どうもです
4日火曜日、チームにとって6日ぶりのトレーニングは、和気あいあいムードで進められました
練習が終わると、選手それぞれ充実した表情で引き上げていきます
けれども、森脇選手はチームメイトとサッカーゴルフでじゃれ合うなど、なかなかピッチを離れません
その様子を見掛けた阿部選手からは、
「モリ、色白じゃない!?」
と、からかわれていた通り、まるで日焼け目的の日光浴をしているようでした
一体、どういうことなのでしょうか・・・
「(阿部選手から色白と言われていたが!?)ね!ねえ、うん。日焼けしないと。やっぱり練習は良いなぁ!もちろん休みも重要だし、頭も体もリフレッシュしたいと思っていたので、ちょうどいい休みをもらえたけど、早くみんなと会ってトレーニングしたいという思いも抱いていた」
–みんなに会いたくて会いたくて、オフどころじゃなかった感じですか!?
「そう、そればっかり!オフはみんなに会いたいということばかり考えていた。みんなと会ってイジられたいなと(笑)って、それはおかしいね(笑)」
–シンガポールが何とかって聞こえてきましたが!?
「ええええ!そんな話してましたぁ!?」
–練習中、チームメイトから言われてました
「いや、行った覚えは・・・ないな!まあ、リフレッシュはした」
–なのに日焼けしてないとうことは!?
「体調不良で寝込んでいた。仙台戦の前から体調が悪くてどうなるのかなと。さすがに試合の前には治るだろうと思っていたけど回復せず、そのままオフに入って、最初の2日は寝込んでいた」
–シンガポールで寝込むって、大物感の漂う過ごし方じゃないですか
「いやいやいや、誰も行ったとは言ってない(汗)、顔が白いのでシンガポールに行ってないんじゃないかと思われても不思議ではないんじゃないかと。シンガポールは気温も高くて良いところ。・・だと思うけど」
–ああ、そう”だった”んですか・・・
「いやいや!行ってないけど(笑)。ずっと埼玉県内にいました。荷物整理もあったし」
–誰からも誘われず、寂しく過ごしたのですね。シンガポールで
「そおおですね!誰にも誘われずに、シンガポールで1人寂しくベッドで寝込んで・・・ってどんだけ寂しい男なんですか!(笑)。それは寂しすぎるぅ!!(笑)」
キレ味満点のノリツッコミでした
結局、何をしてかは、謎のままですが、(・・・シンガポール旅行を計画し、予約→体調不良のみならず”一身上の都合”で行けず→みんなから「おいシンガポール!」、「色白!」といじられる・・・といった感じなのでしょうか)プライベートなことなので、この辺で
さてさて、まずはリーグ序盤戦を振り返ってもらいました
「2位という順位で結果としては悪くないという印象で、良い位置にいるなと思うけど、振り返ってみると悔しいというか、何でなんだろうという気持ちにもなったりする。勝ち点を拾わなきゃいけないところで拾わなかったり、落としちゃいけないところで引き分けたり、勝ち点を失っているところがあるので、そこは非常に残念だなと。もっともっと勝ち点を積み重ねられたという気持ちの方が強い。中断でキャンプもあるけど、そういう悔しい思いをしないためにも、しっかりキャンプで追い上げていきたい。満足はできない序盤戦だったと思っている」
厳しい自己評価でした
満足するためには、
「細かいところにこだわらないといけない。細かいところはどこなのと言われれば、最後のところで足が出るか、苦しい時もチームを鼓舞して最後まで集中を切らさず守れるか。そういうところで勝敗が分かれてくると思っている。それは守備に限らず攻撃でも、ここ一歩踏ん張れば得点できるところでクロスに対して入っていなかったりだとか、そういうシーンもあった。攻守ともに細かいところにこだわらないといけない」
と課題を口にします
良き相方である槙野選手は、森脇選手について、
「グラウンド外のところでしか力を発揮してくれなかったけど、最後の方は頑張ってくれた。最初の方はメディアの方でばっかり存在感を出してたから(苦笑)」
思い返せば・・・
雪で車が立ち往生に始まり、誕生日にはド派手な活躍
出前で頼んだ味噌ラーメンは盗み食いされ、その張本人からのアシストでゴールを決めるも、周りからは”祝福されないパフォーマンス”
色んなことがあっても、明るさを失わず
森脇選手が「寝込んだ」というのは、移籍してからのプレッシャーも関係していたのでしょう
「もしかしたらそういうところからボディブローのように来たのかなと。精神的に追い詰められたのかなというのもある(笑)。浦和の街で噂をされていたからくしゃみが出て風邪をひいた? そおおおなんすかね!?それが良い噂なら良いけど、悪口なら大変なことになるので、これだけ寝込んだということはもしかしたらネガティブな方じゃないかと。やたらくしゃみをしていたので、『これは何かあるぞと!』思ってた」
それでもとにかく張り切ったことは次第に、”森脇コール”へとつながりました
「サポーターは、(興梠)慎三と那須の大ちゃんに歌を作ってて、僕はまだだけど、広島時代にも歌はなかったし、歌がないのが似合うのかな(笑)。最近は”森脇コール”というか、声援を送ってくれるので、それだけで十分というか、やってやるぞ!という気持ちになる。歌があれば最高だけど、気を長く待ちたい。自分自身、しっかりアピールして歌を作ってもらいたい」
さらには、
「僕の中だと、簡単な歌は森脇には似合わないと思ってる(笑)、かっこいい歌を作るためにサポーターのみなさんが準備してくれているんじゃないかと、ポジティブに考えたい(苦笑)。那須の大ちゃんに歌ができて、慎三に歌ができて、ということを考えると、どんどんどんどんテンションが落ちていくので、テンションが落ちないように自分を維持するのに必死(汗)」
そういった中、日に日に高まるのは、サポーターへの感謝の気持ち
「リーグ序盤を戦って、浦和のサポーターの後押しは凄いなと。本当に日々感動をもらっているというか、このチームでプレーさせてもらって幸せだなと。ここまで数試合、ホームで戦ってきたけど、いちサッカー選手としてこれだけの雰囲気、これだけのお客さんの中でやれるのは幸せだなと。これが当たり前だと思わず、日々謙虚さを持ってやりたいなと。これだけ後押ししてくれるサポーターに最後は何か恩返しをしないといけないなと毎回、試合をやる度に強く思っている。最後は応援してくれるサポーターのみなさんと笑って終われる最高のシーズンにしたい」
笑って終わるにはもちろん、
「タイトルしか見えていない」
真っ直ぐな視線で、そう言い切ります
「ACLで残念な結果になって非常に申し訳ない、力になれていないという印象もあるけど、まだまだ挽回する時間もあるので、残りのタイトルを全て狙っていきたい。そうすることで浦和に誘ってくれた方たち、応援してくれる方々に少しでも恩返したい」
と誓いを立てました
マイクを向けさせていただいたのは、日本代表がワールドカップ出場権獲得を決めた日
先日の日記でも紹介した通り、
「ここ最近は代表に呼ばれていないけど、ワールドカップを諦めてはいないし、その夢に向かって頑張らないといけない」
どの選手にも、その権利と可能性があるわけです
チーム一丸となって目標を成し遂げ、幸せをわかち合う
その先には、夢の舞台
そして、レッズでも世界へ
気迫のこもったプレーを続ける選手には、贅沢な願いでないはず
森脇選手インタビュー(完全版)は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお伝えします
では