どうもです
きのうの晴天から一転、時に小雨もぱらつく大原で、セレッソ戦2日前の練習は午前10時からスタート
午前10時45分頃からは、11対11でのハーフコートゲームへと移ります
「判断早くしろ!判断早くしろ!」(監督)
「高い位置を保とう!」(西川選手)
午前11時30分過ぎ、ラストゴールは前線3人のコンビネーションから生まれることに
ペナ外右よりの位置から、興梠選手が左前へやわらかいロブボールを送り出すと、李選手が中央へ頭で落とし、そこへ飛び込んだ原口選手がヘディングシュートをねじ込みました
この3人が前線で組む際、基本のポジションはトップに李選手、シャドーには興梠選手と原口選手が入るのがほぼ通例
ところがきょうは、ゲームの終盤にポジションチェンジが行われます
興梠選手が最前線に入り、その後ろに李選手と、2人が入れ替わりました
「チュンが『シャドーをやらしてくれ』というから(笑)」と興梠選手
念のため、李選手にも確認してみると、「シャドーをやりたかったので『変わってくれ』と言ってやらせてもらった」と説明
あくまでも李選手の「気分」だったようです
なぜなら、
「監督は何も言っていない。監督は『何で変わってんだ、お前ら』みたいな感じだった(笑)」
狙いとしては、
「見えるところも違うし、こう動いてほしいと思った時に自分が入ったらこう動こうとか見えるし、両方できるのでどっちでも良いかなと思った」
相手がブロックを固めた際、1つ後ろのポジションから李選手が素早い振りでのミドルを放てば、有効打となるでしょう
「そうですね、ミドルとかもあるし、スタメンで出始めてから1回もシャドーに入っていないので、開幕当初の自分とは違うと思う。これからは流れの中で変わりたい」
臨機応変なポジションチェンジ
李興原のトライアングルは、さらなる進化へ次なるステップを踏んだようです
次のセレッソ戦、チケットは既にソールドアウト
李選手は目を”キラキラ”とさせます
「まだ満員の埼スタは経験がないし、その景色を見てみたい」
そして、
「次にホームで決めたらサポーターの方に走っていくと決めているので。森脇が来ても振りほどいていく(笑)」
そのためにも打ち破るべきは、ポポビッチ監督が敷いてくるであろう”レッズ対策”の守備です
FC東京時代もそう、いつも感じられるのが、凄まじいまでの執念
昨シーズン、短期間ではありますがポポビッチ監督のもとでプレーしているだけに、
「そういう性格だから、あの人は」
と意味深げに笑います
「ミシャの下でやって、FC東京でやっても、ミシャのサッカーに凄く影響を受けている感じだったので、ミシャも絶対に負けたくないだろうし、その思いも汲んでプレーしたい」
加えて、
「俺も絶対に負けたくないし、彼には」
そう言い切ったレッドウルフの目は、いつにも増して”ギラギラ”としていました
李選手と同じく、西川選手もまた、レッズの一員としての”埼スタ満員”は未体験です
「今年に入ってまだないので、真っ赤に染まるスタジアムの中で気持ち良くプレーしたいし、相手は非常に注目度のあるC大阪でやりがいもある」
きょうはスパイク、キーグロ共に色が左右で違いました
――槙野選手の真似!?・・・ではないですよね?
「違います!(笑)」
ワールドカップを見据えた新仕様のモデルです
「PUMAさんのコンセプトは”いろんな人の思い”ということで、ピンクには”サポーターの思い、信じる力”、そして水色には”自分の信じる力”、ふたつ合わせて信じ合う、それでW杯も頑張るという思いが込められている。今までにないようなスパイクのカラーだけど、見ている方には目立っておもしろいんじゃないかと思う。このスパイクの色に負けないように良いプレー、光るものを見せていければと思う」
――きょうの練習終了前、監督の話を聞いているときも白い歯が光ってましたが!?
「本当ですか?(笑)監督は時々冗談を言うのでそれに笑っていたけど、C大阪戦はたくさんのサポーターが入ることも選手はみんなわかっているし、監督も『非常に大事なゲーム』ということを常に言っているので、しっかり無失点にシャットアウトして、またシャッターを下ろしたい(笑)」
さすがは日本代表!お世話になっている企業への気遣いも忘れません
昨年のウルグアイ戦では、フォルラン選手を間近で見ています
「質の高い選手だし、ミスが少ない選手。技術の高さ、ボールを持った時、ボールがない時の動きも素晴らしい。トップレベルの選手だなと改めて思ったので、Jリーグで世界の選手と対戦できる喜びを持って戦いたい」
――ゲーム中に「ラインを高く保とう」と言っていましたが、その辺も守備のポイントになりそうですか?
「そうですね、後ろが高く保てるということは前線がもうひとつ前に行って前から追えているということなので、セレッソ大阪戦も前からプレッシャーを掛けていきたいし、それがうまく行けば良い結果を得られると思う」
インタビューをしておきながら恐縮ですが、メンバー発表以降のハードスケジュールを考えると、疲れていないか心配です
「コンディションは大丈夫っすね!(笑)今日はゆっくりできるので家でゆっくりしたいし、昨日まではお祝いの言葉をいただいていたので、期待に応えられるように、まずはチームで良い結果を出したいと思う」
むしろ、パワーをもらえたとも受け取れます
「そうですね!県庁では兜をいただいたけど、家にもなかったので、非常にうれしかったし、縁起の良い兜だと思ったし、V兜(※前立てがVの字のようになっている)なので、結果も伴っていければと思う(笑)」
市役所、県庁への表敬訪問を取材しましたが、そういった場でもすっかり、”浦和レッズの守護神”として定着していることが確認できました
では、西川選手にとって、レッズに来たからこそ実感できた”成長”はあるのか
「レッズに移籍してきてから、いろんな注目やプレッシャーがある中で、ここまで楽しくやりつつも結果にこだわって全員で同じ方向を向いてやれているのは非常に充実感があるし、レッズに来たからにはJリーグを盛り上げるという意味でも上位でずっと戦い続けないといけないと思っている。そういう使命を持ってやりたい。無失点で終われればチームも勝つチャンスがぐぐっと上がるので、GKとしては常に無失点で抑えたいと思っているし、僕だけじゃなくてみんなの意識が非常に高いので、チームメイトにも凄く助けられている」
仲間へのリスペクトも口にする、笑う守護神
プレー、スマイル、指示の声のみならず、心もビッグです
今までも数々の有言実行を繰り返してきましたが、次なる達成は、こちらでしょう
「自分たちが首位で中断期間に入れるように、自分のプレーを一生懸命やりたい」
インタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします
では