・」と辞退)
槙野選手、梅崎選手らはリフティングで和やかタイム
などなど、練習終了から30分もすれば、選手それぞれ柔らかい表情でクラブハウスへと引き上げていきます
しかし、阿部選手、那須選手、森脇選手の3人は、いつまでも経ってもピッチから出てきません
約40分間、入念にインサイドキックの感触を確かめていました
森脇選手は、
「非常に良い感じ。ショートすることもなく、オーバーすることもなくやれたので」
と真顔で振り返ります
ショート?オーバー?
実際は、
「サッカーゴルフ的には良かったんではないかと(笑)」
どうやらこれが、奥深いようです
「非常に集中力を必要とするゲームなので、非常に良いトレーニングかなと思っている。距離感とか大事になってくるし、強弱のコントロールが必要になるので、自分の役割としてくさびを当てることがあるので、そういうところで役に立ってくる、僕にとっては大事なトレーニングの一環。良い場面はあまりクローズアップされなくて、悪いことだけを自分の中で残してしまうし、そういうところから改善して行くのが自分の性格としてもあっていると思うし、今日も何度かミスしたけど、パーフェクトにしていかないといけないなと思う」
サッカーゴルフをここまで語れるなんて、凄い
ただ、雨の中だと風邪をひかないか心配です
「大丈夫。○○は風邪をひかないと言うので、僕は気にしていない」
声が怪しい
「前回のオフは体調を崩したけど、昨日も若干崩した(笑)。喉が痛かったけど(苦笑)」
やっぱり
とはいえども、
「今日は元気なので、またフレッシュな状態で次のセレッソ戦に向かっていきたい」
と明るく話しました
最近、勢力を拡大している有酸素部についても言及
「気になるというか、ああ走ってるなという感じ。良いことだなと。ああやってコミュニケーションを取って経験のあるクニくんから学ぶことは若い選手にとって良いことだと思っている。僕が『一緒に走ろう!』と言っても誰もついて来ないと思うけど、今度機会があったら若い選手を誘いたいと思う。僕も終わった後に人一倍走って体脂肪を落としていかないといけない。最近、気になることがあるとすれば、お腹のポッチャリ。僕自身のお腹が気になっているので、しっかり直さないといけないなと。これから夏になって肌の露出も多くなってくるので、鍛え上げて行きたい」
関口選手も実は、人のラーメンを食べている分、体重を減らすために走っているのでしょうか
「それは間違いない(笑)。人のラーメンを食べたら、倍走ってもらわないと僕も困るので、この間も新幹線移動で大阪に行ったけど、僕の新幹線の中での唯一の楽しみはのコーヒーを飲みながら雑誌を読んで、優雅な時間を過ごすことだけど、コーヒーを買って座席に着いて、コーヒーを置いてお手洗いに行って・・・」
帰ってきたら、
「満タンに入っていたコーヒーが全部なくなっていた!」
森脇選手の推理によると、犯人は・・・
「多分、隣に座っていたクニくんだと。僕のラーメンを食べた前科があるので、コーヒーもクニくんだと。僕がお手洗いから帰ってきたら、クニくんはもう爆睡していたけど、コーヒーを飲んですぐ爆睡できるのかと。カフェインが入っているのに凄いなと思った。そういうことを考えてもクニくんにはしっかり走ってもらわないと困る。またやられたというか、毎日起きてる。日常茶飯事(笑)」
そんなことは言っても、柏戦で自身が上げたゴールは、クニくんのスローインからゴールが決まっているように、お互いを尊重した良い関係です
次は、180分の残り90分
「僕たちがしっかりとしたコンディションで第1戦みたいに、あれだけいろんな選手が運動量多くボールに関わっていれば、どんな相手にどんな対策を取られても勝っていけるという自信がある」
したがって、
「勝利を収めるかどうかは自分たちの手の中にある。勝利するためには運動量が大事になるので、これから夏場で厳しくなるとは思うけど、人ひとりがこだわってやっていかないといけない」
と気を引き締めます
以前気にしていた森脇チャントは、
「自分の中で忘れることにしようかなと(笑)。シーズンを通して活躍してサポーターのみなさんに認められるのもそうだけど、浦和レッズの一員として今後も戦っていきたい。応援歌ができればありがたいけど、作ってもらえるようにしっかり頑張らないといけない」
そのためには、
「得点を取ることが一番なのかなと。今まで慎三も那須の大ちゃんも応援歌ができているけど、得点をたくさん取った後にできているので、自分も狙っていきたいなと。5ゴールじゃ作ってもらえないので、10ゴール、20ゴールといきたいなと。またこんなことを言ったら『あいつは何を言ってんだ(怒)』となるかもしれないけど(笑)、自分に厳しく追い込んでいきたいと思う」
ゴールもそうですが、守備での貢献も大事です
漫画の世界にはなりますが、
「ガッツ溢れるキャプテン翼の石崎くんみたいにぃぃぃ!? そおぉぉですね、僕はもうガッツしか取り柄がないので、先のことを考えずに目の前の相手にぶつかっていく、”当たって砕けろ”の精神でこれからもやっていきたいなと。どんなボールが来ても顔面でブロックすることをモットーにやっていきたい」
たとえ、”ガッツ400”を消費したとしても、すぐに回復させてくれるのが、サポーター
「埼スタで1か月ぶりの試合になるけど、あそこでやれる喜びは日々感じているし、早く試合をしたいと思っていた。中断期間でレッズの試合が見られなくて『寂しい』という声をサポーターの方々から沢山いただいていたので、沢山の方が埼スタに足を運んでくれると思うけど、そういう人たちに『今日来て良かった。楽しかった。またレッズの試合が見たいな』と思ってもらえるように、僕らはやっていかないといけない。そういう”ファンタスティックなゲーム”を見せていきたい」
次の週末、ホームでの再会を待ちわびていました
たっぷりなサービス精神とは裏腹に、プレー中は真剣そのもの
どんなことがあっても、めげない、いからない、ふて腐れない
そしてまた、這い上がる
森脇選手の姿勢からは、プロサッカー選手としての大切な心得が伝わってきます
インタビューの詳細(紹介しきれていません)は、今夜7時(再放送は23時)から「You’re The REDS」でお届けします
さらには、
「今は、なかなか試合に出られないので、自分には”エース”という言葉は合ってないと思ってる。試合に出て、結果を出して、また”エース”と呼ばれるように取り組んでいきたい」
→レッズレディース 吉良選手インタビュー
もあります
では
6月20日 「代表の選手たちに追いつきたい」
どうもです
公式戦の再開を3日後に控えた今日、練習は午前10時から始まりました
お昼前にも関わらず、小雨の大原には、この季節に配慮した照明が灯ります
曇り、光り、青々としたピッチ
梅雨時ならではの場景でしたが、ウォームアップ後はいつもと少し違いました
11対11でのハーフコートゲームかと思いきや、12対12でのパスゲームを実施
プレーエリアは、横が約40メートル、縦は約50メートルでした
縦のエンドには、ゴールキーパーがフリーマン(サーバー)として待ちかまえる、方向付けも
スリッピーなピッチにおけるボールの感触を確かめつつ、縦への意識付けやプレッシングの意思統一などが図られました
午前11時頃からは、11対11対でのゲーム形式へ
監督は開始前に選手を集め、約5分ほどの説明
「連動して動くように!」
「●本目のパスは、縦に入れる」
といった声がかかります
広さはフルコートに対しておよそ4分の3ほど
さらには、オフサイドラインの設定、アタッキングゾーンでプレーできる選手が限定されるなど、変則的なものでした
ゲーム中、監督は改めて、「奪ったら縦」、「裏に抜け出す動き」を強調
それ以外にも、
「3人目の動きをする選手は、味方がボールを出す前にスタートするよう、心がけるように」
「スペースに展開して、そこに誰もいなかったら、それはパスを出した選手のせいではない」
など、戦術指導は多岐に渡りました
監督のみならず、
「全部が全部、裏にならないように!」(槙野選手)
と選手同士でも積極的に意見交換
練習が終わったのは、お昼の12時15分頃でした
「志気を高めていく」
昨日、関口選手がそう話していたのも納得
いつも(中断期間)から本番モードへ切り替わってることを印象づける、内容の濃いトレーニングでした
ビブスなし組であっても、相変わらずのハイクオリティなプレーを見せていたマルシオリシャルデス選手は、
「今日は非常に効果的な練習ができたと思う。一番意識したことは、相手の背後を狙うことを監督から指示されていたし、それが次の試合で一番大事になってくると思う」
加えて、
「4バックに対してスペースをどううまく使うかがキーポイントになると思うので、良い練習ができて良かった。普通では中断期間があるとコンディションを落としてしまう選手もいるけど、今回はキャンプでハードトレーニングをして、コンディションも良い。チームとして良い仕事ができたと思う。そういう意味でもナビスコ杯は良い試合ができると思う」
と手応えを口にします
「ナビスコカップは2011年にタイトルを逃したし、今回はACLもない分、取れるタイトルとしてはまず目の前のナビスコカップがある。全てを懸けて自分たちが行けるところまで戦って、自分たちの可能性を見せ付けたい」
気合い充分でした
また、柏木選手もこの中断期間、良い状態でトレーニングに励めていたようにうかがえます
「リーグ戦が中断してから自分たちの中では良い練習ができたつもりだし、良い結果が出るんじゃないかという手応えもあるけど、実際に試合をやってみないとわからない。しっかりとピッチの上でそれを表現できればいいかなと」
ファーストタッチひとつを見ても、良い感覚で出来ている印象
「個人的にはサッカーに対して向上心を持っているし、うまくなりたいという気持ちと、代表の選手たちに追いつきたいという気持ちが今はすごく強いけど、まだまだなのでより質を高めてやっていかないといけない」
前向きなコメントです
「代表はメンバーが固定されていて、あんまりメンバー変わらんなとか、交代もこんな感じか、みたいな感じで見ているし、あそこに入るならボランチやろうなと思いながら見ていたりするので、パスを出す方、ヤットさん(遠藤)の動きを見ている」
モチベーションの源は、レッズでのタイトル、代表への思い
そして、
「チャリティーマッチでは達也さんと一緒にサッカーをして、もっとパスを出せるシーンがあったのでしっかり出してあげられれば良かったんだけど。まあ、でも楽しくできました。達也さんとは『お互い頑張ろう』と。新潟は良いサッカーをしているのになかなか勝てなくて、俺は今年やった中で新潟が一番強かったと思うので、お互い良い結果を残せるようにしたい。達也さんとは飯も行ったし、次の日にテーマパークにも一緒に行った」
と明かします
次は、多くの選手が「打ち合いになる」と展望するセレッソ戦
大阪長居は、「陽介」の創造性あるゲームメイクによって、梅雨の晴れ間となるか
「個人的にはチームとしてやりやすいと思っているけど、攻撃に良いものを持っているので、どっちがしっかり点を取って守れるか。そういう打ち合いの試合になると思うので、観ている人も楽しいと思う。その中でアウェイでしっかり勝って帰ってくることが大事だと思うので、しっかり決めるところを決めて結果を残したい」
さらには1年後、太陽の国での輝きを見据えて
「今は、”良くなって来ているだけ”なので、もっと良くなって上に追いつけるようになっていきたい。そうすれば自ずと、チームの勝利にも貢献できるので、レベルを上げていきたい」
浦和の太陽は、熱い視線で意気込みを語りました
マルシオリシャルデス選手、柏木選手のインタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお伝えします
なお、今日木曜日担当のサッカークリエイター・清水英斗さんは、現在コンフェデの取材中です
そこで今週は、ブラジルからのリポートが届きました
清水さんのパートナーとしては、ちょんまげ隊長ツンさんがご登場
サッカーを愛する”海賊×侍”のトークは、ナイスなセッションです
お楽しみに
では
6月19日 有酸素部
どうもです
曇り空の大原には時折、生暖かい風に運ばれた雨粒が降り注いでいました
午前10時からスタートした練習は、オフ明け恒例のフィジカル系メニューを中心に進行
午前11時15分、監督のもとに、選手&スタッフが集まります
その後まもなく、円陣からは拍手と共に歓声が沸きました
盛り上がりの理由は、あるお知らせによるもの
「午後練習ぅは・・・」(杉浦コーチ)
※しばしの沈黙
「そこ、止まるとこじゃないですよ!」(選手のツッコミ)
午後練はお休みになりました
「他のこともあったけど、内緒(笑)」(関口選手)
予定変更により、練習後の時間をどう過ごすか
リフティングゲーム、サッカーゴルフをする選手の姿は、お馴染みの光景
加えてここ最近、ある”部活”が台頭してきました
その名は、【有酸素部】
部長を務めるのは、関口選手
「最近、人が増えてきて、自分以外にも4人ぐらい増えてきたので、いいこと」
何をしているかと言えば、20分間のジョギングによる有酸素運動です
永田拓也選手、阪野選手、岡本選手、野崎選手、さらには天野コーチまでをも引き連れています
関口選手が部長である理由は、本人曰く「時計を持って管理している」から
・・・ある日の練習後のこと・・・
「おい、お前ら行くぞ!」
と部長らしく気合いを入れる関口選手
ピッチに足を踏み入れる前に靴ひもを結んでいると、部員達はそこを通り過ぎ、勝手に走り始めます
するとすかさず、
「おい、誰が左回りだと言った!こっちだぞ!部長の言うことを聞け!」
と強引に進路変更を指示
苦笑いで付き合う団子状態の若手グループより10メートル先を走り、リーダーシップを発揮していました
そんな部長には、ちょっとした悩みも
「みんなが部費を払わない!」
走るだけなのに、何で必要なのでしょうか!?
「オレがランシューを買うから部員から¥7500ずつを回収しようとしたら、みんなに『部長最低!』と言われた」
怒り気味に、笑います
「ボッタクリ。部長なのも、形だけ」(野崎選手)
「はいー!お前けずる、決めたぁ!」(関口選手)
インタビュー中には、さらなる事実が発覚!
部長の理由である、タイム計測用の時計は、広報スタッフからの借り物でした
渋々、返却したあと、
「借りるのがオレしかいないから、オレのもの!のようなもの!」
過去に味噌ラーメンの盗み食いをしただけのことはあります
今後へ向けてのビジョンも語ってもらいました
「新しい若手部員が入ってきたら部費をもらって、新しいランシューでも買おうかな」
ただし、
「原口は絶対に入れない(キッパリ)」
若手とじゃれ合う、何とも頬笑ましい”大将キャラ”は、田中達也選手と重なります
あまり比較してもナンセンスですが、この中断期間中は、”縦への推進力”でもシンクロしました
「自分の出来ることをやろうと思ってる。みんなと一緒のことをしても、インパクトは残せない。自分は、自分にしかできないこともあるので、そこを強調できればと思う。キャンプで厳しいトレーニングをしたので、ここから徐々に志気を上げていきたい」
当たり前のこととはいえ、関口選手はサッカーに対してとても真面目です
持ち味の突破力をどう出すか、その判断も大切なこと
「練習も慣れてきたし、まだまだ出来るという感覚がある」
11番を背負うからには、
「移籍する前に、達也さんにも言われた通り、『自分らしく頑張る』と思いながらプレーしていきたい」
と抱負を語りました
練習のみならず、有酸素部で養ったことの成果は是非、中断明けの戦いで!
「ナビスコは優勝を狙えると思うし、短期決戦。まずは初戦を勝って、ホームに帰ってきたい」
インタビューの詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお伝えします
さらには、
・「最悪の事態を免れなくてはいけない」
→レッズレディース 神戸コーチインタビュー
・「手塚さんと歩んだ日々が『財産だった』と言えるのは、これからの結果次第」
→レッズレディース 後藤選手インタビュー
をお届けします
では
6月14日 「久しぶりにサッカーでの筋肉痛なので、気持ち良かった(笑)」
どうもです
雨こそ降りませんでしたが、じめじめとした蒸し暑さは健在!
そんな中での練習は、午前10時から始まりました
大原に戻って2日目の今日からは、ボールを使ったトレーニングを実施
「タイミングを考えて走るように!どのタイミングで動き出すかだよ」(監督)
ハーフコートより少し広め”ペナtoペナ”での戦術確認でした
攻撃時の布陣4-1-5に近い配置で選手が並び、ハーフラインを挟んで最終ライン+ボランチとワイド+前3人とでプレーエリアを分割
さらには、ポジション毎にビブスが色分けされました
「縦にボールが入ったら、前の選手は必ず、1度目を同じ色の選手にパスしよう」
効果的な攻撃をスムーズに繰り出せるよう、選手それぞれのすべきことを明確化していました
そして、
「闇雲に走るんじゃなくて、考えて!」
「いかに、ボールのないところで次の展開を意識できるかだよ」
相手の視野から逃げるような動き出しなど、監督は身振り手振りで指導(随分と軽快になってきました)
ゲーム終盤には、合言葉のひとつ、
「奪ったら縦!」
が改めて強調され、練習は午前11時50分頃に終了
オールスター戦に出場する選手がいることも考えると、全員が揃った中での戦術確認は、貴重な機会だったと言えるでしょう
”全員”の輪の中にはもちろん、山田直輝選手がいます
練習後もしばらくの間ピッチに残り、シュートゲームやサッカー談義を楽しんでいました
「こっちは暑くて北海道に比べると汗の出方が違うけど、今日はまだ涼しかったのでまだ良かった。キャンプは涼しい中だったけどかなりキツいトレーニングだった。ただ、僕は復帰した時期に身体作りができて、充実した合宿になった。ほぼみんなと同じメニューをこなせたので自信になったり、一通り筋肉痛を味わったので良かったと思う」
–筋肉痛も、今までと種類が違うんじゃないですか!?
「そうですね。毎日毎日、キツいキツいと言いながら充実感を持ったキツさだったし、久しぶりにサッカーでの筋肉痛なので、気持ち良かった(笑)」
その笑顔を是非、みなさんの前でも
山田直輝選手の近況インタビューは、今夜7時からの「You’re The REDS」でお届けします
「(あさっての練習試合会場になる)駒場は僕もずっと見て育ってきたスタジアムなので、さいたまでの復活戦にできればいい」
そういったコメントもありました
ただし、焦りは禁物
「合宿では練習試合に出るというのが一番の目標だったけど、出るからにはゴールを決めたいと思っていたし、ゴールを決めることで2つの目標が達成できて良かった。点を取る感覚というか、裏に抜け出す感覚だったり、ゴール前に入って行く感覚は逆に前やっていた時より良くなっていると感じた」
–良くなっている理由は何でしょうか!?
「プレーはできていなかったけど、理由はやっぱりミシャ監督のサッカーをずっと見ていて、裏に抜け出す大切さがわかったから良くなったんだと思う」
”浦和のハート”は、ピッチを離れても鼓動していたのです
今、サッカーが出来るからこそ味わえることもあります
「今日の練習でも『闇雲に動くな』という指示があったけど、これまでは僕も無駄に動いて体力を消耗してしまうことがあったので、この監督の下で考えて走ることをやって、スタミナを貯め込みながら90分戦えればいいなとは思う。あとは自分の考えていることとプレーが一致すればいいと思う」
イメージとのギャップは、これから埋めていけばOK!
その先には、数え切れないほどの仲間=レッズサポーターが待っていますから
では
6月13日 「寝てる時のことは、よくわからない」
どうもです
今日からは大原でのトレーニングが再開
まとわりつくような雨が、ふったりやんだり、いかにも梅雨の空模様でした
午前10時からスタートした練習は、フィジカル系メニューを中心に進行
ステップワークを行っている最中、順番待ちの坪井選手は木の下に立ち、植物をくまなく観察
その後、首をかしげます
「虫の収穫がないなあ・・・」
こちらを見ながら報告してきました
どうやら、北海道には虫が沢山いたようです
その違いからも、大原への帰還を実感したのでしょう
練習は、午前11時20分頃に終了
「こっちは北海道に比べると暑い。今日は雨が降っているということもあるけど、湿気がある。向こうは暑いけどカラッとしていた」
そう話すのは、野崎選手
「キャンプは僕も自分なりの課題を持ってやったし、そういうところに対するアプローチは良くできたと思う。まずは守備のところで戦う、粘り強く行くことを考えていた。断片的に良いプレーができるようになってきた中で、それをいかに続けていくかを課題としていた。そこは意識として変わった。良いところは良いところとして伸ばしていかないといけないけど、ウィークポイントをいかにみんなのレベル、トップレベルまで持っていけるかで違いが出てくると思うし、それによって良いところも生きてくると思うので、そこはこれからも意識していきたい」
しっかりと己に向き合っている印象です
「いつもだと2チームでゲームをやっている中、キャンプでは3チームでやって、僕たちはユースの選手たちもいて、天野コーチも入っていたし、客観的に見れば力が一番劣るチームだったけど、その中でいかに上のチームを倒すかを考えていたし、チームとしてつながらないといけなかったので、自分のミスでどうこう言う前にみんなでやらないといけなかった。そこは良かったところだと思う。後輩がいるのも新鮮だったし、新たなプレッシャーも感じた」
有意義な時間を過ごせたに違いありません
「部屋はウメさん(梅崎選手)と一緒だった。いびきがうるさいんだけど(笑)、僕は気にせず寝れちゃう」
良い意味で!?図太い神経の持ち主です
「ウメさんに対して文句を言わなかったのは俺が初めてだとマネージャーが言っていたので、それで3連続同じ部屋になったんだと思う。Twitterで暴露しちゃったけど(笑)」
なぜ”気にならない”のかといえば、
「寝てるときのことは、よくわからないから(笑)」
そりゃそうですが・・・
いつも冷静に物事を分析する野崎選手が言うと、妙に説得力があります
「ウメさんには『パッと夜中起きるとお前の方がいびきかいてるじゃないか』と言われたけど、そこはお互い様(笑)。ウメさんは自分を持っている人なので、普段からそんなに喋るタイプじゃないけど、喋る時は凄く喋るし、サッカーのことはもちろん、家族のこととか音楽のこととかいろんな話をしてもらった。音楽はウメさんがかける曲はノリノリなのが多いので、持参した音楽プレーヤーは、今回は活躍しなかった(笑)」
–結婚したくなりましたか!?
「いや・・・そこはまだ大丈夫(笑)」
野崎選手の耳には、梅崎選手からの良い刺激が沢山あったようです(いびき以外で)
今回のキャンプが活きるかどうかは、自分次第
「北海道では体を追い込んだし、今度は暑さに慣らして体をアジャストしていくのが、この1、2週間の目標だと思う。プレーに関しては日々サッカーをしていると課題が出てくるので、その日に出た課題を見つめ直して、より良いものにしていく積み重ねが良い選手になるための近道になると思う。そこを意識してやりたい」
コメントからは、レッズの一員としての凛とした、強い志しがハッキリと伝わってきます
地道な努力が実を結ぶ
野崎選手はいつの日か、それをピッチで証明してくれることでしょう
ちなみに、最近は表情がより逞しくなった気もします
そんなちょっとした変化、週末の駒場で感じてみませんか!?
インタビューの詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします
では
ワールドカップを諦めない
どうもです
4日火曜日、チームにとって6日ぶりのトレーニングは、和気あいあいムードで進められました
練習が終わると、選手それぞれ充実した表情で引き上げていきます
けれども、森脇選手はチームメイトとサッカーゴルフでじゃれ合うなど、なかなかピッチを離れません
その様子を見掛けた阿部選手からは、
「モリ、色白じゃない!?」
と、からかわれていた通り、まるで日焼け目的の日光浴をしているようでした
一体、どういうことなのでしょうか・・・
「(阿部選手から色白と言われていたが!?)ね!ねえ、うん。日焼けしないと。やっぱり練習は良いなぁ!もちろん休みも重要だし、頭も体もリフレッシュしたいと思っていたので、ちょうどいい休みをもらえたけど、早くみんなと会ってトレーニングしたいという思いも抱いていた」
–みんなに会いたくて会いたくて、オフどころじゃなかった感じですか!?
「そう、そればっかり!オフはみんなに会いたいということばかり考えていた。みんなと会ってイジられたいなと(笑)って、それはおかしいね(笑)」
–シンガポールが何とかって聞こえてきましたが!?
「ええええ!そんな話してましたぁ!?」
–練習中、チームメイトから言われてました
「いや、行った覚えは・・・ないな!まあ、リフレッシュはした」
–なのに日焼けしてないとうことは!?
「体調不良で寝込んでいた。仙台戦の前から体調が悪くてどうなるのかなと。さすがに試合の前には治るだろうと思っていたけど回復せず、そのままオフに入って、最初の2日は寝込んでいた」
–シンガポールで寝込むって、大物感の漂う過ごし方じゃないですか
「いやいやいや、誰も行ったとは言ってない(汗)、顔が白いのでシンガポールに行ってないんじゃないかと思われても不思議ではないんじゃないかと。シンガポールは気温も高くて良いところ。・・だと思うけど」
–ああ、そう”だった”んですか・・・
「いやいや!行ってないけど(笑)。ずっと埼玉県内にいました。荷物整理もあったし」
–誰からも誘われず、寂しく過ごしたのですね。シンガポールで
「そおおですね!誰にも誘われずに、シンガポールで1人寂しくベッドで寝込んで・・・ってどんだけ寂しい男なんですか!(笑)。それは寂しすぎるぅ!!(笑)」
キレ味満点のノリツッコミでした
結局、何をしてかは、謎のままですが、(・・・シンガポール旅行を計画し、予約→体調不良のみならず”一身上の都合”で行けず→みんなから「おいシンガポール!」、「色白!」といじられる・・・といった感じなのでしょうか)プライベートなことなので、この辺で
さてさて、まずはリーグ序盤戦を振り返ってもらいました
「2位という順位で結果としては悪くないという印象で、良い位置にいるなと思うけど、振り返ってみると悔しいというか、何でなんだろうという気持ちにもなったりする。勝ち点を拾わなきゃいけないところで拾わなかったり、落としちゃいけないところで引き分けたり、勝ち点を失っているところがあるので、そこは非常に残念だなと。もっともっと勝ち点を積み重ねられたという気持ちの方が強い。中断でキャンプもあるけど、そういう悔しい思いをしないためにも、しっかりキャンプで追い上げていきたい。満足はできない序盤戦だったと思っている」
厳しい自己評価でした
満足するためには、
「細かいところにこだわらないといけない。細かいところはどこなのと言われれば、最後のところで足が出るか、苦しい時もチームを鼓舞して最後まで集中を切らさず守れるか。そういうところで勝敗が分かれてくると思っている。それは守備に限らず攻撃でも、ここ一歩踏ん張れば得点できるところでクロスに対して入っていなかったりだとか、そういうシーンもあった。攻守ともに細かいところにこだわらないといけない」
と課題を口にします
良き相方である槙野選手は、森脇選手について、
「グラウンド外のところでしか力を発揮してくれなかったけど、最後の方は頑張ってくれた。最初の方はメディアの方でばっかり存在感を出してたから(苦笑)」
思い返せば・・・
雪で車が立ち往生に始まり、誕生日にはド派手な活躍
出前で頼んだ味噌ラーメンは盗み食いされ、その張本人からのアシストでゴールを決めるも、周りからは”祝福されないパフォーマンス”
色んなことがあっても、明るさを失わず
森脇選手が「寝込んだ」というのは、移籍してからのプレッシャーも関係していたのでしょう
「もしかしたらそういうところからボディブローのように来たのかなと。精神的に追い詰められたのかなというのもある(笑)。浦和の街で噂をされていたからくしゃみが出て風邪をひいた? そおおおなんすかね!?それが良い噂なら良いけど、悪口なら大変なことになるので、これだけ寝込んだということはもしかしたらネガティブな方じゃないかと。やたらくしゃみをしていたので、『これは何かあるぞと!』思ってた」
それでもとにかく張り切ったことは次第に、”森脇コール”へとつながりました
「サポーターは、(興梠)慎三と那須の大ちゃんに歌を作ってて、僕はまだだけど、広島時代にも歌はなかったし、歌がないのが似合うのかな(笑)。最近は”森脇コール”というか、声援を送ってくれるので、それだけで十分というか、やってやるぞ!という気持ちになる。歌があれば最高だけど、気を長く待ちたい。自分自身、しっかりアピールして歌を作ってもらいたい」
さらには、
「僕の中だと、簡単な歌は森脇には似合わないと思ってる(笑)、かっこいい歌を作るためにサポーターのみなさんが準備してくれているんじゃないかと、ポジティブに考えたい(苦笑)。那須の大ちゃんに歌ができて、慎三に歌ができて、ということを考えると、どんどんどんどんテンションが落ちていくので、テンションが落ちないように自分を維持するのに必死(汗)」
そういった中、日に日に高まるのは、サポーターへの感謝の気持ち
「リーグ序盤を戦って、浦和のサポーターの後押しは凄いなと。本当に日々感動をもらっているというか、このチームでプレーさせてもらって幸せだなと。ここまで数試合、ホームで戦ってきたけど、いちサッカー選手としてこれだけの雰囲気、これだけのお客さんの中でやれるのは幸せだなと。これが当たり前だと思わず、日々謙虚さを持ってやりたいなと。これだけ後押ししてくれるサポーターに最後は何か恩返しをしないといけないなと毎回、試合をやる度に強く思っている。最後は応援してくれるサポーターのみなさんと笑って終われる最高のシーズンにしたい」
笑って終わるにはもちろん、
「タイトルしか見えていない」
真っ直ぐな視線で、そう言い切ります
「ACLで残念な結果になって非常に申し訳ない、力になれていないという印象もあるけど、まだまだ挽回する時間もあるので、残りのタイトルを全て狙っていきたい。そうすることで浦和に誘ってくれた方たち、応援してくれる方々に少しでも恩返したい」
と誓いを立てました
マイクを向けさせていただいたのは、日本代表がワールドカップ出場権獲得を決めた日
先日の日記でも紹介した通り、
「ここ最近は代表に呼ばれていないけど、ワールドカップを諦めてはいないし、その夢に向かって頑張らないといけない」
どの選手にも、その権利と可能性があるわけです
チーム一丸となって目標を成し遂げ、幸せをわかち合う
その先には、夢の舞台
そして、レッズでも世界へ
気迫のこもったプレーを続ける選手には、贅沢な願いでないはず
森脇選手インタビュー(完全版)は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお伝えします
では