どうもです
練習再開2日目は、梅雨入り後にもかかわらず、なかなかの日射しでした
午前10時頃から始まり、主に11対11でのハーフコートゲームを実施
「前への意識」(監督)
素早い攻守の切り替わり、激しい球際の攻防、実戦さながらの雰囲気で選手達は鍛錬を重ねます中でも一際目立つワンプレーを見せたのは、平川選手
ディフェンスラインの裏へ流れたフィフティーボールに対し、高木選手とヨーイドン!
互いにターボ全開のトップスピード対決は僅差で背番号14が制します
「速ええなヒラさん・・・」
逆サイドからその様子を見ていた駒井選手からも、尊敬の念が自然と声として漏れました
「いやいやいやっ、ギリギリ!(ニコリ)」(平川選手)
「速かったですね。あれでもヒラさんは本気で走っているかわかんない。僕にない”のび”があったので・・・悔しかった」(高木選手)
いやはや、あっぱれ!です午前11時35分頃、ラストゴールが告げられます
5分経過・・・
膠着状態と判断したか、監督はプレーを止めました
「お昼の12時まで20分ある。それまで決まるか?」
とハッパがけ
「そんなん入るに決まっとるやん」(柏木選手)
リスタートから間もなく、武藤選手が右足で鮮やかなループシュートを沈めます
「これで終わりと思うか?」
監督は選手達が談合してゴールをもたらしたかと、冗談混じりの疑いをかけましたが、和やかムードで練習は終わりました ◇◆◇駒井選手◇◆◇
――「あれ、右サイドの選手は誰?」って一瞬ですが思ってしまいました
「ちょっと、散髪に行った時に結構色が落ちてしまうので、黒にしてもどうせ落ちるやろうと思って、黒にしました」
――また直射日光を浴びると
「そうですね。すぐに落ちてしまうので、まぁ、何回か行ってて、『暗めにしてください』と言いましたが、それでもすぐに落ちたので『さらに暗くしてください』と言って、まぁ、これくらいで良いかなと思って。元の色やし、みんなから凄くいじられますが」
――どんな風にですか?
「まぁ、普通に…。慎三さんからは『キショッ』って言われました」
――興絽選手も黒髪のはずですが
「まぁ、俺がずっと染めているのは普通やったから、みんな見慣れていないみたいで」
――ひとつ年を重ねた(※6月6日が誕生日)という、また大人にというところの決意なのかなと
「まぁ、そうですね。それも多少あるし、高校の時に凄くお世話になったコーチというか、監督がいましたが、その人からも『黒にしろ』と言われたので。その人、凄く怖かったので『はい、します』と言いました」
――そうやって感謝の気持ちもいつまでも忘れずに…というところで…
「そうですね。あの人が自分を変えてくれたのは間違いないし、そういう人に『もう子どももいるし、結婚もしているからやめなさい』という風に言われたので、『はい!』としか言うしかなかったのですが」
――「またぐな」って指導した方?
「その人ではないです。また、色々本当に、中高とずっと色々な人に凄くお世話になったので、また違う人ですが。まぁ、その人のおかげで自分があると思っているし、別に黒も悪くないかなと自分では思っているので良いです。1年間ずつ変わっているので、監督・コーチが…」
――その方は何年の時のどんな…
「高校2年の時かな? 2年から3年にかけての人でしたが、その人は結構、初めて僕をボランチにしてくれた人だったというか…、その1年間はずっとボランチで出ていて、凄く色々とサッカーに対しての価値観というか、そういうのもガラッと変わるようなすごい監督というか、人だったので、本当に今でも、凄く、相当しごかれましたが、凄く良い思い出です」
――そのおかげで走れるようにもなって…というか…
「まぁ、それも、もしかしたらあるかもしれないし、凄くその後はメンタル的なところとか、凄くこう、“サッカー選手としてどうあるべきか”とか、そういうのもすごくしっかり教えてくれた人なので」――今、20代の半ばに差し掛かって…というところで、まだまだこれから続きはしますが、サポーターの一番入るクラブの中でプレー出来ていてというところで、この過程というか、いかがですか? 道のりというのは
「いやぁ、本当に凄く、それは、何と言うのですかね…、なかなか、レッズって入りたくても入れないところだと思いますし、僕は運良く若いうちから入れましたが、本当にここに来るためには他のチームでエースというか、中心となったそういう選手達が来るようなクラブに20そこそこで来られているというのは、僕も運があって凄く充実しているというか、サッカー人生、本当に素晴らしい生活を送れていると思っているので、あとは本当にタイトルを獲れるように…だけだと思うし、そのために本当にみんなと一生懸命、チームのためになれるように頑張っていきたいなと思います」
――やっぱり想像以上ですか?このレッズでのプレーの意味というか
「そうですね。去年は何もかもが初めてで、本当に右も左もわからなかったですが、今1年通して、ここがどういうクラブなのかというのは本当にこの1年でわかったつもりですし、まだまだ甘いところもありますが、本当にこのクラブのユニフォームに袖を通す責任感というのは本当に日本一だと思うので、そういうクラブでいることが自分のためになると思っているので、良い時間をすごしているのではないかと思っています」
――まずはリーグ初ゴールを
「そうですね。頑張ります」
――で、おととい、代表戦を取材していても、久保選手が身体張っているところを見たり、乾選手がドリブル仕掛けたりを見ると、駒井選手もそういうところで…って、この間もそういう話になったと思いますが、1個、1個という中で…
「まぁ、それは1個、1個ですが、入れるチャンスというのは自分次第で、本当に代表監督が見てくれる試合で活躍どんどん出来ればリストアップはされるでしょうし、そういうところは意識しながらも頑張っていきたいという風には思いますが」
――きょうは平川さんの走りを見て「速いな」って言っているのが聞こえてきました
「バリ速いです!バリ速いです(しみじみ)ホンマに多分、余裕で俺より速いですし、ホンマに尊敬ですね。トシ君も速いですが、それにも全然負けないくらいのスプリント。今年38歳でしているって考えたら凄いなって、本当に尊敬しかないですね」
――高木選手、一緒に並んで走って、「まだまだ本気出していないのではないかと思った」って…
「軽いですね、やっぱり。凄く軽く走っているし、やっぱりあの人の存在感というのは本当に年々増しているのではないかと思いますが」
――13歳も上の人がですよ
「そうですね。だから僕も、きょうは全然疲れて、3日のあれで身体が重かったですが、ヒラさんを見ていたらそんなこと言ってられへんなと思いました。頑張ろうと思います」
――まだまだ長いです、プロキャリア
「そうですね。とりあえず35まではやりたいと思っているので、あと10年頑張って、ヒラさんくらい、もっとヒラさん以上走れるように頑張ります」
――サポーターの日頃の支えもありますが、改めて、誕生日というところで、少し過ぎましたが、感謝の気持ちと新たな1年への決意というか…
「本当に、当日たくさんのメッセージをツイッターとか、送ってくれたりした方もたくさんいたので、そういう人達のためにも頑張って、タイトル獲りたいなと思いましたし、改めて本当にたくさんの方に支えられている、そういうクラブに身を置いているというのを痛感したので、何としても僕もタイトルを獲れるように、25歳で獲れるタイトルを全部獲れるように頑張りたいと思います」
――おめでとうございます
「ありがとうございます(ニコリ)」
駒井選手のインタビューはこのあと19時からの〈You’re The REDS Friday〉でお届けします
では