10月11日 VS VONDS市原

どうもです

レッズにとっては、公式戦のない週末

きょう、大原ではVONDS市原との練習試合が90分×2本で行われました

1試合目は、おとといの攻撃パターン練習で見せた形通りの連携が随所に見られ、終わってみれば12対0

超ゴールラッシュの12点目は、関口選手が決めました

ペナ外左、約25メートルの位置から右足インフロントでの強烈且つ巻き込むようなコントロールシュートをゴール右隅へ

豪快にネットを揺らします

”芸術の秋”にピッタリなビューティフルゴールでした

得点と共に、ピッチにはタイムアップのホイッスルが鳴り響きます

「ブザービーター!」

と声を上げるキャプテン・阿部選手を筆頭に会場は大いに沸きます

関口選手のもとへ駆け寄り、坪井選手、那須選手と共に”ゆりかごパフォーマンス”を披露

パパになった関口選手本人は照れてしまったのか、輪の中で何もしませんでしたが、とても良い笑顔を見せていました

おめでとうございます!!

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2試合目は一転、開始早々に李選手がPKを止められたのが影響してか、リズムに乗れず、先制を許すことに

それでも次第に主導権をつかみ、4対2

貫禄勝ちとまではいきませんでしたが、マルシオ リシャルデス選手が軽快な動き&精度の高いフィニッシュワークで復調をアピールするなど、収穫は少なくなかった印象です

多少のシャッフルがあったきょうのメンバー編成

レギュラー組が多く入った2試合目に出場した、永田選手のお話です

「2点取られたけど、良い攻撃を見せていたし、あとは点が入るだけだった。いつもやっていない選手たちとの試合だったのでコンビネーションはもう少しだったけど、切り替えのところを意識しようと思っていた。前半はあまり満足した感じでプレスがかからなくて、一番後ろなのでしっかり声を出して言わないといけないと思った」

――右サイドがやや怪しいことになっていたましたが?

「モリ(森脇選手)は足が痛かったし、失点した時の1対1のところは僕のせいだし、しっかり対応しないといけない」

――フィードの感触は?

「良かったのは1本ぐらい。点につながったのは良かったけど、もう少し蹴れるタイミングもあったと思うし、精度や判断をもっと良くしていかないといけないと思った。慎三もボランチのところとかに下がってパス回しに参加していたので、流動的に動いていたというところは良かったと思う」

――後半からユースの齋藤選手が入りましたが?

「あそこ(右CB)は『1回もやったことない』と言っていたし、手探りでやっていたと思うので、もう少し僕もカバーして上げられたらよかった」

――可能性を感じた?

「若いんで、大丈夫!(笑)フフ」

――マルシオ選手のコーナーキックから、永田選手の得点を期待してました

「セットプレーは入らなかった。もう少し練習しないと入らない・・・」

――ピッチ脇で山田暢久さんも観ていましたが?

「最後に気づいた(笑)大きな×マークを出されて、『ダメだ』と言われた(笑)もっと早く気づいていたらもっとやる気を出していたかもしれない(笑)フフフッ」

――アウェイの仙台戦は勝てていませんが?

「去年もあそこからチームの状態が悪くなってしまったし、次は非常に大事な試合だと思う。3連戦だし、そこで3つ取ればだいぶ(優勝に)近づくと思うので、チーム全員でしっかり準備したい」

――関口選手に第一子が誕生しましたが?

「出産祝いをあげる(キリッ)」

――大人ですね

「そうっすよ!!フフッ(笑)」

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VONDS市原には、懐かしい面々も

西村監督、山根選手、坂本選手

試合後は、西村監督と坂本選手にお話を聞かせていただきました

◆西村監督兼GM

「まだまだ下のカテゴリーなのでJリーグの時とはいろんな意味で環境が違うけど、引退してすぐそういうチャンスが回ってきたので勝負したいという思いで来た。自分も2001年から2004年までのレッズ時代はいろんな意味で良い思い出だし、良いつながりでいたいなと思っている中で(スクールのコーチとして)1年呼んでもらって、また離れたけどこういった形で顔を合わせられるのは非常に幸せだなと思う」

――スクールでは落合さんと?

「今日も顔を出してもらったけど、あの普及の1年は今の監督業に生きているし、貴重な時間を過ごさせてもらった」

――対戦してみて、レッズのサッカーに対する印象は?

「まずありがたいことにこの時期に、しかもJ1のチームのレギュラーの選手とやれる機会はまずないことなので、今日の2試合目を戦った選手たちは良い経験になったと思う。良い経験にするだけじゃなくて、その中で自分たちが何ができて何ができなかったか、自分たちの立ち位置を知るという意味では非常に良かった。チームとしても11月のJFL昇格に向けた地域決勝大会に向けて今日の試合は大いに自信になる試合だったと思う」

――レッズのように後ろからつないでくるのは嫌?

「ただ、自分たちもそういうサッカーを目指しているし、上に上がっていけばそういうサッカーも多くなってくる。自分としては蹴るサッカー、相手の良さを消すようなサッカーの方がやりづらい印象がある。ただ、浦和のクオリティは日本でもトップなので、自分たちがやっているやり方がどれだけ通用して何がダメなのかを知る良い機会になった」

――GMも兼任してますが?

「クラブの規模が小さいので、いろんな意味で兼任しながらやっている。引退した時に現場かフロントか実は非常に迷った。レッズの時にハートフルという現場から初めさせてもらったけど、経営方面、フロントにも興味があった。今は両方やらせてもらっているけど、業務は多岐に渡るので大変だなとは思っている」

――経営ではアメリカの経験も活きますか?

「アメリカはいろんな考え方の人たちがいて、いろんなスポーツがあって、といろんなところを見させてもらったけど、今はJリーグの理念に沿った中での地域総合型クラブ、百年構想クラブと目指してやっている」

――改めて感じる浦和レッズの良さは、どんなところにありますか?

「クラブとして非常に完成度が高いと思うし、各セクションも整理されているし、そして何よりサポーターがいて、今では魅力あるサッカーをしているところが良さなのかなと。自分も選手をやっている時はなかなか気づけなかったけど、その時の時間は特別。一緒にやっていた(鈴木選手)啓太やツボ(坪井選手)やヒラ(平川選手)もそうだし、大宮で一緒にやっていた青木もいるけど、気づいている選手は気づいていると思うけど、今、自分たちができる最大限できる可能性にチャレンジしてほしい。彼らの影響力は日本サッカーにおいて計り知れないし、貴重な時間を味わいながら過ごしてほしいと思う」

――見た目はまだ選手としてプレーできそうです(笑)

「体格はまだ大丈夫だけど、ダメですね(笑)。ボールを蹴るとすぐ息が上がっちゃうし、今はやるものではなくて、伝える側になっているので、しっかりそっちの役割を全うしたい」

――そういう意味では山田暢久さんより先輩になります

「いや(笑)ヤマさんは本当に偉大なレジェンドなので、レッズの中で選手経験をチームに還元してもらいたい」

――レッズのサポーターも今後の活躍を楽しみにしていると思いますが?

「こういうこともサッカー文化のひとつだと思うし、昔やっていた選手がクラブで運営に携わったり監督をやったり、また対戦があったり、サッカー文化が熟成していけばそういう場面に出会うと思うので、そういう楽しみを僕らは作っていきたいと思う」

――来年は天皇杯で?

「同じカテゴリーで優勝した浦安に先を越されて、8対2だったけど内容も立派な試合をしていた。あの試合では浦安の良さも出ていたし、今後は自分たちが真剣勝負の舞台で自分たちの良さを出して良い試合をしたいと思う」

◆坂本選手 ※2試合目に出場

「大原でプレーするのは2008年以来。懐かしいのと、少し緊張感もあった。浦和に在籍している時は何もできないことが多くて、浦和を離れてから岡山とかでトレーニングを積んでこういう機会があって来られたので、気負わずにやってきたことを出せたらという気持ちで来た。やっぱりここでは相手の方が実力も上なので、チームとしていつもトレーニングでやっていることを出しながら自分の役割をしっかり表現できたらと思っていた。できたところもできなかったところもあったので、またこれから練習していきたい」

――1試合目、あまりにも点が入ったので大丈夫かと思いました

「アップしていても結構点が入ったりしていたけど、緊張感がある試合にしたかった。先制することはできたけど結果として負けてしまったので悔しさはある」

――久しぶりに大原に来て、環境などで感じることは?

「サッカー選手としてサッカーができることがまず幸せだなと浦和の選手を見てすごく思った。僕らは仕事をしながらサッカーをやっている選手がたくさんいるけど、そういう環境でもしっかりトレーニングを詰めばできるという部分もあると思っていた。サッカー選手としてサッカーだけに集中できる環境はここに来て改めて幸せなことだなと感じた。だいたい、みんな8時から17時まで仕事をして、19時から21時まで2時間しかグラウンドが使えない中で毎日とレーニングしている。僕らはチームでできることは2時間しかないので、サッカーに集中できる時間があるのは幸せだなと思った。自分もまたこういう環境でやりたいと思う気持ちはある」

――差し支えなければ、どんなお仕事を?

「普段は病院の総務課に所属していて、電話の対応や施設の備品とか、なんでも屋じゃないけど依頼されたことを作業しに行くという感じ。サッカーはサッカーだけど、仕事もしないと生活していけないので、仕事は仕事でまた一生懸命やっている。スパイクとかもプロ選手は支給されると思うけど、僕らは自分で勝ったりするという状況なので、道具の大切さとか、細かいところでサッカー選手としてやっていけるのは誰しもができることじゃないから、貴重な時間だと思う」

――当時のチームメイトとお話しできましたか?

「2試合目だとノブくん(加藤)ぐらいかな。1本目ではツボさんとクラブハウスで会った。『元気?』という挨拶程度だったけど。ツボさんもヒラさんもまだこうしてレッズで続けているのは凄いと思う。ノブくんとは紅白戦に出られない時とかも一緒に練習していたので懐かしい」

――これからの目標をお願いします

「このチームもどんどん上を目指して戦っているので、J1に昇格したい」

――来年、天皇杯で会いましょうか!?

「後々知ったけど、天皇杯も勝ち上がっていたら浦和と当たる可能性があったので、公式戦でやりたかった」

――レッズのサポーターへ

「今日も声を掛けていただけたりしてすごく嬉しかったし、自分が頑張っている姿をちょっとでも見ていただけるように、まずはJFLに昇格してJリーグに行けるように頑張っていきたいので、応援よろしくおねがいします」

永田選手、VONDS市原・西村監督兼GM、坂本選手のインタビューは、来週の「You’re The REDS」でお届けします

お楽しみに

では

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