7月17日 「ほんと、『お疲れ様』って。僕が言えることではないですけど…」

どうもです

広島戦2日前のきょう、練習は午前10時から行われ、山形戦スタメン組は鳥かごやジョギングで軽めの調整

それ以外のメンバーは7対7のハーフコートゲームを中心に約1時間、精力的に汗を流しました

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「やるべきことはできているかなと思う」

と岡本選手

連戦ということもあり、出場しているメンバーのコンディション作りもひとつですが、そうでないメンバーにとっても難しい作業です

「トレーニングをしっかりやることと、自分が足りないと思った部分は付け加えながらやっている感じですね」

きょうの練習後には、天野コーチら共にパス&コントロールでボールの感触を確かめていました

そういった地道な作業が、どんな結果へとつながるか

成功した時には、この時期を笑って振り返りたいところ

逆に、今になっても苦い記憶の方が蘇りがちなのが、2011年

降格の危機に瀕したチームの中、辛い思いを表情に出さず、いつも優しい振る舞いで雰囲気をやわらかくしていたのが青山選手

先日、現役引退が発表されました

1年間、共にプレーした岡本選手は、

「まぁ、少し残念ですけど…。まぁ…そうですね…少し残念ですね」

複雑な表情を浮かべます

決断に至った理由はいくつかあるのでしょうが、J2を知るプレーヤーとしては、

「J2は環境が厳しいので・・・そういう決断をする人は・・やっぱ多いんじゃないかと思う」

言葉をうまく紡げないのは、それだけ真摯に受け止めているからこそ

サッカー選手としてはもちろん、甘いマスクも憧れの的

「カッコイイですよね!」

この時ばかりは笑みを浮かべました

どんな声をかけたいか、そう問えば、

「ほんと、『お疲れ様』って。僕が言えることではないですけど…」

そして、

「ほんと短いので、サッカー人生は。日々を大切にしなきゃいけないのかなと思う」

自身も決意を新たにしました

東日本大震災が起きたこともあり、仙台市出身の青山選手にはプレー面以外でもお話を聞く機会が多かったです

どんな時でも、震災発生直後にご自身が高速バスで仙台からさいたまに戻り、ほどんど寝ていない状態であっても、丁寧に答えてもらいました

感謝しています、勇気をもらえたので

シーズン終盤にある事件が起きた際には、”見て見ぬふり”の気まずいムードが蔓延する中、スピラノビッチ選手と共に仲間へ駆け寄り、ケアをしていた光景、、、、忘れません

選手からの信頼厚いある記者からは、「あとはサッカーがうまければね!?」なんて冗談で言われていましたが、それぐらい欠点のない人間なのでしょう

また、インタビューの際にはその都度、「きょうは【友よ】かな!」といった感じに長渕剛さんの歌を選んでもらっていました

中でも、

「試合前に【乾杯】を聴いていたら、アドリーコーチが『何の歌だ?』と聞くので、イヤホンを貸したら言葉もわからないのに『良い歌だ!』と感動していた」

という話は、印象深いエピソードです

今でも関根選手の長いまつげを見る度に、青山選手を思い出します

青山さん(これからは、そうなりますか・・・)、お疲れ様でした

少しゆっくりした後は、次への一歩を踏み出すのでしょうが、遠く離れた浦和にも、その人柄に心打たれた味方は沢山います

応援とリスペクトの気持ちを込めて、「君に幸せあれ!」

では

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