10月22日 「まさに、僕もそれを言おうと思っていた」

どうもです

FC東京戦2日前のきょう、練習は午前10時から始まりました

ジョグ、鳥かごまではいつも通り

ただしそれ以降はフィールドプレーヤーが10分×2本のインターバル走を行い、キーパーは専用メニューを実施

約1時間の軽めの調整で切り上げました

今週は火曜日に2部練が行われたことなどからも、試合へ向けたいつもと少し違うアプローチが見て取れます

あまり考えすぎず、堂々と自然体でいることが一番だとは思いますが、”結果を受けて”でなく、”結果を出すために”判断をするのが監督という職業の難しさなのでしょう

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もうひとつ、選手間でもちょっとした変化が感じられるので、高木選手にお話を聞きました

終盤戦への意気込み、鈴木選手への思いなど・・・

――今週は練習後に選手達がリフティングで遊ぶ光景が印象的で、槙野選手を筆頭にそこに加わる選手が多い気がしますが?

「いやまあ…あのーだいたいリフティングとかの遊びはこのチームに入ってきてから多かったから、楽しいッスね。もともとこのチームは別に誰もがみんな仲良いので、適当に槙野君が招集したメンバーでリフティングしただけだけど、普通に誰とやっても楽しくゲームが成立するというか、そういう良い雰囲気はあるのかと思う」

――ごめんなさいね、何と答えればいいのかわからないことを聞いてしまって

「ハハッ!(苦笑)」

――関根選手も岡本選手も、若手がみんな高木選手が大好きなんだというのはわかります

「そうっすね!(笑)僕って感じではないかもしれないっすけど(苦笑)」

――今週のゲームでの高木選手のプレーを見ていると、左足でセンタリングを上げる機会が多くて、その精度からは期待感を抱きます

「まあ、あのー、左足のクロスというのは、かなり清水時代にも左をやっていたというのもあったので、そういうクロスの練習が多かったり、実際に試合でもクロスを上げる場面があったりとか、身についている形ではある。なのでまあ、ある程度、左から抜け出してのクロスというのは多少なりと自信ある」

――こうやってお話を聞いていても、槙野選手がはしゃいでいるのが良く聞こえてきます

「はい!ほんと元気良いっすね・・・」

――ここ最近監督が、「シュート性の強めのクロス」を要求していますが、高木選手も実践できるのでは?

「まあそうですね、シュート性で速いのというのはまた難しいんですけど、利き足ではないので。でもシュート性を上げながら、逆にファーへフワッとしたのとか、そういうのは得意。逆に言うと監督の要求している速いクロスというのも出来るようになれば、両方の質の高いクロスを蹴り分けられるとまた、両方がより活きてくる。そうすればクロスじゃなく右に切れ込んでのシュートとかが活きてくると思う」

――ファーに流れてそのぐらいの位置でドライブがかかって落ちるようなクロスは、きのうも見ていて好印象です

「はい(ニッコリ)」

――次はFC東京戦。ヴェルディ出身である分、意識というのはどうですか?

「そうですね、何となく特別な気持ちはあるというか、ヴェルディの時は結局、僕が“東京ダービー”というのを経験したのがユースの時とかジュニアユースの時になってしまう。その頃から東京都の大会であったりそういうのでは当たる相手で、かなりのライバルであったので、意識するし、スタジアムもやっぱり、味の素は自分がプロとして初めて立ったピッチだし、ヴェルディ時代に慣れ親しんだピッチでもあるので、その辺の思い入れも多少ある場所だなと思う」

――Jリーグの動画サイトでも、味スタで決めた高木選手の代名詞的なフリーキックも見られるので

「そうっすね、はい(ニコリ)あれはまあ、『もう一度打て』と言われたら出来るかどうかわからないシュートだけど、あのー…かなり夢のあるシュートだったかなと思う(照笑)」

――高木選手は今シーズンから加入しましたが、メディアや選手も口にする“終盤のプレッシャー”というのは、ご自身にはあまり関係ないと思うんですよ

「そうっすね!」

――そこでぜひ、違いをもたらして欲しいです。「今年のレッズには高木がいる」と

「まさに、僕もそれを言おうと思っていた。確かにプレッシャーを感じていないと言えば、嘘にはなってしまう。けど、自分もやっぱり同じ気持ちで闘っているし、去年のその思いというのももちろん、チームメイトの気持ちもわかっているので、やっぱり気にしないわけではないけど、今年僕たち見たく入ってきた選手が違いを出す時だと思うので、ここから今年移籍してきた戦力として力を発揮する時だと思う」

――高木選手がルックアップしてゴール目がけてドリブルしてったら、一気に雰囲気変わるでしょうから!

「そうっすね(ニヤリ)もっと雰囲気変えられるように、積極性もそうだけど、突破のところの質も上げていきたい」

――1年目に関連してですが、鈴木選手と関わるようになって、感じることは?

「ただただ自分は本当にお世話になった部分しかないので、自分にとっては本当に、このチームに来る前から浦和レッズといえば【鈴木啓太】っていう印象が強かった。なのでそんな人なのか?とか、どんな選手なんだろう?とか思いながら入ってきたけど、本当に気さくな人だし、自分みたいに新しく入ってきた人にもしっかりと声を掛けてくれたりとか、いじってくれたりとか(苦笑)全ての面でサポートしてもらった。まあ僕なんかは今年入ってきて、試合にうまく絡めない時期とかも、色んな部分で助言してもらってサポートしてもらったので、本当に今のレッズにおいてまだ満足する立場ではないけど、ここまでレッズで試合に絡めるようになったのも、啓太さんのおかげだと思う」

――多分、鈴木選手にそれを伝えたら、「またあいつは」と目をキラキラさせながら笑うでしょう

「そうっすね!ヘッへッ(笑)」

――きのう、鈴木選手が“レッズのあるべき姿”に近いニュアンスのコメントをしていて、ハッとさせられました。鈴木選手が言うからこその説得力もありますけど、今年は何としても優勝をということでの団結というのは?

「そうですね、やっぱり、今年このメンバーで出来るのは当然最後だと思うので、毎年やっぱり新しい人が来て出て行く人もいると思う。けどやっぱり《今年こそは優勝したい》と思っている選手も沢山いると思うので、《啓太さんのためにも》という気持ちも強いと思う。必ず優勝したい」

――大事なところで、高木選手がチームを救う。こちらはずっとそんなイメージをしているので

「はい!(ニヤリ)ありがとうございます」

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インタビューの詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

では

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