どうもです
気温はきのうに続き、30度越え
もうすぐすれば、レッズ版サマータイムが導入されるのでしょうか
さて、新潟戦を2日後に控えたきょうの練習は、室内ミーティングを経て午前10時45分頃からスタート
ウォームアップ後は、11対11でのハーフコートゲームへ
最初のルールは、これまでの2日前練習で何度か(FC東京戦前等)設定された、プレーエリア限定方式でした
ピッチ上には無数のマーカーが置かれ、ディフェンスゾーン、ミドルゾーン、アタックゾーンに分割されます
ディフェンスゾーンでプレーするのは、3バック+2ボランチ
アタックゾーンには1トップ2シャドー+両ウイングバック
基本は2つのゾーンにおいて5対5のマッチアップが生じます
ただ、空白となるミドルゾーンを後方の選手が攻撃参加時のみ踏み越えることで、
「数的優位活かして、出来るだけ早く!」(監督)
という変則的形式でした
システムを合わせ手来る相手をどう打開するか
「奪った早く縦へ!」、「相手の対応を見て的確なパスを出そう」、「タイミングだよ、それぞれが勝手に動いてはゴールできないよ」
と監督
さらにルールとして、縦パスが入った際にアタックゾーンの選手は必ずダイレクトパス(1タッチ)を入れてからフィニッシュへ至る、ルール設定がありました
単調にならず、アクセントプレーも織り交ぜる
そして連動性を持ってゴールを射抜く
それは、今年のうまくいっている時の攻撃パターンにそのまま当てはまります
また、守備陣は基本的に”追い越し”をしない制限があったことから、相手のカウンターへのリスクマネージメントの狙いもあったのでしょう
新潟のワンダーボーイ、次戦は果たして・・・
ゲーム終盤には、プレーエリア限定を解除
とはいえ、「さっきやったことを頭に入れて!」(監督)
選手達もその意図を組み、バランスの良く、時には大胆にゴールを目指していました
お昼の12時23分、ラストゴールを決めた橋本選手は、きょうの練習をこのように振り返ります
「今まであまりやってきたことがなかったので新鮮。マンツーをいかに外すかということで頭を使いながら、体を動かしながら、という感じ」
なんと、右からの折り返しに右足で合わせたシュートでした
「あれはまぐれです。でも続けていきます」
そう目を細めるレフティーは1st優勝を決めた瞬間、ピッチに立ってはいましたが、ここまでの貢献度としては、
「40点ぐらいじゃないですか?」
シーズン前の期待感からすれば、妥当かもしれません
ただ、徐々にミハイロスタイルに順応出来ている印象です
その証しに、練習試合では”動きながらボールを受ける”機会が圧倒的に増えました
「少しずつボールももらったり、センタリングを上げる回数も増えているので、少しずつは良くなってきていると思う」
と本人も頷く通り
加えて、味方が信頼してどんどんパスを出してくるようになったことの現れでもあります
「ダイレクトで巻いて出てくるというのは、今まではあまりなかったし、自分のタイミングも悪かったけど、ああやってどんどん出てくるというのは、しかも顔が合わずに出てくるというのは、少しずつ理解してもらえているし、僕の動き出しも良くなっているのかなと思う。サイドをやっている以上、少し長くても一生懸命追いかけることとか、続けていきたい」
「40点」と自己採点したとはいえ、宇賀神選手の活躍を見ればわかる通り、昨年までのレギュラー組に刺激を与えた意味での貢献度は高いはずです
そんな褒められ方をしても、不本意でしょう
けれども、宇賀神選手が出場停止の次節における活躍次第では、状況は随分と変わるはず
その後にショートブレイク期間を迎えることを考えても
「ファーストステージの最後にインパクトを残せるように、まあチャンスが来ればだけど、そのための準備はしていきたい」
レギュラー争いが最も熾烈であったのは、言うまでもなく前の3枚
競争意識の高さがファーストステージ優勝の要因のひとつ
「間違いなくそうだと思う」
李選手は、そう言い切ります
「チャンピオンシップの権利を得たのは凄く大きなことだと思うし、優勝するっていうのはすべてのピースが合わないとできないと思うので、達成できて自信にもつながったと思うし、これからもっと成長していくひとつの栄養剤になったと思う」
神戸戦で自身はレッズの一員となって以降、ベンチ入りした試合では初めて”出場機会なし”を味わいました
「もちろん悔しい。試合に出るために毎日サッカーしているし、試合に出るためにこのチームに来たので、出られなかったら悔しい。この前の試合はこの前の試合で終わって、やっぱり自分に足りないものがあるから出られないので、また日々の練習からしっかり鍛錬していきたい」
悔しさをも、栄養剤に変えて
「サッカー選手は悔しい気持ちがないと成長していかないので、ここにいるみんなが負けず嫌いで、お山の大将で来た選手ばっかりだし、ましてやレッズはスター選手が多いので」
その選手達の多くは、海外挑戦や代表などでの挫折を経験しています
いわば、ハングリー精神の集合体とも言えるのが今のレッズの特徴、強みです
「その中で競争に勝っていきたい気持ちがある」
通過点は通過点、ゴールはまだ先
このチームはまだ、まだまだ、進化中です
橋本選手、李選手のインタビュー詳細は、このあと23時からの「You’re The REDS」再放送をぜひ
※きょうは生放送ギリギリまで取材があったため、この時間の更新となりました
では