どうもです
オフ明け、盛夏到来の大原で、午前9時からの練習は体起こしやパスゲーム、走り込みなどが午前10時40分頃まで行われました
◇◆◇堀内選手◇◆◇
――暑い中での充実感、手応え
「そうですね、オフに入る前の手応えとしては、個人的にはけっこうコンディションも良くて調子もけっこういい仲で、練習でも前よりは良い感じでプレーできているなっていう実感はあります」
――どのあたりのプレーで
「そうですね、ちょっと落ち着いてボールを捌けるというか、相手に取られないようにというか、遠くを見るという部分ではけっこう意識した通りにプレーできる回数が増えたかなって思います」
――余裕というか
「そうですねっ!余裕と落ち着きがでてきたかなっていうふうには思います」
――そのタイミングで迎えた、プロとして初、1週間のオフはどのように
「はい、そうですね、オフの前半は早稲田大学の通信で今けっこう最終課題が多くて(苦笑)前半はそれを終わらせるために使って、最後の22日と23日で僕の友達が京都で舞台に出ていてそれを1人で観に行きました。ひとり旅…フフッハハッ(笑)」
――良い物が得られた
「そうですね!本当、友達もその道のプロという形で活動しているので、競技とかジャンルは全然違いますけど、そういうのを京都で1人頑張っているっていうのを実際に目で見て、僕もこっちで頑張っていかないとなっていう刺激をもらいました」
――大学での勉強はどのようなことに興味を持ちながら
「もともと理学療法とかの勉強も一応しておきたいなと思っていてもし浦和レッズのトップに上がれなかったら医療福祉大学とか行ってそういった勉強をしながらプロを目指そうかなと思っていたので、勉強をする機会というのを求めていたのですけど、なかなかそういう専門的な勉強をする学校がなくて、今は人間科学という人の体についての勉強をしています」
――サッカー選手としても活かされそうな分野で
「そうですね、今の自分にも活かせる分野でもあるので、大学で学んだことをちゃんと意識しようかなと思っています」
――サッカーにおいて、大学で学んだこととリンクしたことがあれば
「今、生理学をしていて、その授業では熱中症と体温調節についての話だったので、本当にドンピシャの時期で活きていて(笑)水分補給のしかたとか、それはレッズでも言われていることですけど、もう一度、細かく摂り方とか何を摂った方が良いとか、こういう時に体温が下がるからこういうことをした方が良いということは活きています」
――参考になるので教えていただけますと
「本当、簡単なことですけど、水分を摂るときには水だけじゃなくて塩分とかも小まめに摂り入れることとか、体温も汗をかくだけじゃなくて、汗をかいて皮膚の表面で蒸発することで体温は下がっていく。そういうこととか…あとは熱中症になった時とかに氷などで冷やすのも良いのですけど、もっと身体全体を冷やすように水風呂に入るなどして、身体の深部を冷ますと熱中症も多少軽くなるというか、治りも早くなるみたいな話はありました(照笑)」
――人にそのようにわかりやすく説明できているというのは理解している証で
「わかりやすかったですか!?良かったです(照笑)」
――色々と吸収しながら・・・プロとしての日々は半年
「そうですね、なかなか自分の思い描いていたようなプレーや試合に出るとかそういうことはなかなかできなかったのですが、それでも以前の自分よりは凄い成長できているという実感はありますし、もともとレッズファンで、そこからレッズに入ることができているので、今のこの環境は本当、小さい頃から見ていた慎三さんとか周作さんと一緒にプレーできているっていう、その凄いワクワクというか楽しいというか、そういうことも凄い実感しているので…なかなか試合に出られていないとはいえ、凄い充実した半年にはなっていると思います」
――最後尾の周作さんと最前線の慎三さんを中盤でつないでゴールに結びつけるのが堀内さんの仕事
「はい、そうですね、同じ埼スタのピッチでプレーできれば、本当に小さい頃から見ていた、あのお二方とプレーできるのは凄い、この上ない喜びなので、本当にこの2人がいるうちにしっかりと自分もスタメンをつかんで、途中からでも一緒にプレーして浦和レッズの勝利に貢献していきたいですね」
――どういったプレーで自分の存在感を発揮して
「自分の特徴としてはガツガツ行けるというか、セカンドボールを回収するところとかはもともと高校の時からも持ち味としてプレーしてきていたので、闘うという部分はもっともっと見せていきたいですし、なかなか苦手意識もあったビルドアップのところも、もっと憲さんとか佑一さんとかそういうトップレベルでプレーしている選手がいるので、そこをしっかりと参考にして盗んで、そういうところも同じように、それ以上に良いプレーができるようにして、魅せていきたいです」
――コーチ陣からのアドバイス
「伸さんじゃらはけっこう自主練の時に、『前を向くところが足りないから、ターンの練習をしよう』と伸さんがメニューを組んで一緒に練習してくれて、あとはロングボールも伸さんと前迫さんと優馬さんがいつも手伝ってくれて、最近は最後のフィニッシュのところで、ゴール前のシュートの部分とパスの部分が伸さんからも課題と言われているので、そこにも取り組んでいます」
――先輩のプレーで《さすがプロだな》と思って自分もできるようにと考えたことは
「うん、岩尾憲さんの落着きとキックの精度。遠くを見て常に周りを見続けてっていうあのプレーは本当にプロに入って凄く…もともと凄いなって試合を観てずっと思っていたのですけど、やっぱり実際に一緒にプレーすると、もっと凄くて衝撃的でした」
――昨年、ユースの試合を取材したときに池田伸康さんが堀内選手について「心でプレーする選手」と表現していました
「そうですね、自分で言うのもちょっとあれですけど(照笑)その通りだと思いますね。別に凄い巧いプレーを見せるとか、こういうところは凄い器用で巧くてっていうタイプではないのですけど、やっぱり自分のプレーで周り引っ張っていくというか勢いづかせるっていうのは本当、小さい頃からずっと、そういった感じでプレーしてきていたので、そこは『心でプレーしている選手』って言われていて良かったです(爽笑)」
――観る者の、”心を魅了する選手”に。ここからへの抱負を
「そうですね、これから8月は本当に凄い連戦も入っていて、必ず自分にチャンスは回ってくるって思っているので、そこで今すべてのタイトルが獲れるところにいるので、自分がしっかりと試合に出てチームに貢献してそういったタイトルを全部獲っていけるように頑張っていきたいと思います」
――ラジオでは、インタビューのあと、またケツメイシさんのあの曲を
「はい、ありがとうございます!」
堀内選手のインタビュー全容は、きょう火曜日19時(再放送は23時)からの〈You’re The REDS〉でお届けします
では