8月17日 「本当に夢のような物語」

どうもです

FC東京戦(REDS WAVEで実況生中継)2日前のきょう、練習は非公開でした20170817_175308-1◇◆◇岩舘選手◇◆◇

――練習後のリフティングゲームでもテンションが上がっていたのでは?

「どうなんですかね(笑)普段とあまり変わらないつもりでいるんですけど(笑)まぁでもいろんなところでみんなが声をかけてくれるので、そういったところは単純に嬉しく思います。29歳です」

――おー、いいじゃないですか

「ハハ(笑) いいんですかね(笑) あっという間に29歳です。」

――30歳手前になって身体もさらに強くなって、最近はケガも…

「そうですね、自分のアキレス腱のケガの問題もありましたし、もともとあった古傷の部分もやっと良い状態をキープできるようなサイクルに入ってきたので、年齢は上がってきたけど、以前よりもずっと良い身体の状態でトレーニングできているなと思います」

――進化という意味で、最近は左で蹴る機会も多い

「そうですね(笑)それも結局はアキレス腱のケガが原因というか、左足をケガしてしまったことで軸足にできなくなったので。それがきっかけになって、軸足にするよりも振り足にした方がプレーしやすかったりしたっていうのが要因で、結構左足の練習をしてから、ケガする以前よりも左足が自分の中で蹴りやすくなったりとか、色んなバリエーションでキックできるようになって、ケガしたけどそれもまた良い材料になったなと思います」

――左足でうまく蹴れるようになると、力だけでないということに気がついて、右足での蹴り方にもいいフォームがもたらされるのではないですか

「そうですね、逆に今は右足のキックで左足の真似をして蹴りたいなというか、昔からのクセがない分、左足の方がシンプルなキックができたりするので、同じように右足も脱力して、リラックスした状態で蹴れるようなキックをもう少し蹴りこんでやっていきたいなと思いますね」

――そうすると全体的にひとつひとつのプレーへの集中という点でも、全部良い方向に見つめ直せているのでは

「そうですね、やっぱり力だけじゃなくフォームだったりバランスとか、そういったところでプレーの質を上げられると思うので、そういう意識づけにはすごく良い方向になっているなと思います」

――立ち止まったら終わりで、てきることは沢山あって、という姿勢にパワーをもらえます

「ホントですか!?(笑)そうですね、あれだけヘタクソだったので(笑)この年代になっても自分自身成長っていうものを感じられるので、そういうものはいつになってもやはり重ねていけば上積みできるんだなと思いますね」

――榎本選手も出場して結果を出して…、榎本選手はもともと経験豊富ですが、その辺も良い刺激になったのでは?普段一緒に練習していますし

「そうですね、やはりこの間の試合を見ても、要所要所ですごく安定したプレーをしていて決定的なピンチも防いで、そういう仕事が出来る選手というのはさすがだなぁと思いますね。勝負強さはやっぱりすごいなと思うので、普段の練習から西川さんや榎本さん、春樹(福島選手)もゴールキーパーとしてのレベルは高いので、そこに自分が必死に食らいついていこうとすることで、自然と自分のレベルも上げていけるんじゃないかなと思うので、そういう点はヘタクソなりに食らいついていこうかなと思いますね」

――その謙虚さが良いのですよ。ヘタクソだとは思いません

「いやいや(笑)もう全然(笑)」

――ただ二十歳くらいの頃は、20代後半をこのような形でレッズで過ごすとはなかなか想像もつかなかったんじゃないですか

「想像もしてないですよ!居酒屋でずっと料理してましたからね(笑)サッカーしてる時間よりも居酒屋のバイトで料理してる時間のほうが長かったですから(笑)まさかそんな自分が浦和レッズというクラブにいるというのは本当に夢のような物語というか、考えてもいないくらいだったので、ビックリですね」

――ここからストーリーはさらに続く

「そうですね、やっぱりここが自分の選手としてのピークにならないように、選手としてゲームに出るということを目標としてやっていきたいと思います!」

――ドイツ(関根選手)からはお祝いは来ましたか?

「来ました来ました!(笑)しっかり忘れてなかったみたいで、朝イチで…向こうの夜中の時間なのかな?分からないですけど、まだ向こうが起きてる時間に(メッセージが)入ってましたね」

――何と来たんですか?

「『誕生日おめでとう』と、まぁ単純に(笑)シンプルに。まぁ覚えていてくれただけでビックリです俺は(笑)向こうもバタバタしていて大変だと思うので、そんな中で…しっかりと覚えていたんだと思って(笑)ありがたいです(爽笑)」

――4月に彼(関根選手)が誕生日だったときに、『ここから巣立っちゃってさみしいなー』って…

「ハハハ(笑)言ってました?(笑)」

――逆に自分が行っちゃいましたから

「ホントっすよ!ホントにまだまだいろいろ教え込まなきゃ行けない部分はあったんですけどね(笑)早々と行ってしまいましたから。まぁ、向こうの経験がね、あいつがどういう人間になって帰ってくるかが楽しみですね!ハハハ(笑)」

――岩舘選手はしっかりしてますから。関根選手もしっかりしてますけど、彼も岩舘選手から、きっちりしたところの影響を受けているのでは

「いやいやいや(笑)どうなんですかね(苦笑)あいつは俺のそういうところを利用しようとしましたから(苦笑)」

――良い関係性

「そうですね。自分がレッズに来たときもあいつが一番最初に寮にいたことで楽しくやれてこれたので…。良い関係になれて良かったなと思いますね」

――ちょっと脱線して恐縮ですが、バイトで覚えた、夏にオススメのメニューはありますか?

「あははは(笑)どうだろう…。夏にオススメっすか? なんだろうなー・・・。バイト時代に夏限定で作っていたの…なんだろう…。やっぱり[納豆ばくだん]かな…。納豆、とろろ、オクラ、鮪とかを掛け合わせてドロドロのを海苔に巻いて…みたいな。あれはもう、夏になると結構食べたので。ははは(笑)」

――じゃあそれで力を付けてたと。岩舘選手が作ったのを食べたいという人もいるのでは

「ホントっすか(笑)たまに今でも自分で家で作ったりするので。あれは“テッパン”ですね」

――話を聞けば聞くほど、レッズでデビューする日が、聞く度に楽しみになって思いが膨らんでいくばかりです

「ありがとうございます!」

――20代最後の一年、というかこれからに向けて一言お願いします

「29にはなりましたけど、まだまだ自分の実力もそうですし、やっぱり試合に出るという経験など、そういった目標を果たせていないので、自分はそこに向かってとにかくひたすら努力して奪えるものを奪って、マネして盗んで、少しでも自分の能力を上積みして、次につなげられるように成長していきたいなと思います!」

――おめでとうございます。でも次の『おめでとう』はデビューの時に…。絶対見たいと思っているので、よろしくお願いします

「ありがとうございます(爽笑)」

岩舘選手のインタビューは、このあと23時からの〈You’re The REDS〉再放送でもお聴きいただけます

では

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