どうもです
気温10℃、曇り空の大原で練習は午前10時からスタート
ウォームアップを終えた午前10時45分からは攻撃のパターン練習へ
基本は3対3ですが、両サイドにも選手が構えていて、監督がその都度、攻撃に参加する人数を指定します
したがって、状況に応じて、4対3、5対3と攻撃側が数的優位な状況が多かったです
「3人目、スペースだよ必ず!しっかり考えてプレーしよう!!」
と監督
お互いのタイミング、イメージが合致したバリエーション豊かな攻撃に磨きをかけていました
午前11時25分、攻撃のスタートを意味する縦パスを永田充選手が送り出すも、受け手と噛み合わず
すると監督は何故か満面の笑みで”フランツ”とハイタッチ&ハグ
「意思の疎通が合わなくて・・・。ハグの理由!?何だかよくわからない(笑)フフッ」(永田充選手)
ひとまず監督のお気に入りなのは確かです
練習開始から90分が経過
集中が切れてきたか、スムーズにボールがつながらない場面が続出
すると監督はプレーを止めます
「問題は・・・」
と切り出し、自らボールを受けて右足インサイドで強烈かつ正確なパスを披露
「強いボールじゃないと通らないんだよ!」
するとたちまち、選手間では「いこうよ!」の声がわき起こり、プレーの精度が向上
午前11時40分頃、さらなる課題が提供されます
パスを回す順を完全に指定、難易度が上がりました
「1、2、3、3、2、1」
この言葉が何度もピッチ上に飛び交います
数字を選手に置き換えると、槙野選手→那須選手→森脇選手→森脇選手→那須選手→槙野選手といった順につなぎ、
「最初に受けた選手がスペースへラストパスだよ!」(監督)
そこからフィニッシュへ、という流れです
相手にもパスコースがバレているため、そう簡単につながるわけがありません
次第に強まる冷たい雨、複雑なルールもあいまってか、選手達は若干お疲れの様子
だからこそ、この練習の意味があるのです
監督は選手達へこのような言葉を送っていました
「いかに、考えて走れるか。考えなしで回しても意味がないよ!だから課題を入れながら取り組んでいる。オフザボールの時にどう動くか、考えて学ぶ練習だよ!!」
さらには、FCバルセロナもコンビネーションを高めるためのメニューを「日々繰り返し」反復していることも例に出していました
そして、「やろやろー!できるよ!」とも
選手達は積極的な動きとパスでのチャレンジを繰り返していました
時にボールがつながらなくても、意図がハッキリしていれば出し惜しみなく「ブラーヴォ!!」
練習はお昼の12時10分頃に終了
長丁場でしたが、内容の濃いトレーニングでした
今週末に公式戦がないことを考えると、なおさら有意義な時間だったことでしょう
ただし、きょうはこれにとどまらず、2部練
午後4時からのトレーニングも行われので、楽しみです
きょうの午前練、少し冴えない印象を受けたのが、森脇選手
動きの重さを見抜いたか、監督からは、「モリ、ガラスの足か!?」
槙野選手が絶好のスルーパスを送り出すも、「えええ!?」と周りが驚くほどスピードは上がらず、追いつけず
練習終盤、自身の組の順番でなく、見学をしていた際には、背後から原口選手にビブス、山田暢久選手からはこっそりと手袋を当てられていたほど
「全然普通!ノーマルっすけどねぇ!!あれはいつも通り!監督?いつも言われてること」
と本人は平静を装いますが、やはりいつもに比べると・・・
「いやぁ、まあ難しかったんでねえ、あーの非常に良いトレーニングになったなあと。試合で活きると思ってるので、まあ難しい中でも勉強させられることは沢山あった。これが僕の実力っす!はぁい(苦笑)」
もしかすると、オフに釣りを満喫していたのが!?
「美味しい魚の余韻がまだ残ってんのかなあ・・・」
と、そこは否定しませんでした
冗談はさておき、森脇選手はしっかりと監督の意図は汲み取っているので、紹介します
バルサが例に出たことについて、
「ボールのスピードだとか、そういうところの質で”世界”が求められている。監督がいつも言っているのは、『技術の部分ではひけをとらない。動く質だとか、どこにボールを出すか、どんなスピードで相手にパスするかは違う』ということ」
なるほど、このサッカーは、これからも進化していくのでしょう
ちなみに、
「午後は挽回したい!みんながアッと驚くようなプレーを見せたい!!」
と森脇選手は意気込んでいました
※普段、森脇選手は難しいプレーをあたかも自然に高い技術でこなしているからこそ、きょうのちょっとしたミスでも違和感を覚えてしまったのです(チームメイトもそう思ったはず)
なお、午後練習の様子は今夜7時からの「You’re The REDS」でお伝えします
では