11月28日 「全員が笑って、良い涙を流せるように」

どうもです

鳥栖戦を2日後に控えたきょう、恒例のミーティングを経て午前10時45分頃からトレーニングがスタート

午前11時30分頃からは、11対11でのハーフコートゲームへ

しっかりと周りを見た上での的確な状況判断、空いたスペースを突く、悪い失い方でカウンターピンチを招かない、球際で絶対に負けない

さらにきのうと同様、監督からは「止まっていたら何も出来ない。動き続けて!」と、プレーのみならず今のチームのメンタル面にも響くような声かけも

晴天の乾いた空気に、選手同士の熱を帯びた声が飛び交う、引き締まったムードでした

練習お昼の12時15分頃に終了

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横浜討ちは田中達也選手に託すとしましょう

実際、選手達からもワンダーボーイへ多数のエールが送られているようです(濱田選手にも期待)

そしてもちろん大前提にあるのは、自分たちの勝利

「俺らに何が必要かと言えば、勝ち点3。それに対して全力で闘うというのと、自分たちのサッカーを貫きながら、球際の部分、走る部分というのを相手チームより上回るというのが勝利への一番の近道になると思うので、そこを意識してプレーしていくだけ」

と柏木選手

悔やまれる川崎戦での反省もしっかりと活かし、臨む構えです

「最近切り替えて、攻から守への切り替えが早くて、そこでボールを奪えたりできるけど、そこからまたちょっと取られてというシーンも多いので、そういうところをもっと冷静に落ち着いて、1回後ろでゲームを作り直す時間があっても良いかなと思う。取った後の部分で冷静にプレーできればより自分たちらしいところ出せるかと思うし、うん、あとはセカンドボールをしっかり。相手ロングボールが多くなってくると思うからそこを拾えるように、出来るだけアラートにしておくことが大事かと思う」

”勝たなきゃ勝たなきゃ”という中にも、冷静さを!?

「そうすね。それにプラス、最近先制される状況が多くて、そこから自分たちが点を取りに行かなければいけない状態になって、前がかりになって、そこからまた2失点目を食らうことが多いので、まず失点しないということを心がけながら・・・、まあ自分たちが点を取った後に失点する分にまだ自分たちらしい闘いが出来るとは思うけど、先に失点してしまうと、より慌てた状況になってしまうので、そういうところを意識しながらセットプレーとかクロスという部分でも気をつけながらプレーしていって、まあ、良い時間に点を取れれば良いのかなと思う」

好調時の柏木選手というのは、見ているものを良い意味で騙すような、遊び心あるプレーが特徴の1つ

きょうのゲーム形式で、原口選手との波長の合ったダイレクトパスで相手をいなし、右の大外から駆け込んだ梅崎選手のラストゴールを演出しました

「ああいうのは、最近ね、ホントに連携からのゴールというのが少ないと思うし、前半戦の頃けっこうあった気するけど、それがうまくできていないというのは、1人1人の距離感がちょっと遠いような部分もあるかと思うけど、まあ、練習でああいう部分を出せれば、試合でも実際に出てくると思うし、うん。まあ、1人1人の距離感をしっかり意識してプレーできれば良い」

”予感”が”実感”へ

今シーズン、何度かそういうことが起きています

次も起こさなければいけません

チームを一度離れる仲間達への思いを体現する意味でも

「うん、まあ正直、考えれば考えるほど切ないし、こういう時期が来たのかなというのもあるし、これが実際、この業界に絶対あることやからそこ受け止めるけど、最後、去年の達也さんを送り出した時みたいにしっかり笑って泣けるような試合にして送り出せればと思う。それ以上にとりあえず今は、試合に集中して、試合に勝つことが大事。それで最終戦を含めてしっかり2連勝して、送り出せればと思う」

仲間想いなのは当然、サポーターに対しても同じです

16日に行われた練習試合で、自身のプレーに納得がいかなかったか、申し訳なさそうな表情で、ピッチサイドの特設席にいたサポーター全員と握手をしていました

「まあなかなか触れ合う機会もないので、そういうのも大事かと思うし、特に何かを意識したわけでないすけど、・・・うん」

優勝すれば、仲間達と心おきなく触れあえることでしょう

情に厚い背番号8

「全員が笑って、良い涙を流せるようにしたい」

と誓いを立てました

残りわずか2試合、時間にすれば約180分

それ、浦和の太陽が今季最高の輝きを放つべき時です

インタビューの詳細、今夜7時(再放送23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

11月27日 「お前、ちゃんとやれよ」

どうもです

まぶしくて、熱い

日なたにいれば、秋の深まりを忘れさせるような陽気の大原で、練習午前10時頃からスタート

ウォームアップを終えた午前10時45分頃、監督が選手を集め、約5分間のお話したあと、11対12でのゲーム形式へ

ハーフコートよりやや広めのエリアで、ハーフラインを隔ててポジションに応じたプレーゾーンの制限がありました

レギュラー組の1トップ+2シャドーと両WB相手陣内で5対5のマッチアップ

守備について、2ボランチ&3バックが5対6、数的不利な状況で応対します

もちろん、後ろからのサポート、ありです

「次の展開をしっかり予測して!動きだし早く、動けなかったら状況変わらないからね!」

と監督が指導していたように、オフザボールにおける質の高い動きが求められていました

午前11時20分からは、プレーエリアの縛りがなくなり、完全なる11対12でのハーフコートゲームに変更

また、ゲームで約10分毎に給水タイムが入り、その度にタッチ数やリターンパス有無の設定がされます

「ボールを奪う前に関係性を意識して!ボールをもらう前にどこで欲しいかをしっかりと示すように!」

そのような指示いつも聞こえてくることですが、午前11時25分、監督がさらなるルールを設けることに

「一度、バックパスや横パスを入れたあとは、必ず縦に出す」

というもの

しかし、ゲーム再開後のファーストプレーで横パスが連続します

すると監督激昂

「次どこなんだ!前も受けられるようにしっかり動こう!」

普段多少のルール違いがあっても、そのまま流されますが、この時ばかりそうといかず

それだけ監督、”縦への意識”を徹底させたかったのでしょう

隙あれば、迷わず縦へ、ゴール目指し

こういう時こそ、自分達のストロングポイントを貫くべき

そう言わんばかりに監督の熱血指導続き、練習午前11時55分頃に終了

いつもより長めでした

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「試合後どの選手もショックを受けてナイーブな気持ちになったけど、こうやって練習することによってまたピリピリ感も出てきたので、やらなくちゃいけないという思い」

そう話すのは森脇選手

優勝への熱い心消えることなく、さらに燃えさかっています

「可能性がある限り僕らも続けなくちゃいけないし、ここであきらめているような人がいれば、浦和の人でない。浦和の人である限り、残り2試合、何が起こるかわからないと。そのために自分たちしっかりベストを尽くす。もしかしたら奇跡起こらないかもしれないけど、起こそうと思えば自分たちがどれだけベストを尽くすか。残り2試合でどんなパフォーマンスができるかが大事になってくるので、今はモチベーション高くやっている」

いつも以上の声量でした

後ろから奇襲をかけてくるチームメイトも何のその

気持ちの入ったコメント続きます

「監督もいろんな指導をしてくれる中で僕ら選手がピッチで表現しないといけない。良いプレーができなければ、一番責任があるのは選手だと思っている。選手が躍動するために監督もいろんなアイデアを僕らに教えてくれている。なので、それをしっかりピッチで表現したい」

今日のゲームで、クロスに対する守備機会が多くありました

「鳥栖戦でもそうなるだろうなと。今日も相手が一人多い中でやっていたけど、非常に良い練習になったなと。鳥栖ターゲットになる良い選手が1人いるので、そこ警戒しないといけない」

攻撃で、監督から平川選手へのサポートに関する指導も

「ここまで長くやっているので、イメージの共有日々増してきていると感じる。僕自身ももっともっと運動量を上げて、ヒラさんにボールが入ったら複数の選択肢を作れるようしたい。中だけでじゃなくて、困ったら後ろに下げるという選択肢増やしたいと思っている。(川崎戦で、中央に絞る動きが多かったが)よりゴールに近づくプレーそういうプレーなのかなと。後ろで受けるよりそこが良いなと思ってやっていた。ただ、そればかりにならずにいろんなアイデアを出していければなとビデオを見て後に思った。いろんな駆け引きをしながら中だったり後ろだったり回ったりという動きを出していきたい」

全て、勝利のために

そして、

「ヤマさんどう言うかわからないけど、僕ここまで半年以上、一年近く一緒にやらせてもらって、レッズに来て初めて話もさせてもらったけど、イジられながらいろんなアドバイスもしてくれたし、一瞬にしてヤマさんを好きになった」

練習前のリフティングゲームにおける森脇選手への集中攻撃など、2人のちょっとしたじゃれ合い、大原の心和む風景の1つです

「そういうヤマさんと来年一緒にできないこと非常に寂しいけど、残り2試合、ヤマさんが良い雰囲気で挨拶できるように僕らも持っていけないといけない。それがヤマさんに対する礼儀だと思っている。ヤマさんのため、レッズのため、いろんな人のため、残り2試合を全うしないといけない」

–どんなアドバイスを!?

「いろんなこと。・・・・・『お前、ちゃんとやれよ』と(苦笑)」

–「ヤマさんこそ!」って言い返さなかったんですか(笑)!?

「言い返す? できるわけないじゃないですかぁあ!(笑)。プライベートからサッカーから色んなことがあったけど・・・(自粛)」

山田暢久選手にそう言われるのであれば、なおさら”ちゃんとしなきゃ”いけません

「本当にどんなシーンにおいても勝つことがベストだと。それが全ての人にとっての喜び。僕らも勝てば一番うれしいことなので、それに向けて残り2試合やらないといけない。そのために厳しい鳥栖のアウェイだけど、相性うんぬん関係なくやりたい」

疲れもピークでしょうが鼻息荒く、このまま行きましょう!

それでこそ、森脇選手!!

インタビューの詳細、今夜7時(再放送23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

11月26日 「みんなの背中があったからこそ、努力できた」

どうもです

きのうの不安定な空模様から一転、スカッと抜けるような青空広がる大原で、練習午前10時頃からスタート

オフ明け恒例、体幹トレーニングやステップワーク、坂道ダッシュといったフィジカル系メニューが中心でした

最後に監督選手を集めて約10分間の青空ミーティングを実施

選手達によれば、「あとは自分たちのサッカーをやるだけ。自信を持ってやろう!」というお話があったそうです

細かいこと、闘い切ってからでいい

2連勝することで、何かが起きると信じれば

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最終節まで2週間を切りました

大原でのトレーニングもあと数える程度

そこで、最近のゲーム形式を見ていて感じることを1つ・・・

小島選手が、持ち前のパスセンスでチャンスの起点となる機会が増えている印象です

長短、どのキックにおいても、背筋がピンと伸びていて、単純に身体が強くなったようにも見えます

「そうですか!?(笑)」

と頬を緩めつつ、

「でも、きょうのような野崎さんのメニューであったり日々のトレーニングで、徐々に成長していると思う。これを継続することが大事なので、ずっと続けていきたい。『体がデカくなった』とは言われるけど、もっとやらないといけないし、それを公式戦のピッチで出さないといけないし、出すためにも日々の努力が必要になるので、続けていきたい」

今シーズンについて、その成長を本番の舞台で見せるまでには至っていません

あと2試合となった今でも

「個人的に苦しいシーズンだったけど良い経験もできたし、これを次につなげないといけないので、この苦しさを忘れずにまた頑張りたい。試合に出られないのが一番苦しかった」

小島選手の甘いマスク、ポーカーフェイスの要素も兼ね備えています

プロとして当然といえ、なぜ、”苦しさ”を表に出さずに努力を重ねられるのか

「去年、おととしと達也さんやホリさん(堀之内選手)、今年ツボさんもそうだけど、そういう人たちの背中を見てきて、ベテランの方たち(試合に出られなくても)何も言わずにひたむきに頑張るのが当たり前のようにできている」

レッズにいるからこそ、感じられることなのでしょう

「自分たちが腐ったり弱音を吐いたりすること”必要ない”と気づいた。そういう人たちでもひたむきに頑張ることを惜しまずやっているので、勉強になったし、僕それ以上のことをやらないといけないと思った。みんなの背中があったからこそ、努力できたのかなと思う」

今日の練習後、槙野選手らお馴染みのメンバーでしばらくの間、リフティングゲームを楽しんでいました

そういう時間も大切

このメンバーで闘えるのは、あとわずかということで、今のレッズの魅力を問うと、

「他のチームを見たことがないから比較できないけど、このチーム良い意味で仲が良いし、ピッチを離れても一緒にいるので、そういう一体感他のチームにないことだと思う」

加えて、

「ベテランが、言わなくても背中で引っ張ってくれるのもこのチームしかないと思う。そういうところ本当に良いチームだなと」

そんな仲間達と最高の喜びを分かち合うチャンス、可能性残されています

「本当にあと2試合、他のチームの結果次第だけど、自分たち勝つだけ。チーム一丸となって120%の力で戦いたい。出ている、出ていないに関係なく優勝を目指して一丸になりたい」

後悔のないよう、精一杯

「試合に出られないということまだまだ努力が足りないということだし、もっともっとやれた部分あったかなと感じている。そういうところをあと2試合や来年で改善できればと思っている」

この経験も糧に小島選手近い将来、日本を代表する司令塔になることでしょう

インタビューの詳細、今夜7時からの「You’re The REDS」でお届けします

また、火曜日ということでレッズレディースの特集もあります

きょう、吉田監督のインタビューです

降格の危機に瀕したチームを救った存在の1人と言って良いでしょう

けれでも、

「僕じゃなくても間違いなく同じ結果になった。というのは、選手達も前期の悔しい思いを持ってて、そういうのがある面、自分たちで打開しようとして、ひたむきに頑張った結果が、ああなった」

お話を聞いていていつも感じますが、結果が出たとき、まず何よりもきちっと選手を褒めるところが良いです

「たまたま僕が来て、きっかけづくりにはなったかもしれないけど、ただ、基本的に彼女たちがよく頑張ったな、と思う」

皇后杯への意気込み等についても語っていただきました

「重苦しい雰囲気があったけど、今はもう、一か八かの勝負をする気持ちで臨めるので、もっともっと、のびのびしたサッカーが出来ると思う」

お楽しみに

11月21日 「最後はみんなで笑おうじゃないか」

どうもです

今年4度目の川崎戦を2日後に控えたきょう、練習午前10時45分頃からスタート

ウォームアップ後、11対12でのハーフコートゲームが行われました

「切り替え早く!」(監督)

その言葉通り、選手達キビキビとした動きを見せます

レギュラー組数的不利な状況でのプレーでしたが、巧みなポゼッションから両サイドをバランス良く使った攻撃を展開

右サイドでボールを受けた平川選手が中央へ鋭いクロスを上げると、そこに飛び込んだ原口選手がドンピシャヘッドでネットを揺らします

このプレーには、いつにも増して大きな拍手がわき起こっていました

練習午前11時55分頃に終了

練習後、監督坪井選手、平川選手、阿部選手、鈴木選手を呼びピッチ上で約10分間、お話をしていました

「(極秘会議ですか!?)違います!!(ニコッ)」(坪井選手)

残り試合、困難な状況を迎えたとしても、経験豊富な選手達がうまくバランスを取ってくれれば何よりです

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きょうの練習後、槙野選手にマイクを向けさせていただきました

ここ数日好天が続いていますが、それに負けじと爽やかです

そう見える理由としては、日々の練習が関係しているのかもしれません

「休みが明けて、非常にチームとしての『やってやるぞ!』という気迫が練習の中でも伝わってくると思うし、みんなが口々に言っている通り、今週の試合の重大さわかっているのでピッチの上で表現できればと思っている」

中断期間に確認できたこととして、

「今週に限って、相手が1人多い状態での練習だったので、いかにコミュニケーションの部分、連動する部分、なおかつ切り替えの部分、そこに重点を置いている」

たしかに、攻守における1つ1つの連動したプレーが、より素早くなっている印象です

中でも切り替えの早さ秀逸

「そこがあって、自分たちの結果に結びついていると思うし、運動量、そこさえ相手を上回ればポイント取れると思うので、そこ90分を通して続けていかないといけない」

練習で、最終ラインからのきっちりとしたプッシュアップも徹底されていました

「特に、川崎と今シーズン、ナビスコを含めて3試合対戦したけど、その中での自分たちが最も相手を崩せたのが後ろからの攻撃参加であったり、押し上げという部分だったので、今週特にそこに重点をおいて、分厚い攻撃、クオリティーの高いボール回しをしっかり確認したので、あとはピッチの上で出来ればと思う」

ナビスコ準決勝での勝利、前線からの高い守備意識が奏功したと言えるでしょう

「後ろの守備意識もそうだけど、特に前線、前3人の守備意識も非常に高いので、やっぱり前の選手が守備をしてくれることによって、後ろの選手が簡単に奪う。もしくは高い位置でボールを奪えたところでしっかりゴールにつなげられるというような、直結するプレーが出来ているので、全員の守備意識の高さ非常にシーズン始めより高まっている」

今のレッズが”自分たちの力”を最大限に発揮するには、そういった最も得意とする”嵌めワザ”をとことん貫き通すべき

そして、

「残りの期間、良い緊張感を楽しめればと思う」

そう話す槙野選手、男らしくシャキッと引き締まりつつも、ワクワク感が垣間見える良い表情でした

胸の中には、今シーズン限りで一度レッズを離れる選手のために「花道をつくる」というモチベーションがあります

後悔のないよう、サポーターと共に闘い、全てを出し尽くす構えです

「勝ちましょう!そして、僕たちあと3試合のうち2試合をホームで闘えるので、そのアドバンテージをしっかり活かして、良い結果を出して、最後みんなで笑おうじゃないか!」

インタビューの詳細、今夜7時(再放送23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

ところで・・・

槙野選手非常に頭の回転が速く、いつも良い受け答えをしてくれます

しかし最近、チームメイトから”ダメ出し”をされることもあるそうです

槙野選手からのリクエストもあり、宇賀神選手に解説してもらいました

番組でぜひ

11月20日 「僕も嫌いで離れるのではないので、今後も何か力になれたらな」

どうもです

爽やかな晴天に恵まれたきょう、大原での練習は午前10時から始まりました

いつもと変わらず、和やかなムードでのウォームアップを終えると、午前10時45分過ぎからは戦術確認のメニューへ

行われたのは、フルコートを用いたパターン練習でした

攻撃時の陣形である、4-1-5のディフェンスラインとボランチのビルドアップからスタート

「4,4,1,1の状態を作って!」(監督)

相手も”4-1”に対してマッチアップ状態でのプレスをかけてきます

そこをパスワークでいなし、ハーフラインより先の前線5人へとパス

相手陣内でも数的同数の状態の中、コンビネーションで崩し、フィニッシュへ至るという形を反復

それ以外にも、前線と最終ライン両グループ同士でボールを奪い合う形や数的優位な状況での攻撃など、パターンは多岐に渡りました

「しっかりと関係性を持ってね!」(監督)

相手がハイプレスをかけてきた際、いかにしてかいくぐるか

前線にボールを入れたあとに、しっかりと最終ラインから押し上げる

そして、「必ず縦に入れることを狙う!」(監督)といったことが確認されていた印象です

給水を挟んだ午前11時30分、監督は「あと少し、30分だよ」と真顔で選手達に声をかけます

実際はというと、午前11時37分、滑らかな攻撃から原口選手の左足ボレーが決まり、「ブラーヴォ!!」

練習は終了しました

「全体としてみんなの動きがスムーズにできてきていると思うし、川崎F戦は難しい展開になるとは思うけど、自分たちのコンビネーションで得点、魅力的な攻撃を見せていきたい」

と意気込むのは平川選手

きょうは気持ちのこもったプレーが多く見られました

中盤でタッチラインを割りそうになったボールを猛ダッシュでマイボールとし、味方へつなぐと、平川選手自身は一度ラインの外へ出ましたが、次の瞬間にはペナルティエリアで再びボールを受けて、シュート

盛り上げる声も良く出ていました

「残り3試合、みんながコンディション的にもキツいと思うけど、気持ちを盛り上げるという部分で、頭で疲れていると考えだすとどうしても体が重くなってしまうので、みんなで盛り上げて楽しく激しくやっていければと思う」

とにもかくにも、

「優勝に向けてとにかく全員がコンディションどうこうじゃなくて全てを出し切る」

頼もしいコメントを聞かせてくれた精神的支柱はその後、複雑な表情を浮かべます

「非常に残念。一緒にやってきた仲間だし、ポジションを争って切磋琢磨した先輩ということで、学んだものも多かった。とにかく今できるのはヤマさんの花道を飾るという意味でもタイトルを取って終わりたいし、ヤマさんから受け継いだものを自分も残り3試合で出していきたいし、続けていきたい」

きょうの午後、山田暢久選手の契約について発表されました

記者会見でのこと

「いずれ来ることだとは思っていたし、チームの意向と言うことで、自分なりにしっかり受け止めようと思った」

契約が終了すると初めて聞いた時の心境について質問すると、そのような答えが返ってきました

いずれ来ることだとは思っていた・・・

それは誰もが覚悟していたはず

ただ、今シーズン、山田暢久選手は何度となく「これからもレッズで頑張っていく」といったニュアンスのコメントをしていました

それがこのような形で”その時”を迎えることをどれだけの人が望んでいたのでしょうか

——サポーターは山田暢久選手含めての浦和レッズを愛していると思いますが、”こういうこと”があっても、これからも浦和レッズを大切に思っていてくれますか?

「それはもちろん。今まで応援してくれたサポーターに感謝したいし、僕も嫌いで離れるのではないので、今後も何か力になれたらなと思う」
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山田直輝選手にもマイクを向けさせていただきました

「浦和の象徴だと思うし、素直に残念。僕が物心ついてレッズを応援している時からいた選手なので、浦和レッズを見ればヤマさんがいるという印象だった。今シーズンも大事な試合、締めないといけない試合では必ず出ていた。
(中略)
ヤマさんは浦和レッズでずっとプレーして浦和レッズで引退する選手だと思っていたので、率直に残念だけど、ヤマさんの能力からしたらJリーグのトップでまだまだやれるし、まだまだ他のチームでもやってほしいとは思うし、そういうサポーターの方も多いと思うけど、そこはヤマさんが決めること。僕はヤマさんがどこに行ったとしても、浦和レッズで引退するとしても、ヤマさんと一緒にプレーできたことは誇り。いるのが当たり前だったし、僕が入ってきた時から浦和レッズの選手のなかではドンと”主”みたいな存在だったので(笑)、そのヤマさんがいなくなるのは想像できない」

–浦和の宝物は一度チームを離れてしまいますが、その意志というものを受け継いでもらいたいところです

「たまたま苗字が同じだけかもしれないけど、その偶然が僕の中でも小さい頃から同じというだけで気にしていたし、ヤマさんがいたお陰で自分もレッズのサポーターにいち早く名前を覚えてもらったり、いろんな呼び方をしてもらったりしたし、プレー以外の面でもお世話になった先輩ですから」

各選手のお話の詳細、生の声は番組でお届けしますが、ここではもうひとつ紹介させてもらいます

平川選手と山田直輝選手が同じことを言っていました

優勝へ、「必ずヤマさんの力が必要だ」と

山田暢久選手の記者会見後には、野田選手と永田拓也選手の契約について発表されました

「浦和は今までの僕の人生だったと思うし、サッカーだけじゃなく、プライベートの時間までみんなといられたのはかけがえのない時間だった。このチームを去ることは寂しいし悔しいけど、僕は浦和レッズのチームメイトを浦和レッズを応援してくれるみなさんのことが大好きだった。ありがとうございましたということを一番に伝えたい。まだ残り3試合あるし、優勝が懸かっている大事な試合なので、全力でチームをサポートできるように頑張りたいし、最後に優勝して離れられれば一番うれしいので、優勝のために残り3試合、僕も頑張りたい」(野田選手)

「浦和はずっとお世話になってきている場所でもあるし、たくさんの仲間にも出会えた場所でもあるし、地元でもある。生まれも育ちもここ。浦和でやってきたことは他でも通用すると思う。でも、そんなに悲しいという気持ちではないし、これから自分の人生が楽しみだと感じている。これまで応援してくださったサポーターのみなさんに自分のプレーを見せられていなかったし、浦和でのプレーは機会がなくなるけど、これから自分の”人生の第2章”として良いプレーができるように頑張りたい。浦和には本当にお世話になったので、何らかの形でこれから返していきたい」(永田拓也選手)

2選手に行ったインタビューについても、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」で責任をもってお届けします

では

11月19日 「勝ちたいという気持ちを燃やして、今までやってきたことを信じて」

どうもです

暖かい陽が射し込む大原で、きょうの練習は午前10時過ぎからスタート

約1時間、オフ明け恒例のフィジカル系メニューが中心でした

「泣いても笑っても残り3試合だけど、やらないといけないことは普段と変わらない」

そう話すのは野田選手

「勝ちたい気持ちはより増やすけど、良い意味でいつもと同じようにやっていきたい。ここで何か代える必要はないと思うので、自分ができることをやるだけ」

今のチームに迷いがないということが確認できます

自身は先週土曜日、久々にサポーターの前での実戦にのぞみました

「本当に久々だったので、早くゲームがしたい、楽しみだという気持ちが強かった。僕だけじゃなくてみんなが集中していたし、良いゲームができたと思う。ゴールはおまけみたいなものだけど、自分の武器だと思うので、それが出せたのは良かった。でも流れの中でもう少し点に絡めることを意識したい」

ここからはより一層、総力戦の要素が強まってくることでしょう

「もちろん、勝ちたいという気持ちを燃やして、今までやってきたことを信じて、みんなでチームとして戦っていきたい」

そして、みんなで優勝の喜びをわかちあえれば最高です

大谷選手にもお話を聞きました

「リーグ戦残り3試合、チーム一体となれるように少しでもできることを探して、優勝して終われればと思うので頑張りたい。僕はこれまでと同じように続けてやるだけ。GK練習は尚史さんがうまくコントロールしてくれていると思うし、みんなも集中してやっているので、良い雰囲気でやれていると思う」

やはり、一丸となっているのでしょう、このチームは

ちなみに、大谷選手が先週の練習試合で着ていたユニフォームの色はというと・・・

ももいろクローバーZの推しメンバーと同じ、緑色でした

「試合中は気にならないけど、好きな色なので(ニンマリ)。他の色を着るよりは嬉しいけど、5色の方が良いかな(笑)」

野田選手と大谷選手のインタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

もしかしたら、先週末が今シーズン最後の練習試合であったかもしれません

きょうまでは、多くの”控えの控え”に甘んじる選手にマイクを向けさせていただきましたが、それぞれにとって有意義な時間であったかと思われます

また、今夜の「You’re The REDS」では、トップの4選手がさいたま市内の小学校を訪問した話題をお伝えします

この活動への参加率の高い柏木選手が持ち前の”ノリ”で児童の心をつかめば、初参加の関口選手は大原で見せる”クニくん”な一面で、子供たちと同じ目線になって打ち解けていました

母校へ凱旋した永田拓也選手は終始緊張した様子でしたが、結びには”友の大切さ”についてバシッとトーク

そしてきょうは、自身の貴重な経験をもとにした”深イイ話”を語った、マルシオ リシャルデス選手の教室をのぞいてみたいと思います

お楽しみに

では

11月18日 オフ

どうもです

全てが決まる270分の決勝戦

そのスタートを今週末に控えて、きょうの練習はお休みでした

そこで今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」では、

○流通経済大学との練習試合を終えて
・那須選手インタビュー
→「このサッカーをしている以上、リスクはつきものだし、ミスもあるので、ミスをした後にどう切り替えるかとか、そういうところ。ミスは個人個人で気をつけることだし、集中力の問題だったりするので、各々改善していけばいいと思う」
→「(セットプレーもチャンスがあったが)決めきれなかったねー(苦笑)。もう少しだけど、本番で決めればいいかな」

・ハットトリックの活躍、永田拓也選手インタビュー
「天皇杯はケガで欠場していて、チームとしても個人としても悔しい結果になったけど、今日は久しぶりの試合ということで、自分の持っているものを全部出していきたいと思って試合に臨んだ。(ハットトリックとは、逆に持っていないものを見せたが!?)点を取るプレイヤーではないと思うけど(笑)、チームとしても良い崩しができたし、個人としても最後のシュート精度がいつもより良かったと思う」
→ちなみに・・・
→「ハットトリックの記憶? ない。全然ない(笑)。ストライカーにしかない響きだし、自分はそういうプレイヤーではない。今日はアシストはしていないし、クロスの精度もあともう少しのところなので、突き詰めてやっていきたい。(3点のうちのお気に入りは)いや別に(笑)。でも1点目は良いコントロールからの右足だったので、めったにないことで嬉しかった」

○きのう日曜日の練習後
・矢島慎也選手インタビュー
→「自分が小学生の時は、大原に来ればレッズの選手が見られるなんて知らなかったんで、街でレッズバスとか選手を見たら自慢できた。なので、今、そこにいるのが『すっ凄いなあ』と」
→埼玉県民の日に行った、山田直輝選手インタビューに関連してのお話しです
→さらには、ミャンマー遠征に向けた意気込みも語ってもらいました

お楽しみに

では

11月15日 午後の大原

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どうもです

夕暮れ時、雨上がりの大原

見上げれば、幻想的な空の色合いでした

16時スタートの午後練は、11対12でのハーフコートゲームを中心に進行

選手それぞれ集中したプレーを見せていました

「アッと驚くような」と話していた森脇選手は、ゴムヘアバンドをつけて登場

ゲームでは、右サイドでボールを受けると、ニアハイに突き刺す弾丸ミドルを決めるなど、上向きの様子

本人に感想を求めると、

「良くないっすよおぉぉぉ!」

表情はといえば、笑顔でした

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練習が終わった頃にはもう、辺り一面まっ暗

あすは大原で練習試合が行われます

「今年はもう練習試合があまりないと思うので、大事にプレーしたい」

そう話すのは野崎選手

日頃、スタジアムではあまりその勇姿を確認できない選手を見る意味でも、大原へ足を運んでみてはいかがでしょうか

選手達にしっかりと視線を注ぐことも、大切なサポートのひとつかと

今日の午後練習の様子、練習後の野崎選手のインタビューは今夜7時からの「You’re The REDS」でお届けします

では

11月15日 「余韻がまだ残ってるのかなあ・・・」

どうもです

気温10℃、曇り空の大原で練習は午前10時からスタート

ウォームアップを終えた午前10時45分からは攻撃のパターン練習へ

基本は3対3ですが、両サイドにも選手が構えていて、監督がその都度、攻撃に参加する人数を指定します

したがって、状況に応じて、4対3、5対3と攻撃側が数的優位な状況が多かったです

「3人目、スペースだよ必ず!しっかり考えてプレーしよう!!」

と監督

お互いのタイミング、イメージが合致したバリエーション豊かな攻撃に磨きをかけていました

午前11時25分、攻撃のスタートを意味する縦パスを永田充選手が送り出すも、受け手と噛み合わず

すると監督は何故か満面の笑みで”フランツ”とハイタッチ&ハグ

「意思の疎通が合わなくて・・・。ハグの理由!?何だかよくわからない(笑)フフッ」(永田充選手)

ひとまず監督のお気に入りなのは確かです

練習開始から90分が経過

集中が切れてきたか、スムーズにボールがつながらない場面が続出

すると監督はプレーを止めます

「問題は・・・」

と切り出し、自らボールを受けて右足インサイドで強烈かつ正確なパスを披露

「強いボールじゃないと通らないんだよ!」

するとたちまち、選手間では「いこうよ!」の声がわき起こり、プレーの精度が向上

午前11時40分頃、さらなる課題が提供されます

パスを回す順を完全に指定、難易度が上がりました

「1、2、3、3、2、1」

この言葉が何度もピッチ上に飛び交います

数字を選手に置き換えると、槙野選手→那須選手→森脇選手→森脇選手→那須選手→槙野選手といった順につなぎ、

「最初に受けた選手がスペースへラストパスだよ!」(監督)

そこからフィニッシュへ、という流れです

相手にもパスコースがバレているため、そう簡単につながるわけがありません

次第に強まる冷たい雨、複雑なルールもあいまってか、選手達は若干お疲れの様子

だからこそ、この練習の意味があるのです

監督は選手達へこのような言葉を送っていました

「いかに、考えて走れるか。考えなしで回しても意味がないよ!だから課題を入れながら取り組んでいる。オフザボールの時にどう動くか、考えて学ぶ練習だよ!!」

さらには、FCバルセロナもコンビネーションを高めるためのメニューを「日々繰り返し」反復していることも例に出していました

そして、「やろやろー!できるよ!」とも

選手達は積極的な動きとパスでのチャレンジを繰り返していました

時にボールがつながらなくても、意図がハッキリしていれば出し惜しみなく「ブラーヴォ!!」

練習はお昼の12時10分頃に終了

長丁場でしたが、内容の濃いトレーニングでした

今週末に公式戦がないことを考えると、なおさら有意義な時間だったことでしょう

ただし、きょうはこれにとどまらず、2部練

午後4時からのトレーニングも行われので、楽しみです

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きょうの午前練、少し冴えない印象を受けたのが、森脇選手

動きの重さを見抜いたか、監督からは、「モリ、ガラスの足か!?」

槙野選手が絶好のスルーパスを送り出すも、「えええ!?」と周りが驚くほどスピードは上がらず、追いつけず

練習終盤、自身の組の順番でなく、見学をしていた際には、背後から原口選手にビブス、山田暢久選手からはこっそりと手袋を当てられていたほど

「全然普通!ノーマルっすけどねぇ!!あれはいつも通り!監督?いつも言われてること」

と本人は平静を装いますが、やはりいつもに比べると・・・

「いやぁ、まあ難しかったんでねえ、あーの非常に良いトレーニングになったなあと。試合で活きると思ってるので、まあ難しい中でも勉強させられることは沢山あった。これが僕の実力っす!はぁい(苦笑)」

もしかすると、オフに釣りを満喫していたのが!?

「美味しい魚の余韻がまだ残ってんのかなあ・・・」

と、そこは否定しませんでした

冗談はさておき、森脇選手はしっかりと監督の意図は汲み取っているので、紹介します

バルサが例に出たことについて、

「ボールのスピードだとか、そういうところの質で”世界”が求められている。監督がいつも言っているのは、『技術の部分ではひけをとらない。動く質だとか、どこにボールを出すか、どんなスピードで相手にパスするかは違う』ということ」

なるほど、このサッカーは、これからも進化していくのでしょう

ちなみに、

「午後は挽回したい!みんながアッと驚くようなプレーを見せたい!!」

と森脇選手は意気込んでいました

※普段、森脇選手は難しいプレーをあたかも自然に高い技術でこなしているからこそ、きょうのちょっとしたミスでも違和感を覚えてしまったのです(チームメイトもそう思ったはず)

なお、午後練習の様子は今夜7時からの「You’re The REDS」でお伝えします

では