どうもです
オフ明けのきょう、ひと月先へタイムスリップしたかのような陽気の大原で、練習は午前10時から始まりました
まずは人工芝ピッチで約30分間、体幹トレーニングを実施
その後は天然芝ピッチへ移動し、キーパー陣は専用メニューへ
フィールドプレーヤーは、ステップワークや坂道ダッシュで足腰に負荷をかけ、午前11時からはパス&コントロールでボール感覚を養います
約45秒間、ワンOnワンを行い、笛の合図と共に向こう側対角線上のコーナーフラッグ付近までをL字型に約140メートル走り、そこでまた1対1、という反復メニューです
中でも、李選手と青木選手の攻防は見ものでした
ギラギラとマイナスイオン
日頃は空気感が正反対の2人ですが、ピッチ上にはバチバチとした熱気が充満します
オーラは違えど、サッカー選手たるもの負けず嫌いに変わりなし、ということを再認識しました
練習は午前11時30分頃に終了しています
すでに何度か紹介していますが、始動日から話題となっている新しいトレーニングマシーンを用いた懸垂について
「最高で5回ぐらいかな。棒の持ち方にもよるけど、俺は腕が短いので(苦笑)」
そう自虐的にハニカムのは関根選手
「このトレーニングが始まってから、ゆっくり時間をかけながらの腕立てを出来る選手が増えた」
と明かすと、しばらく間をおき、
「まあ、俺は元から出来ましたけどね(ニヤリ)」
おっ、やはり大物
こちらが「最近、胸板が厚くなったように見えます」と印象を伝えると、
「マジスカ!?そうかも・・・実はっすねー・・・」
何か、努力のエピソードが出てくるかと思いきや、
「昨年よりシャツのサイズを小さくしたんすよー(ニヤリ)」
この日記では久々の”関根節”でした
なでしこJAPANはつかめなかったリオへの切符
この世代屈指のサイドアタッカーには、ぜひともメンバー入りを果たしてもらいたいです
もうひとつ、体起こしのフィジカル系メニューとして新たに加わった、1対1&スプリントについては梅崎選手にお話を聞いています
――ドリブラーの梅崎選手がどのような仕掛けを繰り出すか、見ている側は非常に興味深いです
「アーハイッ!(笑)まあそうですね、凄く、何て言うんすかね、サッカーというかゲーム(試合)に近いフィジカルトレーニングなのかなと思うので、ただ単純に走るよりかは違った負荷もかかるし、追い込み方では(シャトランよりも)キツイ。もちろん1対1の攻撃だけでなく守備での練習になるので、凄く良いトレーニングだと思って取り組んでいる」
――確かにきょうも絶妙な間合いで阿部選手のドリブルを止めて、かき出すのでなくすぐにマイボールになる奪い方が出来ていて、「ハッ」とさせられる面がありました
「今年、守備というのは自分の中でひとつのテーマとして置いている。1対1の攻撃だけでなくより守備でも強くなることによって、自分の更なる成長が見えてくると思うし、それは攻撃にも活かされると思う。守備に対してのモチベーションも非常に高い」
――ドリブルで仕掛ける時は、事前に《こう交わそう》とかイメージしてから距離を詰めていくのか、それとも咄嗟の判断で足が自然に動くのでしょうか?
「まあどちらかというと、“自然”かなという感じはある。槙野とかと対峙していると、色々と考えさせられる。間合いがちょっと違うので」
――多くのサッカー少年に、平日ではありますが火曜日のこのトレーニングにおける梅崎選手のドリブルを見てもらいたいです
「ハハハッ(笑)テクニックはそんなにないすけど、魅せられるように頑張る」
――レッズサポーターに“梅崎司”がハッキリと認識されたのが、大分に所属していた06年。夏にビッグアイでレッズと対戦した際に左サイドからカットインして鈴木選手を思いっきりかわしたシーンだと思います
「あーはい(ニコリ)そういうシーンをね、多く作れるように、コンディションも凄く良いし、フィーリングもかなり上がってきているので、魅せていきたい」
――先日のジュビロ戦ですが、残念な結果に終わりました。ベンチからはどんな心境で戦況を見つめていましたか?
「非常に見ていて歯痒かったし、なかなか崩しきれるシーンというのも少なかったし、《自分が出て何とかしたい》という気持ちもあったけど、ああいう形で追いつけたけど、勝ち越されたというのは、チームとしても痛い一敗かと思う。だけどね、僕ら出ていなかった選手がこれから躍動するチャンスでもある。チームの助けになるように1日1日を大事に上を目指してやっていくことが大事」
――おっしゃる通りで、今は代表組がいない中でのトレーニングあすもあります。梅崎選手のような気概がチームがさらに良くしてくれるのだと感じています
「もう準備はずっとしている。来たときに答えるだけ」
――次は福岡戦
「まあ、ジュビロ戦と似たような展開になるのかと思うし、そこでどう崩していくか、集中力崩さずに90分間闘うことが非常に大事。そこをイメージしながら準備したい」
――かつてのチームメイトも在籍していて、特に堤選手は同じ“調子乗り世代”なので対戦が楽しみなのでは?
「もちろんですね(ニコリ)やはり昔から知っている奴だし、アンダー世代から一緒にやっていたので楽しみな面が多い」
――堤選手は09年の大ケガを乗り越えてから、筋肉が増えて体が強くなった印象も受けますが、彼のストロングポイントをどう感じてますか?
「クレバーさじゃないですかね。どんな時でも冷静だと思うし、足元の技術が凄いしっかりしている。確かに体は強い」
――あれだけ左右遜色なく蹴りこなせるディフェンダーもそう多くない
「そうすねっ!なかなかいないタイプのディフェンダーだと思う」
――本当に、色んなチームでレッズ出身の選手が活躍しているのは誇らしいですし、刺激になるのでは?
「そうですね、やっぱりレッズにいた選手が活躍しているのは刺激になるし、またこうやって対戦する状況がね、どんどんどんどん増えてきているので、それはひとつの楽しみ。まあ、ね?一緒に闘った仲間だけど、試合になれば別。しっかり叩きのめしたい」
――正に。サポーターもレッズ出身選手の勇姿を見たい気持ちもあるでしょうが、一番はそこを打ち破るレッズの選手のプレーに期待しているはずです
「はい!頑張ります!!(闘志を秘めつつニコリ)」
2014年の終盤に堀コーチと共に居残りでヘディング練習(同年11月頃の日記参照)に励み、昨シーズンの序盤には「初めて」というヘディングでのゴールを記録
飽くなき向上心を抱く赤き求道者は、練習の成果を本番で体現する力に優れます
地道な努力で梅咲かす
今年は守備でさらにレベルアップし、チームを救う”何か”をもたらしてくれるでしょう
インタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします
では