どうもです
週末に公式戦ではなく練習を取材していると、何だか不思議な曜日感覚になります
蔚山現代との第2戦を4日後に控えたきょう
選手達は室内トレーニングを行うなどして午前10時頃、ピッチに姿を現します
まずはパス&コントロール&ゴーを実施
「出すのが目的じゃない!質が高いのを届けるのが目的!」(大槻監督)
午前10時30分頃になると、スモールフィールドに2人1組で計3色が入る4対2のパスゲームが始まりました「ただやってるだけじゃマラソンと一緒!」(大槻監督)
動きのメリハリなど、意識高いプレーを促していました
「プレッシャーかけろ!OKOKそういうこと!!」(大槻監督)午前11時頃からは11対11でのハーフコートゲームへ
ここでは、守備での中締めや攻守の切り替えなどが強調されていました
2ゴールを決めた武藤選手の決定力もそうですし、槙野選手のピリッとした表情と次の展開を予測した的確な守備が印象的です
全体練習は午前11時25分頃に終了しています
その後はポジションによって追加メニューが用意され、センターバック陣はセンタリングの跳ね返し&ラインアップ、攻撃陣はシュート練習を行うなどしていました
練習が終わるタイミングで雨足も強まっていたので、もしかしたら梅雨空も、真剣なムードでトレーニングに打ち込む選手達に配慮していたのでしょうか
◇◆◇柴戸選手◇◆◇
――蔚山との1戦目を受けて、どのようなことを心掛けたいですか
「ホームで負けてしまったので、その借りを返すというか、アウェイで得点を取ってこなければいけないので、そういうところはしっかり前回の対戦における反省を含めてもそうですし、それよりも気持ちが大事になると思うので、そこを強く見せたいなと思います」
――反省
「やっぱり守備の部分で自分達がボールを持っているときにどう後ろでリスク管理をするかという部分で、2点目なんかは少し真ん中を空けてしまったりした部分があったので、ああいうところでもしも自分が出た時にそういうイメージを持ちながら、真ん中をしっかりと埋めながら奪って2次攻撃まで出来るっていうところまでやっていきたいと思います」
――2次攻撃の第一歩となるのが柴戸選手の役目
「そうですね、やっぱり後ろの選手だけでは、降りた選手だったり残っている選手を捕まえきれないと思いますし、やっぱり後ろと良い関係で特にトライアングルを作るところで守りやすくなると同時にやっぱり、マークの責任というのが薄れてしまうと思うので、そこの関係性をもう少しハッキリしたいと思います」
――素早く切り替えて、根気強く繰り返し繰り返し攻めていくのが次は大事に
「そうですね、やっぱり切り替えのところで点が生まれる可能性が高いので、攻めて奪い返して攻めた時やさらにもう一度繰り返した時に得点が生まれると思うし、隙も生まれると思うので、そういうところでリスク管理と言いながら次の攻撃の準備というか、そういうのをしていきたいなと思います」
――柴戸選手も攻撃の際、縦に出してもう一度受けるというイメージは
「やっぱり動きがないと真ん中で相手がゴール前を固めてきた時にミドルシュートだったり、前に入っていくことだったり、動きっていうのを見せることでマークがズレたり“間”というギャップが生まれてくるので、そこの変化を出せるような選手になっていきたいと思います」
――先日の試合を見た感じですと、相手は比較的バイタルエリアを空けていて、ミドルシュートが有効打になりそうな印象が・・。柴戸選手もよく練習試合でミドルシュートを決めているので
「そうですね!前と後ろがしっかり守っている分、ラインは下がっていくと思うので、その空いたスペースからゴール狙っていくということも得点になれば良いですし、ならなかったとしてもそういうことでラインが上がってくる可能性があるので、そういう時に裏に抜けられる選手がいると思うので、そこに入って行くことでチャンスはより広がっていくかと思います」
――アジアの舞台は局面でのフィジカルが屈強な選手が多いですが、柴戸選手も負けない自信が
「そうですね、負けない自信はもちろんありますし、絶対に勝ってやるという思いでやっているので、そういう気持ちがある限り、そういうところでは負けないかなと思います」
――というので、ずっと聞きそびれていたのですが、3月にアウェイのセレッソ戦でソウザ選手をショルダートゥショルダーで吹っ飛ばしたシーンが超頼もしくて
「あーあーっ!そうですね、はい。まあ、はい(苦笑)向こうがファウルをもらいに倒れたっていう自分の中での印象だったのですけど、自分が倒れなかったっていうのが大事ですし、ファウルになっていないので、ああいうところでファウルをもらいに来る可能性もあると思うので、自分はしっかり正当に当たった中で倒れない、ブレないというところであったり、まあボールを奪えれば良いので、もし倒れてしまってもボールを味方につなげれば良いですし、そういうところは泥臭くやっていきたいかなと思います(ニコリ)」
――ひとつの局面でそこまで色々と思い描けているとは!
「いや、なんすかね~(照笑)逆になんか、何て言うんだろうなぁ、パッて思いつくっていうか、そういう時は良い時というか、何か色々考えて、ああしようこうしようというっていう時よりは先に体が動いて、こうなった時に《ああこうなったんだな》っていうことを自分の頭で思い描ける方が調子が良かったりプレーでも良い面が多かったりするので、そういうところは増やしていきたいかなと思います」
――ちなみに、きのうのオフはどのように過ごしましたか
「きのうは、もう家でゆっくりと、子どもはまだ外に出られないので、はい。家でゆっくりしていました」
――おめでとうございます
「ありがとうございます(ニコリ)」
――もうお子さんもご自宅に
「はい!」
――お部屋の環境を整える準備ひとつでも忙しかったでしょうし
「そうですね、まあでも楽しかったですし、生まれるまで僕はあっという間でしたけど、妻は大変な思いをしたと思うので、少しこれから大変だと思いますけど、出来るだけ協力して一緒に頑張っていきたいなと思います」
――父親になって
「生まれるまではなかなか実感というかはなかったですけど、やっぱり出産に立ち会って生まれてきた時に、責任というのも芽生えましたし、自覚も出てきたので、子どもに大きく育ってもらえたら良いなという思いでいますし、妻にも色々出来たらなと思うので、頑張ってもらったので大切にしていきたいなと思います」
――夫婦としてもそうですし、互いの両親が喜んでいる表情を見た時により実感というか、幸せな気持ちになりませんか
「あーはい(ニッコリ)そうですね、やっぱ、僕たちが住んでいる家にも僕と妻の両親も来てくれて、色々と子どもと遊びながらというか、子どもを見ながら喜んでくれていたので、ほっこりしたというか、嬉しい気持ちになりました」
――柴戸家でもレッズでも、大黒柱に
「そうですね、中心というかしっかり支えられる存在になっていきたいなと思います」
――思い出深い6月になるように、次もよろしくお願いします。おめでとうございます
「ありがとうございます(ニコリ)」
――次の水曜日にも「おめでとう」を
「はい!(キリッ)」
柴戸選手のインタビューは、来週の〈You’re The REDS〉でお届けします
では