6月24日 「ちょっとドイツ語を喋ったらミシャも喜んでいた(笑)」&「もっと活躍してオファーが来るように頑張らなくちゃいけないなって心を新たにした」

1523130968

どうもです

新潟戦3日前のきょう、練習は午前10時からスタート

気温30度、今年もいよいよ”炎天下”という言葉がつきまとうようになってきました

たっぷりの汗をかきながらのウォームアップを終えると、午前10時45分からは12対12での”ペナペナ”ゲーム形式へ

「スペースがあれば、持ち上がる!」

監督からは、5バックを敷いてくるチームへの対応策を中心に、これまで実践してきたことの再確認を促すような指示が出ます

また、暑い中でも気を緩めないよう、強弱つけた声をタイミング良く選手へ送っていました

選手達もコミュニケーションを絶やさず、集中を切らしません

午前11時30分、永田選手の縦へのやわらかいフィードを受けた興梠選手が、体をくねらせ前を向き、左足ボレーでラストゴールを決めます

しかし、タッチライン外脇、ちょうどディフェンスラインの水平線上から練習を見学していた茶髪の風雲児は、「オフサイだよ!」と納得のいかない様子

「早う帰れよー!」(興梠選手)

「危険なのが来た?アイツ、俺なら大丈夫(笑)」(高木選手)

「お前、ボランチになったんだな!」(堀コーチ)

4代目背番号9は、オフを利用し約1年ぶりに大原へ

「自分が帰ってきたというより、みんなに『おめでとう』と言いたくて。このタイミングぐらいで来れば優勝しているかなと思ったし、優勝する前のピリピリしている時に来るのもよくないかなと思ったから、一応、気を遣って(笑)、このタイミングで来た」

――雰囲気は?

「相変わらず変わってないなって。大原という場は良いところだなと感じた。(今年の浦和の印象は)やっぱりコンビネーションの精度は上がっていると思うし、粘り強くなっていると思う。僕が見た中ではコンビネーションの質は僕がいなくなって良かったなって(笑)。自分がドリブルしなくなったから、その分、コンビネーションの質を上げていって、それが良い方向に行っているんじゃないかと思う」

――武藤選手など新しい選手も順応していますが?

「1年目でミシャのサッカーは非常に難しいと思うけど、それを1年目であれだけ表現しているのは難しいと思うし、彼には合っているんじゃないかなと思う。でもまだトシ(高木選手)はあまり出てないし、『難しい』と言っていたので、その中で武藤選手が順応しているのが凄い」

――ドリブルで局面を打開するというところで、高木選手は似ているところもあると思いますが?

「トシだけじゃなくてタカ(関根選手)もそうだし、タカは活躍しているけど、トシにはここからそういう活躍をしてほしいなって。ひとつのオプションになると思うし、強引に行くことも苦しい試合で必要になってくることもあると思う。トシはそういう力を持っている選手だと思うし、同い年なので、期待している」

――久々のオフ?

「代表が終わって1週間ぐらいゆっくりできたので、今日からトレーニングを始めるけど、また厳しいポジション争いがあるし、ヘルタは僕のポジションの選手ばっかり取ろうとしているから(笑)、気を引き締めなおしてやらないとまた大変なことになるので、気合い入れてまた戦いに行きたい」

――そういった環境を望んだからこそドイツへ

「そうですね、僕が望んでいたのはそういう環境だし、もっと上に行くためにヘルタで活躍しなきゃいけない。その先に代表もついてくると思うし、上には上がいるというか、ここから登っていくしかないという気持ちなので、上に行きたい」

――ドイツで1年戦ってみて、肌で感じた超一流とは?

「ちょっとした差なんだけど、大きな差、みたいな。難しいんだけど。局面ひとつを取ればもちろん勝ったりもできるし、負けたりもするけど、大した差はないなと思うけど、その小さな差が大きな差みたいな。1日1日でその小さな差を詰めていかないと上には行けないと思うし、1日でも気を抜いていたらそこにはたどり着けないと思う。そういう思いができたのは良かったのかなと思う」

――ミハイロ・ペトロヴィッチ監督ともドイツ語で話せますか?

「ちょっとドイツ語を喋ったらミシャも喜んでいた(笑)軽く話すぐらいならできるようになったので、直接コミュニケーションを取れて僕も嬉しかった」

――どういう会話を?

「『ミシャ、おめでとう』って言って、『ヘルタは難しかったけどよく走ってた』、『ボールはつなげないけど、あれだけ難しい中でよく入っていた』と言われた」

――レッズが移籍金でレッズランドの人工芝を改修するようですが?

「次の世代もどんどん世界に行かないといけないと思うし、僕がまず行ったけど、そういう選手がどんどん続いてきてほしいと思うし、今、タカがああやって活躍しているのは浦和にとって凄く大切なことだと思う。正直に言えば自分がいた時に優勝したかったけど、浦和レッズが成功してくれるのは非常に嬉しい。浦和がブンデスリーガで言うバイエルンのような、常にリーグを引っ張るクラブになっていかないといけないと思うし、そういう第一歩になってくれたらと凄く思う。やっぱりそういう引っ張るクラブがあるリーグは魅力的だし、そういうクラブがヘルタのホームに来ると満員になる。そういうクラブがあることは非常に大切だと思う」

――海外に行って感じるレッズサポーターの力は?

「また違う。独特というか、浦和には浦和の良さがあるし、凄く魅力的なチームだということは向こうに行っても思う」

代表で取材したときも感じましたが、肩周りや胸板が以前に比べればがっちりし、逞しくなった印象です

コメントからもその風格は感じ取れるはずです

1474132410

「原口お前挨拶来るのが遅えよ!」

と威嚇すれば、

「うっせえお前が来いよ!!」

逆に恫喝されていたのは、森脇選手
※今までの関係があるからこそのコントのようなものです

「原口?あいつは全然オーラないんでね、来てるか来てないか分からなかった。今、気づきました。見た目は変わってないですよね(笑)髪の毛が明るくなったぐらいですかね」

――髪型と言うと、自身もヘアバンドやオールバックなど色々している印象です

「いろんな髪型をしたいなと。夏になってくれば暑くなって短髪になればいろんな髪型ができるんじゃないかなという楽しみもファンのみなさんには見せたいなと思うけど、昨日はファンサがあったので久々に練習で髪をセットしようかなというところだったけど、コーチ陣から『昨日と今日の気合いの入り方が違うんじゃないか』と。今日はヘアバンドで髪をセットしなくて、『モリの練習にかける意気込みが髪型から分かってくる』と言われた。『今日はやる気がないね』って言われた(汗)ジェルとかをつけちゃうと汗をかくと目に染みて大変なことが起きるので今日はヘアバンドにしたけど、ヘアバンドはみんなからは不評だということは事実としてある」

――ひとつの節目として、ファーストステージ優勝を決めたことについては、どう感じてますか?

「去年も前期は1位で今ぐらいの勝率だったと記憶しているので、本当の勝負はここからだと思っている。これから夏場になった体力が厳しくなってきた時にどれだけ勝ち星を重ねていくか、本当に年間チャンピオン取るためにはここからが大事だと思っているので、まだまだ油断はできないなとはどの選手も感じていると思う。こういうシステムになって前期優勝という形になったけど、ワンシーズン制だった去年に関しても前半戦は非常に良い結果は残せていたので、まだまだ油断できる要素はひとつもないなというのが正直な感想」

――練習では3人目、4人目、5人目の動きを意識して取り組んでいますが、サポーターによる“12人目の動き”も力になったと思いますが?

「それはいつも感じているけど、特に神戸戦はそういうパワーは感じ取ることができた。最後は苦しかったけど、より僕らがパワーを発揮できたのはサポーターのおかげだなと。それは間違いない事実なので、非常に良い働きをしてくれたなと。いつも僕らをサポートしてくれているけど、神戸戦は本当に力強かった印象を受けた」

――そのおかげもあって、90分走り抜けましたか?

「フル出場できたのでそういう意味では走り抜けたけど、もっともっとコンディションを上げていく必要があったと思うので、後半15分経ったぐらいから両足が攣っているようじゃまだまだ話にならない。情けないですよね。サッカーをしている、試合を出ているうちに足を攣って交代というのは僕の中では一番恥ずかしいことだと思っているので、そういうことがないように体力をつけないといけないなと。こないだもロスタイムが6分あっても最後まで走りきれる、最後まで120%の力が出せる、そんな選手を僕は目指したいなと思っているので、まだまだコンディションは上げていかないといけないと感じた。この1週間しっかりトレーニングができるので、新潟戦は問題ないんじゃないかなと思う」

――これを聴いたら、バナナの差し入れが増えそうです・・・

「バナナは好きなので差し入れしてくだされば喜んでもらいたいなと思っている。バナナを食べれば足を攣らないということは聞くので、しっかり差し入れしてもらいたいなと思う!」

――表彰式ではソロでしっかり飛んでいましたが?

「あれは、そうっすね!(笑)全く意識していなかったけど、試合では見せない渾身のジャンプをしたけど(笑)。あの時は攣らなかったですね(笑)不思議なもんですね(笑)神戸戦は喜んだけど、まだ埼スタでファーストステージのラストの試合があるので、しっかり勝ってサポーターのみなさんと喜びを分かち合いたい。優勝後のテレビでは、だいぶ戦力外通告を受けましたよね。どんどん居場所がなくなってきたなと。もっともっと頑張らなくちゃいけないなって、『みんなテレビに出てるなあ』って泣きながら見ていたけど、もっと活躍してオファーが来るように頑張らなくちゃいけないなって心を新たにした。パイナップルネタのようなものを全然仕込んでいなかったので、もしかしたらそれが影響したのかもしれない。しっかりネタを仕込んでいればオファーが来たかもしれないので、しっかりセカンドステージも取って、年間タイトルも取って、また呼ばれるように頑張りたい!!」

――最近、一部のサポーターから、6月のオフィシャルカレンダーの森脇選手がカッコいいから7月が来てほしくないという声も聞きます

「そう言ってくれる方がいるんですかぁ!?そういう方は珍しいと思うけど、どうなんすかね!? そういう方は1年中、6月のカレンダーで良いんじゃないかと思います」

週末の埼スタでは是非、背番号46が見せる、左右遜色なく扱える日本屈指の繊細なボールタッチ、そしてガッツも堪能しましょう

一番の魅力は、ピッチ上にあり

燃える赤やけん!バッファロー’46!!

インタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

では

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です