どうもです
清々しい晴れ模様の大原で、練習は午前10時からスタート
まずは、人工芝ピッチでの体幹トレーニングで身体を起こします
その後は天然芝ピッチへ移動し、フィールドプレーヤーはパス&コントロール、GK陣は専用メニューをこなすなどして、練習は午前11時15分頃に終了しました
57回
それが何の数字か・・・
野崎アスレティックトレーナーによるオフ明け恒例の通称”ザキトレ”が今シーズン、キャンプを含めて行われた回数です
きょうが今年最後ということで、練習後には選手はもちろん、監督やコーチングスタッフなどから大きな拍手が起きました
「すごい、選手のことを思ってくれていますし、最後で何人か出てしまいましたけど、1年を通して大きなけが人が少なかったのも、少人数の選手体制でできたのも、野崎さんのおかげかなと思う」
濱田選手はそのように感謝の気持ちを口にします
――毎回、背の話をしていますけど、また背筋がピンと伸びたいうか…
「いや、変わってないです(苦笑)」
――いや、久々に近くでお話すると、その度に何か、逞しくなっているような気がしますけど…
「いやいや、全然変わってないです!(笑)」
――今シーズンですけど、精神的にも逞しくなったかと思います。まだ終わってはいませんが、ご自身はどんな風に今シーズンを振り返りますか?
「そうですね。試合にはそんなに出られなかったけど、でも考え方は変わったと自分ではかなり思うので、自分の置かれている状況で何をしなければいけないのか。短期的な目標、目の前の目標に向かって何をすれば良いのか、というのもあるし、それ以上に長期的にみて、この『状況で何をしなきゃいけないのか』とか、そういう色んな面での色んな観点からの考え方を持てるようになった。自分が何をやらなければいけないかとか、周りとは関係なく、関係ある時もあるけど、”自分を持つ”というかやらなければならないことを取り組むとか、そういうところの考え方とかは整理されているかなという感じはしますけど」
――今年、そのあたりで重要視したものは?
「体幹トレーニングですかね」
――やっぱり!背筋がピーンというのは…
「間違っていない、のかもしれませんね。そう言われてみれば!(笑)」
――気持ちの面ではどうでした?
「気持ちの面では、最後の方、チャンスが無くて難しいときもあったけど、腐らずというか、しっかり受け止めるところは受け止めて、何が足りないかとか。今もそうだけど、考えながらやっていくつもりだし、逆に足りないものだけじゃなくて、自分が監督に使ってもらえるように、足りないものというよりも自分の強さというものを伸ばさなきゃいけないというか、自分が良かったときには守備の面でかなり貢献出来たと思うので、そういうところのコーチングとか球際とか、ボールをとれるところだったり、そういうところは引き続きトレーニングでやって伸ばさないといけないし、攻撃参加ができないとかというより、『守備が出来るんだ』っていうストロングポイントで貢献できたら、と思う」
――日頃、練習の濱田選手を見ていて思うのですが、腐ったような雰囲気が見られませんが、さっき調べたら、リーグは5月10日以来(※夏の天皇杯には出場)出られていないのですね。随分と…ほんと、腐った雰囲気を出さないというか…
「5月にケガしちゃって、そこからうまくコンディションが戻らなくて離れちゃったかなって感じが自分の中でもするけど、でも、あの時のメンタル状態、身体のコンディションに戻すことが一番大事だと思いますし、それにはやっぱり、キャンプとかトレーニングを積んでいくことが大事かなと思って」
――チームとしても可能性が残っていますし、最終節には今まで色々なドラマがありました。言いづらいような面も、浜田選手が思い出したくない記憶とかもあるかと思いますけど、今度はポジティブなドラマに替えるチャンスだと思います
「そうですね!何が起こるかわかんないですし、この前もみんな山形とジュビロの試合を見て、ギシさんにパワーをもらったと思うので、そういうことも起きるので、みんなで最後まで信じてやっていきたいなと思う」
――「みんなで」というところで、きょうの練習後もそうなんですけど、直輝選手とか阪野選手とかユース組が、関根選手が頑張っていますけど、もっともっと出来るんだという思いもあるかと思いますが?
「そうですね、ユースの選手が。関根がボールを持ったらスタジアムが沸くように、ユースの選手が活躍するのがクラブにとってもいいことだと思うし、もっともっとやらなきゃいけないなと思う」
――野崎選手の話は聞きましたか?
「リリースが出たことは聞いてはいないけど、『そうなるのでは』という話は聞いた。しっかりは聞いてないですけど」
――今朝リリースが出ました。レッズにいることの大切さというか、濱田選手も凄い身にしみて常に感じているかと思いますけど…。坪井さんという存在が日頃の練習でも浜田選手を後押してくれていたと思いますが?
「そうですね、ツボさんのプロ意識というのは凄いなと思う。レッズというクラブで13年やってこれたこと自体が凄いけど、最後の方、思うように試合に出られなくても、ツボさんこそ本当に、トレーニングを出ているときと出ていないときと全く変えずににしっかりやっているし、眈々とやっているので凄いなって」
――3年前、堀之内さんの時も「背中見ながら」と言っていましたけど、そういったものを濱田選手はどんどん吸収して…
「そうですね!やっぱりそういう先輩達は偉大な先輩達はしっかりやっているからああやって長くやっているので。そういうところは見習わないといいけないかと」
――さっき13年と言ってましたけど、濱田選手は高卒というかユース上がりでということは、4年アドバンテージがあるんで、20年くらい…
「そうですね、そうなればいいですね(笑)」
――きょう話していても、以前から坪井さんが言う、「父親の自覚」というのがピタリと当てはまります
「父親じゃないんですけどね(苦笑)」
――次は憧れの闘莉王さんを押さえ込むくらいの活躍を期待しているので…
「そうですね!ありがとうございます!!」
試合への出場が、成長への一番の近道であることは確かなこと
ただ、本人の意志次第では、そうでなくても充分に逞しくなります
それは、濱田選手を見ていればわかることです
インタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお伝えします
さらには午後、【ネスレカップ 国際女子サッカークラブ選手権2014】の準決勝を翌日に控えたレッズレディースとサン・ジョゼFCを取材してきました
両チームの監督及び選手の意気込みは、〈Girls In RED〉のコーナーで是非!
お楽しみに
では