6月11日 「適当に終わらせるのではなくて、次につなげられるように」

20190611_102006-どうもです

きのうの雨とは打って変わり、きょうの午前の大原は、少し強めの風も手伝ってか、爽やかに晴れ渡りました

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室内調整が行われるなどして、午前9時50分過ぎに選手達はピッチに姿を現します

午前10時からは、4人一組での4角形のグリッドにおけるパス&コントロール&ゴーが行われました

大槻監督からは、

「ハンドリングスピードを上げよう!」

「止める、蹴る、だけじゃない。要求しろ」

「縦列ドライブしているイメージで」

といった声がかかります20190611_100134- 20190611_100047-また、上野ヘッドコーチからは、敵の変わりに立てられたコーンを活用し、

「敵に見える位置を取らず、タイミングで入る。テンポを上げよう!」

選手もテキパキとした動きと呼び込みの声を絶やさず、きょうも活気あるムードです20190611_101638-午前10時15分頃になると、パスゲームに移ります

同エリアには3組、そのうち1組が守備(鬼)になる4対2の形式

「守備はスライドして縦方向に入れさせない」

と大槻監督

今回も鬼を決めるのは監督とのジャンケンでした

またも3連敗を喫し、4人目の汰木選手には渾身のチョキ!で勝利

「汰木、今、後出しで負けなかった!?」(武藤選手)20190611_102236-梅雨を忘れさせるかのような、指揮官のハッキリと良く通る声がピッチに熱を加えます

「送ったらやれ!一番大事なのはプレーを止めないこと。絶対に止まるな!」

「出ることを嫌がるな!」

「和輝、久々にサッカーやってる!?でもこれはボール回し!」

「くさびが入らないことは試合でもある。そこで走るのを嫌がるな。ワンタッチを効果的に使え」

選手も機敏かつ力強いプレーを披露

「マウリシオナイス!そういうこと!」

中でも、「トラップはボールを止めるだけでなく、コントロール。守備の動きをずらす狙いも持とう」という指導が印象に残りました

「移動するだけじゃなく、状況を見ながら!」

「厳しい守備をやってください。守備は声でつながって!」

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午前10時35分頃、「息整えて」(大槻監督)という意識の中、2人一組でヘディングでのリフティングを行い、午前10時40分頃には「レガースつけよう、必ず」(上野ヘッドコーチ)

11対11+2フリーマンでのハーフコートゲームへ

主にワンタッチノーリターンのルールが課されました

「立ち位置、テクニック、運動量」(大槻監督)20190611_104058-タッチの制限がある分、2人のフリーマンを効果的に関わらせたダイレクトパスコンビネーションでゴールを目指す選手達

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給水時には、「引き出す!引き出す!」とジェスチャーを交えて監督は強調

そして、「止まるな!止まるな!」

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監督のみならず選手もそれぞれ、ちょっとしたことでも積極的に発信していきます

「しゃべれ!3人目、イエス!」(西川選手)

「モリ!マウリ!」(槙野選手)

「中閉じろ!」(鈴木選手)

練習は午前11時頃に終了

リーグ再開へ、大原には勝利への気合いと一体感が充満しています20190611_105511-

◇◆◇武藤選手◇◆◇

――大槻監督のもとトレーニングを重ねていて

「凄く大槻さんの熱量というところに選手が引っ張られていると思いますし、選手も、当たり前ではありますけど意識高く持って、締まったトレーニングが出来ていると思うので、そういう中で大槻さんがやろうとしているところというのを早く表現できるようになれば良いなと思います」

――そういう意味ではオンオフも大事で、きのうのお休みはどのように過ごしましたか

「そうですね、きのうですか?雨だったので、特にどこも行くことなかったのですけど、娘と家の中で遊んでました(ニコリ)」

――2年前、6月10日に“武藤の日”としてお話を聞かせていただいたことがあって

「はぁい!そうっすね、別に僕そんな意識してないですけど!まあ、“武藤の日”ということでSNSでも何個かそういったワードが上がっていましたね(笑)」

――娘さんも出来るコミュニケーションが増えてきている感じで

「そうっすね、喋るようになってきましたし、本当にコミュニケーションを取ることで、色んな感情を伝えようとしてきてそれが凄く可愛かったり、歌とか歌ったりで本当に出来ることが増えているので、成長を感じますね(ニッコリ)

――武藤選手のことは、「パパ」ですか?「お父さん」ですか?

「『パパ』って呼ばれてますね!(ニコリ)パパって呼ばれるのですけど、娘は色んな言葉を聞いているので、友達が僕のことを『むっちゃん』って言ったら娘が『むっちゃん』って言い始めたりとか、そういうのも何か、何でも聞いているんだなって思って、可愛いなと思います(ニッコリ)ハッハ!この取材、大丈夫ですか!?この俺の、ただの俺の楽しい話みたいな」

――そういったことも聞かせていただきたいので!ちなみに「がってん!」って言ったらポーズを取りますか?

「取りますよー!もうそれはもう、半年前ぐらいから取ってますね!はい、“がってん”を一緒にやっている写真もありますし、ちゃんとわかるので、凄いなあと思いますね、見てるなあと思いますね」

――優秀な両親のいる良い家庭で育っているからこそ

「いえいえ何が優秀なのかわからないですけどねっ!まあでも“がってん”のポーズとかもそうですけど、サッカーをしている姿というのを目に焼き付けてもらいたいというか、あと何年出来るかわからないですけどね、大きくなるまで続けて、プレーしている姿というのをいっぱい見せられれば良いなとは思いますね!」

――きのうはお寿司を食べさせてもらいました

「フッハッハ(笑)僕は2日前に食べました!」20190611_111053-

――先ほど、「大槻さんのやろうとしていことを表現」と話していましたが、どのようなイメージですか?

「まあ本当に、切り替えと球際というところは凄い重要視していますし、守備もそうですし、その中でもしっかり自信を持ってボールはつないで行こうというところもあるので、そこだけにリスクをかけすぎるサッカーではないですけど、みんなで良いポジショニングを取って、同じ絵を共有しようというのは話ながら練習しているので、きょうもゲームではダイレクト制限がありましたし、そうなってくると本当に1人1人の関係性というか、そういうのが凄い大事になってくると思うので、簡単に作り上げようというのは難しですいど、みんなで1日1日大切に過ごしながら自分達の作るサッカーというのはこれからやっていくことになると思うので、そういうのを表現できるようになれば良いなと思います」

――今から壮大にどういうサッカーかをテーマづけるのではなく、ひとつひとつすべきことを同じ意志のもとでそれをつなげていって

「そうですね、守備だけとか攻撃だけとかでなく、サッカーなので当たり前ではありますが、つながっているというところで攻守において良いポジショニングであったり、味方との連動であったり、全員が同じ絵というのを共有できるようにしなければいけないので、簡単な作業ではないですけど、その方が僕としては楽しみなので、頑張ってみんなで創り上げたいです」

――全てがうまくいかない中で、プレーしながら、うまくいかなかった!とかつながらなかった!とかで一喜一憂してプレーが止まらないようにすることを大槻監督は強調しているようで

「そうですね、本当にミスひとつで止まるなということは凄くいっていますし、サッカーなのでミスはつき物なので、そういう中で助け合いながらっていうのも必要ですし、ミスが起こったあとにどう修正していくかということだと思うので、そこを適当に終わらせるのではなくて、次につなげられるようにミーティングでも細かいところを大槻さんが指示してくれているので、そういったところもみんなでやっていければと思います」

――ミーティングなど通じて、武藤選手に求められていることというのは?

「まあ、練習でも1トップ2シャドーという形が今は多いのですが、そういうところで中盤とディフェンスラインの間に立ちながら相手の嫌なところでボールを受けるということは言われていますし、そこからいかにゴール前に入っていくか、大槻さんは本当に『つなぐだけじゃない』というところでね、『ゴール前に何人入っていくかというのが重要』と凄く言っているので、そういったところで、ちょっと前だと興梠さんしか入れていない状況が多かったとおもいますけど、シャドーもワイドも前に入っていく人数を増やすということは言っているので、ゴール数をより増やして行ければと思っています」

――きょうの練習でもダイレクトで何度もつながったような綺麗な攻撃も良いですが、武藤選手が高い位置で奪ってそのまま得点したシーンもあって、それもゴール

「もちろんそうですねっ!あれが一番簡単な形でもありますし、相手のミスというのを常に狙いながら・・・まあそのダイレクトで5本つないだから1点というわけではないので、ゴールへの手段というところは大槻さんも凄く言っていますし、正解はないので、ゴールに辿り着くためにその中でみんなが一番良い絵を共有出来るかというのが重要だと思います」

――ホームでの鳥栖戦

「鳥栖は監督が替わって息を吹き返した感じがあると思うので、凄く勢いを持って入ってくると思いますけど、僕たちも大槻さんになってまた1からしっかりやっていこうというところで、勢いを持っていると思うので、なかなか今年は、特にリーグのホーム戦で勝てていないので、この試合で勝って、喜びというのを分かち合いたいと思いますし、きっかけになるようなゲームにしたいです」20190611_111057-

――試合の次の日、6月16日日曜日は何の日か

「え!?何の日か・・・」

――父の日

「あ!6-1-6で語呂合わせをしていました。父の日!?そうですね、僕も父になったのでね、娘に何かもらえるかな!?と楽しみにしていますし、世の中のお父さん方がね、毎日頑張って、そのような中で埼スタにも足を運んでくださると思うので、僕たちもそういった方々に良いプレゼントが出来るように、良いプレーというのを見せたいと思います」

――楽しみにしています!ありがとうございます

「はい、ありがとうございます!(粋笑)」

武藤選手のインタビューは、このあと19時からの〈You’re The REDS〉でお届けします

では

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