きょう行われた湘南ベルマーレ戦の情報は、このあと夜7時からの「REDS After The Match」でお伝えします。
月別アーカイブ: 2013年9月
9月26日 「試合に出ている責任を感じながら」
どうもです
湘南戦を2日前の今日は、恒例のミーティングを行い、午前11時頃、練習がスタート
雨がふったりやんだりとハッキリしない空模様の中、ウォームアップを経て午前11時50分頃からは、11対11でのハーフコートゲームへ
「奪ったら縦かドリブル。前を見るのがマスト」(監督)
前線3人+WBとボランチ+CBは、基本的にハーフラインを隔ててプレーエリアが分割されます
今日は数的同数であったため、5対5でマッチアップした局面が生まれやすくなり、激しい球際の攻防が見られました
そういった中、「出来るだけ早くゴール前に運ぶ」(監督)という意識付けも
さらには2日連続で、ゲームの合間にセットプレー時の連携確認が入りました
今日については、守備のみならず攻撃時の練習も実施
終盤になるとタッチ数もより細かく設定され、選手達は頭を使いつつ、ハードワークで汗を流していました
お昼の12時20分頃、リザーブ組のマルシオ選手がアクロバティックな右足ボレーでネットを揺らし、”ラストゴール”
先週に比べれば、選手達のゲーム中における判断スピードが早まり、迷いがなくなっている印象を受けます
「甲府戦ではチーム全体で悪い取られ方をしないということを意識しすぎて、少し消極的になってしまったので、今週はもう一度、自分たちの形を出して行こうという意図で練習をやっていると思う」
と宇賀神選手
「特に前の選手としては引いた相手に対してどこかで打開しないといけないので、自分だったり(原口)元気だったり、”ドリブルで仕掛けて行ける選手が打開していかないといけない”と甲府戦で改めて考えさせられた。今週はピリっとした雰囲気で練習ができていると思うし、全員が『今やらないといけない!』という強い気持ちを持ってやれている」
そのように手応えを口にします
攻撃時のシステムチェンジなどもありましたが、
「ビルドアップは後ろの選手だけじゃなくて、1人ひとりが1m、2m、ポジションを取り直すことでパスもうまく回り出すと思うので、全員が意識していければビルドアップもうまく行くと思う」
イメージは出来ているようです
今日のゲームでは、レギュラー組がボールを奪われたあとに宇賀神選手が見せる、素早いチェイシングが秀逸でした
「ここ最近は練習の中でも攻守の切り替えを速くして、取られた場所から一番近い位置の選手がプレスを掛けるということがミーティングの中でもよく出ている。前の選手に求めるだけじゃなく、自分もやることで言えると思うし、特に意識してやっている。一番は、僕の場合だと前に元気がいるので、元気にやってほしいので、まずは自分からという意識でやっている」
言葉だけでなく、行動で示すところが頼もしいです
それは、当たり前といえば当たり前のことですが、宇賀神選手が話すと、より一層の説得力を感じます
なぜなら、控えに甘んじていた経験もあるからこその、ピッチに立つ責任感と自覚が心にあるからでしょう
「せっかく優勝できるチャンスがある位置にいると思うので、1試合1試合、試合に出ている責任を感じながらプレーしたいし、ただプレーするだけじゃなくて、サブにいる選手にも良い選手がたくさんいるので、そういう選手にポジションを譲らないという気持ちで、チーム内の競争も意識しながらやれていることは良いことだと思う」
優勝のためにも、甲府戦のような苦い出来事を繰り返すわけにはいきません
「残り8戦。1戦も取りこぼせない試合が続くと思うし、そういう中で甲府戦のように最後にやられてしまうことが一番、選手としてもサポーターとしてもガクっと来ると思うので、残り8試合は観ていて楽しいサッカーを目指したいし、残り2か月、常に100%の力を出して戦いたい」
ラストスパートへ、躍動感溢れる”夏男”の勢いは、秋を迎えても益々加速していきそうです
まずは、湘南に赤い風を
宇賀神選手のインタビューは今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします
さらには、ちょんまげ隊長ツンさんがご登場
サッカーを愛する”海賊(木曜担当・清水英斗さん)×侍(ツンさん)”のナイスなトークセッションにご期待ください
では
9月25日 「自分の人生の中で重要な一瞬にしていきたい」
どうもです
湘南戦を3日後に控えた今日の練習は、ミーティングを経て午前10時30分頃からスタート
まとわりつくような雨が降りしきる中、ウォームアップを終えた午前11時15分頃、11対12でのハーフコートゲームへ
「タイミングが大事だぞ!」
冒頭、監督からは3人目の動きを活かした、ディフェンスラインの裏を攻略する動きに関する指示が出ていました
「簡単にプレーすることと、判断を早く!」
昨日の午後練でも監督が言っていましたが、「タッチ数が増えると、出せるとこに出せなくなる」ことを意識しつつ、「その中で必ず縦を入れる!」よう、積極的にチャレンジをしていく選手達
レギュラー組は、数的不利な状況でのプレーであることから、連動した攻撃はもちろん、ボールを失った後の素早い”攻”から”守”への切り替えも求められていました
また、ゲーム終盤には、セットプレーの守備練習が組み込まれ、ハイボールへの対応のみならず、跳ね返したあとの流れについても確認
「クリアするだけじゃなくて、しっかりラインを押し上げることも大事になってくるし、前節の甲府戦もそこでやられてしまったので、最後の最後のところまで僕ら後ろの人間が押し上げることもそう」
と槙野選手
「後ろが重たくなっているとスムーズにゲームは運べないので、前線の選手を動かすのもそうだし、後ろから押し上げる重要性を持ってプレーしないといけない」
意欲的でした
練習は、午前11時50分頃に終了
きのうの午後練は、11対11+フリーマンでのゲーム形式(エリアはハーフコートよりやや広め)が中心でした
そして今日の練習を含め、いつにも増して活気に満ちた印象です
「良かった。ミーティングの効果!?あったと思う」(きのうの練習後、阪野選手)
きのうは午前練習後、秋空の下、約15分間のミーティングが行われました
槙野選手はこのように振り返ります
「いかに自分たちが残りの時間をサッカー中心の生活にするか。優勝するために私生活もそうだし、グラウンド上もそうだけど、みんなが同じ方向を向いてやるという意味では、意思の疎通が図れた非常に良いミーティングになったと思う。1人が優勝したいと思ってもダメだし、優勝するためには全員が”何をしないといけないのか”という確認。それは試合だけなのか、それとも日々のトレーニングからかもしれないし、もしかしたら練習が終わった後の時間の方が大切かもしれない。そういうところの重要性をもう一度、確認できた話し合いだった」
ミーティングをすれば全てが好転するのか
そんなことではなく、槙野選手が話す通り、みんなが”良い方向に進むため”何が出来るかを考え、チームとして意志を持った行動を取っていることに、意義を感じます
あとは結果を出すのみです
そしてもう1つ、今日の話題としては、マルシオ リシャルデス選手の完全合流が挙げられます
「けが(新潟戦で痛めた左ハムストリング)の治療をしてきたけど、久々にみんなと練習できたことを嬉しく思う。コンディションはまだ100%ではないけど、少しずつ自分のコンディションを上げながらチームに貢献したいと改めて思った」
ちょうど2週間前、天皇杯でのこと
「けがが完全に治っていない状況の中、45分ぐらいやってみてどうなのかということでテストさせてもらった。痛みが続いてなかなか治らなかった中だったけど、自分ができることはチームのためにやったと思うし、けがと付き合いながらやっていかないといけない仕事なので、良い状態で1日でも早く復帰して、チームの力になりたい」
きょうの練習後には少しの間、監督と話し合っていました
「コミュニケーション。基本的にはお互いが何を考えているかとしっかり把握することだった。天皇杯で起きたことは過去の失敗という考え方をして良いかもしれないけど、それを繰り返さないためにも、お互いのコミュニケーションは凄く重要になる。監督も僕のことを尊重してくれるので感謝しているし、お互いの関係性をこれからも保っていきたい」
”失敗”と認め、向き合えることも大事ですし、それを”成功”の糧とすればいいのです
「残り8試合ということで、1試合終わる度に次の試合が難しくなっていく状況の中で、90分間集中を切らすことなく最後までやる必要がある。それはそれぞれの選手が理解していると思うし、チームがこれから一番改善しないといけないこと。集中力を最後まで切らさないことが、これからのカギになっていくと思う」
実りの季節を前に、強い思いを口にしました
「自分のキャリアの中でも優勝は夢のようなもの。チャンスは充分残っているし、自分の人生の中で重要な一瞬にしていきたい。チーム一丸となって全てを懸けていきたい」
ここから迎える正念場、背番号10が燃えています
マルシオ リシャルデス選手のインタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお伝えします
では
9月24日 「やるべきことを1人1人がちゃんとすれば、絶対に優勝するチームだと思う」
どうもです
オフ明けの今日は2部練
午前練は10時からスタートし、恒例のフィジカル系メニューへ
フットサルコートでの体幹トレーニング、メインピッチでのステップワーク、坂道ダッシュが中心でした
締めにはシャトランが行われ、午前練は11時15分頃に終了
練習中、選手それぞれ明るく振る舞っていましたが、いつもに比べれば、そこまでテンションは上がっていなかった様子でした
ホームでの甲府戦で、勝ち点1しか取れなかったので、当然でしょう
3日前の試合後、興梠選手は特に悔しそうにしていました
ミックスゾーンでは珍しく、取材対応をしなかったほど
今日の午前練を終えたあと、マイクを向けさせてもらいました
「勝ち切りたかったのもあるし、絶対に落としてはいけないゲームだったので、チームとしても個人としても悔しい一戦だった」
と唇を噛みます
自身のプレーについても、
「あそこまで相手に引かれると、フリーでボールを受けることがなかなか出来なかった。けど・・・、前半、ボールを受けに下がりすぎないようには意識していたけど、なかなかボールが入ってこなかったので難しい戦いになった。でも、キープするところがうまくできなかったので、もう少しそのあたりはちゃんと出来たらと思う」
”でも”、”けど”を多く使って言葉を紡ぐあたり、前回の悔しさを消化しきれていないのかもしれません
思うようにボールを受けられなかったことに、ビルドアップ時のフォーメーション変更は影響したのか・・・
「特にそんな、やり辛さは感じないけど、まあこういう風にうまくいかないときにシステムを変えるとかじゃなくて、自分たちがやりたいことを貫き通すというのが大事だと思う。言ってもまだ(首位との勝ち点は)4差しかないので、優勝を狙える位置にいると思う」
”自分たちがやりたいこと”の中で、興梠選手がどれだけ輝いているかは、夏場の得点数が証明しています
「残り8試合は1つも落とさないで全勝するつもりで頑張っていきたい」
ストライカーらしく、前を向きました
まずは、「みんな疲れている感じがあるので、疲れを取って万全の状態で次に臨みたい」
そして、常勝軍団でリーグ3連覇を達成した経験を踏まえ、
「1人1人の気持ちがブレないこと、自分たちがやってるサッカーを貫き通すことが大事だと思うし、今さら変えることもない」
貫き通すというのは、システム云々を指すのでなく、どんな時でも、攻撃的姿勢を崩さなということでしょう
それが、チーム一丸となって目指しているもので、今年から興梠選手が加入したことで、そのワクワク感はさらに高まりました
「1人1人がまた自信を持ったプレーをすれば、また良いプレーが出来る。1人1人がどういう仕事をすべきかわかってると思うし、チームとしても次は絶対に勝って、勝ち点3を取らないといけない。3位ということで上に2ついるので、そこにプレッシャーをかけられるように、差を縮めて最終的に自分たちがトップにいられれば良い」
浦和のために全力を尽くす背番号30は、改めて言い切ります
「やるべきことを1人1人がちゃんとすれば、絶対に優勝するチームだと思うので、そこら辺をしっかりして、次の試合で気持ちを見せたプレーをしたい」
インタビューの詳細、午後練習の様子については、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお伝えします
さらには、火曜日ということでレッズレディースの特集も
先日行われた練習試合終了後、
・「もっともっと厳しく」
→吉田監督インタビュー
・「良いことばかりが経験ということではない」
→池田選手インタビュー
・「『自分たちは勝ち続ける』という意識で」
→高畑選手インタビュー
お楽しみに
では
9月21日 試合後
きょう行われたヴァンフォーレ甲府戦の情報は、選手・監督のコメントを織り交ぜながら、このあと夜8時からの「REDS After The Match」でお伝えします。
RED A Live 2013
「これぐらいで良いだろう、誰かが走ってくれるだろう。
そういう甘い考えはなくさなければいけない。
あと一歩をどれだけこだわれるかが大事。苦しいところを1㎝、1㎜でこだわる。
ここからは、”気持ち”、”気合い”という言葉に尽きる」
(今日の練習後、森脇選手)
★浦和レッズ戦を実況生中継!
埼玉スタジアム2○○2で行われる、「Jリーグ第26節・浦和レッズ対ヴァンフォーレ甲府戦」の模様を実況生中継します。
浦和レッズの闘いを熱く応援しましょう!!
BISAI RED A Live 2013「浦和レッズ対ヴァンフォーレ甲府」
…9月21日(土)16:45~19:15(延長の場合あり)
提供/仕出し弁当・美菜
Come On! REDS…15:00~15:55
REDS After The Match…20:00~21:55
・レッズへの応援メールはこちらへ!
・放送エリア以外でもサイマルラジオ・iPhone・スマートフォンでお楽しみいただけます!!(再放送を除く)
これに伴い、当日は番組編成を以下のように変更します。
14:00~14:55 Catch The Music(短縮)
15:00~15:55 Come on! REDS
16:45~19:15 BISAI RED A Live2013(延長の場合あり)
19:15~19:20 シティインフォ(時間変更の場合あり)
20:00~21:55 REDS After The Match
22:00~23:55 BISAI RED A Live2013(再放送)
9月19日 「スタジアムに来てくれる人達が望んでいることもわかっている」
どうもです
甲府戦を2日後に控えた今日は、恒例のミーティングを経て午前11時頃から練習がスタート
ウォームアップのあとは、11対11でのハーフコートゲームへ
「あいてるところを見逃すな!」(監督)
空気が澄んでいるのもあってか、じりじりと強い陽射しを受けながらも、集中した様子で励む選手達
ゲーム中は選手同士、チャレンジプレーと素早い攻守の切り替えとのバランスに配慮した声を掛け合っていた印象です
お昼の12時40分頃、原口選手の”ラストゴール”で練習は終了
今日の攻撃時におけるフォーメーションは、FC東京戦&きのうの練習とほぼ同じものが採用されていました
シャドーに入った柏木選手は、
「サイドと中と両方使えるのが一番良い。サイド、サイドになりすぎるのも良くない。サイドが多くはなるかもしれないけど、プラス、中を使えるような状況を作れれば一番良いと思うし、甲府戦に関しては”我慢”やと思う。あのサッカーをやられる限り、先制点を奪われるとどうしても苦しむから、それは避けたい。広島、鹿島がそれでやられているわけやから、そこは意識しないといけない」
”状況に応じた使い分けの判断”、”我慢”をポイントに挙げつつ、残留争いに身を置く甲府を警戒
「国立での甲府戦は我慢して我慢してという形やったけど、あの時は甲府が良くない時期やったと思うし、相手は特に守るでもなく攻めるでもなかった。でも今は自分たちの規律の中でしっかりサッカーをして、という感じやから、あの時よりは怖さもあるし、相手は下で戦っているというところで戦うのが難しい状況ではあると思う」
柏木選手が自分らしさを見失わずに闘うことができれば、良い方向へとつながるはず
また、ゲーム形式のメンバーについては若干名の入れ替え
ビブス組に入ったうちの1人に、鈴木選手の姿がありました
「コンディションは戻ってきていると思う。試合勘も問題ない」
今日のビブス組は、フィールドプレーヤーが強いボールへの執着心を見せ、無失点でした(あまり記憶にない、珍しいこと)
「それは公式戦で見せないといけないと思うので、トレーニングから集中してやらないといけないこと。当たり前のことだけど、ミスは起こるものだし、それをみんなで助け合うことが必要だと思う」
今週は選手間ミーティングも行われてきましたが、鈴木選手の経験も活きてくるかもしれません
「これまでも選手で話し合うことは多々あったし、ピッチで自分たちが責任を持ってやるというところでは選手たちで話し合うことも良いことだと思う。ただ、チームとしてやるべきことは変わらないので、確認という意味だし、コミュニケーションのひとつだと僕は思っている」
攻撃時の配置に変化があることについては、
「まあ、戦術的なことなので・・・」
と前置きがありましたが、
「いろいろな形ができることは良いことだと思うし、多少、立ち位置が変わったとしてもやるべきことは変わらないので、そんなに大きく違うことはない。それは自信というか、自分たちが進むべき道とブレずに進んできた部分で結果が出たところもあったけど、自分たちのアイデアが足りない部分もあったし、質をもっと高めなければいけない部分もある。1戦1戦、自分たちがやるべきことをやれば結果はついてくるという気持ちでやっている」
今まで幾度となく、目の前の壁を越えてきたボランチは、気負わず冷静に意気込みます
「甲府戦でやるべきはみんな理解していると思うし、スタジアムに来てくれる人たちが望んでいることもわかっているので、とにかく勝ち点3を取るために目の前の試合に集中したい」
鈴木選手のインタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお伝えします
では
9月18日 「それでも勝ちきる力を」
どうもです
カラッとした爽やかな空気の大原は、好天に恵まれました
甲府戦3日前の今日、練習は午前10時からスタート
ウォームアップを経て、午前10時45分頃からは、戦術確認のメニューへ
10対10+守備側にはキーパーが入る、攻撃のパターン練習でした
ハーフライン付近からビルドアップをスタートさせるわけですが、その時の陣形に変化が見られます
FC東京戦と同様に、両ボランチが最終ラインまで下がり、3バックの中央とフラットなラインを形成
両サイドのセンターバックはウイングバックに近い位置までプッシュアップ
そして今までとの違いとしては、最終ラインの手前に縦パスを受ける選手がいないということ
時に2シャドーがボールを引き出すべく下がりますが、基本的には中盤が省略されたものです
「受けて、落として、3人目が入る!」(監督)
相手ディフェンスラインの裏を突くようなコンビネーションに、磨きをかけていた印象です
マンツーマンディフェンスをいかにしてかいくぐるか、縦パスを封じられた時にどう崩すか、そのための1つの打開策といえるでしょう
「ボールが動かせるし、相手もつかみづらいだろうし、変な奪われ方をしなければチャンスは多くなると思う」
そう利点を説明するのは那須選手
「最終ラインの持ち運びがキーになると思うし、そこで良い持ち運びや時間が作れないと良い攻撃ができないと思うし、そこから良い供給ができればカウンターも食らわないと思うので、その辺には細心の注意を払いたい」
また、槙野選手はこのように話します
「前の試合もそうだし、今日の練習でもそうだと思うけど、よりボールの動かし方だったり、右と左のサイドへのボールの散らしは多くなっていると思う。相手が引いて守る、中を固めるというやり方をしてくると思うので、よりサイドで数的優位の状況を作れると思う」
さらには、
「より分厚さ、”幅と深み”を効かせて厚い攻撃ができればなと思っている」
FC東京戦でもそうでしたが、サイドへのフィード一辺倒にならないことも大事なこと
「時にはワンタッチの縦パスも相手に対して危険なボールの動かし方だと思うので、そこはしっかり狙うこと。なおかつ相手にとって危険な走り、クオリティの高い走りをしないといけない」
より大胆に、より的を絞らせない攻撃を仕掛けるべく、新たなバリエーションが構築されそうです
午前11時10分頃からは、11対11でのハーフコートゲームへ
「出して、動いてを繰り返さないと回らないよ!」(監督)
横(タッチライン)がペナ幅に設定されたため、いつも以上にコンパクトな密集地帯でのプレーでした
「奪ったあとは縦」
「狭いグリッドの中では、ドリブルも使い分けて相手を外す」
と監督の指示
タッチ数にも制限が設けられ、「動かないともらえないよ!」
運動量に加えて、ボールを受けるための連動性などが求められていました
午前11時35分、興梠選手による”ラストゴール”で練習は終了
練習後のファンサービスも賑わっていました
攻撃面の精度向上も大切ですが、守備面はどうか
きのうの午後練習後には、けが人を除くほぼ全員が集まっての選手間ミーティングが行われました
槙野選手の証言です
「残り9試合で、監督も強く言っていたけど、『数字上、今の失点数で2位にいること自体が考えられない』と。ゴールが取れている分、もう少し得失点差で相手よりもプラスになっても良いのかなと思う。僕たち後ろの選手が攻撃陣に対してもっと貢献できればなと思っている」
話し合いは、今までも度々行われていることではあります
けれども今回は雰囲気を見ていると、改めて、1人ひとりの「優勝したい」という気持ちを確認できる良い機会になったのでは・・・
そんな疑問に対して、
「確かに1人ひとりが優勝したいという気持ちが徐々に出始めている結果として、ああやって監督発信じゃなくて、選手発信で話し合えているのはポジティブ」
それ相応の理由があります
「僕も広島時代に残留争いを経験したけど、残留争いをしているチームが選手同士で話し合うのはよく見られる光景だと思うけど、上の順位にいて自分たちから発信して話し合うことができるのは、ひとつの強みかなと、良い雰囲気を示しているのかなと」
そして、
「チームが苦しい時こそ1人ひとりのキャラクターが問われると思う。チームが良い時、個人の調子が良い時は周りに対してポジティブに接することができるけど、自分にとってマイナスな要素がある時にどう周りに接するかが大事。前回、負けているだけに、チームに対してカンフル剤というか、新しい風というか、ポジティブな表現をできればなと」
どこまでも前向きで、周りも明るくするパワーを持った、槙野選手らしいお話しでした
また、失点が重なる守備について、背番号4のコメントが良いです
「自分たちはまだまだ発展途上というか、何かをつかんだわけでもないし、早く気付けるに越したことはないけど、前回負けた中で気付けたこともたくさんある。勝って気付ければベストだったけど、幸い上との差もそんなに開くことなく、まだチャンスがあるので、この一週間の中でどれだけ修正して攻守に渡って良いサッカーができるかだと思う。特に前回の負けは悔しかったけど、もうああいうことがないように、残り9試合、タイトルを獲るためにしっかりやっていきたい」
今まで4度の移籍を経験し、数多くの修羅場をくぐり抜けてきただけに、説得力があります
「甲府戦は厳しい試合になると思うけど、それでも勝ちきる力をつけないといけないと思うし、ギリギリのところで勝てるようにチーム一丸となってやるしかないと思っている」
いずれシーズンを振り返った時、甲府戦への一週間が、
”課題を克服するきっかけとなった”
少なからず、予感がします
那須選手のインタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお伝えします
では
9月17日 「サッカーに携わってトレーニングできることの幸せを感じていきたい」
どうもです
悪天候の影響もあり、2連休でした
そして今日は、台風一過、スッキリとした青空広がる快晴の大原
レッズ版サマータイムは、先週まで
今週から、練習開始時間が通常に戻りました
ミーティングを経て、午前10時45分頃、選手達はピッチに姿を現します
その後はオフ明け恒例、フィジカル系メニューが行われました
午前練習は、お昼の12時頃に終了
寮でのランチは、「パスタ、焼いたお肉と野菜、サラダも一皿、フルーツ、ヨーグルトかゼリー、豆腐、あとは”おひたし”!?」(若手選手)というメニューだった、とのこと
午後練習は16時からスタート
こちらは、3対2のパターン練習が中心でした
17時45分頃からは選手のみで約10分間、夕空ミーティングを実施
選手達の話では、守備面での確認もあったそうです
ハッキリとした共通認識を元に、次の試合が迎えられることを期待します
さて、きのう9月16日は坪井選手の34歳の誕生日でした
ということで、マイクを向けさせていただいたのですが、坪井選手は、
「誕生日は終わったので、そんなにめでたくないし・・・(笑)。モリ!ちょっと、34歳になった俺の気持ち、言って!」
と森脇選手に無茶振り
「なになになに!?34になった気持ちぃぃぃ!?俺ねえ、ツボさんにね、あーの、チームのLINEに入ってないから『おめでとう』を今日言うことになってしまった」(森脇選手)
「森脇だけ遅れた」(坪井選手)
「そう、俺だけ・・・。最悪っすよね!?こんな大ベテランに。失礼なことをしました。ツボさんごめんねーーーーー!」(森脇選手)
「年上の山さんでさえ、『ツボおめでとう』と言ってきたのに・・・(首をかしげる)」(坪井選手)
–34歳になりましたが!?
「いやぁ変わらない。特に(笑)」
–なかなか34歳まで続けられる選手もそう多くはいませんし・・・
「そうですね。まあ、こうやって、ピッチに立って、試合に出ることもそうだし、サッカーに携わってトレーニングできることの幸せを感じていきたい」
しみじみと語りました
–LINEのお話しもありましたが、阿部選手からのお祝いは!?
「普通に『おめでとう』だけ(苦笑)」
–先日、阿部選手が誕生日を迎えた時、坪井さんは、「愛をあげた」と言ってましたが・・・
「フッ、フフッ・・気持ち悪いですね・・・(笑)僕はもらってない」
–最近では、堀之内選手の活躍、良い刺激をもらってませんか!?
「そうですね。あとは次、天皇杯で当たるので、お互いにその時、ピッチに立てるようにしたい。僕の場合はリーグとか色々あるけど、毎試合毎試合、それを目標にやっていきたい」
–12年目のシーズン。常にタイトルを争えるチームにいる喜びを感じませんか!?
「そうですね。チームメイトはもちろんそうなんだけど、サポーターの力も非常に大きいと思うので、これからもやっぱり、タイトルを争えるチームとして長く続くためには、僕たち選手がしっかり努力をすることが、必要なことだと思う。一生懸命やっていきたい」
お話しの最中、原口選手が坪井選手の頭をなでて、通り過ぎていきました
「・・・ああいうヤツとも(苦笑)まあ、普通にがんばります」
–久々のゴールも期待されてるかと思いますが!?
「狙っていきたい(笑)」
–そして、お手本のような守備も是非!
「そこは自分のストロングポイントなので、しっかりチームの役に立てるようにやっていきたい」
坪井選手の坪井選手らしいプレーが、今までのタイトル獲得における1つの原動力となっていました
–にしてもほんと、変わらないですね
「そこは、日々の積み重ねだと思うので、これからも怠らないでやっていきたい」
フェアプレーもそう、ワールドカップなどの豊富な経験もそう
プロの鑑ともいえる快足ディフェンダーは、年齢に関係なく、サッカーがうまくなっています
きょうの午後練では、お馴染みのシュートブロックはもちろんのこと、巧みなチップキックループをゴールマウスへ沈めていました
坪井選手のインタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします
さらには、
・「調子に乗って、行ききりたい。それを普通の状態にしたい」
→野崎選手インタビュー
お楽しみに
では
9月12日 「しっかり決着をつけないといけない」
どうもです
浦和駒場での天皇杯初戦から一夜明けた今日、練習は午前11時からスタート
きのうの試合に長時間出場した選手はクールダウン
それ以外のメンバーは、ハーフコートよりやや狭いエリアでの7対7・ゲーム形式を中心に汗を流しました(栃木ウーヴァ戦スタメン組の中からは、阪野選手とGKが参加)
ゲームの終盤、監督はいつもと少し違うルールを設定
チーム毎に、ボールホルダーが次にパスを回す選手を予め指定します
例えば、森脇選手→那須選手→槙野選手→(中略)→原口選手
といった順です
全員につなぐ前にシュートを打ってOK
キーパーに戻すのもありです
頭を使いつつ、集中した様子でゲームに取り組む選手達
ラストゴールは、ルールを上手く利用した形でした
キーパーに一旦ボールが戻ると、原口選手はパスを受けに低い位置へ
その間、森脇選手は隙をついて前線に走り込み、そこへ原口選手から綺麗な縦パスが通ります
森脇選手は、キーパーの頭上を越す、鮮やかな右足ループをゴールマウスへ沈めました
上記の順番が示す通り、前線の原口選手が必ずフィニッシュへ持ち込むわけでなく、その後もう一度森脇選手に出したプレーが、ゴールにつながったということ
相手にパスを出す選手が読まれている中、どうかいくぐるか、クレバーなプレーでした
練習は、お昼の12時10分頃に終了
夏の暑さが戻ってきたような大原
いつもより活気あるムードを感じられたのは、温度だけじゃなく、槙野選手の復帰も関係しているでしょう
「それはそれで良かったし、チームに笑い声や笑顔が増えるのは非常に良いこと」
–森脇選手は槙野選手が「俺の居場所がない」と思うぐらい頑張りたいと言っていたが!?
「プレーというよりは、髪を七三分けにしたり、人がいない時に人の真似をするのが目立ったけど・・・プレーでもうちょっと目立ってほしい(笑)」
久々の饒舌トークは続きます
「(火曜、水曜と)出場時間は非常に短かったけど、常に緊張感がある中でやれたのは非常に良かった。代表は代表だし、チームもチームなので、やり方が違う中で自分のプレーを磨いていかないといけない。代表では毎回行く度に思うけど、たくさんの方、指導者もそうだし、刺激を貰える。ただ、刺激を貰うことが多くても吸収して生かさないといけない。それをチームにも還元できればと思っている」
-優勝争いをするレッズに、長谷部選手からのエールはありましたか!?
「長谷部さんは、『常にレッズの結果をチェックしている』と言っていたし、『優勝して何年後かに、常に5万人入るスタジアムに僕が帰ってくればいい』と話していたので、僕らもしっかり結果を残して、常に満員のスタジアムになるように素晴らしいサッカーを展開したい」
そのためにもまずは、”東京”という壁を打ち破りたいところ
「去年から3戦連続ドローが続いているので、しっかり決着をつけないといけない」
言葉に力を込めます
「残り10試合はひとつも落とせないゲームなので、緊張感がある戦いになるけど、それを楽しめるぐらい頑張れればと思う。自分たちのサッカーをするには目の前の相手よりも走って戦うこと。そこが相手より上回れば、必然的に勝ち点3は取れると思う。あとは勝ちたいという強い気持ちを持って残り10試合戦っていきたい」
旬な話題としても、会場が国立であることはモチベーションアップにつながるはず
「噂によると、僕たちにはあと3回チャンスがあると。東京戦、ナビスコ杯決勝、天皇杯決勝。3回、国立のピッチに立ってオリンピック、7年後は僕も33歳になるけど、何かしらチャンスがあればと思っている。オーバーエイジもあるし、聖火ランナーもあるし、もしかしたら違う種目かもしれないし、何かしらで関わっていければと思う。うん、少なくとも現役ではいたい」
とユーモアを交えつつ、サポーターへの思いについては、シャキッとした表情でこのように語ります
「新潟戦が終わった後に【王座奪還】と合言葉を出させてもらったけど、言葉にするのは簡単。だけど、選手、サポーター、フロントがひとつになって闘えれば、間違いなく大きな力が生まれると思うので、僕たちはピッチの上で表現して、苦しい時はサポーターのみなさんに後押ししてもらう、最後はみんなで喜び合う、完璧でしょ!はい」
結びは、男らしい確かな決意表明でした
槙野選手のインタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお伝えします
さらには、
・「僕自身はレッズに育てていただいたと思っていますので、故郷に戻ってきたような気持ち」
→レッズレディース・吉田靖新監督の就任記者会見
をお届けします
ちなみに、吉田新監督について・・・
”調子乗り”時代に指導を受けていた槙野選手にもお話しを聞いています
「思春期の時にたくさん怒られた(笑)。サッカーはもちろんだけど、プライベートでもたくさん説教されたので、難しいかもしれないけど今のレッズレディースを立て直してくれると思うし、まずはレッズレディースの監督になったという報告を僕なり陽介なり、目の前に来て一言言っていただきたい(笑)。ヤッコさんならやってくれると思うし、レッズレディースの選手たちにひとつお勧めなのは、ポテトチップスのオニオン味(※緑色の筒)が好きなので、何か怒られた時、誕生日の時にはそれを吉田監督に渡せば必然的に笑顔が出るので(笑)。10代からそういうことをしていたけど(笑)。当時はミーティングで毎回のように『槙野、調子に乗るな』と言われていた。『お前は声を出させるために呼んでいる』とか、他の選手と違う声掛けをしてもらったという印象なので、ちょっとはプレーも褒めてほしかったのは本音。成長した姿を見せられればと思うし、近くなったのでたまにはご飯のひとつでもおごってもらえればと思う(笑)」
男女ともに、後悔のないシーズンに出来れば何よりです
それは、ここからの私たち”浦和レッズ”次第のはず
では