きょう行われたFC東京戦の情報は、このあと夜10時からの「REDS After The Match」でお伝えします。
7月8日 「まだまだ若い」
どうもです
FC東京戦2日前のトレーニングは、午前10時からスタート
きのうよりも開始が1時間早かった分、暑さは少し控え目でしたが、それでもやはり、厳しかったです
まずはいつものように、鳥かごでのウォームアップ
その後はフィールドプレーヤーとGK陣が二手に分かれます
フィールドプレーヤーはステップワークを織り交ぜつつ、ピッチをジョギングで外周
GK陣はシュートストップなどの専用メニューをこなしました
いつもより早め、練習は午前11時頃に終了
気温上昇、過酷な状況での連戦に配慮してか、コンディション調整を優先させたようです
集合が解かれ、クラブハウスへと引き上げる際、チームメイトから「おめでとう」と声をかけられていたのは、鈴木啓太選手
今日は、32歳の誕生日です
この歳になれば、同世代には一線を退いている選手も少なくないはず
そういった中、今でもレギュラーでいられることは、称賛されるべきかと思われますが、
「僕らの世代でも頑張っている選手はいっぱいいるし、僕の上の選手たちでもやられている方はたくさんいるので、僕自身は32歳ということで驚く年齢でもないかなと(笑)」
涼しい顔で、淡々と語りました
確かに、レッズでは山田暢久選手や79年組といった、多くのベテラン選手が衰え知らずの活躍を見せています
「前回の甲府では伊東輝さんもいたし、そういった年齢の選手でもトップパフォーマンスでやっている方もたくさんいるので、自分もまだまだ闘わなければいけないし、そういう人達から比べると『まだまだ若い』と言ってもらえるので(笑)、自分自身、走らないといけない」
とはいえ、鈴木啓太選手ほどの運動量を持ったプレーヤーは、そう多くありません
「この歳でも走れている? いや、最近はあんまり動いていないので、逆に『もっと走れ』と言われると思うけど(笑)」
それは、走りの質が上がっている証しとも解釈できます
”めぐりあいミシャ”は大きいでしょう
今日の練習後には、優しく肩を「ポンッ!」と叩かれ少しの間、サッカー談義をしていました
その手によって、経験豊富なボランチは、秘めていた潜在能力をさらに引き出された印象を受けます
「まあ、30歳を超えてからペトロヴィッチ監督と出会って、無駄に走ることも大事だけど、考えて走らないければいけないということをまた1つ勉強させてもらっているところなので、走りの質は年々向上していくのかなと思う」
アテネ組の奮闘も、良いモチベーションになっているはず
「那須も入って、30歳以上の選手が活躍しているのはチームにとって良いことだと思いますよね。そういった選手が引っ張っていくというか、支えていくというか。経験をしてきた選手だから、チームにとってポイントとなるところできっちり仕事をしたいと思うし、そういった話し合いはしている」
であれば、期待されるのは久々のタイトル
「タイトルは1試合1試合戦うことで見えてくると思うし、自分たちのやっていることをどれだけ試合で出せるかがポイントになってくる。本当にタイトルを意識した戦いをしなければいけない」
そして、
「そういった期待を自分たちの力に変えたい」
ハッキリとした口調でした
目の前の試合は、昨シーズン、拮抗した闘いを繰り広げたFC東京戦です
勝つことで、チームの前進を示す機会に、
「次のFC東京は非常に良い相手だと思うし、相手に対してリスペクトしないといけないところもあるけど、ホームゲームだし、自分たちの今目指しているものを勝ち取るためにはそういった相手も倒していかないといけない。当たり前のことだけど、全力で戦いたい」
そのように、熱く言い切ります
J2でのキャリアスタートから今年で14年、苦楽を共に味わった仲間へは、
「32歳になったけど、まだまだ若いと思ってプレーしているので、元気な姿をスタジアムで見せたいと思うし、サポーターのみなさんの支えがなければクラブも選手も僕自身も素晴らしい環境でサッカーができるということはないと思うので、サポーターには感謝しています。ありがとうございます」
走りの質のみならず、ボールの扱いでも成長を感じさせる”水を運ぶ男”は、これからも喜びを届けてくれることでしょう
あくまで今は、進化の過程です
インタビューの詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお伝えします
さらには、
・甲府戦終了後、選手コメント
・昨日の練習後、永田充選手インタビュー
もあります
では
7月7日 「まあ、久々に緊張したし、『すぐ着替えろ!』と言われたので、出る前からちょっとパニックになったけど、まあでも自然と、こ~・・・」
どうもです
梅雨明け発表、そしてリーグ再開白星スタートから一夜明けての大原で、練習は午前11時からスタート
気温は写真の通り
夏到来です
とにかく暑い!熱い!
炎天下、うだるような暑さの中、スタメン組はリカバリーなど軽めの調整
それ以外のメンバーは、8対8でのハーフコートゲームを中心に約70分間、精力的に汗を流しました
マルシオリシャルデス選手が送り出した、”流し込むだけ”のパスを思いっきしふかした坪井選手は、
「あーーー!ごめんマルちゃぁぁーん!」
猛ダッシュで自陣へ戻っていました
また、山田直輝選手によるタタタッ!キュッ!とした素早いチェイスを受けた永田充選手は、キックフェイント1発でス~ッといなします
調子が良いのか、迫力あるオーバーラップを敢行
ゴール前でクロスに飛び込むも、僅かに合わず、
「ワーーッ!」
と絶叫していました
昨日の試合では、約3ヶ月ぶりに公式戦のピッチへ
「まあ、久々に緊張したし、『すぐ着替えろ!』と言われたので、出る前からちょっとパニックになったけど、まあでも自然と、こ~・・・」
少し考えたあと、
「やっぱピッチは気持ちいいし、久々の感覚が出てきて、あーの非常に、あのー嬉しい気持ちになった」
今日の練習で見られた迫力とは裏腹に、相変わらずの”低反発マット”風な受け答えです
相手がパワープレーに打って出たあの時間帯に使われたということは、監督の”フランツ”に対する信頼の現れなのでしょう
「やっぱ、ああやってちょっとでも使ってくれることで、短い時間の中でも自分が求められていることを表現できるかだと思うので、(これからも)与えられた時間の中でしっかりと仕事を出来るようにしたい」
と気を引き締めていました
お話の最中も額からは、これでもか!と汗が滴り落ちます
「いやー、ホント、倒れそう(苦笑)。練習開始が11時だったので、いつもより1時間遅くて・・・」
その分、気温も上がっていて、
「来ましたね、身体には・・・」
暑さに相当堪えたようです
ただ、練習後には少しだけ”涼む”ことができました
というのも、クラブハウスの前では、同じ静岡県出身の同学年である長谷部選手がお出迎え
「おっ!スーパースターだ!」
坪井選手の掛け声をスイッチに、山田暢久選手と共にノリノリで加勢します
3人揃って汗ビショビショになったインナーシャツを広げ、サインをねだるハイテンションぶりを披露
日本代表キャプテンが発する清涼感には、
「だてに制汗スプレーのCM出てないからね、爽やかだった。フフフッ(笑)」
そう話す現在の背番号17からもまた、癒しの空気が流れていました
では
7月3日 「チームの一員として、自分たちがここにいることを意識してやっていきたい」
どうもです
曇り時々晴れ
暑さもほどほどの大原で、練習は午前10時からスタート
選手達は、オフ明け恒例のフィジカル系メニューを中心に約75分間、汗を流しました
練習後には、ファンサービスを実施
サポーターからパイナップルをプレゼントされた森脇選手は、チームメイトにいじられまくってました
心配なのは、やはり・・・
「そおおぉですね、クニくんにも上げる」
横取りされる前に、自らお裾分けする作戦のようです
今週からリーグは再開
それを前に今日は、約30分間の青空ミーティングが行われました
「監督からは、前回の試合の修正どころというか、必要なことを教えてもらったりした。それと、11日間で4試合を戦うという中で、できるだけ自分たちがコンディションを保ちながら乗り越えていくということの大切さ。自己管理プラス、チームの良い状態を保っていくことの必要性。そういう話をしてもらった。自分として心がけているのは、リカバリーでは食事のバランスと休養。しっかり体を休めながらコンディションを整えていくことがポイントだと思う」
とマルシオ選手は気持ちが高まっている様子
最近は、ゴルフにも凝っているようですが!?
「ブラジルではゴルフに触れ合うきっかけが全くなかった。通訳から誘ってもらうチャンスがあって、その日から打ちっぱなしとか行くようになった。非常に楽しいスポーツだなと思ったし、ちょっとずつ本気を出してきた(笑)。非常に楽しくて、良いリフレッシュになる。通訳とは、同じタイミングで始めて、お互いに自分たちの打ち方を見て、覚えている感じ(笑)。周りの選手の打ち方とかを見ても勉強になるし、スタッフが時々、優しく教えてくれるので、非常に楽しい」
オンとオフのメリハリをしっかりとしつつ、
「またリーグ戦が始まるということで、責任と集中をみんなが注いで良い練習ができていると思う。良い形でもう一度、リーグを始めることに大きな意味があるし、アウェイだけど、サポーターの力を借りて勝利で始めることは大きな意味をもたらすと思う。12番である僕らの大切なサポーターとともに、国立でしっかり勝利を収めたい」
仲間想いでチームプレーを重んじる背番号10は、聖地での勝ち点3に「全力を尽くす」構えです
また、坪井選手も夏場の闘いへ、良い状態を保っています
月曜日の流経大戦では、90分間フル出場
持ち前の、スピードを活かしたプレーが光っていました
「大学生とやると相手も前からプレッシャーを掛けてきたり、勢いよく来るので、僕らにとって非常に良い練習試合になった。僕個人はちょっと試合から離れているけど、コンディションは悪くないので、落とさないように続けていきたい」
ピンチの時など、ここぞという大事な場面でダッシュができたり、体の反応が良いように見えます
「それは自分のコンディションもそうだけど、普段のミシャの練習も身になっているし、それが生きているのかなという気がする」
決勝点の起点となる攻撃参加もありました
「体がそういう反応をできるようになってきている。1日1日の練習をしっかりやることがつながると実感できているので、続けていくこと。(槙野選手に直接フリーキックを蹴るよう促されていたが)あれを蹴ったら笑いが起きて終わっていたと思う。それはそれで良かったのかもしれないけど(笑)」
と日々のトレーニングにおける充実感を口にします
「トレーニングでやっていることを、しっかりチャレンジしていくこと。それプラスアルファで結果を出すことも重要だと思うので、その2つは特に意識してこれからもやっていきたい」
向上心もうかがえました
であれば、
「ゴール? そろそろ欲を出していきたい(笑)」
楽しみにしてます
明日からは、甲府戦への本格的なトレーニングが行われることでしょう
「スタメン組とサブ組がフルコートで試合をしたら『勝てるんじゃないかな』と思ってる。それぐらいの自信はある」(矢島選手)
控えに甘んじる選手の野心も、絶妙なスパイスになっています
目指すサッカーのチーム全体への浸透度は、確実に上がっているはず
坪井選手は、
「チームが強くなっていくには、それが重要だと思うし、公式戦に出ている選手だけじゃなくて、チームの一員として自分たちがここにいることを意識してやっていきたい」
レッズでの全てのタイトルに立ち会い、ワールドカップにも出場
年齢は関係なく、今なお成長を続ける心優しき快足ディフェンダーの存在は、チームの誇りです
タイトな日程への意気込みとしては、
「普通にやります(笑)」
いつでも”普通”を保てるからこそ、頼りにされるということ
チームに何かがあったとすればその時、浦和レッズには坪井選手がいます
それは本当に心強いことです
マルシオリシャルデス選手と坪井選手のインタビューは、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします
さらには、ゲストに浦和フットボール通信の編集長・椛沢佑一さんをお迎えします
お楽しみに
では
6月30日 試合後
きょう行われたナビスコカップ準々決勝第2戦の情報は、選手・監督のコメントを織り交ぜながら、このあと夜9時からの「REDS After The Match」でお伝えします。
RED A Live 2013
★浦和レッズ戦を実況生中継!
埼玉スタジアム2○○2で行われる、「Jリーグヤマザキナビスコカップ準々決勝第2戦・浦和レッズ対セレッソ大阪戦」の模様を実況生中継します。
浦和レッズの闘いをサポートしましょう!!
BISAI RED A Live 2013「浦和レッズ対セレッソ大阪」
…6月30日(日)17:45~20:15(延長の場合あり)
提供/仕出し弁当・美菜
Come On!REDS…16:00~16:55
REDS After The Match…21:00~22:55
パーソナリティ/小島昭吾
・レッズへの応援メールはこちらへ!
・放送エリア以外でもサイマルラジオ・iPhone・スマートフォンでお楽しみいただけます!!(再放送を除く)
これに伴い、当日は番組編成を以下のように変更します。
16:00~16:55 Come on! REDS
17:30~17:35 ホットステージウラワケイバ
17:35~17:40 シティインフォ
17:45~20:15 BISAI RED A LIVE2013(延長の場合あり)
21:00~22:55 REDS After The Match
23:00~23:55 ミュージックサプリメント(時間変更)
24:00~24:55 ブーブーライフ(時間変更)
25:00~25:55 Trip Trip(時間変更)
26:00~26:55 週刊コジ寅(時間変更)
以下の番組は休止します。
16:00~16:55 ヨウコソサイタマ
17:00~18:55 走れ! スポーツライナー
19:00~19:55 日曜談話室
20:00~20:55 週刊メディア研究室
6月28日 「自然から力をもらう」
どうもです
2日連続で晴れ模様の大原
セレッソ戦2日前のトレーニングは、ミーティングを経て午前10時30分頃から始まりました
ウォームアップを終えた午前11時20分頃からは、ハーフコートでの11対11、ゲーム形式へ
「奪ったら縦。右、左じゃなくて、持ち出すか縦!」(監督)
選手達は昨日取り組んだ、様々なパターン練習で養ったコンビネーションを活かしつつ、工夫を凝らしたパスワークでゴールへと迫ります
けれども、意外性ばかりを追求すれば良いわけではありません
「狙うのはいいけど、スルーパスが多い。無理だったら簡単にプレーすることも意識しよう」
状況を察した、監督の的確な声かけでした
バリエーションに富んだ攻撃を繰り出すべく、
「臨機応変にいけるように」(平川選手)
そうすれば、相手は的を絞れなくなるということです
ゲーム終盤には、控え組にセレッソを想定した動きの指示が出るなど、次へのきちっとした対策がされていました
監督は、意図がハッキリと伝わるプレーに対して声を大にして、
「ブラーヴォ!!」
マルシオ リシャルデス選手が胸トラップから華麗にオーバーヘッドを決めれば、見学に訪れたサポーターからは、大きな拍手が湧きました
練習は、お昼の12時頃に終了
試合に向けて、居残りでのシュート練習も活気づいていました
しかし、
「やばいよやばいよ~」
那須選手は、うなだれいる様子
一向にシュートが決まりません
すると、両手を天にかざし、”元気玉”のようなポーズ
集中力を高めてから放った右足でのシュートは、豪快にネットを揺らします
「うれしーーーー!!」
ひざまずいての絶叫でした
–何の儀式だったのでしょうか!?
「自然から力をもらう。やると全然違う」
–「やばい」を連呼してましたが、大丈夫ですか!?
「あれは自問自答してた。昨日から入ってなかったから、ホッとした」
こちらも安心しました・・・
今日の練習は、レギュラー、控えを問わず、非常に緊張感あるゲームが出来ていた印象です
「練習から気が抜けない。ホント、良い準備が出来てる。みんなが必死。誰が出てもおかしくないレベル」
そういった競争の中、那須選手はレギュラーをつかみました
前回のセレッソ戦での無失点については、
「危ないところもあったけど、身体を張って、ゼロで抑えられたことは自信になったし、次に良い形で臨める」
と手応え
”危ないところ”、”身体を張った”とは、まさしく後半にライン際のボールを掻き出し、ポストに激突したシーンのことでしょう
「まあ、ポストも友達。全部友達」
と独特の言い回しで無事を強調しました
自然から力をもらえる特殊能力もありますし、ワイルドです
2対0、何とも難しい点差で迎える第2戦へは、
「ホーム&アウェーとか考えず、目の前の相手に勝つ。90分間、浦和らしいサッカーをすれば、自ずと結果に結びつく。勝つ!という強い気持ちが大事」
と気合いを入れていました
次は、自然のみならず、我が家・埼スタに集まったサポーターの声援も力に替えて、躍動してもらいましょう
「ラストサムライ」
最近、一部のチームメイトから、そう呼ばれているのにも納得の頼もしさです
インタビューの詳細は、今夜7時からの「You’re The REDS」でお届けします
それと、那須選手といえばカレー作りに凝っていたという噂を聞いていました
「太らないって聞いたから。最近は作ってないけど、嫁が気に入ってくれた。後輩とかにも食べさせてた」
脂の少ない牛肉を使い、自身で選んだ香辛料などを配合しつつ、
「スープ風とか、トロトロとか・・・」
いくつかのレパートリーがあるようです
ケララ(※検索願います)風で、シナモンを入れるのがポイントとのこと
–ちなみに、夏野菜の!?
「茄子は水っぽくなるので、カレーには難しい(苦笑)」
真剣な眼差しで食材と向き合い、包丁さばきも抜群、火加減に細心の注意を払うラストサムライ
そうして出来上がるは、ナスカレー(茄子抜き)
想像しただけで、汗が出てきます
では
6月27日 「僕も試合に出られるように頑張る」
どうもです
梅雨の晴れ間、爽やか陽気の大原
セレッソ戦3日前の練習は、午前10時からスタート
午前10時45分頃からは、フルコートを用いた戦術メニューへ
ハーフラインを境に、最終ラインからのビルドアップと、サイドを絡めた前線でのフィニッシュ
その二つのシチュエーションは、縦パスを通じてつながりますが、基本的にはプレーエリアを分けた上で、コンビネーションの確認がされました
「タイミング!」
を強調していた監督は、連携面で細部に渡る指示を出します
さらには、フィニッシュに至るまでのパスを回す数、タッチ数に様々なルールを設定
徐々に気温が上がり、蒸し暑い中での約1時間に及ぶ戦術確認でしたが、”飽きさせない”工夫もしていた印象です
イメージ共有を図る選手達も、とにかく意欲的
前回のセレッソ戦において、練習で取り組んだことが面白いように出せたこともあるかもしれません
にしても、笑いあり好プレーありハードワークあり、充実感ありで、明るかったです
練習中、阿部選手のロブパスを顔面ブロック!
ガッツ溢れるプレーを実践したのは森脇選手!(昨日の日記参照)ではなく、永田充選手!!
かのように見えましたが、本人に振り返ってもらうと、
「え!?あ~、あれですか?えーと・・・」
少し考えたあと、
「寸前に、こうして(ジェスチャー)、適当に止めた。フフフッ(笑)」
実際は、顔を覆うようにして、肩でブロックしたようです
攻撃時にはうっかり!もありました
あっさりと縦パスを奪われ、
「Oh~!フランツ!!」
と監督からお決まりの声をかけられます
「パスコースを『読まれすぎだ』と言われた(苦笑)」
とはいえ、練習後にくたびれた表情を見せる機会が減っていますし、コンディションは上がってきているようです
「だいぶ、週ごとに良くなってる」
身体もしぼれている感じですが、
「いや、もっと動かないといけない(キリッ!)」
そんな話をしていると、
「ドスッ!」
「バシッ!」
ファンサービスを終えた、山田暢久選手と坪井選手から連続して脇腹攻撃を見舞われます
その後、永田充選手は、お腹まわりを見せながら、
「いや~、炭酸水好きなんで、控えないと・・・」
白い歯がこぼれました
”浦和のゆるキャラ”の真骨頂!
低反発マットのような受け答え(感触)でした
また、関口選手には、
「新幹線のコーヒーは美味しかったですか!?」
と事実確認をしました
すると、
「えぇ!?何で知ってるんですか!?」
目を真ん丸くして、驚いた様子
昨日の森脇選手インタビューでのことを伝えたところ、
「ムカついたんで、全部飲んでやった!」
いたずら好き少年のように、ニヤリと笑いました
そういったやり取りを紹介できるのも、良いムードでトレーニングが出来ているからこそ
「今日はとてもうまくいった。コンビネーションも良かった。あれを試合で出す」
原口選手も真っ直ぐな視線で手応えを口にした通りです
そして、今日の練習ではチームの成長を現すようなシーンがありました
野田選手は攻撃時、パス&ゴーからのダイナミックな飛び出しでゴール前へ侵入
あとはキーパーとの1対1、流し込むだけ!というチャンスで、後から走り込んできた山田暢久選手へのパスを選択します
強めのボールに追いつこうと、必死に反応する山田暢久選手は、懸命にスライディングをしますが、届かず
監督は、
「ノーダ!ディフェンダーじゃないんだぞ!!」
と笑いながら声を張り上げました
「変な雰囲気にならなくて良かった。笑ってもらえたから良かった。あの場面は試合なら絶対にシュートを打っているけど、あっちも見ているという意識も大事。ただただ怒られなくて良かった(笑)」
野田選手は後悔しつつも、充実した表情を浮かべます
「ポジティブに捉えれば、プレーの幅が出ているということ(笑)」
まさしくそこが、成長の証しです
多くの選択肢の中から、より良い答えを出すためのチャレンジが練習で出来ているということ
加えて、監督と選手が頭の中で描いていることを、試合でも具現化できるようになっています
「監督の意図をしっかり汲み取ってやろうとしている。なかなか試合に絡むことは少ないけど、確かに自分の中では少しずつでもうまくなっていると実感している。今はサッカーを楽しんでやるということを実感させられている」
野田選手はうなずきつつ、チームとして必要な、調和を重んじる話もしました
「僕だけじゃなくて何人か試合に出られない選手がいるけど、そこで腐ったところで何もないし、結局はやらないと自分のためにはならない。どんな時でも手を抜かないというか、落ちることなく、周りにも下を向かせないようにしている。笑えと言われても難しいかもしれないけど、しっかりやることをやって毎日取り組んでいこうとみんなで話している」
個人として悔しい状況が続いても、当然のごとく努力を怠りません
「出ている人も出ていない人もみんなが良い雰囲気になればチームも結果が出ると思うので、出ている人だけじゃなくて僕らも力になれるように頑張りたい。僕自身が1人でどうこうできるわけじゃないし、チームに悪いことをもたらすことは間違っているので、試合に出られなくても、しっかりトレーニングをやりながらも良い雰囲気でやれるように心掛けている。それは1人ひとりの心掛け」
控えに甘んじる選手からも感じ取れる、チームを良くするための確かな意志
それだけでなく、
「僕も試合に出られるように頑張る」
同じ方向に進みつつ活性化する、選手間での競争意識が垣間見えました
浦和レッズは、もっと強くなる
野田選手の存在は、そんな楽しみを抱かせてくれます
レギュラー、控えの括りなく、ポジティブ要素満載な今日の大原でした
なお、野田選手のインタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします
さらには、木曜日担当のサッカークリエイター・清水英斗さんのブラジルからのリポートがあります
ワールドカップ開催を1年後に控えた”サッカー王国”からのリアルな情報は、聴き応え有りです
では
6月26日 「どんなボールが来ても、顔面でブロックすることをモットーに」
どうもです
オフ明けの今日、練習は午前10時から始まりました
フィールドプレーヤーはフィジカル系メニューが中心
キーパーはGKコーチと共に専用メニューをこなします
練習は午前11時15分頃に終了
予定されていた午後練は、お休みになりました
雨がしとしと、梅雨らしい天気の大原
練習後のピッチは!?というと
関口部長を先頭に、ジョギングを行う有酸素部(矢島選手は「雨だから・・・」と辞退)
槙野選手、梅崎選手らはリフティングで和やかタイム
などなど、練習終了から30分もすれば、選手それぞれ柔らかい表情でクラブハウスへと引き上げていきます
しかし、阿部選手、那須選手、森脇選手の3人は、いつまでも経ってもピッチから出てきません
約40分間、入念にインサイドキックの感触を確かめていました
森脇選手は、
「非常に良い感じ。ショートすることもなく、オーバーすることもなくやれたので」
と真顔で振り返ります
ショート?オーバー?
実際は、
「サッカーゴルフ的には良かったんではないかと(笑)」
どうやらこれが、奥深いようです
「非常に集中力を必要とするゲームなので、非常に良いトレーニングかなと思っている。距離感とか大事になってくるし、強弱のコントロールが必要になるので、自分の役割としてくさびを当てることがあるので、そういうところで役に立ってくる、僕にとっては大事なトレーニングの一環。良い場面はあまりクローズアップされなくて、悪いことだけを自分の中で残してしまうし、そういうところから改善して行くのが自分の性格としてもあっていると思うし、今日も何度かミスしたけど、パーフェクトにしていかないといけないなと思う」
サッカーゴルフをここまで語れるなんて、凄い
ただ、雨の中だと風邪をひかないか心配です
「大丈夫。○○は風邪をひかないと言うので、僕は気にしていない」
声が怪しい
「前回のオフは体調を崩したけど、昨日も若干崩した(笑)。喉が痛かったけど(苦笑)」
やっぱり
とはいえども、
「今日は元気なので、またフレッシュな状態で次のセレッソ戦に向かっていきたい」
と明るく話しました
最近、勢力を拡大している有酸素部についても言及
「気になるというか、ああ走ってるなという感じ。良いことだなと。ああやってコミュニケーションを取って経験のあるクニくんから学ぶことは若い選手にとって良いことだと思っている。僕が『一緒に走ろう!』と言っても誰もついて来ないと思うけど、今度機会があったら若い選手を誘いたいと思う。僕も終わった後に人一倍走って体脂肪を落としていかないといけない。最近、気になることがあるとすれば、お腹のポッチャリ。僕自身のお腹が気になっているので、しっかり直さないといけないなと。これから夏になって肌の露出も多くなってくるので、鍛え上げて行きたい」
関口選手も実は、人のラーメンを食べている分、体重を減らすために走っているのでしょうか
「それは間違いない(笑)。人のラーメンを食べたら、倍走ってもらわないと僕も困るので、この間も新幹線移動で大阪に行ったけど、僕の新幹線の中での唯一の楽しみはのコーヒーを飲みながら雑誌を読んで、優雅な時間を過ごすことだけど、コーヒーを買って座席に着いて、コーヒーを置いてお手洗いに行って・・・」
帰ってきたら、
「満タンに入っていたコーヒーが全部なくなっていた!」
森脇選手の推理によると、犯人は・・・
「多分、隣に座っていたクニくんだと。僕のラーメンを食べた前科があるので、コーヒーもクニくんだと。僕がお手洗いから帰ってきたら、クニくんはもう爆睡していたけど、コーヒーを飲んですぐ爆睡できるのかと。カフェインが入っているのに凄いなと思った。そういうことを考えてもクニくんにはしっかり走ってもらわないと困る。またやられたというか、毎日起きてる。日常茶飯事(笑)」
そんなことは言っても、柏戦で自身が上げたゴールは、クニくんのスローインからゴールが決まっているように、お互いを尊重した良い関係です
次は、180分の残り90分
「僕たちがしっかりとしたコンディションで第1戦みたいに、あれだけいろんな選手が運動量多くボールに関わっていれば、どんな相手にどんな対策を取られても勝っていけるという自信がある」
したがって、
「勝利を収めるかどうかは自分たちの手の中にある。勝利するためには運動量が大事になるので、これから夏場で厳しくなるとは思うけど、人ひとりがこだわってやっていかないといけない」
と気を引き締めます
以前気にしていた森脇チャントは、
「自分の中で忘れることにしようかなと(笑)。シーズンを通して活躍してサポーターのみなさんに認められるのもそうだけど、浦和レッズの一員として今後も戦っていきたい。応援歌ができればありがたいけど、作ってもらえるようにしっかり頑張らないといけない」
そのためには、
「得点を取ることが一番なのかなと。今まで慎三も那須の大ちゃんも応援歌ができているけど、得点をたくさん取った後にできているので、自分も狙っていきたいなと。5ゴールじゃ作ってもらえないので、10ゴール、20ゴールといきたいなと。またこんなことを言ったら『あいつは何を言ってんだ(怒)』となるかもしれないけど(笑)、自分に厳しく追い込んでいきたいと思う」
ゴールもそうですが、守備での貢献も大事です
漫画の世界にはなりますが、
「ガッツ溢れるキャプテン翼の石崎くんみたいにぃぃぃ!? そおぉぉですね、僕はもうガッツしか取り柄がないので、先のことを考えずに目の前の相手にぶつかっていく、”当たって砕けろ”の精神でこれからもやっていきたいなと。どんなボールが来ても顔面でブロックすることをモットーにやっていきたい」
たとえ、”ガッツ400”を消費したとしても、すぐに回復させてくれるのが、サポーター
「埼スタで1か月ぶりの試合になるけど、あそこでやれる喜びは日々感じているし、早く試合をしたいと思っていた。中断期間でレッズの試合が見られなくて『寂しい』という声をサポーターの方々から沢山いただいていたので、沢山の方が埼スタに足を運んでくれると思うけど、そういう人たちに『今日来て良かった。楽しかった。またレッズの試合が見たいな』と思ってもらえるように、僕らはやっていかないといけない。そういう”ファンタスティックなゲーム”を見せていきたい」
次の週末、ホームでの再会を待ちわびていました
たっぷりなサービス精神とは裏腹に、プレー中は真剣そのもの
どんなことがあっても、めげない、いからない、ふて腐れない
そしてまた、這い上がる
森脇選手の姿勢からは、プロサッカー選手としての大切な心得が伝わってきます
インタビューの詳細(紹介しきれていません)は、今夜7時(再放送は23時)から「You’re The REDS」でお届けします
さらには、
「今は、なかなか試合に出られないので、自分には”エース”という言葉は合ってないと思ってる。試合に出て、結果を出して、また”エース”と呼ばれるように取り組んでいきたい」
→レッズレディース 吉良選手インタビュー
もあります
では
6月20日 「代表の選手たちに追いつきたい」
どうもです
公式戦の再開を3日後に控えた今日、練習は午前10時から始まりました
お昼前にも関わらず、小雨の大原には、この季節に配慮した照明が灯ります
曇り、光り、青々としたピッチ
梅雨時ならではの場景でしたが、ウォームアップ後はいつもと少し違いました
11対11でのハーフコートゲームかと思いきや、12対12でのパスゲームを実施
プレーエリアは、横が約40メートル、縦は約50メートルでした
縦のエンドには、ゴールキーパーがフリーマン(サーバー)として待ちかまえる、方向付けも
スリッピーなピッチにおけるボールの感触を確かめつつ、縦への意識付けやプレッシングの意思統一などが図られました
午前11時頃からは、11対11対でのゲーム形式へ
監督は開始前に選手を集め、約5分ほどの説明
「連動して動くように!」
「●本目のパスは、縦に入れる」
といった声がかかります
広さはフルコートに対しておよそ4分の3ほど
さらには、オフサイドラインの設定、アタッキングゾーンでプレーできる選手が限定されるなど、変則的なものでした
ゲーム中、監督は改めて、「奪ったら縦」、「裏に抜け出す動き」を強調
それ以外にも、
「3人目の動きをする選手は、味方がボールを出す前にスタートするよう、心がけるように」
「スペースに展開して、そこに誰もいなかったら、それはパスを出した選手のせいではない」
など、戦術指導は多岐に渡りました
監督のみならず、
「全部が全部、裏にならないように!」(槙野選手)
と選手同士でも積極的に意見交換
練習が終わったのは、お昼の12時15分頃でした
「志気を高めていく」
昨日、関口選手がそう話していたのも納得
いつも(中断期間)から本番モードへ切り替わってることを印象づける、内容の濃いトレーニングでした
ビブスなし組であっても、相変わらずのハイクオリティなプレーを見せていたマルシオリシャルデス選手は、
「今日は非常に効果的な練習ができたと思う。一番意識したことは、相手の背後を狙うことを監督から指示されていたし、それが次の試合で一番大事になってくると思う」
加えて、
「4バックに対してスペースをどううまく使うかがキーポイントになると思うので、良い練習ができて良かった。普通では中断期間があるとコンディションを落としてしまう選手もいるけど、今回はキャンプでハードトレーニングをして、コンディションも良い。チームとして良い仕事ができたと思う。そういう意味でもナビスコ杯は良い試合ができると思う」
と手応えを口にします
「ナビスコカップは2011年にタイトルを逃したし、今回はACLもない分、取れるタイトルとしてはまず目の前のナビスコカップがある。全てを懸けて自分たちが行けるところまで戦って、自分たちの可能性を見せ付けたい」
気合い充分でした
また、柏木選手もこの中断期間、良い状態でトレーニングに励めていたようにうかがえます
「リーグ戦が中断してから自分たちの中では良い練習ができたつもりだし、良い結果が出るんじゃないかという手応えもあるけど、実際に試合をやってみないとわからない。しっかりとピッチの上でそれを表現できればいいかなと」
ファーストタッチひとつを見ても、良い感覚で出来ている印象
「個人的にはサッカーに対して向上心を持っているし、うまくなりたいという気持ちと、代表の選手たちに追いつきたいという気持ちが今はすごく強いけど、まだまだなのでより質を高めてやっていかないといけない」
前向きなコメントです
「代表はメンバーが固定されていて、あんまりメンバー変わらんなとか、交代もこんな感じか、みたいな感じで見ているし、あそこに入るならボランチやろうなと思いながら見ていたりするので、パスを出す方、ヤットさん(遠藤)の動きを見ている」
モチベーションの源は、レッズでのタイトル、代表への思い
そして、
「チャリティーマッチでは達也さんと一緒にサッカーをして、もっとパスを出せるシーンがあったのでしっかり出してあげられれば良かったんだけど。まあ、でも楽しくできました。達也さんとは『お互い頑張ろう』と。新潟は良いサッカーをしているのになかなか勝てなくて、俺は今年やった中で新潟が一番強かったと思うので、お互い良い結果を残せるようにしたい。達也さんとは飯も行ったし、次の日にテーマパークにも一緒に行った」
と明かします
次は、多くの選手が「打ち合いになる」と展望するセレッソ戦
大阪長居は、「陽介」の創造性あるゲームメイクによって、梅雨の晴れ間となるか
「個人的にはチームとしてやりやすいと思っているけど、攻撃に良いものを持っているので、どっちがしっかり点を取って守れるか。そういう打ち合いの試合になると思うので、観ている人も楽しいと思う。その中でアウェイでしっかり勝って帰ってくることが大事だと思うので、しっかり決めるところを決めて結果を残したい」
さらには1年後、太陽の国での輝きを見据えて
「今は、”良くなって来ているだけ”なので、もっと良くなって上に追いつけるようになっていきたい。そうすれば自ずと、チームの勝利にも貢献できるので、レベルを上げていきたい」
浦和の太陽は、熱い視線で意気込みを語りました
マルシオリシャルデス選手、柏木選手のインタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお伝えします
なお、今日木曜日担当のサッカークリエイター・清水英斗さんは、現在コンフェデの取材中です
そこで今週は、ブラジルからのリポートが届きました
清水さんのパートナーとしては、ちょんまげ隊長ツンさんがご登場
サッカーを愛する”海賊×侍”のトークは、ナイスなセッションです
お楽しみに
では