カテゴリー別アーカイブ: トレーニング風景

9月8日 「もう一度、ちゃんと戦力として見てもらえるように」

どうもです

ナビスコ敗退から一夜明けたきょう、曇り空の大原で、練習は午前10時から始まりました

スタメン組はリカバリー

それ以外のメンバーは、6対6のハーフコートゲームで汗を流し、練習は午前11時10分頃に終わりました
※あすの練習予定は変更され、お休みです

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精一杯の闘いも、結果は伴わず

悔しさを拭えない表情を見せる選手もいました

スタメン組については、監督が1人1人に声をかけ、肩や頭をポンと叩くなどのコミュニケーションが図られ、精神面へのケアがなされていた印象です

ゲーム形式に参加した選手達は残りのリーグ戦へ、まずはショックをかき消すべく、積極的に声を掛け合っていたように感じられました

中でも、濱田選手の声がよく聞こえてきます

「後ろ後ろ後ろ!前前!直輝、右!」

「ターン!大丈夫大丈夫!」

「バランス!切り替え!良いよ行こう行こう!」

「フリーフリー、直輝!」

「サンキュー!」

「トヨトヨ!アオキー!」

ラストゴールの前も同じく、濱田選手が声を張り上げます

左サイドを駆け上がり、

「直輝直輝直輝!」

山田選手のパスを受けた濱田選手が中央へ折り返し、最後は阪野選手が決めました

意識の高さがうかがえます

「個人的には夏にけっこう動けなくてしんどかった。やっと涼しくなって身体がかなり動くようになって、思い通りにプレーできて楽しめている」

と充実した表情

――良い状態である分、きのうの試合でも「出たい」という思いが強かったかと思いますが、ベンチから見ていてどうでしたか?

「やっぱ得点チャンスがあれだけ沢山あったので、ああいう試合に勝てないのはかなり悔しいけど、自分が出るとしたら勝ってる場合だと思っていたので、きのうの展開だと出番は『きびしいかな』という感じだった。けど、ベンチを含めてチーム一丸となって闘っただけに残念だった」

――試合が終わった瞬間、”闘いきった”雰囲気がピッチに充満していましたが?

「そうですね。サポーターの皆さんが良い雰囲気を作ってくれたのもあるし、みんな『もう1点取って勝つんだ!』という気持ちが凄い見られた。プロの世界なので勝たなければダメだけど、でも久しぶりにあれだけ・・・広島とかなり面白い試合をしたのではないかと。その中でチャンスがいっぱいあったので、決めて勝てれば良かったなと思う」

――「引きずらず」という意志か、きょうの練習では濱田選手の声がいつも以上に聞こえてきました

「はい。まあ身体が動いているのもあるし、夏は自分のことで精一杯で、持ち味の声がちょっといつもより出せていなかったなと感じてた。けど、涼しくなって自分だけのことじゃなくて周りもかなり見えるし動かせるようになった。なので特徴である“声”が出せてるなときょうは感じたし、続けていかないといけない」

――ラストゴールの場面では、ここぞのタイミングで素晴らしい走りを見せるなど、踏ん張れているように見えますが?

「そうですね!そこは日頃から心がけていればゲームにつながると思うし、相手が疲れているところ、みんなが疲れている中でスプリントを1本できれば、相手はしんどいと思う。逆にディフェンスの立場とすると、疲れている展開で相手にフレッシュな選手が入ってくると厳しいのでそういうのを『逆にやってやろうかな』という気持ちだった。素直に大事にしたい」

――先ほどからよく話している、「動けなかった夏」についてもう少し詳しく聞かせていただけますか?

「けっこうしんどかった(苦笑)」

――例年とどう違ったのでしょうか?

「う~ん、やっぱり1つひとつの反応が遅くなっちゃうのと頭が『ボヤ~っ』としてしまうというか、気をつけてはいるけど、どうしてもやっぱり涼しいときに比べれと、鈍くなっちゃう。そうすると、僕のようにプレーの流れを読むような”準備の段階”で戦わなきゃいけないタイプの選手にとっては、そういうところが少しでも落ちるとやっぱりパフォーマンスが低下するんだなというのは感じた」

――特別な対策をして、裏目に出たとかではなく?

「そうですね、毎年夏はちょっと良くないけど、『今年こそは克服してやろう』という気持ちでいたけど・・・。対策としては出来ることはやってるけど、なかなかパフォーマンスが上がらなくて苦しい時期だった(苦笑)」

――それも今後への糧となるでしょう

「そうですね、そうしないといけないと思う」

――今シーズン、残された公式戦が12試合。ここからは出場停止の選手も出てくるでしょうし・・・

「そうですね、とりあえずはパフォーマンスを上げてもう一度、ちゃんと戦力として見てもらえるように、今はその最中でもっと良くなると自分では思ってる。みんなが一年間の疲れが出てしんどい時に、力になれるように、最高の準備をしたい。ナビスコも天皇杯も終わったのでリーグしかない。そのリーグに賭けていきたい」

――練習後の光景(岩舘選手、山田直輝選手、関根選手とじゃれ合いつつ、練習が終わっても40分近くグラウンドから離れませんでした)を見ても、もう少しユース組が試合に絡んでくれれば嬉しいです

「ハハハ(笑)そうですね。まあユース組がどんどん試合に出て結果を残せれば一番良いと思うので、頑張る」

心技体

2012年、ミハイロ体制1年目の開幕戦でスタメンを勝ち取った”あの時”よりも、背番号12は確実に成長を遂げているはずです

濱田選手のインタビュー詳細は、あすの「You’re The REDS」でお届けします

では

9月5日 「しっかり最初から勇気を持ってアグレッシブに闘っていきたい」

どうもです

広島との後半戦を2日後に控えたきょう、練習は午前9時からスタート

ウォームアップを終えると、監督は選手を集めます

「アイデア!」、「タイミング!」

身振り手振りで約8分間の指導を行ったあとは、11対11でのハーフコートゲームへ

それを受けてか、選手達は集中した様子で練習に取り組み、約15分と短い時間のゲームでは、連動した形から多くのゴールが生まれました

練習は午前10時に終了

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夏バテ知らず、森脇選手はきょうもまた、気持ちの入ったプレーを見せていました

――監督も相当気合いが入っているようですが?

「そうすねまあ前半はねえ、広島も良かったと思うけど、僕たちが非常に良くなかった。出来としては良くなかった。いつもミシャ監督が『球際で闘って、規律を持って、ハードワークしよう』と言うけど、それが全く出来ていなかった。チームの規律の部分で守れていなかったこそ、あのようにうまくいかない展開になったと思うので、やっぱり前半みたいに球際で負けて走っていなければ、難しいですよね?あれは広島とじゃなくても、レッズジュニアともし対戦してもこないだの前半の出来だと、やられているんじゃないかなと。非常に厳しいゲームになったんじゃないか、というふうには思ってる。相手がどこであれ、全ては自分達にかかってる。まあ大袈裟だけどマンチェスターユナイテッドと対戦するときでも自分達のサッカーを。それはすなわち、運動量多く走って、多くの選手がひとつのボールに絡んでいく。そういったことが出来れば非常に良い闘いは出来るという自信がある。けどそれが出来なかったのは非常に残念だった」

それまでは曇り空でしたが、森脇選手が丁寧に話し始めた途端、急に陽が射し込んできました

太陽も、森脇選手の話が聞きたくなったのでしょう

――球際について言ってましたが、高萩選手とぶつかり合っていたので、またビッグアーチで退場するのかとヒヤヒヤものでした

「やりあってましたねー!まあ洋次郎とはね、同級生でユースから一緒に長年やってきてる仲。(06年には愛媛でも共にプレー)なので、ユースの時からピッチ上ではね、ホントぉ、ケガする一歩手前ぐらいのバトルを練習中から繰り広げていた。まあそういう間柄で、ピッチを離れれば1人の友人としてこれまでも仲良くやってきてるけど、ピッチに入ったらそういうものは関係ないので、お互いバチバチやってた。非常に、えー良い!バトルが出来たんじゃないかと。それをお見せすることが出来たんじゃないか、というふうには思ってるので、まあひとつ、ホームでもね、洋次郎にはやらせないぞ!と。まあ自分のポジションの近いところにもいるので、そういう覚悟を持って臨みたいな、というふうには思ってる。ピッチに入ればお互い負けず嫌いなので、ボールを奪われたくないと。洋次郎がボールを持てばそのボールを僕自身は奪いたい。そういう強い気持ちで両者が闘ってるので、そういうところでの球際は非常に激しいものがあると思う」

続きが、森脇選手らしくて良いです

「けどまあ、フェアの中で激しいバトルを繰り広げていきたいなと。もし、相手が痛がったのであれば、謝りに行く。そういう姿勢も見せないといけないなと思ってる」

――勝てばOKな次の試合ですが?

「いやあ、もう多くを考える必要はないかなと。例え先制点を取られてもね、前に行くだけだというふうには思ってるし、ゼロ対ゼロの時間が続いても、先制点を取らなければいけないなと思ってる。どっちにしろ勝たなければいけないゲームなので、アグレッシブに行きたい。ただ、1対0、先制点を取ってその時間が長く続いて、終盤になれば、また状況は変わってくるのかもしれないけど、しっかり最初から勇気を持ってアグレッシブに闘っていきたい、というふうには思ってる」

――ブーイングが応援歌?という歴史上稀に見るフットボーラーな森脇選手だけあって、頼もしいです

「応援歌なんすかねえ!?応援歌かわかんないすけどね、まあ4万人を越えるサポーターが入ってくださったけど、場内インタビューの時には、【1対40000】という構図が出来たと思う(苦笑)けどまあ、僕自身非常にあの後は、悩んだ!はーい・・・『悩みました。かっこわらい※→(笑)』ぐらいですかね(笑)」

――先週、なぜブーイングされたかを一週間ぐらい考えたいと話してましたが?

「答えはねえ、なかなか出なかった(汗)やっぱりあの状況で答えを出すのは非常に難しいのかなと。僕は場内インタビューをされる機会があまりないので、やっぱり勝つことに貢献できれば、これほど幸せなことはない。一番はチームが勝つこと、それにしっかり自分自身が貢献したい」

“浦和のガッツマン”は、思いやりある大きな心の持ち主です

パワフルな声をラジオで聴いていただければ、きっと元気が出てくるでしょう

インタビューは今夜7時からの「You’re The REDS」でお届けします(※金曜日は7時台の再放送がありません)

では

9月4日 「スタジアムのド真ん中で雰囲気を味わいたい」

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どうもです

広島との前半戦から一夜明けたきょう、大原での練習は午後2時30分から始まりました

きのうの試合にスタメン出場した選手は、ジョギングやストレッチなどのリカバリー系メニューを消化

それ以外のメンバーは、ジョグとダッシュのインターバル走といった”素走り”を中心に約45分間、汗を流しました

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練習後もしばらくの間、濱田選手、阪野選手、山田選手、矢島選手といった若手選手達は、堀コーチと共に鳥かごを楽しんでいました

「やっぱりボールがあった方が頑張れる」

輪に加わっていた岩舘選手は、滴り落ちる汗を拭いながら、爽やかに笑います

鳥かごには珍しいことに、坪井選手、平川選手、鈴木選手、那須選手らのベテラン組も参加していました

「ベテラン組はうまいっすね。経験というか、判断が。翻弄された(苦笑)」

そんな背番号23はきのうの広島戦、レッズ移籍後初の遠征帯同を経験しました

「本チャンの試合の雰囲気はやっぱ、改めて良いなと感じた」

水戸時代は、年に「20試合ぐらいはベンチ入りしていた」とのこと

「緊張感があって、ベンチに入るというのは全然感覚が違いますよね?やっぱり緊張感を持って試合まで挑めるので、良い準備と自分に対する意識も高められるので。こういうのは続けていきたい」

どんなことを考えながら戦況を見守っていたのか

「ミシャ監督も言っていた通り、前半はやっぱり良い状態で自分達のサッカーが出来なかったので、それに関しては雰囲気的にも試合の流れも難しい展開だったので、自分としてはどういう状況かを考えながら見ていた」

特に考えたこととしては、

「前半はやっぱり、広島が前回の対戦と違って前からプレッシャーをかけてきた。なので、ああいった中で一旦、相手のラインを下げるのか、前に来ているのを逆に利用して崩していくのか、状況状況によると思うけど、その見極めというのを『今のは出来た、出来ない』と判断しながら見ていた」

キーパー目線での良い心がけです

また、日々大原で共に汗を流している加藤選手が、攻守において練習通りのクオリティーで存在感を示したのも、励みになったはず

「そうですね、やっぱり一緒にやっている先輩、仲間がああやって普段は出番が少ない中でも試合に出たときにきっちりとゼロに抑えて仕事をしてくれるというのは頼もしいし、そういう環境、先輩達の中でトレーニングが出来ているのは自分にとっても勉強になること」

“練習は嘘をつかない”とよくいわれますが、岩舘選手に出番が回ってきた時もきっと・・・

「そうですね(笑)そうならないといけないと思うので、しっかりと肝に銘じてトレーニングしていきたい」

ちなみに、試合前日に仲良しの関根選手は、「ホテルは1人部屋だけど、さすがに試合前は岩舘さんのところには行かないようにする」と気遣っていました

「そうなんすか!?(驚)そんなこと言ってたんすか!?(笑)たしかに来なかったっす(汗)それは俺に気を使ったのか、慎也がいてくれたからなのかわからないけど・・・。とりあえず1人でゆっくり過ごせた(笑)そんなこと言ってたんすね(苦笑)」

すぐ3日後に控えるは、大事なセカンドレグ

勝利を手にすればそのあとは、仲間と肩を組んでの、ピッチ上で味わう「We Are Diamonds」が待っています

「そうですね!やっぱり加わりたいですね、あれは。スタジアムのド真ん中で雰囲気を味わいたい」

と目を輝かせました

「自分が試合に出なかったとしても出来ることはあると思うのでそういうところを全力でサポートしていきたい」

歌詞を覚えていれば、よりいっそう素敵な時間になるはず

「そうっすね(笑)検索します!」

“我が家“埼スタで一丸となって、準決勝への切符をつかみましょう!

※レッズウェーブでは7日日曜日のサンフレッチェ広島戦を実況生中継します

なお、岩舘選手のインタビューは、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

では

9月2日 「自分達の強さを示しながら上がってきたので」

どうもです

カラッとした空気、抜けるような青空

「爽やか」という言葉がピタリと当てはまる好天に恵まれた大原で、広島戦前日練習は午前9時から始まりました

約1時間、11対11でのゲーム形式を中心としたメニューが行われ、終了

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「あしたのアウェイは、前後半の前半と捉えても良いのかと思う」

そう話すのは、チームのストロングポイントである左サイドを支える宇賀神選手

であれば相手は、なおさら慎重になり、このカードならではの我慢比べに近いミラーゲームが繰り広げられるでしょう

選手としては、広島が採るレッズ対策は慣れたものなのか、それとも苦手なのか

「これで良いのかな?というのもありつつ、もっと相手がボールを取りに来ないと難しいし、自分達もテンポアップできなくて難しい。だけど、そこを我慢するかの間で気持ちが揺れる。そこには慣れた」

大事なのは、膠着状態に対する会場の「?」という雰囲気に呑まれないこと

「そうそう、呑まれて崩れるんじゃなくて、自分達がやるべきことをしっかりやるようになった」

自信を持って、己のスタイルを貫く構えです

胸を張る要素は、他にもあります

「昨シーズンは決勝ラウンドからであっという間に決勝へ行った感じがある」

今年はといえば、

「グループリーグをしっかり闘って、その中で自分達の強さを示しながら上がってきた。正直、昨年は『おいしいな』と思えた部分もあるし、それを広島にはさせたくない。自分達が積み上げてきたものを発揮できればと思う」

力強く言い切りました

ちなみに、先週の番組を聴いてくださった方は気になっていたと思いますが、【ポラスグループが支援する第30回南越谷阿波踊り特別企画 浦和レッズ選手トークショー】で話していた、パフォーマンスについて

確かに、宣言通りにゴールは決めました

ところが、時にレッズレディースの選手も見せる、ゴール後にトップパートナーへの感謝を示す”P”のサインは、

「やってない(苦笑)」

そこには、宇賀神選手らしいこだわりが垣間見えます

「おいしいゴールすぎて・・・(苦笑)なんか映像で見たら、けっこう地味に難しいなというのがあった。けど、あの瞬間は誰もいないし、キーパーもいないというのもあって緊張して、『おいしいなぁ』という感覚しかなかった」

後に感じたように、ブロックに来た相手DFの頭上を越す、難度の高いシュートでした

「浮かしたのは、敵が見えていたから。戻ってきていたのは見えていた。右に梅ちゃんがいたのも見えていた。それは、1点目のアシストも一緒で、ミシャがいつも強調してる『シュートを打つときに選択肢を持っておけ!』というのが、2シーンとも頭にイメージ出来ていたので、練習の賜物かと思う」

練習で取り組んだ形通りに得点することの多い宇賀神選手

次は自身の納得いく形で、今度こそ快心のパフォーマンスを

「そうすね!やれるように頑張る(笑)」

ゴールを決めたのであれば、その直後の背番号3にも注目です

なお、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」では、

・試合前日監督会見

・INAC戦終了後、レッズレディースの監督及び選手のコメント

を中心にお届けします

では

8月28日 「滅多にないチャンスなので、頑張りたい(笑)」

どうもです

さいたまダービー2日前の練習は、午前9時からスタート

ウォームアップを終えた午前9時45分からは11対11でハーフコートゲームへ

「笛が鳴った瞬間からアグレッシブに行けるように」(監督)

その言葉通り、選手達はきびきびとした動きを披露

ボールタッチに関する様々な制限も相まってか、球離れの早いリズミカルな攻撃が多く見られました

午前10時22分、マルシオ リシャルデス選手の優しい落としを受けた関口選手が、右足での”ラストゴール”を決めて、練習は終了

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大事な一戦を前に、レッズの精神的支柱・平川選手の意気込みを紹介します

「他のリーグ戦での試合より激しくなることは間違いない。落としたくない、プライドを賭けた一戦になる。同じさいたま市にあるチームとしてリスペクトしつつも、きっちり勝利しなければいけないという部分で、非常に楽しみだし、勝利で終われるように全力で闘いたい」

――練習中、ピッチ上には選手達の意欲的なムードが漂っているように感じられますが?

「大宮に向けて、みんなやっぱりダービーというのは特別なものというのはわかっているし、良いトレーニングを積めていると思う。雰囲気も良いし、あとは試合に良いコンディションで持って行けるように、きちっと調整して全力出せるようにしたい」

――那須選手がきのう、「今が一番試されている時」と話していましたが、どう感じますか?

「そうですね、時期的にも夏は非常に難しい試合が多い中で、暑さも試合に強く関係してくる。この夏を首位で折り返すためにも大宮との8月最後の試合を勝利できれば、9月からの戦い方というのも少し優位に進められると思うので、そういった意味でも落としたくないゲーム」

――自身も良い状態を保てているように見えますが?

「まあ、メディカル、監督など色々と気を使ってくれて、その中で調整もさせてもらっている。きっちりね、良いコンディションを保ちたい」

――きのう、森脇選手も絶賛していましたが、“空間へのクロス”に対する手応えが増しているのでは?

「そうですね、やっぱりサイドの人間としてそこに合わせられるかどうかという部分でやっぱ1点2点と変わってくるし、外からの攻撃がやっぱりうまくいけば中の怖さも増してくると思う。そのね、掴みづらい攻撃という部分でも、クロスの精度にはこだわっていきたい」

――先日は素晴らしいゴールを決めてと、攻撃にさらなる彩りを加えていますが?

「まあ、このミシャのサッカーはどこからでも点が取れて、どの選手にも得点の可能性が秘められているという意味でもね、やっぱり、自分はなかなか点を取れていなかったし、少し“ゴールもある”という意識を相手に与えられれば外も活きてくると思う。またゴール狙いながらも自分の役割という部分ではね、外の仕事をきちっとやっていきたい」

――2試合連続得点となれば、初でしょうか?

「そうですね。滅多にないチャンスなので、頑張りたい(笑)」

”兄貴”平川選手のインタビューは、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

では

8月27日 「色んな意味で今が一番、試されている時だと思う」

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どうもです

きのうに続き、小雨でやや肌寒い大原

さいたまダービーを3日後に控えた練習は、午前9時から始まりました

ウォームアップを終えた午前9時40分からは、攻撃のパターン練習へ

まずは3人1組でのパス交換からシュート

その後は3対3+両サイドのクロッサーという形でした

3人目を活かしたコンビネーションプレー、サイドを経由したワイドな攻めなど、バリーエーションに富んだ攻撃に磨きをかけます

平川選手が右から高精度の空間クロスを送り出せば、

「グッボオーーーーー!!(Good Ball?)」

と森脇選手は絶叫

活気ある雰囲気でした

中でも一番は、監督

センターフォワード役として動き出しのお手本を見せ、声を張り上げます

「爆発的に方向を変えて裏に走り込め!」、「守備に穴が空くぐらいに」

ここぞのタイミングで相手を外し、抜け出すにはどうすべきか、わかりやすい例えでした

さらには、くさびのパスを受ける際のポジション取りについても説明、、、というか身体で示しました

阿部選手に後ろからレスリングのように思いっきり押されても、バランスを崩さず

熱血指導は続きます

午前10時47分からは、11対11+フリーマンでのハーフコートゲームを実施

「止まるな止まるな!周り見ろ周り見ろ!!」(監督)

選手達も声を絶やしません

「青木行こうよ!」(槙野選手)

ピッチ上には様々なポジティブな声が飛び交います

ラストゴールが宣告されてからも互いに譲らず、決まるまでは約5分間を要しました

午前11時03分、カウンターからマルシオ リシャルデス選手が右足でネットを揺らし、練習は終了

引き締まったムード、選手の集中力、良い感じです

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8月下旬、涼しくなってもこの男の熱さは変わりません

「今年はすごく暑いという感じではないので、助かってはいる」

居残りでのジョギングを終え、滴り落ちる汗を拭うのは、那須選手

左頬骨付近のあざが痛々しいです

「骨は折れてないっす、多分!(苦笑)」

「那須さんの鼻が折れた」と心配している選手もいましたが、

「多分、大丈夫!大丈夫っす!(笑)はい」

普段、どういったプレーをすることで鼻の付近を痛めてしまうのでしょうか・・・

「自分でもわからない(汗)それは聞きたいぐらい(苦笑)ひじとか、まあDFなのでしょうがない」

心配御無用!

気持ちで痛みも吹き飛ばす覚悟です

前回のダービーの時は、直前の甲府戦で顔を痛めていて、その後にレッズは勝ちました

ケガは辛いことですが、ダービー勝利の予兆かもしれません

「まあそうっすね!(苦笑)今は勝利をホント必要としているので、うん、ケガしてもじゃないけど、全部を投げ打つぐらいの気持ちでプレーしないといけないと思う」

そういう那須選手のこと、みんな大好きです

「はい。そうっすね(笑)ありがたい。気持ちというか、全部を出さないと良いプレーができないタイプの人間なので(笑)」

神奈川、東京、静岡、千葉

これまで、あらゆるチームで様々なダービーを体感しています

「そうっすね。やっぱダービーはどこのチームも思うところがあると思うし、特に周りも熱くなる。そこで勝てれば波に乗れると思うので、ホームだし絶対に勝たないといけない。いろいろ経験しているけど、ダービーというより目の前の1試合という気持ちの方が強い。とにかく勝たないといけないし、勝つために何をしなきゃいけないのかだけを考えてやりたいと思っている」

練習のムードからは、チームが良い方向にいけそうな空気を感じられました

「色んな意味で、今が一番、試されている時だと思うので、練習からしっかりやって良い結果を残せるようにと思っている。失点が増えているけど、ちょっとしたところだと思うので、ちょっとしたところを怠れば失点につながるし、練習の中でどれだけ意識できるかだと思うので、しっかりやっていきたい。今日の3対3はDFにとっても良い練習になった」

監督の「爆発的」という言葉、那須選手なら体現できそうです

「ハハッそうっすね(笑)できればいいっすけど(汗)はい(笑)」

試練を乗り越え、更なる高みへ

夏休み最後の試合を前に、燃える男は”大爆発”を誓います

「観に来てくれる人に楽しんでもらって、かつ勝利して喜びを分かち合えたら最高だと思うので、絶対に勝って8月を締めたい!」

神戸戦のロスタイムに見せた渾身のガッツポーズを今度は、勝利を呼び込むゴールの後で

那須選手のインタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

では

8月26日 「僕はオブジェ枠だったので」

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どうもです

曇り空の大原で、きょうの練習は午前9時からスタート

約1時間15分、オフ明け恒例のフィジカル系メニューを中心に調整しました

気温はご覧の通り

それでもやはり、蒸し暑さと小雨もあいまってか、選手達はビッショビショでした

「日焼け対策」のため、常に長袖の青木選手もご多分に漏れず

今週末に控える古巣との「さいたまダービー」へ、熱い思いを語ってもらおうと、マイクを向けさせていただきました!

――気持ちの高ぶりというか、いかがでしょうか?

「・・・・・いつもと変わらないっす(笑)」※報道陣も爆笑

――走り込みを続けていますが、コンディションはどうですか?

「毎日やっていることなので・・・特に変わらない(笑)はい」

――以前、「暑いのは好きじゃない」と話していましたが、そんな中でもしっかりと・・・

「ずっとやってきたことなので自分としては、普通っす(笑)はい」

――暑すぎて今日は「やめようかな!?」という日もあるはずですが、まるで“プロのかがみ”のようです

「まあ、仕事なんで(笑)はい」

――おととい行われた、【ポラスグループが支援する第30回南越谷阿波踊り特別企画 浦和レッズ選手トークショー】では、センターに座っていましたが?

「番号順なのでセンターにいた(笑)はい。今まではあまりない経験だった」

――はまりそうですか?

「ハマらなそうっす。逆!(笑)はい」

――宇賀神選手が空気を読んだ”トーク回し”で、李選手が歯に衣着せぬ感じでいて、真ん中の青木選手がうまく中和させてた印象です

「そうっすね!僕はオブジェ枠だったので。・・・置物です(笑)」

――トークショーの後に阿波踊りを観て、おいしい料理を作ってくれる方が見つかったら、などという話もしていましたが?

「そうっすね、ちょっと僕が見た感じではいなかったので、ちょっとまだ決めかねる(笑)」

――継続して募集中ということで?

「はい。南越谷で。パワースポット?そうっすね(笑)なかなか行く機会はないっすけど(笑)はい」

――トークショーのお客さんの反応からも、ダービーの盛り上がりを感じたと思いますが?

「それは前から感じていたし、(大宮時代も)レッズのサポーターが強力なのは知っていたし、色んなことをされたりもしていたので、それは言えなかったけど(笑)。今は味方なので心強い」

――大宮は、チーム状態が良くない時こそ、レッズ戦をきっかけに勢いを取り戻していた印象です

「大宮は去年はちょっと違ったけど、その前はダービーで勝って残留に勢いづくのが毎年あったと思う。まあそこは、でも僕は前からそんなに意識していなかったので、個人的にはそんなに、という感じ。他の選手もそんなにだけど、サポーターの方が意識は強くて、トークショーでも言ったけど、毎日ファン・サポーターと話せるから毎日毎日言われるので、“自然”とファン・サポーターの人たちを気持ちよくスタジアムから帰してあげたいという気持ちが強くなると思う。レッズも毎日ではないけどそういう気持ちは感じるので、相手がどこであれ、気持ちよく帰ってもらいたいと思っている」

――次節は夏休み最後の試合ですが?

「良いタイミングで夏休みの最後にダービーなので、子どもたちも来てくれると思うし、良い形で勝って気持ちよく帰ってもらえればと思う」

――今までの監督の采配からすると、次は出番が来そうな気がします

「まあでも、そういう雰囲気があっても出ない時もあった(笑)けど、しっかり準備してやっていきたい」

意識せずとも、大宮とのさいたまダービーの持つ意味が、“浦和の青木”の心には染みついています

週末は、背番号16がオブジェではなく、浦和を勝利に導く男として、ピッチに君臨することでしょう

青木選手のインタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

マイペースで独特の間合いはぜひ、ラジオで感じていただきたいです

では

8月19日 「ああいう積み重ねがあって今があると思うので、楽しんで全てを出したい」

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どうもです

群馬戦を翌日に控えたきょう、練習は午後4時から始まりました

ウォームアップを終えた午後4時45分からは、11対11でのハーフコートゲームへと移ります

約10分間、選手達はきびきびとした動きを見せ、ラストゴールは山田直輝選手から生まれました

永田選手の前線へのパスを山田選手が青木選手に落とすと、右のスペースへ送り出されたボールを関根選手が受け、低く早い折り返し

ゴール前に飛び込んだのは、再び山田選手

右足での強烈なボレーをゴールネットに突き刺しました

「たまたま当たっただけ」

と、にこやかに振り返る背番号6

「あしたも?」と聞けば、

「はい。見せます」

引き締まった表情で、活躍を誓いました。

あすは聖地駒場で、”浦和のハート”の確かな鼓動を感じましょう

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ターンオーバーで臨む一戦を前に、

「誰が出てもできる」

力強くそう言い切ったのは、那須選手

出場停止も明け、準備万端です

「心身共にリフレッシュは凄くできた。外からしか見えないことも沢山感じられた。出場停止なのに、充実と言っては変だけど本当にポジティブに良い期間だったと捉えている」

あすは、移籍してきた頃によくプレーしていた、ボランチに入る見込み

「そうですね、本当に久しぶりなので楽しんでる。守備からしっかり入って、攻撃の時はうまく縦を狙いつつ、散らして行ければいいと思う」

対戦相手の群馬といえば、10年前の因縁があります

マリノス時代に天皇杯で、延長戦の末、敗れました

「チャンピオンシップのあとで、別に油断はなかったけど、どこかに心の隙があったのかもしれない。それは教訓にしないといけない」

足を引きずりながらゴールを守る、元日本代表の小島さんから決勝点を奪えず

「そうでしたね。サッカーは何が起こるかわからないし、あのように気持ちを全面に出す。やっぱり全面に”出したもの勝ち”だと思った」

ぜひ、10年越しのリベンジを

「ああいう積み重ねがあって今があると思うので、楽しんで全てを出したい」

真夏の夜、炎のディフェンダーならぬボランチが、温泉を上回る熱さでレッズを勝利に導きます

なお、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」は、

・試合前日監督会見

・INAC戦を振り返るレッズレディースの監督及び選手の意気込み

を中心にお届けします

では

8月18日 「毎日一歩でも上を目指して」

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どうもです

広島戦2日後であり、群馬戦2日前のきょう、練習は午前9時から始まりました

西川選手を除く広島戦スタメン組は、基本的にオフ

群馬戦へのスタメン出場が見込まれる選手達は、

「しっかりと合わせよう!」(監督)

攻撃のパターン練習を中心に約90分間、精力的に汗を流しました

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「ダテさんナイス!」、「いいね!直!」

練習中に聞こえてくるチームメイトの声も定着してきたようです

「そうですね、クルムは完全に消えた(笑)。クルムはクニくん(関口選手)が勝手に呼び始めて、『流行らす流行らす』いうとったけど、クニくん以外誰一人言わずに終わった(笑)」

レッズへ加入してから2ヶ月の岩舘選手はきのう、26歳の誕生日を迎えました

「いい年齢になっちゃいました(笑)想像していた26歳と自分の中の感覚はものすごいギャップ!(笑)。昔、思っていた26歳はもっと大人だと思っていたけど、まだまだガキンチョなのでえらくイメージと違うなという感じ。今がガキンチョというより、昔の26歳のイメージ像が高すぎたのかもしれない

本当の意味で“ガキンチョ”だった頃には、苦い思い出も

何せ8月は、夏休み

「子どもの頃は最悪だった(笑)みんなお盆でいないし、学校にも行けないから。学校だとそんなに仲良くない友だちも祝ってくれるじゃないすか?そういうのがないので本当に親しくしている人しか祝ってくれない。しかもお盆でみんな実家に帰ってしまうから、誕生日は家族だけ。家族もお盆で忙しいので半分スルーだったし(苦笑)」

今年はひと味違います

「サポーターの方も祝ってくれるのでありがたかったし、寮では関根がケーキを持って待っててくれた(笑)ハハハ。『かわいいところあるじゃないか!』と思ってキュンキュンしちゃった(笑)。普段は用もないのに部屋に来たりするけど、誕生日は『今日に限って来ないんじゃないか』と思っていたら、ケーキを持ってきた。まさかの(笑)。普通にショートケーキというか、2人で食べられるように。丸いのではさすがに無かった(苦笑)チーズケーキとチョコレートがあって、『好きな方を選んで良いですよ』というのでチョコを選んだ。それと、 かわいいコーヒー牛乳を持って(笑)。『ありがとー』っつって。甘い、甘いでちょっとキツかったけど、おいしかった」

何だかほっこりなサプライズでした

「それがあいつらしくていい(笑)。プレゼント?なかったし、全く期待してなかった、これっぽっちも期待してなかったので、ありがたかった。(将来、日本代表になる可能性がある選手なので)一生の思い出、自慢にしないと(笑)」

以前にも紹介しましたが、なぜそこまで関根選手から気に入られているのでしょうか

「俺が気に入られているのか、単にあいつが寂しいだけなのかわからないけど(笑)。誰でも(寮に)入ればああなったんじゃないかと思わなくもない」

兄弟で一番下の岩舘選手には、26歳にして弟ができたといったところでしょうか

「そうですね、でも水戸の時も弟分がいたので、同じような若いやつらが同じように寮にいたので。意味もなく部屋にきて、俺の部屋でなぜか携帯をイジるとか、俺の部屋でなぜかテレビを観ていくとか、そういうやつがいたので。多分、男気とかじゃなくて、俺が断らないから(笑)」

レッズでの日々については、

「随分と楽しくやれるようになったし、良い雰囲気で練習をやれるので充実している」

練習後も30分ほど居残り走り込むなど、意識が高いです

「いやいやいや、みんなより何かプラスでできればというつもりで」

練習を見ていると、前への詰め方に光モノを感じます

「元々1対1とかは好きなので、そういうところで『少しでもアピールできないとな』と思っているので、そういう場面ではなるべくアプローチしている。ガムシャラです、ガムシャラ」

攻撃時には組み立てへの参加も求められています

「ビルドアップの参加とかも楽しい。新しいというか、普通のチームでは要求されないこともやらせてもらえるというか、そこまでGKに役割を与えてもらえるというのは楽しいというか、ありがたいというか、おもしろい」

今後への抱負としては、

「暑さのピークは過ぎたと思うし、移籍して2か月経って良い雰囲気でトレーニング出来る状態が続いているので、これを続けて、毎日一歩でも上を目指して。その積み重ねだと思うので、そういう日々を送れるように意識高くやっていきたい」

山田暢久さんの引退試合で埼スタでのプレーは経験済みですが、【公式戦でこの舞台に立ちたい】という思いが膨らんでいるはず

「公式戦は全然雰囲気が違うと思うので、ああいう中でバッチバチの真剣勝負ができるのは選手として幸せなことだと思う。その場に立てるように頑張っていきたい。3万人、4万人の中で『岩舘』と呼んでもらえたらしびれちゃいそう(笑)」

”爽やかすぎるゴールキーパー”の26歳が、素敵な1年になることを願います

岩舘選手のインタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

では

8月14日 「立ち返る場所」

どうもです

曇り空ながら、じっとしていても汗

ほぼ無風の蒸し暑い大原で、練習試合2日前恒例のミーティングから始まりました

普段に比べれば、監督のお話が少し長めだったそうで、午前10時15分頃、選手達ピッチに姿を現します

その後ウォームアップを経て、午前10時55分、給水を挟み11対11でのハーフコートゲームへ

「判断早くだよ!」(監督)

開始早々、キャプテンの阿部選手が目の覚めるような右足ミドルを叩き込み、ムードグッと引き締まります

その後もビブス組、前線のトライアングルが連動してのゴールなど、場内を沸かせるプレーが見受けられました

午前11時32分、興梠選手による”ラストゴール”が決まり、練習終了

このシーン、きょうのゲームでビブス組に入った永田選手の攻撃参加がきっかけでした

クラブハウスへ引き上げる際、子供たちからの「がんばって!」には、左手の拳を突き上げ、応じます

それはまるで、ロックスターのようでした

「痩せたって?いやいや、黒くなっただけ。フフッ(笑)」

マイペースな”フランツ”、いつでも力になる準備ができているようです

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きょうの練習後、西川選手にマイクを向けさせてもらいました

「古巣が相手なので非常に楽しみだし、浦和と広島が対戦する時いつも浦和が主導権を握って良いサッカーをしていると思うので、ここ数試合を見ても浦和が勝っている分、気を引き締めないといけないし、自分たち3試合勝ちがないけど、次からしっかり勝っていけるように、また“シャットアウト”を目指してやっていければ」

今や埼スタの名物、オーロラビジョンに映し出される、「Nice Shutout」

「終わった時に見られるように。それがひとつのモチベーションだし、終わった後にみんなでサポーターのみなさんと一緒に喜べるように頑張っていきたい」

ここ数試合で見えた課題としては、

「ここ最近、前半良いけど、ここ2試合ぐらい後半に前掛かりになったところでカウンターを受けているので、そこ今週みんなで話し合って、DFだけじゃなくて前線の選手と『行く行かない』をはっきりさせれば問題ないと思う」

そして、

「そのイメージというのは1対0で勝っていた時だし、立ち返る場所なので、自分たちの経験を生かしていかないといけない」

と胸を張りました

きのうのゲーム中、ゴール前混戦の局面で西川選手が味方へシンプルに「守れ!」と声を張り上げる一幕も

ボールへの執念という意味でも、大切なことが集約された言葉に感じました

「そうですね。やっぱちょっとしたところで失点防げると思う。ひとつの寄せでコースが限定できたり、シュートブロックに行けたりするので、みんなの意識を変えることでそれが試合に出ると思ってる」

2連覇の経験を踏まえ、連敗しないことの重要さを深く理解しているかと思われます

「チームの結果が出ていない時が一番大事だし、良い時勢いで勝っていけるけど、結果が出ない、失点している中でどう戦っていくか。余裕を持って戦うことが大事だし、イライラせずに冷静に自分たちのサッカーをやることが大事だと思っている」

先日、広島の野津田選手にインタビューする機会がありました

その時、「西川選手が入ってより守備が堅くなっている。しっかりとチームとして崩していきたいから攻撃的に行く」と話していたことを伝えると、

「まあ、僕が入ったから守備が堅くなったとは自分で思わない。けど、みんなの意識が変わったというところが一番だと思うし、一人ひとりの役割がハッキリできている分、非常に守りやすい。あとはミシャのサッカーをみんなで楽しみたい」

ピッチに立つ全ての選手がミハイロ ペトロビッチ監督のサッカーに影響を受けていると考えると、これまた興味深いです

「そうですね、アウェイの広島戦体験したけど、ホームで迎え撃つのは初めてだし、夏休みということでたくさんのお客さんが来てくれると思うので、その中で自分たち気持ち良くプレーして最後みんなで喜んでまた歌いたいと思う」

両チームのことをよく知っている西川選手が思う、レッズが自信を持っていいことというのはあるのでしょうか

「今やっていることをそのまま出せれば問題ないと思うし、広島も策を練ってくると思うし、ロングボールを蹴ってくるイメージも持っているので、目の前のこと全て想定内と言えるように良いイメージをして準備していきたい」

なかなか勝てない今のような現状の時こそ、西川選手の笑顔がチームに福をもたらすかと

「そうですね!(スマイル)キーパーが余裕を持って守ることでみんなに安心感を与えられると思うので、ゲームメイカーという意識で試合を作ることができればと思う」

夏休み、子供たちにもぜひ、「キーパーっておもしろいな」と思ってもらえるように

「今のGK守るだけじゃなくて攻撃参加もしないといけないし、その方がおもしろいので、見ている子どもたちに西川が『ボールを持ったら何かが起きる』ということを期待してもらえたらうれしい」

サンフレッチェとレッズ、比較されることの多い両チームに、ピッチ上で大きな違いがあります

似たようなシステムであるものの、サンフレッチェの【3-4-2-1】に対してレッズキーパーも遜色なく攻撃に関与できる【4-4-2-1】です

以前、西川選手と話したときも「そう表記してください(スマイル)」と話していました

2日後、埼スタで古巣を相手に背番号21が”レッズの守護神”であることを証明すると共に、”11人目のフィールドプレーヤー”としての輝きを放ちます

インタビュー詳細、今夜7時(再放送23時)からの「You’re The REDs」でお届けします