どうもです
きょうは、『皇后杯 JFA 第47回 全日本女子サッカー選手権大会 3回戦 vs伊賀FCくノ一三重』を4日後に控えた三菱重工浦和レッズレディースのトレーニングがメディアに公開されました
◇◆◇フォンテス選手◇◆◇
――初ゴールおめでとうございます
「Thank you!」
――試合を振り返って
「やっぱり初戦ということで、なかなか簡単な試合ではなかったのですけど、しっかり自分達は相手のやり方などそういう難しさに対してしっかり対応できたかなと。それがチームとしての成長につながったかと思います。自分としてもゴールを決められて、前半1対0で折り返すことができたし、そのあと最終的にはトータルで4点決めて勝つことができたので、そういった意味では良いゲームができたかと思います」
――トーナメントの初戦の難しさがある中、うまく試合を進めるためにどのような意識で
「初戦ということで難しくなるということはチームとしても理解できていたので、しっかり相手の分析もできていましたし、相手のはいラインをいかに攻略していくかということへの準備は一週間通じて良くできていました。個人的にはしっかり落ち着くこと、なのでお気に入りの音楽を聴いてリラックスして試合を迎えることができました」
――音楽は
「Adele、カントリーミュージックです。Adeleの好きな曲?[Someone like you]。サブスクでお気に入りの曲を聴く感じです」
――ゴールシーンを振り返って
「まず、美紀さんが素晴らしいボールを蹴ってくれたので、自分はそれに予測して入っていくポジションだったので、それに合わせて次のポジションを取ったところでゴールエリアのすぐそばにボールがこぼれてきたので、自分はそれをただ触るだけでした」
――チームにとっての貴重な先制点であり、ご自身にとっては日本に来て公式戦初ゴール
「そうですね!本当に自分にとって特別なゴールになりましたし、ちょうど自分の父親がスタジムに来てくれていたので、家族にとっても本当に良いゴールになったと思います。だた、本当に今、日本のサッカーについて学んでいる部分も多いですし、自分自身の成長というのも感じているので、もっともっと努力を続けて、もっともっと沢山のゴールを決めたいと思います」
――成長を実感している部分
「まず、守備のところで、やっぱりボールのないところでどうプレーするか、守備の強度をどう出すかというところは本当、この3ヶ月近くの間で学ぶことができましたし、あとは攻撃のところでも自分が自分の持ち味を出すために自分の選手とどう連携していくかというところで、それもより深まっていっているので、そういった意味では本当、日々の練習というのが良い勉強をする機会となっています」
――島田さんもフォンテスさんが良いボールをくれると絶賛していました
「Thank シマ!島田選手はやっぱり素晴らしいフォワードなので、常に彼女に良いパスをしようと狙っています」
――そういうところは持ち味とし出せている手応えがある
「そうですね、本当、練習の中からそうですけど、島田選手、伊藤選手、彼女たちは本当に素晴らしいものを持った選手なので、少しでも彼女たちの助けになるようなプレーができれば良いな、といつも思ってプレーしています」
――ボールの芯を捉えるのが凄く上手で、練習を見ているだけでも楽しめます。なぜそのような技術を身に付けられたのか
「そうやって自分のプレーを褒めていただけるのはありがたいのですけど、自分としては練習よりも試合でそれを発揮したいと思うので、みなさんにその良いキックというのを試合で出せるように頑張りたいですし、7歳ぐらいの時にコーチしてくれた人が、非常にリフティングを大事にしている指導者で、常にチームの練習に入る前に、500回インステップ、500回インサイドキック、500回体のどこかでも使っていいからっていうのをやっていたからそれで身についたというのは1つの理由かもしれないです」
――寒くなってきましたが、日本での生活は楽しめてますか
「日本の生活は本当に楽しいのですけど、ちょっと寒さだけは苦手です(笑)」
――最近はどのようなことを
「そうですね、本当に日本の生活を楽しんでて、家族や友人が来ることがあるので、その人達と出掛けていって、原宿に行ったりラーメンやトンカツを食べるなどそういったことも良い経験になっていますし、あとは特にチームメイトとの関わりの中で、島田選手と後藤選手が色んなところに連れて行ってくれるので、本当に彼女たちとランチに行くのが楽しいですし、練習の中で自分が島田選手の股にボールを通したら彼女が抹茶ラテを自分にご馳走してくれたり、逆に彼女たちが点を決めたら自分がご馳走したりということをしているので、本当に楽しく日々過ごせています(笑)」
――これからもっと楽しい日々を過ごすべく抱負を
「富士山に行ってみたいです(笑)サッカーではチームの勝利、そして今シーズンの成功に貢献するために頑張っていきたいですし、もっと沢山ゴールも決めたいです。そのためにも毎日しっかり練習することが一番かと思います。頑張ります」
――富士山のように一番高い位置に登り詰められるように
「Wow,本当に良い例えですね。山を登るかのように、チームとして一歩一歩前に進んでいって、チームとしてタイトルという”頂上”を獲りたいと思います。ありがとうございます(笑)」
◇◆◇島田選手◇◆◇
――難しい初戦でしたが勝利しての気持ちは
「やっぱり皇后杯というのは何が起こるか分からない大会だと思いますし、その中で自分たちの初戦というところでかなり気を引き締めて試合に入りましたし、もちろん課題もあって、良かった部分もあるんですけど、課題も多かった試合で勝てたことが一番良かったかと思います」
――その課題とは
「ピッチコンディションが良くない中で技術のミスのところや相手チームに前からプレッシャーをかけられた時に、どう前進していくかというところは、もう一度見直さなければいけないのかなと思いました」
――チームコンセプトがある中でも、どんどん私に蹴って欲しいという部分もあって良いかと
「はい。やっぱり前線からプレッシャーをかけられた時に自分自信がひとつの起点になってプレーすることは凄い大事だと思いますし、もっともっとボールを呼び込んで自分がもっと起点を作れたらよかったなというふうには思いました」
――良かった部分では、仲良しのフォンテスさんがゴール
「サニーは体が強いですし、1点獲れたことはサニーにとっても1つほっとできた部分だと思っていますし、まだまだこれから、もっともっと連係面を高めていきたいと思います」
――何か英語で言葉をかけたのか
「試合前に『お互いに点を獲ろう』と話していましたし、練習からも自分のことをよく見てくれてパスを凄い出してくれるので徐々に良いものができてきているんじゃないかと思います」
――タッチが独特で受けやすいのか
「はい!ボールを持てますし、自分が動き出した時にそこにしっかりパスを出してくれるので自分は動き出しやすいというか、信じて動き出せるなと思います」
――ご自身の追加点は
「ローリーからパスを受けて、1つ相手の前に入りたかったのですけど、少しミスをしてしまってPKをもらえたことは凄い良かったですし、本当は左に蹴ろうとしていたんですけど、キーパーが動いたのが見えたので真ん中に蹴り変えられたことは良かったのかなと思います」
――冷静に見えていた
「はい、PKの練習はけっこうしているので、そこへの自信は付いてきてはいて、緊張はするんですすけどキーパーをしっかり見て変えたらことは良かったと思います」
――迷わず蹴るのも1つですし、PKのバリエーションが増える良い例になったのでは
「レッズレディースでPKを蹴らせてもらえることが、まず自分はなんか・・今までだったら考えられなかったことなので、自分自身が取ったPKですけどやっぱりそうやって任せてもらえることはすごく嬉しいことですし、その中でずっと決め続けていればやっぱり自分の自信になったりだとか、信頼してもらえてキッカーをずっと務めさせてもらえることにもつながると思うので、自分はあまり思い切り蹴るタイプではないので、キーパーを見ながら蹴り変えていければ良いかなと思います」
――強弱など島田選手の性格にも合っているような
「思い切り蹴ると過去に外した時もあって、ちょっとトラウマになっている部分もあるんですけど(苦笑)まあキーパーを見ながら蹴れるのが一番良いのかなと思います」
――いつもシーズン後半に量産体制ですけど、今年は早めに
「そうですね。自分はレディースに昇格して5シーズン目になるんですけど、ここまでのシーズンで前半からコンスタントに点を獲れていることが今までになかったので、ここまで1試合1試合で決めなければいけない部分はもっとたくさんあったんですけど、今リーグでは7得点というところで積み重ねてこられていることは自分の中で自信になっていますし、後半戦に失速していかないようにもっともっと質を高めていかなければいけないと思っています」
――要因は
「リーグ戦、開幕してなかなか点を獲ることができなかったので、1点目を獲れたことが凄い大きかったと思っていますし、1点を決めることで自分の中でゴールへのイメージだったりとかシュートのフィーリングの部分で徐々に質が高まったことが要因なのかなと思います」
――次は伊賀戦。懐かしい気もしますが
「はい。なでしこリーグで2位で、普段やってない相手ではあるので、どうなる・・・始まってみないとわかりませんけど、しっかり良い準備をすることがまずは大事だと思いますし、目の前の試合を一戦一戦しっかり勝っていくところで、試合の入りから相手を圧倒できるようにしていきたいなと思います」
――代表も狙えるところに
「はい。サッカーをしている以上は目指さなければいけない場所だと思いますし、そこへ行くためにはまだまだレベルアップしていかないと辿り着けない場所だと思うので、日々の練習からしっかりやることと、まずはチームで結果を残してチームを勝たせられる選手になることが大事だと思いますし、結果を残していって、いつか呼ばれるようにしっかり頑張りたいなと思います(照笑)」
――それを願っているので、これからも期待しています
「ありがとうございます!(ニコリ)」
フォンテス選手とシマダ選手のインタビュー全容は、あす水曜日19時(再放送は23時)からの〈You’re The REDS〉でお届けします
では