どうもです
雲ひとつない青空、爽やかな空気、大原はきょうもまた気持ちの良い秋晴れでした
Fマリノス戦4日前の練習は、午前10時からスタート
午前10時50分頃からは11対11でのハーフコートゲームへ
「奪ったら縦!」(監督)
レギュラー、控えを問わず、意欲的な声が絶えない活気あるムードでした
ただし、雰囲気のみならずプレーのクオリティーにもこだわるべきが、日々のトレーニングです
午前11時10分過ぎ、給水を挟んだ際に監督は選手へ、こう投げかけます
「疲れてきて集中力も欠けてくる。だからこそ周りを見よう!課題を考えながらこなさないといけない。集中だよ!局面で、自分が置かれている状況を見て判断するように。”課題”を守りながらだよ」
いつものことではありますが、時間毎にタッチ数制限やパスを出した選手へのリターン禁止などのルールが設けられています
それを守ることが、1つの”課題”
特に、リターン禁止のルールは、広い視野を保つための有効的な手段です
ただ単にゲームに打ち込むのでなく、だれず、より効果的な練習にすべく、監督はきちっと工夫をしているのが伝わります
そして、ポジティブなムードは一歩間違えれば馴れ合いになりかねません
それについては、心配ご無用!
精神的支柱・平川選手がいます
淡泊なプレーを見せたチームメイトに対して繰り返し、
「一発でやめるな!」
と声を張り上げ、しっかりとした緊張感を作り出していました(※鹿島戦の李選手が詰めたゴールが良いお手本)
午前11時25分、ラストゴールはレギュラー組が決めます
シャドーの梅崎選手が絶妙な縦パスをディフェンスラインの裏へ送り出すと、それを受けた李選手がキーパーとの1対1へ
相手をよく見て、打つと見せかけ、ボールを背後へ
そこに駆け込んだのは、3列目から阿部選手
右足で冷静に蹴りこみます
3人目の動きを含め、チームとしての連動性あってこそのゴールシーンでした
練習後、平川選手は1人黙々とジョギングで汗を流し、調整
頼りになる”兄貴”が静かに闘志を燃やしています
――先週の鹿島戦をピッチの外から観て感じたことは?
「まあ、優勝争いをしていく中で非常に大事な一戦で立ち上がりからうちも鹿島も共に良い試合をしていたし、観ている方としても楽しいゲームだった。『出られなかったから悔しい』というよりはやっぱり、フレッシュな良い選手もいるし、鹿島戦に出たメンバーというのは非常に良い試合をしていたし、0−1から追いつくという非常に難しいゲームを引き分けに持ち込んで。まあ、鹿島はこれで優勝争いから一歩退き、うちらは厳しい戦いが残り4つありるけど、戦っていくなかで大事なのは選手全員がしっかり準備して、出た選手がきっちり責任を持ってプレーするというなかで、鹿島戦はしっかり出ていたメンバーが頑張っていてくれた。次の試合は自分もコンディション良く、きっちりと出番を待って、出場するようであればキッチリとしたプレーがしたい」
――出ている、出ていないに関わらず、どの選手も気持ちを切らさず意識高く励めてるということですか?
「非常に良い。今年1年通して、非常に良い争いがあるし、そのなかでコンディションが良い選手が出て結果を残してきたので、ここから残り4つも全員がそういう風にいい準備をして、いつ出てもチームとしていいプレーができるように準備をしないといけない」
――興梠選手の分もみんなで埋める意識で?
「そうですね、みんなそういう声をあげているし、慎三の存在というのはチームにとって大きいと思うけど、それを埋めるだけの選手はいるし、それをね、ずーっと待っていた選手もいたと思うので、そういうチャンスを生かして、チームに貢献して、慎三の分もきっちりと恥ずかしくない良い試合をしないといけない」
――肩に力が入りすぎるような選手がいるかもしれませんが、そんな時に平川選手が落ち着かせてくれるのではと、頼りにしています
「うんまあ、みんなで声をかけながらやっていかないといけないし、気持ちを高めすぎて空回りすることなく、逆に力を出せないようじゃしょうがないので、楽しむところ、闘うところのメリハリをつけて、練習から意識してやっていけたら良い」
――きょうの練習でも平川選手が、「一発でやめるな!」と声を出していたところなど、言うべきところをしっかり言っていたのが印象的です
「そうですね。少し緩みも出がちな中で、やはり練習から危機感を持ってやることが大事だと思うので、声をかけながらやっていければいいと思う」
――リーグ優勝時のことを引き合いに出して恐縮ですが、当時の経験を経験したことで、今活かしたいことは?
「今まで通りやることが重要になってくるし、ただね、こういう時は今まで通りできなくなったり、力が入ったり、いろんなプレッシャーがかかってくるなかでシーズン当初からやってきた結果が今の位置になるので、それを変えずに終了までやれるということが優勝のカギになると思いう。ただ、色んなプレッシャーがあるのでそういう部分で、いろんな話をしながら、オンとオフを切り替えながら、うまくやっていけたらいいなと思う」
――1番のどん底であった2011年を考えると、「今まで通り」と胸を張って言えるようになったことにチームとしての成長を感じます
「そうですね。ミシャが来てから、走ること、戦うこと、それが当たり前にできるようになったし、ただそれができなければサッカーは勝てないというのは2011年を含めて、非常に身に沁みたから、まずはそういう部分をやること、それを最後までやりきることをみんなで声を掛けながら実践したい」
06年のリーグ優勝から8年
その間にはJ2落ちの危機も味わいました
黄金期、混乱期を支えた背番号14は、今なお輝き続けています
その存在もあってこそ、チームは再び上向いているのです
――1戦1戦の積み重ね。まずは次のFマリノス戦に向けた意気込みをお願いします
「残り4つすべて大事になるけど、まずはね、Fマリノス戦、すべての力を出して、90分間闘いたいと思う。ぜひ応援よろしくお願いします」
もちろんです!
平川選手のインタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします
では