どうもです
本降りの大原で、始動2日目の練習は午前10時からスタート
天気も何のその、選手達は明るいムードでウォームアップに励みます
午前10時33分からは、3人1組でのパス回し
きのうと同じく、動きを止めず、縦への方向付けがされたものでした
青木選手のグループには、橋本選手も
波長が合うのか、息ピッタリの印象です
午前10時40分には立ち止まってのリフティング
平川選手は永田選手とうまくつながらず、笑いっぱなし
ゆるキャラワールドに引き込まれているのでしょうか
午前10時42分、再びパス&ゴーが始まると今度はテンポアップ
どの選手もボールをさわるのが楽しそうです
ちょうどその頃、テクテク歩きの柏木選手が、一礼をしてからピッチに足を踏み入れます
ウォーキングを経てその後は、それ以前に調整を始めていた興梠選手と合流し、ピッチをジョグで外周しました
報道陣の前を通り過ぎる際、興梠選手は柏木選手を皮肉るような発言も・・・
午前10時47分、場所を固定しのパス&コントロールへと移ります
堀コーチからは、「イメージ持って、色んな動きを入れて!」
午前10時51分、トライアングルの距離を離し、ロングキックを反復します
ある選手の蹴ったボールが監督の後頭部へ直撃しそうになるも、間一髪!
「誰だ!?」と言わんばかりに後ろを見渡す監督
容疑がかかったのは那須選手と李選手でした
しかし、結局は少し離れていた森脇選手が犯人に仕立て上げられ、無事解決・・・したようです
午前10時55分、選手達は集合をかけられます
約5分後に輪がほどけ、始まったのはゲーム形式
ハーフコートにフィールドプレーヤーが11対11で対峙したのすが、珍しいことに片方のゴールライン上にはゴールが2つ
すなわち、計3つの正規ゴールを用いるという珍しい形でした(メンバー編成はシャッフル系)
しばらくして、監督は雨の中カミナリを落とします
「次の展開を意識して!」
判断が鈍ったプレーに対し、思いっきり声を荒げました
初ゴールは阿部選手、その後もズラタン選手、梅崎選手、オウンゴール×2、武藤選手と続きます
一方のチームは攻撃専任で、もう一方のチームは守備をこなして奪った際はポゼッション
すなわち、攻めのチームは奪った瞬間に3つのゴールへ攻められることになるため、上記のような得点ラッシュになったのです
同じ位置にいても目指すゴールが変わればポジションは自動的に真逆にチェンジ
頭を使った、走りとプレーが求められました
給水を挟んだ午前11時15分、攻守の役割交代後すぐに高木選手がゴール
抜け目ないです
午前11時25分からは両チーム共に攻撃可に変更
変則的形式でのゲームに、クラブハウスの窓越しに練習を見守る山田暢久さんも興味津々の様子でした
午前11時33分、今度はゴールが2つ、エリアは”ペナペナ”(フルコートの約5分の3)での12対12へ
時に監督はプレーを止め、奪われたあとのファーストディフェンスにおいて、前線の選手を先頭にどうアプローチをかけていくかの指導を入れていました
それ以外にも3人目の動き&動き直しの徹底など、指示は多岐に渡ります
午前11時52分には相手の横パスを奪ったズラタン選手が冷静に左足でのシュートを流し込み、今季大原初(※11対11の)ゴールが決まります
主に新加入選手へ、槙野選手がポジティブヴォイスを送り、良きリーダシップを取っていました
午前11時57分、給水タイム
熱戦に寒さも吹っ飛んだか、どの選手もたっぷりと水分を取っていました(スタッフが急いで補充)
その後も激しい攻防が繰り広げられましたが、そういった中小島選手は落ち着き払ったエレガントプレーを披露
ポーカーフェイスも頼もしいです
また、終盤には李選手がゴール
ズラタン選手と李選手、決めるべき2人のゴールであったことも良い傾向でしょう
お昼の12時12分、給水の際に選手はランシューに履き替え、走り込みが始まりました
ピッチの外から仲間を煽る興梠選手
それに対して、「何ヶ月休みがあったと思ってんだ!」と森脇選手がつっこめば、監督は「アイヤーシンゾー!」
※威勢良く言い払った森脇選手はこのあと、とばっちりを受けますが、それは後ほど
監督は時折集団に加わり、一緒に走り、ハッスルするもその途端に選手達はペースを上げ、置き去りにされていました
「フランツフランツ!ヒャッハッハッハッハー」(監督)
その後も監督は選手とのハイタッチを欠かさず、飽きさせません
お昼の12時47分、練習は終了
2日連続の2時間越え
お疲れ様です!!
練習を終え、シャワーを浴びてクラブハウスを後にする監督に「大丈夫!」と声をかけると、「オーダイジョウブ!ダイジョウブ!!(ニッコリ)」と軽快な足取りで、いざ!宮崎キャンプです
お待たせしました!!
ここからは、森脇選手のインタビューです!
――今年もよろしくお願いします!
「お願いします!こちらこそ!」
――始動して2日経ちましたが、チームの雰囲気やご自身の手応え、どうでしょうか?
「いやまあ、あのー、新加入選手が入ったので彼らにとってはまだ探り探りな状態だとは思うけど、まあしっかりとピッチ内外でコミュニケーションを図っていきたい」
――リフティングのマジカルバナナも“あえて”の気遣い?
「そりゃそうすよ!そりゃもうねぇ?自分が先頭に立って負けないとチームも盛り上がらないので、まあ、自分のテクニックを出すというよりは、意識的に負けた(苦笑)」
――今年はいじられる立場からいじる立場になるぐらいの意気込みですか?
「いや~そういう変化を求めてシーズンインしたけど、最初の方ではその手応えはない。昨年のままかな?って感じた」
――オフはリラックスできましたか?
「色んな所に行ったり、色んな人と話したり出来たので、非常に良いオフを過ごせたなと思う」
――ヨーロッパで最先端のサッカーを観てきたそうですが?
「FCバルセロナの試合を観に行ったけど、さほど主力選手も出ていないし相手も二部のチームだったので、多くのことは参考にならなかったけど雰囲気を味わえたのはひとつ良かった。凄いスタジアムで凄い雰囲気だった」
――世界最高のストライカーの足を止めたそうですが?
「ねー!止めたっていうかもう、あーのバッタリね、バルセロナの街で会ったのもビックリ。スアレス選手と服を買うところが一緒だったのでビックリした。まさかそんなところにいるとは思わなかったので、『スアレスかな?どうかな?』何て思いながら英語で声をかけた」
――どんな感じに?
「『ピクチャープリーズ』って。合ってるかどうかわからないけど、とりあえずジェスチャーを交えながら『写真撮ってくれ!』と。『カシャカシャしてくれ!』と伝えた。そしたら結構快く受け入れてくれた。けどまあ、顔は引きつっていて嫌そうだった(苦笑)まあ優しいなと感じた!(笑)」
――「俺は浦和レッズのディフェンダーで、いずれクラブワールドカップで対戦することになるぞ!」ってちゃんと伝えましたか?
「いやそれは伝えたかったんだけど、そこまでの語学力というか英語が出てこなかったので、『センキューセンキュー!アイライク スアレス!!』みたいなね、そういうことしか言えなかった。むこうもね、『ナニイッテンダコイツ!?』みたいな顔してた。お店の人も気付いていたけど、まあ気を使って声をかけていなかった。その中でも僕も店内で5分ぐらい葛藤して、ひとつ面白いネタにもなるなと思って声をかけた。撮影者は、妻です!!」
――噛まれなかった?
「噛まれなかった・・・そのビクビク感もあったんすけど、全然平気だった。逆に自分から『噛んでくれ』と言えばよかったけど、そのアイデアが出せずにテンパッちゃって(汗)人間、テンパると何も出てこないんだなというのはわかった。(過去にはダヴィ選手に・・・)だからスアレス選手にも何かしてもらいたかったけど、まあ残念だった」
ちょうどそのタイミングでした
パチン!!
「痛ええよおお!」と森脇選手が振り返れば、背後には興梠選手
今季初の“後頭部不意打ち”でした
――今年もこのキャラですか?
「いやいや!そろそろ変えなくちゃいけない!!でも新加入が11人ぐらい入ったので、あのーそういう選手にはもの凄いオーラを出していきたい」
――オーラといえば、練習の走り込みでは森脇選手から余裕の風格が感じられました
「余裕感じた?いやー昨年の方が余裕感はあったんですけど、まあ今年は顔は余裕に見せているだけで、肉体的には昨年と一緒ぐらい。でもしっかり一月入ってから準備をしてきたので、そういう意味では比較的スムーズに練習には参加できてる」
――顔ってとこで、走っている森脇選手を見ながら「何でそんなに黒いんだろ!?」とそこばかりきになりました
「いやもう、しっかり自主トレで追い込んできたので、やっぱ自主トレを追い込めば追い込むほど人間は黒くなるっていうのはね、今年に入ってわかったので、今シーズンしっかりと闘って、来年も良い自主トレに励みたい!というふうには思う」
――他の選手は自主トレが足りないということですか?
「足りないッスね!全然、まだ白い選手が何人かいたので、『それはまずいぞ!』と伝えた。みんなしっかりと練習を積めばどんどん黒くなるというふうには思う」
――自主トレはともかく、きょうもかなり負荷がかかっていたので、本番の練習で負けないように…
「いやーもうきょうはね、一番ハードに上げたよね?なので、色々と大変さはあったけど、記者の皆さんがミシャにね『もうちょっと練習時間を短くした方が良いんじゃないの?』っていうふうに伝えてもらいたい」
――宮崎帰りはもっと黒くなっているということで?
「いや~これ以上黒くなるともっといじられんすけど、しっかり追い込んで黒くなって帰ってきたい!」
「飯は?メシは?」(槙野選手)
「行こうよ行こう!!」(森脇選手)
――それでは、今年の目標をお願いします!
「いやもうね、ACLとか日程はタイトなんだけど、まああのーホントね、昨年ACLに出たチームというのがなかなか良い成績を修めることが出来ていなかったので、今年はホント、その中でも良い試合をして良い成績を修めたい。それはACLだけ、リーグだけということでなくて、全てのタイトルを勝ち取りに行きたい。まあホント、ね?それは口で言うのは簡単だけど、どれほど難しいというのかはどの選手も重々わかっていると思う。それに近づくために一歩一歩やらなきゃいけない。昨年は2位だったけど、2位では何も得られない。今シーズンはしっかり結果で示したい…集え!浦和ピーポー!!」
インタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします
お楽しみに
では