どうもです
ナビスコ敗退から一夜明けたきょう、曇り空の大原で、練習は午前10時から始まりました
スタメン組はリカバリー
それ以外のメンバーは、6対6のハーフコートゲームで汗を流し、練習は午前11時10分頃に終わりました
※あすの練習予定は変更され、お休みです
精一杯の闘いも、結果は伴わず
悔しさを拭えない表情を見せる選手もいました
スタメン組については、監督が1人1人に声をかけ、肩や頭をポンと叩くなどのコミュニケーションが図られ、精神面へのケアがなされていた印象です
ゲーム形式に参加した選手達は残りのリーグ戦へ、まずはショックをかき消すべく、積極的に声を掛け合っていたように感じられました
中でも、濱田選手の声がよく聞こえてきます
「後ろ後ろ後ろ!前前!直輝、右!」
「ターン!大丈夫大丈夫!」
「バランス!切り替え!良いよ行こう行こう!」
「フリーフリー、直輝!」
「サンキュー!」
「トヨトヨ!アオキー!」
ラストゴールの前も同じく、濱田選手が声を張り上げます
左サイドを駆け上がり、
「直輝直輝直輝!」
山田選手のパスを受けた濱田選手が中央へ折り返し、最後は阪野選手が決めました
意識の高さがうかがえます
「個人的には夏にけっこう動けなくてしんどかった。やっと涼しくなって身体がかなり動くようになって、思い通りにプレーできて楽しめている」
と充実した表情
――良い状態である分、きのうの試合でも「出たい」という思いが強かったかと思いますが、ベンチから見ていてどうでしたか?
「やっぱ得点チャンスがあれだけ沢山あったので、ああいう試合に勝てないのはかなり悔しいけど、自分が出るとしたら勝ってる場合だと思っていたので、きのうの展開だと出番は『きびしいかな』という感じだった。けど、ベンチを含めてチーム一丸となって闘っただけに残念だった」
――試合が終わった瞬間、”闘いきった”雰囲気がピッチに充満していましたが?
「そうですね。サポーターの皆さんが良い雰囲気を作ってくれたのもあるし、みんな『もう1点取って勝つんだ!』という気持ちが凄い見られた。プロの世界なので勝たなければダメだけど、でも久しぶりにあれだけ・・・広島とかなり面白い試合をしたのではないかと。その中でチャンスがいっぱいあったので、決めて勝てれば良かったなと思う」
――「引きずらず」という意志か、きょうの練習では濱田選手の声がいつも以上に聞こえてきました
「はい。まあ身体が動いているのもあるし、夏は自分のことで精一杯で、持ち味の声がちょっといつもより出せていなかったなと感じてた。けど、涼しくなって自分だけのことじゃなくて周りもかなり見えるし動かせるようになった。なので特徴である“声”が出せてるなときょうは感じたし、続けていかないといけない」
――ラストゴールの場面では、ここぞのタイミングで素晴らしい走りを見せるなど、踏ん張れているように見えますが?
「そうですね!そこは日頃から心がけていればゲームにつながると思うし、相手が疲れているところ、みんなが疲れている中でスプリントを1本できれば、相手はしんどいと思う。逆にディフェンスの立場とすると、疲れている展開で相手にフレッシュな選手が入ってくると厳しいのでそういうのを『逆にやってやろうかな』という気持ちだった。素直に大事にしたい」
――先ほどからよく話している、「動けなかった夏」についてもう少し詳しく聞かせていただけますか?
「けっこうしんどかった(苦笑)」
――例年とどう違ったのでしょうか?
「う~ん、やっぱり1つひとつの反応が遅くなっちゃうのと頭が『ボヤ~っ』としてしまうというか、気をつけてはいるけど、どうしてもやっぱり涼しいときに比べれと、鈍くなっちゃう。そうすると、僕のようにプレーの流れを読むような”準備の段階”で戦わなきゃいけないタイプの選手にとっては、そういうところが少しでも落ちるとやっぱりパフォーマンスが低下するんだなというのは感じた」
――特別な対策をして、裏目に出たとかではなく?
「そうですね、毎年夏はちょっと良くないけど、『今年こそは克服してやろう』という気持ちでいたけど・・・。対策としては出来ることはやってるけど、なかなかパフォーマンスが上がらなくて苦しい時期だった(苦笑)」
――それも今後への糧となるでしょう
「そうですね、そうしないといけないと思う」
――今シーズン、残された公式戦が12試合。ここからは出場停止の選手も出てくるでしょうし・・・
「そうですね、とりあえずはパフォーマンスを上げてもう一度、ちゃんと戦力として見てもらえるように、今はその最中でもっと良くなると自分では思ってる。みんなが一年間の疲れが出てしんどい時に、力になれるように、最高の準備をしたい。ナビスコも天皇杯も終わったのでリーグしかない。そのリーグに賭けていきたい」
――練習後の光景(岩舘選手、山田直輝選手、関根選手とじゃれ合いつつ、練習が終わっても40分近くグラウンドから離れませんでした)を見ても、もう少しユース組が試合に絡んでくれれば嬉しいです
「ハハハ(笑)そうですね。まあユース組がどんどん試合に出て結果を残せれば一番良いと思うので、頑張る」
心技体
2012年、ミハイロ体制1年目の開幕戦でスタメンを勝ち取った”あの時”よりも、背番号12は確実に成長を遂げているはずです
濱田選手のインタビュー詳細は、あすの「You’re The REDS」でお届けします
では