どうもです
トップチームが始動した翌日、16日木曜日にはレッズレディースの2014シーズンがスタートしました
選手それぞれ仕事や学業を終えた夕方、クラブハウスへ集まり、トレーニング
この季節であれば、練習開始時間も真冬の厳しい寒さを助長します
ただし、土日については昼間から活動可能
始動3日目の18日土曜日は、風もなく穏やかな晴天のもと、トレーニングが行われました
練習場を周るクロスカントリー、足を止めずに走りながらのパス&コントロール、ピッチを素走りで外周、といった基礎体力を高めるメニューが中心
「駆け引きを意識!強いボールを合わせる!」
ダレることのないよう、選手にハッパをかける吉田監督の声が、良く通ります
隣のピッチで練習していたレッズユースを横目に、
「最近は、ユース選手の体格がより大きく見えてきて」
と苦笑い
そのような錯覚に近いものもそう、就任から約4ヶ月、すっかり女子サッカーの指導者になったと言えるのかもしれません
「監督は『走力の大切さ』を話してた。それをみんなで突き詰めていければ。オフに休んだ分、この期間にしっかり体をいじめたい」
と語るのは、副キャプテンの堂園選手
昨シーズンは、走り込みの大切さを痛感させられる面もありました
「走り込み、それが自信になったり、チームの結束へつながったりすると、信じてる」
体力のみならず、心も強くする構えです
真冬の晴れ間も手伝ってか、この日はより笑顔が映えました
少なくとも、観ている側にとっては
「どうだろう。いつもと変わらないと思う。みんな多分、1ヶ月近くサッカーから離れてたから、凄い楽しみにしていたし、雰囲気は良い」
そう話すしているうちに、自然と堂園選手の表情は和らぎます
オフはリラックスできたのか、と聞けば、「はい!」と即答
「普段、食事に行ったりできない人とも食事に行ったり、遊んだりしたので、リフレッシュできた」
充実した日々を過ごせたようです
とはいえ、昨シーズンについて、心配の声も多くかけられました
「身近で言えば、職場の人、クラブのスタッフには『凄いヒヤヒヤした』、と」
レッズレディースとしては、初めて『降格』を大いに意識させられた2013年
リーグ優勝の経験者には、どのようなものとして残っているのか
「凄い周りの人達の支えを感じたし、勝つことがどれだけ大変か経験できた。6位で終わって、最終的な結果は満足してないけど、こういう1年も長いサッカー人生においては、本当に良い経験になった」
良い経験、それはレッズレディースサポーターにも当てはまるでしょう
山郷選手、工藤さん、矢野さん、小金丸選手・・・挙げれば切りがないほどの偉大な先輩達がチームを離れたなかでの闘いでした
「苦しい時に、ふと思い浮かぶのはそういう人達。本当に、そういう人達の存在があったから、のびのびとプレーできたんだなと感じた」
そして、
「今度はそういう人達みたいになっていかないと」
実感と共に、決意を新たにします
「私が山郷さん、キョン(矢野)さん達を見て感じたように。私もそういう人達みたいに、私の姿を見て何かを感じてくれたりしてもらえるような選手というか、1人の人間になりたいなと思う」
誰かに頼ってばかりでは、変わりません
「1人1人が責任を持って、自分のプレーにこだわりを持てば、自ずとチーム力は上がる」
チーム屈指のポリバレントは、天性のサッカーセンスと優しい性格を兼ね備えます
「私も、もっともっとこだわりたい。今年は昨年を全部越えて、サポーターに笑って帰ってもらえるように頑張りたい」
最後にはこう付け加えました
「そのためにも良い準備を」
よりストイックに
大輪の花を咲かすべく、春の開幕を前に日々鍛錬を重ねる、若きレッズレディース
そこには、貴重な経験と確かな自覚の持ち主である、背番号6が存在します
堂園選手のインタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時から)の「You’re The REDS」でお届けします
水曜日の担当は、2010シーズンまで背番号6を付けていた、木原梢さんです
では