どうもです
2月の第4週がスタートしたと同時に、2つの大事な公式戦の開幕をこの一週間で迎えることとなりました
ACLの初戦を2日後に控えたきょう、練習前には約1時間のミーティングが行われ、午前11時過ぎに選手達はピッチに姿を現します
アップ中のとりかごは、報道陣の目の前で行われていたことを抜きにしても、明るい雰囲気が滲み出ていました
プレー面で言えば、梅崎選手が”鬼役”の際にもアジリティ性豊かにキレのある動きを披露
あすは誕生日、そしてあさっては29歳最初のゲーム、期待が高まります
お昼の12時過ぎからは、11対11でのゲーム形式へ
ハーフコートよりも広めのエリアでしたが、ビブス組はもっと狭いゾーンでプレーしているかのように全体をコンパクトに保っていました
これが、今年取り組んでいる”相手陣内でのサッカーを長くする”ことへのアプローチなのでしょう
無論、DF背後には広大なスペースが生まれ、フィード1本で裏を取られる場面が頻発しましたが、そのあたりは徐々に完成型へと近づくことが求められます
時に、高い位置でのボール奪取に成功すれば、一気にフィニッシュへと持ち込める流れは見ていて爽快でした
ファーストディフェンスの徹底は以前から取り組まれていたことであり、どのようなスタイルであれ、”奪ったら縦”というコンセプトに変化はないはず
戦略の柔軟性に引き出しが増えれば、この上なし
新たなるチャレンジ+ワンの精神とも受け取れます
ゲームは終盤お昼の12時45分、膠着状態が続く中、ラストゴールの宣告からしばらくがたった頃、ビブス組が素早く縦へと左サイドを攻略し、最後はペナルティエリア内に侵入した宇賀神選手が右足で冷静に流し込みました
監督からは、特大の「ブラーーヴォ!」、槙野選手と西川選手は前身で喜びを表現
全体を通じて狙い通りに攻守が噛み合っていたかといえば、なかなかそうでもなく…ただそれは、細かなタッチ制限など、試合以上に難しい状況が設定されているから
だからこそ本番が楽しみであり、興味深いです
練習後、若手選手らと共にセンタリングシュートやサッカーゴルフでもう一汗かくと同時に、雰囲気を盛り立てていたのは、副キャプテンの槙野選手
何度も豪快なヘッドを叩き込むなど、“絶好調男”に相応しい動きを見せていました
――公式戦を2日後に控えて
「準備はしっかりしてきたいし、浦和に来てからもそうだし、ACLの初戦の重要さは重々わかっているので、去年とその前の年はアウェイの開幕からスタートして、敗戦しているので、グループリーグを突破するためにもホームで出来ることは僕たちにとって非常に良いスタート、良い準備ができる条件になったと思う。内容云々よりもしっかりと結果のところを突き詰めていかないといけないという部分が初戦はある」
――口ひげもほどよくニヒルな感じに・・・
「はい、ちょっと伸ばしてる。評判は悪い、評判は良くない(苦笑)」
――オフの長さなど、例年と違うところがありましたが、その準備期間における手応えは?
「いやまあ、キャンプは長かったけど、自分達が今シーズン置かれている状況もしっかりと把握しながら新しいことにチャレンジするという意味でも、初戦が非常に大事だと思っているし、もちろん対戦相手もそうだけど、観てくれているファン・サポーターのみなさんにも“今年の浦和は違う”、“今年に懸ける思いは去年よりも強い”、そういうところをメッセージとしてプレーで伝えられるように結果として示して行ければと思う」
――プレー面における今年の違いというのはどう感じてますか?
「昨年もそうだけど、ACLとリーグで2チーム作れるような選手層の厚さというのは増したと思うし、誰が出ても質の高いサッカーをしなければいけないというのはある。個人的にもキャンプでリベロのポジションをする機会も多かったし、ストッパーのポジションも多くなると思うし、与えられたところで同じような質の高いプレーをしなければいけないと思っている」
――きょうのゲームでは、ディフェンスラインが高く設定されていて、かなりコンパクトな陣形を保っている印象を受けます。高い位置で奪えれば嵌ると思いますが・・・
「まあネガティブなことを考えても仕方がないし、自分達がどうしたらボールを奪えるか、ゴールを奪えるかというのをプラスに考えながらプレーできればと思うし、もちろん新しい戦術をすることによって色んなマイナス面が出るかもしれないけど、リスクのことは考えず、しっかりと自分達がチャレンジすることが一番大事」
――どう効率的に点を取るかを逆算して、守備における一番の近道にチャレンジしていると
「そうですね、もちろん攻撃主体のチームではあるけど、今シーズンは1年間の中でのテーマが【守備】だと思っている。西川選手を中心に守備の構築というのは毎試合毎試合、口酸っぱくチーム全体をオーガナイズするのが大事だと思うし、僕自身もピッチ上における監督というか、キャプテンのつもりで全体を締める。全体に対して叱咤激励するというのは、今シーズンさらにやっていかないといけないひとつの仕事だと思っているので、【守備】が今シーズンのテーマだと思っている」
――早く公式戦を闘いたいという思いが漲っていると思いますが、改めて意気込みを
「選手は非常に良い準備をしてきたし、誰が出ても同じような質の高いプレーをしなければいけない。ひとつでもミスを犯してしまうと、出番を待っている選手もいるので、非常にチーム内で競争がキャンプの時から各ポジションで起きているので、選手一人ひとりが危機感をもって、良い試合と良い結果でスタートできればと思う」
――最近、鈴木さん=浦和の男、という呼ばれ方が定着していますが、槙野選手のチャントにも「浦和の男」と入っています
「はい!頑張ります!!ありがとうございます」
口もとをキリッと引き締め、短い言葉に力を込めました
今年、浦和の男へのチャントが聞こえれば聞こえるほど、チームはタイトルへ邁進することになるのでしょう
インタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」をお楽しみに
さらには、先週金曜日に行われた『Talking REDS 2016』第1部の模様も用意しています
では