8月10日 「また挽回したいなと!」

どうもです

名古屋戦3日前のきょう、大原でのトレーニングは午前9時から始まりました20160810_103351-1

ウォームアップ後は11対11でのハーフコートゲームを実施

ゲームの途中からは、両組のボランチ1人に制限が設定されます

パスは必ず、1トップ+2シャドーの前線3枚へというもの

そして、前3人が受けた後は、残り2人いずれかに出さなければいけません

さらにはボランチ以外も縦パスは「なるべく前3人」(監督)へ出すという努力目標も課せられます

出し手もそうですが、受け手も相当な神経を使うことに

「サポートの角度、距離感、動き出しを意識して!」(監督)

のみならず、

「早さも意識しよう!」

気付いてからでは、遅い

感じることが求められていました

20160810_101220-1

頭もフル回転のゲーム

森脇選手は時に、他の選手がタッチ制限を間違えた際にそれを指摘する冷静さを見せます

ただ、全体のムードとしてはとにかく熱い!

「しぼりながら上げろ!」(那須選手)

すかさず、

「ナイス意識!」(西川選手)

時には、

「阿部ちゃん阿部ちゃん阿部ちゃん!」(森脇選手)

「・・・・・・・」(阿部選手)

上記の通り、阿部選手は森脇選手にパスを送ることが出来ません

午前10時30分、左サイドを駆け上がった天野コーチが丁寧なセンタリングを送り出します

「決めて決めて決めてー!」(森脇選手)

中央で渡辺選手が右足で合わせるも、

「うおりゃぁぁぁぁー」(那須選手)

闘魂ブロックに成功するも、こぼれ球を諦めず詰めていた李選手が左足で押し込み、ラストゴール

「クッソォォー」(那須選手)

そういったひとつひとつの執念が、連勝街道をさらに拓いていくのでしょう

20160810_102043-1阿部選手と同じ組のボランチに入った伊藤選手は、きょうのような比較的珍しいルール設定をこのように振り返ります

「阿部さんからボールが入った時に、次、自分がくれるという3人目の動きというのをずっとできなかったというか、ずっと2人目の動きは自分が次のボールを受ける準備ができていましたけど、わざと自分がそのパスコースを開けてという動きが本当にできなかったので、今まで、高校の時にできなかったので、そういう意図を今日感じましたし、自分はその3人目の動きをしようとは意識しましたね。制限付いてから。こういう制限を付けられたのは初めてですし、本当に監督の何かの意図あってだと思うし、僕が早くその意図をわからないと練習で制限かかった時に良いプレーができないと思うので、まず制限かけた時に何を意図しているのかというのをまず理解しないと自分のプレーがまずうまくいかないですし、制限を使った良いプレーもできないと思うので、まず、制限を付けたことでどういうのを求められているのかをまず考えようとはします」

間違いなく、本人が最もプレーしたいシャドーに入った時、きょうのような練習は活きるでしょう

そして、きちっと考えることにも意義があるということ

良い志です

20160810_103719-1

◇◆◇森脇選手◇◆◇

「暑いですねーー!すごおい」

――本当に、そういう言葉しか出てこないですけど…

「いやぁ、でも、しかたないですね。日本の夏はこうなのでね、はい(汗)」

――パワーをもらえています

「本当ですかぁ!?いやぁ、でも、暑い中バテ気味ですけど、そんな中でもしっかり頑張らなくてはいけないなという風には思っているので、暑いのは暑いけど、プレーをもっと熱くして頑張りたいなという風には思います」

――「プレーをもっと熱くする」というのは、具体的にどのようなことを?

「とにかく声を出す!声を出して出しまくるというのがこの夏もしていかなければいけないテーマではないかなと。ただ、練習でも最初の方は声が出ていますけど、だんだんだんだんね、失速していくので、そこはちょっと残念ですけど。暑さに負けない声を練習全体で出していきたいなという風には思います」

――その練習全体の雰囲気ですと、チームは調子良いけどその中に気の抜けた感じがせず、暑さもあってか良い緊張感を保てているように思えるのですが…

「まぁ、ね?柔道のオリンピックのね、選手がコメントしていましたけど、『柔道は金メダルを獲ることが絶対だ。使命だ』という風に話していましたけど、浦和レッズも勝利が求められるクラブだという風には思っていますし、勝って当たり前と周囲から思われているチームだという風には思っているので、そういう1勝したから、何試合負けていないからというのは僕らにとって安定剤にはならないですよね!本当に1試合、1試合勝っていかなければ僕らが生き残っていく道はないなと思っているので、それがこう良いサイクルを生んでいるというか、良い循環になっているのかなという風には思いますけどね。だから、勝っても、ね?嬉しいですけど、“何も思わない”というか、言葉が悪いかもしれないですけど、次、やっぱり結果を出したいという想いが強いので、常にそういう気持ちです」

――旬の話題を織り交ぜて、非常にわかりやすいお話で…

「本当っすかあああ!?いや~ありがとうございますぅう!」

――さすが森脇選手!素晴らしいコメント力!

「いやぁ、まだ夏バテしていないですからね!夏バテしていたら支離滅裂でグダグダになりますけど。いつもグダグダなので、いつも夏バテみたいな感じですけど。でも、そうやって褒められると嬉しいっすね!」

――今日はルール設定でボランチ阿部選手か青木選手が受けた際の縛りというのはなかなかなかったと思いますけど

「そうですね」

――攻守においてどのような違いが?

「もう、守備側はそこを意識してしますので、攻撃陣は難しいなと思いますけど、でもやっぱりそういう設定が起こったら色々な選手が次に何が起こるのか予測して、動き出しをしなければいけないのではないかと思っているので。例えば、ボランチから前の攻撃陣3人にボールが渡るときでもボランチからそういう制限があるので、阿部ちゃんとか良いボランチに入ったら前の選手はどこに動けばボールを引き出せるのか、そういうのを考えさせられるメニューだったという風には思っているので。この暑い中で非常に酷ですけど、やっぱり僕らにとっては非常に意味のあるトレーニングではないかと。やっぱり試合でもそこで動かなければボールは回らないという風には思っているので、やっぱりスペース、スペースに顔を出す作業をしなければいけないかなと思っています」

――頭を使い集中力というところで、石原選手に「全部ダイレだよ」と説明したのは良かったですけど、うっかり阿部選手を何度も「阿部ちゃん、阿部ちゃん…」って、森脇選手にボールを出せないというルールでしたけど…

「そう!そうなんすよ!!そこはもう夏バテですよね(汗)だはは(だから)そこで僕もやられていたというか…。『あっ、そうだった、そういうルールだった』という風には思ってしまいましたけど。阿部ちゃんには高い要求していきたいなと思いますけど・・・何様だ!っていう…」

――きょうも正確な技術にうっとりしていましたけど、森脇選手、よく見ると腕の使い方がうまいなと思いますけど…

「本当ですか?」

――手を広げながらうまく相手との距離感を保ちつつ…で

「…で、相手もブロックね。そこは意識しているというか、最近身に付けた技でもありますけど、そこで出来るだけ手を使って、ファウルにならないようにやらなければならないですけど、まぁ、許容範囲でしっかり腕を使って相手をブロックしたいなという想いがあるので、そこで幅が広がるというのは確かにありますね」

――写真とか見ても、ボール蹴る時に手を広げていたりするのが多いので…

「本当ですか?そこは特に意識していませんでした(笑)ボール蹴る時に…」

――その辺りも子ども達は見ているので、良いものをもたらせるように

「また頑張ります!」

――次、名古屋戦で、昨シーズン、アウェイで…っていう、非常に悔しい思い出が…

「そうですね。みんなに色々なことをきょうまで言われているので、また挽回したいなと!退場だけはせめてしないようにやらなければいけないかなという風には思っているので、ゲームでどうなるかわからないですけど、しっかり自分のプレーをしていきたいなというふうに思います」

――名古屋が勝てていないという中で、気を付けるべき点とは?

「いやぁ、自分達のサッカーをするだけですね!名古屋のことを考えずに、もちろん名古屋は来ると思いますけど、その上を更にいく運動量でやっていかなければならないかなという風には思います」

――期待しています

「ありがたまっす!!」

きょうは生放後の更新とさせていただきましたが、森脇選手のインタビューは、このあと23時からの「You’re The REDS」再放送でお聴きいただくことが出来ます

では

 

8月9日 「きっと何かしらできるでしょう」

どうもです

オフが明けてのきょう午前、真夏の太陽が照りつける中、恒例のフィジカル系メニューが行われました

引き上げてくる選手達の表情は比較的爽やかで、先週の《くたびれた~》という雰囲気はあまり感じられませんでした

この暑さに慣れてきた様子です

そのあたりはさすが、アスリート!20160809_101727-1

◇◆◇イリッチ選手◇◆◇

――日本の暑さが本番を迎えました

「非常に暑い中どうしようもないですけど、そういった状況の中で練習させてもらっています。30度くらいという温度の中での経験が今まで別になかったわけではないですけど、湿気ですね、湿度があまりにも高くて、非常にびっくりしました」

――その中、プレーなどで心掛けていることはありますか?

「何が起きたとしても常に自分のベストを練習の中で本当に日々から心掛けること、そうすることによっていつか自分がそのチャンスをものにした時に自分が、例えば、責任を任せられる時にタイミング良くしっかりと自然と良いものが生まれるという風に僕は信じていますので、本当に日々、こういった練習の中で自分のベストを尽くすことが結果につながると思っています」

――今までもそういった経験はありますか?試合に出られないところからチャンスを得て、チームに貢献したような…

「今までありましたけど、今年のような経験は初めてですね。こんなに長くプレーできていないのは初めてですね」

――今、練習を見ていますと、ゲームの中でのチームメイトのパス交換、あとは守備でも助け合いながらプレーを成功させる機会が増えているように見えます

「第一、何が一番良いかと言いますと、現段階ではチームが連勝を続けていますし、非常にチームとしての結果が保てている状態でやれていることです。その次に自分自身として先ほど言わせてもらったように、毎日ここで100パーセント自分のことを追及することによっていつかそのきっかけが来た時には絶対にそのチャンスをモノにできると思うので、もう本当に周りの人間達と、周りの選手たちと仲良くしっかりといい関係を持ちながら、そういった日々の練習を皆さんと一緒にやらせてもらっています」20160809_102022-1 ――子供たちがたくさん観に来ていますけど、子供のうちにこういうことをしておいた方がいいというアドバイスありますか?

「この時期、彼らが僕らの練習をこうやって見てくれることによって、きっと彼らの中できっと大きな将来のために何かにつながると思います。こういった形で色々な有名な選手、色々な非常にサッカーのうまい選手が目の前でプレーすることによって、きっと彼らの中で吸収できるものがあると思いますし、将来のために何かと役立てれば僕はうれしく思います」

――オリンピックの期間、時差もありますけど、何か注目していたり興味を持っていたりするものとかありますか?

「個人的には、スロベニア人としてそんなに多くの期待を得られているような種目はないですけど、僕が好きなのは基本的に球技で、水球とか、昨日もハンドボールのスロベニア対エジプト戦がありましたけど、その試合を見させてもらって、そういった特に球技の試合を面白いので見させてもらっています」

――ご自身のプレーを早くスタジアムで見たいと、毎日練習でイリッチ選手のプレーを見ながら思っています。改めて、ここから先への意気込みを

「まずはじめにその期待に非常に感謝しています。もし、その日が、僕自身も1日でも早くこの日が来ることを待っていますけど、その日が来た時には、本当に僕自身も非常に楽しみにしていますし、僕自身も何がどういう風にプレーをすることができるかわかりませんけど、きっと何かしらできるでしょうと、僕の中でも非常にワクワクしています。きっと、良いプレーを見せられることを皆さんのためにも見せていきたいと思いますので、皆さんもその時にはよろしくお願いします」

――「練習は嘘をつかない」という言葉があります

「それが事実です。嘘はありませんよね!」

――Good luck!

「アリガトウゴザイマス!(ニコリ)」

イリッチ選手のインタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

では

RED A LIVE 2016.8.6 VS 湘南

☆湘南戦を実況生中継20160805_161510

埼玉スタジアム2○○2で行われる、「2016明治安田生命Jリーグ
セカンドステージ第7節・浦和レッズ対湘南ベルマーレ」の模様を実況生中継します。

◇◆◇武藤選手◇◆◇

「やっぱりゴール決めると充実した気持ちになりますし、また次の試合がすごく楽しみな状態なので、明日の試合でも良い結果を出せるように頑張りたいなと思います。やっぱりウチのチームの良さというのは明るさというか、練習に対してすごく前向きにやっていくことだと思うので、すごく充実した練習だと思いますし、この暑さの中やっていれば夜はもうちょっと涼しく感じると思うので、まぁ、湘南という相手だからというのもありますけど、しっかり走り負けないようにしたいなと思います。そこで絶対負けてはいけないと思いますし、負けなければ試合は確実にウチのペースに持ち込めると思うので、まずはそういう走ることだったり、球際だったり、基本の部分で負けないように気持ちを入れて戦いたいなと思います。前からプレッシャーかけてくるのではないかという予想もできるので、そういうところでいかに相手の裏を取ってそういう部分をついていくというのが重要になってくると思うので、動き出しの部分で違いというのを見せられたらいいなと思います。やっぱり、本当に拓也とやるのが凄く楽しみなので負けたくはないですし、前回アウェイでやった時には試合には勝ちましたけど、僕はゴールも決められなかったので、できれば拓也を抜いてゴールを決めたいなという希望があります。本当に歴史に残る節目のゲームだと思うので、今までそうやって作り上げた選手とサポーターがいるので、また明日も一丸となって勝利で500試合を飾れたらいいなと思います。オリンピックを観て、PKの瞬間は僕も何か緊張する感じでしたけど、決めてくれてよかったですし、日本は残念な結果になってしまいましたけど、やっぱり慎三さんのポストプレーだったり、世界に通用するところを見せていたと思うので、凄く刺激になったので、僕たちも頑張りたいなと思いました」
20160805_165347-1

RED A Live 2016
「浦和レッズ対湘南ベルマーレ」
…8月6日(土)18:00~20:45(延長の場合あり)
提供/ポラスグループ

201603051909000

Come On! REDS…17:00~17:55
REDS After The Match…22:00~23:55

20160428_181912

・放送エリア以外でもサイマルラジオ(PC・スマートフォンなど)でお楽しみいただけます!!実況M

8月4日 「誰よりも走りたい」

どうもです

湘南戦を2日後に控えたきょうは、恒例の室内ミーティングを経て午前10時過ぎから練習が始まりました

午前11時からは、11対11でのハーフコートゲームへ

20160804_110313-1

「足もとか、裏か」

と監督はパスと動き出しの的確な判断を促します

サイドへ大きく展開する場面があれば、その揺さぶりによって中央を抜け出すパターンもあり

特に、ワントップに入った李選手は巧みなフリーランでフィニッシュへ持ち込み、なおかつネットを揺らすシーンを多く創り出していました

20160804_111127-1

「バランス!切り替え!」

気候の暑さを気持ちの熱さで吹き飛ばすかのように、声を絶やさず精力的に動き回る選手達

時には試合さながら?それ以上とも見受けられる、激しい球際の攻防も

「休むな!最後まで!…モリーーッ!」(槙野選手)

盛夏の熱気を追い風に

意欲的なムードからは、この厳しい気象状況を、むしろ力に変えるかのような気概が感じられました

午前11時28分、ズラタン選手がズラタン選手らしいゴール前の落ち着きから右足でのラストゴールを決め、練習は終了しています

20160804_121244-1

◇◆◇高木選手◇◆◇

――さらに暑さも増していますが、そういった中で充実してプレー出来ているように見受けられますが、いかがですか?

「そうですね。かなり意識的に走ることは出来ているし、自分の苦手としている部分を克服しようという努力はしているので、それが成果につながってきているというのは、自分としてもプレーしていて、嬉しいことです」

――どのようなことの克服を?

「まぁあのー、単純に、チームのために走るというところで、切り替えのところであったり、守備でプレスバックしたりとか、常に動きを止めないように、という部分ですかね」

――「チームのために走る」というのは、今までも当たり前のことのように思っていたことでしょうが、改めて強く意識するようになった心境の変化というのは?

「それはやっぱり、このチームに来て、やっぱりなかなか試合に思うように出場でき無かったという部分で、思い知らされたことなので。そういう部分をしっかりと…自分では、今までの自分ではやっているつもりでしたけど、それは出来ていなかったというか、まだまだ足りていなかったというところを、先輩達の指摘によって自分でより見直して、実行することが出来たので、それはやっぱり周りの環境というか、選手達のおかげかなと思います」

――特にその中で強く心を動かされた誰かからの声というのはありますか?

「それはもう(苦笑)柏木陽介さんが、しっかりと厳しい…あのー、声で、あのー(汗)自分を鼓舞してくださったので(ニコリ)そういう部分で本当に、感謝しているし…やっぱり、厳しさの裏には優しさがあったんだなと自分も気付いたし…最初はちょっと折れそうな部分もあったけど(苦笑)…でも一生懸命プレーしたら、褒めてくれるし、そういうのがやっぱり自分の中でも嬉しくなったというか(ニコリ)チームのために走るのが気持ちよくなったので(笑)今は凄く良いメンタルでサッカーが出来ていると思います」

――ボールを受けてからアクションを起こすタイプですが、だけではない。きょうのゲーム形式では流れるようなつなぎからウメサキ選手が送り出した絶妙なラストパスを吹かしてしまった場面がありましたが、チームプレーの“ありがたみ”をさらに感じるようになったと

「そうですね!自分で戻って守備をして、奪って、一生懸命つないだボールが最後、自分のところに来るというのはまたそれはそれで面白いのかなと思うので、まあ…ドリブルシュートだけではないというか…それはまあこのチームに来てから強く覚えさせてもらった要素ではあります」

20160804_110918-1――走るという部分で、2日後はそれを前面に押し出してくる湘南との対戦です

「本当に今、自分が意識して取り組んでいる部分を発揮する絶好の相手だと思うので、誰よりも走りたいなとはまず思いますけど、まぁ走ったからといって質を落としてはいけないので、その辺で逆にオフェンスの部分も怠らないように、しっかりと良い判断をして、フィニッシュで自分が行けるところは行って、そろそろ点が獲りたいっすね!(ニコリ)」

――確かに、今このように試合に出られているタイミングでゴールを。次はホーム通算500試合という節目でもありますから

「はい、そうですね。そうやってこのクラブが積み重ねてきたものを今また、出す時だと思うので、しっかりと出るからにはその責任を果たしたいと思います」

高木選手のインタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

では

8月3日 「きょうはほんまに疲れました」

どうもです

立っているだけで、じわじわと汗

黒いものを身に付けているだけで、そこは途轍もない熱を帯びる

大原はまさに、炎天下

湘南戦3日前の練習は、午前9時から始まりました20160803_100449-1メインのメニューとして行われたのは、4分の3コート”ペナペナ”での11対11

監督からは主に、お互いの関係性を意識させる指導が入ります

「次の選手がダイレでさばける持ち出し、パスを!」

「あらゆる状況で選択肢を持つように!」

夏場の厳しい暑さの中での闘い

組織として連動しなければ、スタミナは消費するばかりで、効果的な攻撃は生まれません

それを具現化すべく、ビブスの色分けは前線3人のみならず、両サイドも別色を着用することで、中と外の使い分けが意識付けされていました

味方を思いやったパス、走り、声、そしてチャレンジでコンビネーションを高める選手達20160803_103757-1給水タイムもまめに入りました

4本目の開始前、監督は改めて声を張り上げます

「出来なかったら自分に問いかけろ!《何でイメージしてなかったのか!?》と。練習だから厳しいシチュエーションに取り組んでいる」

再開早々、ビブス組は柏木選手を起点にスイスイとボールをつなぎ、武藤選手がワンタッチゴール

”次の展開”を共有した見事な流れでした

その後、ピンチを迎えるも、那須選手が魂のゴールライン際クリア

酷暑であれども、集中を切らさず20160803_102602-1午前10時38分、ユース所属の渡辺陽選手が右足での爽快なミドルシュートを西川選手の守るゴールマウスに突き刺し、ラストゴール

各選手が精力的に動き回り、暑さ、熱さ、抜け目なさの感じられる見応え有りなトレーニングでした20160803_102402-1◇◆◇駒井選手◇◆◇

――時間が変わっても暑い感じですけれど、今、早くなってどうですか? 生活のリズムとか…

「いや、まぁそんなに変わらないと思いますけど、はい(汗)」

――京都の時、真夏はどんな時間に練習していましたか?

「9時です。9時半とか、9時か、一緒くらいでしたけどね、多分…元々京都は多分、9時半やったんで、そんなにずらしたとうアレはないと思いますけど、何時やったか忘れましたね!(笑)多分9時…半、9時…どちらかです」

――さらに気温が上がってきた今の時間、まだゲームをしていたらと思うとゾッとするくらいかとも

「いや~やっぱり、なかなかね、去年みたいに公式戦ずっと出ているわけではないですし、体の筋力というか…ちょっと、まだまだ自分的にはこういう粘りというか、そういうのをちょっと維持しないとなという風に思いましたけど」

――それはもう、しばらく味わっていないというか、体作りというところで…

「そうですね。やっぱり、出ていないってなかなか結構難しいですし、やっぱり試合の中で筋力がこう維持できるというか、試合の中でアップできるというか、練習ではなかなか…うん、やっぱり練習より試合の方が筋力というのはつくと思いますし、それがね、維持できないとパフォーマンスは出せないと思うので、しっかり練習前とか練習後に走ったりしたいなという風にきょう、思いました」

――練習も全力ではあるでしょうけど、試合が100だとしたら練習がどうしても80くらいになってしまいますかね、体の消費量というのは?

「でも、今は暑さもあるし、結構100に近いですけどね(苦笑)しかも、コートが大きくない分切り替えも早いですし、攻守の切り替えも早いので、広い方が距離は長いけれど、うまくコントロールしながら出来たりするので、きょうはほんまに疲れました(汗)」

――ボール回ってくる回数もフルコートなら少なくなるでしょうし…

「それはもちろん、そうです」

――怪我から復帰して最初の2試合に出て、その後出られていない今…という中で考えたこととか、意識している部分とかはいかがですか?

「やっぱり、もっともっと精度を上げないといけないですし、まあきょうみたいにサイドに入った時にもっと質とか、2本くらい絶対にクロスを成功させないといけない場面があったので、そこを成功できなかったし、そういうところはやっぱり、成功させてアピールしていかないと難しいなと思うので、明日も集中して臨みたいなと思います」

――受け方が良すぎた分、ニアをかなりえぐって、その後ちょっと余裕ができてしまった感じで…

「なんかやっぱり力んでしまいますよね。その力みが、力まなくてもしっかり、フォームさえ崩さへんかったら、強くて速いボールがいくので、それがグッと力入ってしまったら、やっぱりあっちゃこっちゃボールが行ってしまうので、そういうところしっかりもう1回、自分の中で整理してやっていきたいなと思いますけど」

――この間、甲府戦で宇賀神選手が左サイドから非常に良い攻撃の起点となって…、そういうのも見て自分も刺激を受けたり、《こういう感じもいいイメージだな》と思えたのでは?

「本当にすごく、きょうもタカ(関根選手)と1対1の場面もありましたし、その中で良い質のボールを上げたりとか、ドリブルのタイミングとか、キレとかスピードとか、そういうのは近くで見られるというか体感できるので、ライバルですけどそういうお手本も近くにいるので、そういうのを切磋琢磨しながらやっぱりチームの底上げをしていかないといけないと思うし、僕がしっかりもっとレベルを上げないとダメだと思うので、負けないようにしたいなと思います」

――きつい時って、駒井選手のようなドリブラーがボールを預けた時に1人でも2人でもかわしてくれると、士気も上がるし助かるし、楽になるという役割を果たせる選手ではないかと思いますけど

「そう言ってくれたら嬉しいですけど、僕も疲れていますもん!ハハハッ(笑)そうやって1人、2人剥がせられるのが僕の特徴だし、そういうのはやっぱりチームの助けになれるようにしていきたいなと思います」

――髪のメッシュも一旦、黒に戻して…

「そうですね。1回直して、また明るくしてプレーに勢いつけようかなと…ハハハッ」

――では、点を獲ったらその辺は…

「そうですね。考えます」

――期待しています。ありがとうございます。

「ありがとうございます!」

駒井選手のインタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

では

8月2日 「本当に練習は嘘をつかない」

どうもです

「間違えて遅刻しそうになった」

そんな冗談がチラホラと聞こえてきた大原

サマータイム導入とも言えましょうか、今週から通常の練習開始時間が1時間早まりました

20160802_095736-1

メニューとしては、オフ明け恒例のフィジカル系メニューが中心

20160802_101332-120160802_101334-120160802_101335-1

練習が終わり、一通り取材もした頃に晴れ間が差し込んできたのは、偶然でしょうか

早まることも、悪くないです

20160802_101418-1

◇◆◇宇賀神選手◇◆◇

――きょうから練習が午前9時スタートになりましたが、リズム的なものなど、いかがですか?

「いやぁ、朝、苦手なので早いです(笑)でも終わるのも早いですし、終わった後は気持ち良いです。頑張っています」

――今朝は起きるのも…

「辛かったです(苦笑)でも、夏場のコンディションという意味でも、早く寝られる、早く起きなければいけないので早く寝られるという意味でも、この夏はコンディションが一番大切だと思うので、そういうところをチームもそういうところを考えての練習時間だと思うので、自分もこの夏しっかり、乗り切るだけではなくて、しっかり結果を残しながら乗り切りたいと思うので、しっかり準備したいなと思います」

――やっぱり、毎年、サマータイムで効果というか、違いますか?1時間早いと

「どうなんですかね?でも、10時から練習で11時、12時とどんどん暑くなっていくので、実際体感的にはそんなに変わらないですけど、天気良い時には、ただ、そういうサッカー以外の時間も意識する良いきっかけになるというか、こんな時間が早くなるというのは、そういう意味でも良いのかなと思います」

――さきほど話した“結果”というところで、甲府戦ではイメージ通りのプレーが得点につながったと思いますけど、いかがでしょうか?

「甲府戦の週が始まってから、ずっと甲府戦というのはいつも以上にワイドな選手がキーポイントになるということを練習だったり、ミーティングを珍しく週に2回やって、その中でワイドが勝負を分ける、勝敗を分けると監督からずっと言われていたので、そこの部分は自分個人も強く意識していましたし、累積で出られなかった鹿島戦をテレビで観ていて、鹿島相手にあの勝ち方をして、自分のポジションで出た選手もしっかりとアピールしていたというところを考えて、自分ももう一度やらなければいけないなという気持ちの中、ああいう形で得点に絡むことができて非常に良かったなと思いますし、チームとしても2得点ともサイドから崩しでゴールが生まれたというのは非常に良いことだなと。次の対戦相手はそこを、ゴールの部分を見て研究すると思うので、そうすることによって、より中が空いて来ると思うので、そういう意味でも非常に良いきっかけになる、チームとしても個人としても良いきっかけになるゴールだったかなと思います」

――今、研究と言いましたけど、先週の練習を見ても、ダイレクトで強めに蹴ってみたり、本当に色々なパターンを試していたと思うので、まだまだ引き出しはあるのではないかと…

「そうですね!甲府の監督は試合前に『浦和の攻撃はパターン化されていて、それがわかっていれば守れる』みたいなことを言っていたそうですが、結果的にそういうのではない形でゴールも生まれましたし、自分達はまだまだ未知数な部分がたくさんあるかなと思います」

――あと、そういう意味で、武藤選手をアシストできたというのも…

「そこもまだ未知数だと思いますけど、なかなか…。同じサイドでやるので、僕のクロスを武藤が入れるっていうのはなかなかない形だとは思いますけど、単純にあの週は、シュート練習をしている中で武藤が中に入ってくれて『こんな形はないけどやっておこう』っていうのが、うまく…。自分達も当日、僕もロッカールームで、武藤が右でと知ったので、たまたまですけど、そういうのが、たまたまうまくいったとか…。ただ、そういう練習をしなければ、そういう形も生まれなかったかと思いますし、本当に練習は嘘をつかないなというようなゴールだったと思います」

――そういう意味でも、次が楽しみですけど、対戦相手という意味でも宇賀神選手とつながりのある選手が多いですから

「そうですね。次の湘南というのは浦和でやっていた選手が多くいるチームですし、サッカーという部分でも相手もやっぱり守備的にではなく、攻撃的にというチーム同士が当たる試合だと思うので、すごくやりがいのある相手かなと。相手もなかなか結果が出ていないですけど、それでも自分達のサッカーを貫くのが試合の中でも見えますし、それを自分達がしっかりとホームで、自分達の力でねじ伏せたいなと思います」

――坪井選手、山田直輝選手、岡本選手、などなど…特に意識している中で楽しみな部分というか…

「まぁ、みんな楽しみですけど、個人的にはツボさんとやるのが凄く楽しみかなと。ツボさんが浦和にいる時も練習の中からお互いに駆け引きしながら練習するのが凄く楽しかったですし、練習終わった後に『今日は俺が凄かった』とか、お互いに『あの駆け引きは俺が勝った』とか、そういうのを楽しみながらやっていたので、それをまたああいう舞台でできれば一番楽しいなと思いますし、そこの駆け引きの部分はツボさんの方が百戦錬磨で、一歩も二歩も上を行くと思いますけど、そこで上回ったりとかすることによって、自分の成長も確認できると思いますし、チームの勝利にもそこがキーポイントになると思うので、ツボさんとの対戦は非常に楽しみにしています」

――駆け引きというところで、練習でも色々と周り活かしたプレーが見えます。この間の甲府戦の2点目の高木選手もそうですけど、あともう一つ、カットイン、ウガゾーンも久々に炸裂するかなと…

「そうですね。周りを使う余裕プラス自分の個の部分出していかないといけないと思うので、そういう、周りを使うことプラスシュートを打ったりとか、ゴールに絡むプレーをより意識していかなければいけないと思いますし、自分個人としてリーグ戦初アシストなので、ここまでなかったというのは情けないことですし、ゴールもまだ1つしかないので、もっともっと後半戦、グッとギアを上げていけるようにしたいなと思います」

――次、ホームで多くの方の前でプレーするのもそうですが、日々の練習で練習生が参加していて、彼らにとって最も身近なお手本が宇賀神さんになってくると思います

「ユースの選手は今回2人来て、少し長い時間練習参加するということなので、そういう練習の中からプロの厳しさだったりとか、もちろん言葉で伝えてあげるのも大事だと思いますけど、肌で感じ取ってくれるということが一番重要だと思うので、3年生は一人ですけど、プロ行くにしても行かないにしても、確実にこの1ヶ月というのは財産になると思うので、そこを何か感じ取ってもらえるようなプレーというのを意識したいなと思います」

――次も期待しています。

「頑張ります!」

きょうは生放中の更新とさせていただきましたが、宇賀神選手のインタビューは、このあと23時からの「You’re The REDS」再放送でお聴きいただくことが出来ます

では