どうもです
降り注ぐ陽射しが、春への近づきを思わせる大原
午前10時45分過ぎ、ミーティングを終えた選手達はピッチに姿を現します
練習は午前11時頃スタート
ウォームアップを経て、午前11時50分頃からは、ハーフコートよりやや広めのエリアにおける11対11でのゲーム形式へと移ります
また、ハーフラインには無数にマーカーが置かれ、横は”ペナ幅”、さらには前線と守備で選手のプレーエリアが分割されました
相手陣内と自陣内で、必然的に5対5のミラーゲーム的マッチアップが生ずる仕組みです
ただし、時にはエリアをまたいだ攻撃参加も許されるため、攻守において数的優位もしくは不利の状況が起きます
「奪ったら縦!」(監督)
3人目の動きを活かした攻撃、3人目に飛び出された際の守備、両方の実戦感覚がうまく養えたことでしょう
お昼の12時15分からは、前後のプレーエリア分割を解除
「タイミングを意識して!」
と監督は呼び掛けましたが、もうひとつが特に印象的です
「ショートショートロング、ショートショート縦!」
今までのトレーニングでは、あまり記憶にありません
これについては後ほど”浦和の男”が説明してくれますが、簡潔に言えば[蝶のように舞い、蜂のように刺す]といったところでしょう
選手それぞれが精力的な動きを見せたトレーニングはお昼の12時30分、ビブス組に入った宇賀神選手のラストゴールで終了しています
練習後、居残りでシュートを反復した槙野選手は、額に汗を拭いながら、爽やかな表情でクラブハウスへと引き上げてきました
「自分たちのサッカーにはいつも自信を持ってやっているけど、なかなか結果が伴わない中で連戦を消化していたので、とにかく勝ち点3を取ったことは自分たちにとっても良い薬になったと思う」
――湘南戦では、前半24分に迎えた大ピンチで見せた槙野選手のブロックが大きかったかと思われますが?
「気持ちで、全力で止めた。人数的にも不利だったし、僕の後とにはシュウちゃんしかいなかったけど、気持ちでは負けない自信はあったし、手を使ってでも止めてやろうという思いはあった」
――開幕戦、阿部選手が闘将のような雰囲気を見せていた印象を受けます
「いつもチームのために引っ張ってくれるキャプテンだし、ああやって先頭に立って物事を言って行動に移すキャプテンの背中を見て僕たちも刺激をもらっている。阿部選手だけではなくて、チーム全体で刺激し合える言動をできればいいかなと。チームがプラスになる方向に進めばいいかなと思っている。森脇くんがやるとまたマイナス効果が生まれるけど(笑)」
――森脇選手には、きょうのゲーム形式で「簡単にCKを与えるな」と言っていたましたが、昨年の鳥栖戦における教訓でしょうか?
「鳥栖戦もそうだし、名古屋戦でも彼が簡単にCKに逃げたところからやられていた。自分たちのコンセプトはボールをしっかり保持すること。簡単にスローインに逃げない、CKにしないというコンセプトなので、そこは昨年、勉強代を払っているので学習しないといけない部分だと思っている」
――練習中、「ショートショートロング、ショートショート縦!」と、監督にしては珍しい言葉を発していましたが?
「相手を食いつかせるトレーニング。常にロングボールとかではなくて、ショートで相手を前に押し出してからの奥へのロングボール。それを意図としてトレーニングできていたし、山形を想定しての練習だった」
――きょうの全体練習後に行っていたシュート練習も山形を想定していたのでしょうか(笑)?
「やっぱりね、“山の神”がいますから(笑)打ち砕くようにズバッと決められればいいなと思う」
――槙野選手にとって山岸選手の存在は?
「うーん、○○○ですかね(笑)。買い物を行くのもそう、ご飯食べに行くのもそう、電話1本で車も出してくれるし、予約もしてくれるし、ゴルフ行く時も車を出してくれるし、先輩だけどいろんな面で○○○として使っていた(笑)。時にはジェルを貸す仲でもあったし、本当に良くしていただいた先輩なので、ピッチでゴールという恩返しができればと思う」
――改めて、2日後への意気込みを
「ACLのホーム戦は開幕したけど、リーグ戦は全く違う雰囲気になると思うし、たくさんの方に来ていただけると聞いているので、今年の『浦和は違うぞ』というところをピッチ上でしっかり示して、今年1発目の“WE ARE DIAMONDS”を歌いたい。頑張ります!!」
歌うぞ、浦和を愛するから
槙野選手のインタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします
では