どうもです
激闘、そして歓喜から一夜明けたきょうの午前、選手達はクールダウンで調整
「おめでとう」
あらゆるところでそんな声が行き交う、和やかな時間が流れました
◇◆◇平川選手◇◆◇
――あの準決勝の平川さんが出てきての…。アレがなかったら、と思うと、一つ一つのプレーが、優勝に結びついたと思うと…
「そうですね。チーム全員で獲ったと思うし、ああいう形で優勝に貢献できて非常に自分も嬉しかったし、まぁ、だから、やってきたことを変えずに最後まできっちりと準備して、またそういうチャンスがあったら、来ることを考えながらトレーニングをしていきたいと思います」
――1周回った後、平川コールがありましたが、それも、そういうサポーターの気持ちだと思います
「そうですね。そういう気持ちに応えられるようにきっちりやっていきたいと思います」
――ちょっと照れくさそうにしているようにも…
「そうですね(苦笑)メンバーにも入っていないのに、試合にも出ていないのにコールされるのは恥ずかしかったけど、その気持ちというのは届いたし、やり続けなければいけないなと思いました」
――何か1つタイトルを獲ることで、トントントンと、2003年の時もそうだった、カップ戦がきっかけというのがあったと思いますが、明るい兆しとか…
「本当に、大一番という試合は特別なものだし、そこで勝つというのが本当に今後のレッズのサッカーにとって一つだけ足りない部分はそこだと思うから、そういった大一番、勝負に勝ててタイトル獲れたというのは、非常に文句を言うところないし、レッズはどこも止められないというくらいになれるように、またリーグも引き続き頑張りたいと思います」
――ACLの時、5人目に蹴りましたが、あの遠藤選手の心境というのか、何か…
「まぁ、今日ちょっと朝、話をしたけど、他のみんなよりかはプレッシャーがないのかな、と、逆に。1人周作が止めてくれてるし、外してもサドンデスという部分で少し余裕を持って蹴れたのではないかなと、自分もそうだったけど。でも、俺より良いコース蹴っていましたよね(笑)俺は触られてマジ危なかったし、ギリギリでしたが良かったです(笑)」
――そういう局面、今年また迎えるでしょうから、その時、平川さんの力を頼りにしていますから
「頑張ります!」
――ちなみに、午後は浦和駒場に懐かしい方々が集まりますが、会いに行ったりは?
「まだ俺はOBじゃないから、行ったら俺もそうなっちゃうから(ニコリ)」
※午後に行われた【浦和駒場サッカーフェスティバル2016】の話題は、今週水曜日かも木曜日にお届けします。内舘秀樹さん、阿部敏之さん、斉藤豪人さん、山田暢久さん、池田学さんにインタビューしました。
「身近な存在の平川先輩(清商OB)がまだまだ頑張ってくれているので、陰ながら応援しています。まだまだ頑張ってもらいたいです」(池田学さん)
◇◆◇森脇選手◇◆◇
――一夜明けていかがですか?
「まぁ、嬉しいですが、そんなにまだ実感はないですね。昨日カップをみんなで掲げた時にはそういう実感はありましたが、きょうはもう次に向かっている感じですね」
――ってことは、実感があったと
「昨日だけありましたね!昨日みんなでカップを掲げた時に、紙吹雪っていうんですか、バーッて、やっぱりあの光景は素晴らしいなというのはありましたね」
――で、単独でカップを掲げた瞬間の盛り上がりというのも、ハイライトシーンでした
「そおでしたね~!1回目はみんなシカトかなと思っていましたが、2回目は喜んでくれるかなと思ったら2回目も全然みんなでシーンとしていたので、なおかつサポーターもブーイングだったので、いつまでもこういうキャラなのかなという感じでしたが、嬉しかったですよね、やっぱり」
――求めていた通りでしたか?
「まぁ、求めていた部分と半分期待を裏切ってくれるのではないかという両方があったので、半々でしたね(汗)」
――でも、愛されている証じゃないですか?
「本当に愛されているかわかりませんが、でも、僕にとっては一番幸せな空気でした。チームメイトもそうだし、サポーターの皆さんも、ブーイングって言うんですか、そういうのをしてくれて、何か僕も幸せになったというか…。おかしいですけどね、普通は。でも、嬉しかったです」
――ここ(左頬に傷)、どうしましたか?
「ここは相手にやられたか…でしたね」
――勲章?
「もう、本当に戦った証じゃないかと思っているので…。でも、120分、PKになる前に決着つけたかったですが、みんなが頑張った成果ではないかと思います」
――延長後半、ゴールライン際で…というところでの…
「もう、本当に信じてボールを追いかけて良かったなと。もしあのまま諦めていればラインを割っていたかも知れませんが、何とかはじき出したいという思いで体が自然に動きましたが、本当にアレを危機一髪というのではないかなと、それくらいもう、多分ライン上だったので、しっかり、第5審判? 追加副審の方もしっかり見てくれたので、クリアできて良かったなっていうのはありましたね」
――「浦和レッズのために」という思いがそうさせたと
「本当にそうでしたね。本当にレッズのために頑張りたかったですし、やっぱり僕はこうやって加入させてもらって、タイトルを獲りたいという思いでずっとこの4年間やってきたこともあるので、そういう思いで昨日も、とにかくどんなプレーであっても、最後まで諦めずにやろうとというのがあったので、その成果というか、これまでやってきたものが実を結んでというところで、非常に嬉しかったです。もう、感極まりましたよ」
――自ら?
「勝利した後ですよ」
――本当に一つ一つの積み重ねで、今までも寸前までいっていたがもう一歩というところで…
「本当それですね。ここまでタイトル獲ってもおかしくないシーズンがいくつもありましたが、中でなかなかタイトル獲れなかったというところで、何というか、いわゆる勝負弱い浦和レッズ、大事なところで勝てないねと、そういう言われ方をずっとしてこられましたが、ある意味、ここ最近そういう言葉に慣れたというか…。おかしいかもしれませんが、その言葉になれて、でも心の中では『今に見ておけよ。絶対タイトル獲ってやる。こんなものじゃ終わらないぞ!』という強い気持ちをずっともって取り組んできたので、そういうところでそういう気持ちが一つ表れて良かったなと。本当に浦和レッズの歴史に少しは名前を刻むことが出来たのではないかという思いはあります」
――生バナナルヴァンを食べておいて良かったと
「良かったですね。反響がどうだったか全くわかりませんでしたが、チームメイトからインスタグラムか何かですね?YouTube?それで、何かみんな他の選手が『よく、バナナだけであんなリアクションとれたね』っていう話をしましたが、まだ映像は見られていませんが、まぁ、あのおかげが少しはパワーになったかなと思っています」
――来年はルヴァンカップと「もうひとつのルヴァンカップ」、両方、ダブルで…
「ダブルで…、どこが優勝しましたか?」
――中村憲剛さんの…
「川崎? それは知名度もあるかな? やっぱり…」
――レッズは5位
「5位だったですか? 5位か…。入賞? まぁ、来年は…」
――バナナだけであそこまでよく頑張りました
「でも、ちょっと悔しいですね(汗)」
――凄く良い編集していましたよ
「本当ですか? どうやって見られますか?」
――「森脇 ルヴァン」とか検索すれば…
「で、出ますか? You Tubeで。ちょっと検索して見てみたいなと。でも、5位は悔しいですね。もうちょっと、せめて3位以内くらいに入りたかったので。もう、ちょっと悔しいですが、来年は今仰ってくれたようにダブル受賞できるように、ダブルで優勝を勝ち取れるようにやりたいなという風には思いますね」
――そっちならブーイングでなくて歓声に包まれたかも…
「確かに。僕のトーク力が足りなかったのか、バナナメニューがダメだったのか、知名度の低さだったのかわかりませんが、そっちの敗因もしっかり考えて、今後に生かしていきたいなと思います」
――さっき愛の話になりましたが、奥様から「今後の良太次第」と言われていましたが、1個満たしたのでは?
「いやぁ、本当に奥さんも、嫁さんも、非常に、帰ったら笑顔で迎え入れてくれたので、やっぱりそういう笑顔を見ると嬉しくなったというか、ドンドンドンドンこういう光景をもっともっと味わいたいなというのはありましたね。まだまだ今年もタイトル獲れるチャンスがあるので、また奥さんの笑顔をもらえるように頑張りたいなと思います」
――サポーターも…
「はい、もっとがんばりたいなと思います」
――そこが始まりですよね
「もう、まちがいないですよね!これを1個獲ったことによって何か殻を破っていけそうな、感じがあるというか、ドンドンドンドン突き進んでいけそうな感じもあるので、この1個のタイトルで満足せずに、ドンドンドンドンJリーグ、天皇杯、クラブワールドカップと、今年タイトルを総なめにしたいなという思いがあるので、しっかり、サポーターの皆さんのサポートをまた受けながら、頑張っていきたいなと思います」
――全部獲ればもうブーイングはないですよ。
「ないかな? それはそれで寂しいけど…。ブーイングは受けたい気持ちもあるので、もしブーイングが無くなってしまえば寂しいですが、サポーターの皆さん、レッズのサポーターとタイトル獲れたというのは僕の人生の中で一番と言っていいほど嬉しかったです」
――本当に?
「その時その時に一番はありますが(苦笑)次、もし優勝すれば、それが一番に…」
――更新されていく…
「そう!更新されていくので、ドンドン。そういう感じですね。またみんなで喜びたいと思います」
――それをたぐり寄せてくれてありがとうございます
「いえいえ、こちらこそありがとうございます」
――またよろしくお願いします
「頑張ります」
平川選手、森脇選手のインタビューは今週の「You’re The REDS」でお届けします
では