3月24日 「自分のコンディションを新たな意味で強化させてもらうことができた」

どうもです201603241146000

選手達の吐く息が白い

真冬に逆戻りしたかのような大原

連休明け2日目のきょう、練習は午前10時から始まりました

ウォームアップ後は、10対10(キーパー含む)でのハーフコートゲームへ

中断期間ならではとも言えましょうか、監督は改めてこのサッカーにおける必要事項を説いていました

「奪った瞬間の縦!」

「前にスペースがあったら走り出す。ボールが出てからでは遅い」

「判断を早く、次の展開を意識。守備の時から味方の動きをしっかりと見ておく」

攻守の入れ替わりが激しく、キビキビとした試合展開が続きます

201603241109000午前11時20分、給水後には「ダイレリターンなし」と監督

「集中力をしっかり持って!」

ワンタッチでさばき、直近のボールホルダーにパスを返せないルール設定のため、的確な距離感とサポートの意識、運動量が求められることに

そして、

「次の展開を”早く”考える。二手目、三手目がどうなるか」

ゲーム再開には今一度、

「奪ったら縦!は同じ」

と強調します

ひとつひとつの精度と効率性のさらなる向上、スピード感に磨きをかけました

タッチ数などの設定により難易度が高まる分、簡単にボールはつながらず

それでも、好判断のプレーに監督は「狙いは良い」としっかり観察した上での称賛も欠かしません

よって、選手もポジティブなチャレンジを繰り返します

午前11時40分、素早いパスワークから最後は橋本選手が左足で押し込み、ラストゴール

比較的長時間の練習でしたが、中身の濃さもそれに比例していました

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練習後も数名が居残りでもう一汗

それぞれのコンディションや考えもありますし、見えないところで努力を重ねる選手もいるでしょうから、課されたメニュー以上をこなすことへの是非はともかく、居残り組が意欲的なのは確かなこと

きのうと同様、加賀選手と橋本選手は合同自主練

天野コーチ監修のもと、ピッチ上に設置されたカラーコーン、ラダー、ポール、ハードルを用いたスプリント&ステップ&ジャンプワークでアジリティと下半身強化を図っていました

2日後には、代表組不在の中、FC東京戦を迎えます

ここで日頃出場機会に乏しい選手達がどのようなプレーを見せるか、興味深いです

201603241117000今季加入したディフェンダ-も、経過を確かめつつ、2日後の練習試合も視野に入れつつ、調整を進めています

イリッチ選手はきょう、全体練習に合流し、フルメニューをこなしました

「非常に長い時間、練習に参加できていなかったので、お陰さまで再びここで練習することができて、みなさんとこういった良い雰囲気の中で練習できることをもの凄くハッピーに思っている」

――練習に参加できなかった理由として、どのような問題を抱えていたのですか?

「ポイント的なものはそんなに大きな問題ではなかったけれども、神経的な痛み(体に)が少しあって、キャンプから帰ってきて、ここで練習している時に痛みが増してきて、治療の方に専念させてもらった」

――これから試合に出るために課題としていることはありますか?

「そうですね、この外れていた期間に色んなフィジカルトレーニングをさせてもらったし、自分のコンディションを新たな意味で強化させてもらうことができた。こうして再びチームと共に一緒に練習参加できるということは非常に良いことなので、本当に一日一日の練習をしっかりと100%努力して少しでも早くチームのために貢献できれば良いと考えている」

――監督とはどのようなコミュニケーションを取っていますか?

「もう監督から要求してくることは日本人選手と全く同じようなこと。戦術的に必要になること、自分にやってもらいたいことをいつも要求されるけど、もう本当に日常の中で監督と話す機会は沢山あるし、その時その場で必要なことをいつも伝えられている」

――以前から思っていたのですが、ゲーム中、仲間にパスを求める際に「Hey」ではなく、きちっと1人ひとりの名前をハッキリと呼べていることが好印象です

「そうですね、3ヶ月も過ぎたので、みなさんの名前を覚えても当然だと思うし、まあ普通に1人ひとりの名前を呼ぶこともできることで、それぞれも意識できると思うし、その方が良いと思う」

――発音もキレイです

「ありがとうございます(ニコリ)」

――イリッチ選手のプレーを楽しみに待っている方々へ一言、お願いします

「この時期、数試合抜けることになったことを心から皆様に申し訳ない気持ちでいます。やっとですね、もう一度自分の力を取り戻して、チームのために一日でも早く貢献できるよう、努力を勤めて参りますので、このままサポートし続けてください。よろしくお願いします」

ボールを持ってから滑らかな右足ドリブルで縦へ運ぶ推進力は、一見の価値有り

守備への切り替えの際、ポジション取りに若干の時間がかかり、中央のスペースを空けてしまうのはサイドバックの名残りなのか

とはいえ、実戦らしい実戦はキャンプでしかこなせていないので、もう少し様子見が必要なはずです

あと数日すれば、大原を綺麗な桜が囲む時期が訪れます

そういった日本らしさを感じることも、状況改善の原動力となることでしょう

いずれにせよ、きょうは練習後、インタビュー中に優しい笑顔が見られたこと、そしてファンサポーターと気さくな交流を楽しんでいた姿に安心しました

と言いながら気が早いかもしれませんが、まずは広州戦と浦項戦で相手の攻撃陣を、ヨーロッパ仕込みの貫禄で跳ね返すところが見たいです

インタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

では

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