どうもです
相変わらずのカンカン照り
練習再開2日目のトレーニングは、午前9時から始まり、9対9でのゲーム形式を中心に進行します
代表帯同、けが人の影響もあり、11対11は出来ませんが、取り組むべきことは変わらず
ピッチ上からは、この中断期間を活かし、今一度コンビネーションを向上させたい監督の意志が、ひしひしと伝わってくきました
「中の選手、反応早く!」
「相手から離れる意識!出して、離れる離れる!3人目は前向きサポートを。スペースに飛び出して、相手に読まれたら、さあ動き直し!」
「味方が受けやすいところにパスを出す!相手の近くではダメ。ディフェンスは内側に入り込まれたくないからね」
「動き直すことで、色んな選択肢が生まれる」
「どこに空間があるか、相手が守備をしづらいところはどこか、常に考えよう!」
「組み立て、テンポ良く、早く動かすよ!」
「ダイレクトか運ぶかの判断を意識しよう」
「出して、動く!出して、動く!」
ゲームの終盤に入っても、擦り込ませるように監督は声を送り続けます
「もっと早く、テンポ良く!」
「見えてないと遅くなる!3人目を意識して!」
「必ず、もっっと展開を予測して動き出して!」
「長年一緒にプレーしているのだから、イメージを共有して!」
極めつけは、
「あしたはアイマスクする!?それぐらいのコンビネーションで!」
選手達も意欲的にハードワークを重ねていました
接近、展開、連動、そして連続
考える間もなく身体が自然と反応し、その感覚が味方同士でかみ合えば、最強でしょう
以前、西川選手が相手のシュートを止める際の究極の心得として「無になること」を挙げたことがありました
加えて、「ピッチ上の11人全員がそうなるぐらいになって連動すれば」とも
それに対して、「確かに。息を吸う時、いちいち《どうやって吸うか》とかなんてほとんど考えないですからね!」と伝えれば、
「それ!(笑)・・・それウケる!(スマイル)」
という話になったことを思い出しました
なお、練習は午前10時25分、梅崎選手による的確なフリーランからのラストゴールで終了しています
練習後は、茂木選手にきょうのトレーニングについて感想を聞こうと思っていたのですが、なかなか上がってきません
約30分間、天野コーチと共に、ロングフィードをヘディングで跳ね返す守備練習などを反復し、もう一汗
おかげでこちらが熱中症になりかけました(半分冗談、半分本気)
「まあ昔から炎天下でもやっていたし、逆に中学校の頃は一日中外にいた。暑さというのは熊谷で慣れていた(ニコリ)でも、毎年この時期になると辛い(苦笑)けっこう汗かくタイプで、スパイクとかもビショビショになって(汗)」
――やっぱ、地元民としては熱さランキングで熊谷が一位になることを願ってる?
「そうっすね!なってほしい(ニコリ)」
――居残り練習のテーマは?
「ディフェンダーだしヘディングも必要なので、自分でもジャンプ系のトレーニングをしているけど、それだけでなく、試合に活きるのはヘディングだと思う。ヘディングは落下地点をつかむ必要性もあるし、そういう部分で週に1回は必ず入れているトレーニング。自分でトレーニングしている分、ボールを高い位置でつかめていると実感することもできる。ここでトレーニングの成果に自分で気付くことができるので、確かめる部分では良い練習」
――持ち味を発揮するためにも課題としている部分もバランス良く伸ばすイメージ?
「そうですね」
――ボールが宙に浮いている時の足の運びで、サイドステップ、バックペダルステップの使い分けに気を使っていた印象です。ユースの石栗コーチが好きそうな(笑)
「そうですね、やっぱ常にユースの時から意識していて、ヘディングの時にバックペダルでは前に行けないのでサイドステップで対応しているようにしている。そういうのがクセ付いているのがある(ニコリ)」
――全体連取について言えば、監督の指導からはその哲学的なものが凝縮されていたようなきょうのトレーニングでしたが?
「ああやって、どんどん裏に抜けるという練習では、サイドの選手も裏に抜けていかなければ行けないと思うし、シャドーの選手が抜けて、その奥にサイドの選手がいるというのは良い崩し。自分は(左サイドバック)あんまりワンタッチで折り返すシーンが作れなかったので・・・逆に裏へパスが出せたのは良かったけど、自分が裏に抜けて折り返すとか、ゴールを決めるというシーンを作れればと思う」
――対峙した平川さん、やっぱりうまい!
「うまいっすね(しみじみ)タイミングが凄い。マーク着いててもタイミングを外すのがうまいし、守備されてても動きを読まれている。読まれたら、逆をつけるような良い練習が出来ると思うし、そういう中で毎日出来るというのは、最近ゲームに入れていなかったので、きょうは嬉しかった」
――見ていると、平さんにボールが入った時に寄せようとすると、もうすでにその頃には次のプレーが決まっていて、スルリといなされるような感覚です。本当に、良いお手本が・・・
「はい、います(ニコリ)」
――監督の指導の中で、特に「なるほど!」なことは何ですか?
「あー、そうですね。まあ、ユースの時から裏に抜けるというのは大槻さんも言っていた。でも抜けるだけというより、抜けたあとというのが、やっぱり一人だけではゴールを決められないと思うし、監督も今日よく『2人目3人目』と言っていた通り、そういうのは徹底しなきゃいけないと改めて感じた。ユースでもそういう指導をされていたけど、そこでユースの頃はみんながハッキリわかっていたのかと言えば、わかってなかったのもあると思うし、もっと裏に抜けて一人だけ孤立するのではなく、すぐに2人目が横にいたり、一緒に走り抜けたりできたら良い」
――水風呂は入ってますか?
「入ってるけど・・・あんまり入らない」
――汗だく状態の今なんて、そのまま入ったら最高じゃないですか
「そうなんすけど・・・冷たすぎるので(苦笑)あまり入ってられなくて(冷汗)」
――前回の早稲田大との練習試合では、出場機会がありませんでしたが、さすがに今週はあると思ってます
「そうっすね!」
――あしたの練習ではアイマスクをしてプレーするそうなのですし、うまく自分の存在価値を示せれば
「フハハハハハハ!そうっすね!それぐらい、自分でも見なくてもわかるように感じながらプレーしたい。まだ1年目だけどもっと色んな選手の特徴を見て、その人に合わせたり、自分のプレーの特徴もわかってもらえるように、アピールしたい」
自然と日々練習をこなしているだけではあっという間に時は流れてしまいます
だからこそ、今を大切に、磨いて磨いて輝いて!
茂木選手のインタビュー詳細は、あすの「You’re The REDS」でお届けします
では