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3月10日 「ちょっと考えすぎていたのかなと思う」&「そこの勇気は凄く大事」

どうもです

ホームでの福岡戦を2日後に控えたきょうは、恒例のミーティングを経て午前11時30分からトレーニングが始まりました

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冒頭にはステップワークで足腰に負荷をかけ、その後はいつも通りにとりかご、パス&コントロールといったウォームアップをこなし、お昼の12時からは11対11でのゲーム形式へ

ピッチ上には3ライン分の赤いマーカーが設置されます

「赤(ビブスなし)は奪ったら速攻、スプリント」(監督)

ビブス組がボールを保持した際は、ビブスなし組が区切られたゾーン毎に5-4-1と待ちかまえるハッキリとした守備陣形を形成

「動かしながら意図を持って連動して動くよ!パススピードを上げて!」(監督)

西川選手のパスからゲームはスタートし、ビルドアップ時は5-4-1の”1”のみが追い回してきます

そこから”4”のゾーンへ縦パスを入れ、次は”5”へと侵入していき、2つの守備ブロックを打ち崩していくイメージです

201603101215000「我慢して我慢して、動かして」(監督)

ボールを失った際には最初の説明通り、ビブなし組が素早いカウンターを繰り出します

すなわち、よりゲームに近い形で行った攻撃のイメージ共有&カウンター対策とも言えるでしょう

相手にボールが渡っても密集地帯で素早く守備へと切り替え、二次攻撃へとつないでいたシーンも少なくありませんでした

「慌てない慌てない、無理だったらやり直す!」(監督)

最終ラインでボールを回しつつ、くさびのパスが入れば「ズラッ!」と声を張り上げた森脇選手

「?・・・ズィライオ!・・・」と名前を呼び直してもパスはこなかったものの、抜群のフリーランで相手を釣っていました

お昼の12時25分過ぎ、マーカーのうち2つは撤去され、

「ノーマルで行こう」(監督)

ビブなし組のライン設定の目安のみは残った形のオープンなゲームへと変わります

「動かして動かして動かして動かして!慌てない!タイミングタイミングタイミング!」(監督)

”広げる、絞る”という距離感の保ち方、きのう指導が入っていた「無闇にポジションを落とさない」ことも含め、今一度”規律”が確認されていた印象です

思うようにフィニッシュへは至らないものの、選手達はピリッとしたムードで意欲的

お昼の12時37分、バイタルでルックアップした柏木選手のスルーパスに興梠選手がヌルッと抜け出し、右からの折り返しを阿吽の呼吸でファーサイドに飛び込んだ武藤選手が左足で押し込み、ラストゴールが決まります

最後は気持ちの良い、流れるような展開からなる得点シーンでした

「しっかりとゴールを決められて良かったし、ああやって崩して“サイドから中”というのは空いてくるので、そういうところに飛び込むのは自分の特徴なので、試合で出したい」

と武藤選手

代表合宿については、

「ミーティングでも『裏を狙わなければいけない』という話があった。日本サッカー全体への課題でもあるし、レッズの映像(先日のジュビロ戦)も流れて、足もとで受けに行き過ぎているという映像もあったので、そういうのも観て、《やっぱり裏を習わないと崩れないんだな》と思ったし、それが代表にもつながると思うし、もう少しディフェンスとの駆け引きをしないといけない。浦和には浦和のサッカーがあるので、全部が全部、みんながみんな裏を狙うわけではないけど、ボールを引き出しながらも裏を狙う駆け引きを、自分のマーカーと相手ディフェンスラインとの間でしないといけないと思った」

コンセプトは、レッズと通ずる部分も当然あります

「攻守の切り替えを早くするというのもレッズでやっているので、代表でもそんなに違和感ないし、今まで裏を取らなかったというよりはむしろ去年の良いときは裏を取りに行っていたので、そういう意味で今は相手が引いてきたときに、例えば前の3人がポジションをローテーションして崩すとか、ちょっとそういうところを考えすぎたのかな。ちょっとキレイに崩しに行こうと考えすぎたかなというのはあるので、相手が引いてきてももっと積極的に、まずは《目の前の敵に勝つ》そんぐらいシンプルに考えた方が去年みたいな良さがまた出ると思う。ちょっと考えすぎていたのかなと思う」

あすで東北地方太平洋沖地震の発生から5年

当時、仙台で震災を経験したレッズの背番号9は、

「あの年は気持ちで動かしたような試合が多かった。サッカーは気持ちが大事。そういった根本的なところをまずは見直すというきっかけにもなるし、3月11日は色々なことを考える機会になる」

と表情を引き締めました

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◇◆◇遠藤選手◇◆◇

――代表合宿を振り返って

「改めてハリル監督のやりたいサッカーを確認したし、『これからは第2段階に入る』という話でしたし、そういう意味ではまたさらに《A代表に入り続けて成長したい》という思いは強まった」

――第2段階

「今までやって来たことのクオリティーを上げるというところだと思う。シンプルに守備では『ゾーンプレス』という話が出たけど、ブロックを作りながら前線からしっかりプレスをかけることだったりとか、『ボールを奪ったら縦に早く向かっていく』という姿勢を見せるところの『精度を上げていきたい』という話だった」

――レッズのサッカーと通じる部分もあるのでは?

「はい。まあチームの中で自分がしっかりやることが一番だと思うし、浦和で試合にしっかり出場することを考えながら、A代表につながっていけばと思うので、やるスタンスというのは特に変える必要もないと思っているし、自分の良さをどのチームでも出せるようにしていきたい」

――3つ(A、U-23)のチーム中で、レッズのサッカーの楽しさ、好きなところはどこですか?

「凄く攻撃的なサッカーなので、ボールを持った時にどう自分のビルドアップの良さを出していくのかというところは、面白さを感じるし、一方でまだまだ難しさを感じながらプレーしている。そこは凄く充実した期間を過ごせている」

――きょうの練習ではブロックをどう崩すかの意思疎通がなされていた印象です。湘南時代はここまで毎回のように引いてくる相手との対戦が多くはなかったと思いますが、レッズの一員としてどう進化していきたいですか?

「ひとつはシンプルにパスの精度を上げること。あとは足もと足もとだけじゃなくて、こういうブロックを敷いた相手に対しても裏のボールだったりとか、そういう使い分けが大事。裏に出すのってけっこう勇気がいるプレーだし《失ったらどうしよう》となってしまうけど、そこの勇気は凄く大事だし、そうしないと崩せないと思う。チャレンジのボールは自分の中で意識している」

――チャレンジという部分で、きょうのゲーム中盤以降は、右WBの梅崎選手を追い越すようなシーンも見受けられましたが、それも有効的な手段

「そうですね、そこのローテーション、コンビネーションというのは話ながらやっている。梅君が中に絞ったときに自分が高い位置を取ってボールを受けることだったりとか、そこに良いタイミングでボールが来るので、そこは凄く良い関係ができている」

――走っているところにボールが来る確率が高いのもレッズならではでしょうし

「そこの精度は高いと思う。けどそこのズレが出てくると、なかなかうまくいかない時間帯があったりだとか、ちょっと雰囲気が重くなってしまうときもあるけど、そういうときにいかに焦れず、失点しないで守っていくところなどは意識したい」

――カウンターを受けて、背後を突かれて、明らかに間に合わなくても最後まで歯を食いしばりながら、一縷の望みにかけて走っている姿にとても好感が持てました

「はいハハッ(笑)うーまあ、こういうサッカーをしていると、やっぱりそのー、奪われたあとの切り替えというのも求められるので、まあ何か・・・ディフェンダーということを意識するとまずはゴールを守らなければならないのが仕事なので、間に合わないと思ってもしっかりスプリントして帰るというのは意識しているし、その意識付けが試合に出ると思う」

――次もホームゲーム。埼スタでプレーすることの楽しさなど、感じている部分はありますか?

「ゴール裏の雰囲気とかは凄いし、もちろん、ゴール裏だけでなく周りも多くのサポーターに来てもらっている。その声援が凄く後押しにもなるし、自分にモチベーションを与えてくれるので、そこは凄い感謝しないといけない。そこはやっぱこのスタジアムならではの雰囲気かと思う」

――【We Are Diamonds】を歌い、共有する時間も素敵

「やっぱその瞬間がサポーターの皆さんと本当に勝利を分かち合える瞬間だと思う。この前は悔しい思いをしてサポーターのみなさんにも残念な思いをさせてしまったので、次は本当に勝ちたい」

インタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

では

12月22日 「バブリーになりたい」&「きっと良いゲームが出来る」

どうもです

この季節にしてはさほど寒さも感じられず、抜けるような冬の青空が心地良い大原

天皇杯を控えた今週のトレーニングが午前10時20分から始まりました

オフ明けのきょうは、恒例のフィジカル系メニューが中心

選手達のムードは明るく、FC東京との練習試合での感触も良かったようです

中でも、李選手は有言実行のバースデーゴール(※18日の日記参照)

「ありがとうございます。いやいや、30のね、点とってスタート切ることができたし、気分はいいですけど」

――どんな形でした?理想的でしたか?

「1点目は3人、前3人だけで崩した得点だったんで、武藤が良いパスを出してくれたし、はい、シュートも良かったし、あれでFC東京に1点取られてからバランスが崩れたんで、まぁ、3点取れてないですけど」

――天皇杯が楽しみでしかたないですよ、もう…

「コンディションが良くなってきているので、自分たちでも楽しみにしていますけど(ニコリ)」

――来年のクラブワールドカップを考えても、もしかしたら誕生日のタイミングで迎えるかも知れないですし、縁起が良いです

「まさか…。それはそうですね(苦笑)まだまだ先のことですけど、縁起が良いというか、ゴールで飾れてスタートきれたのは素晴らしいことなんですけど」

――あと、ちょっと素朴な疑問なんですけど、誕生日プレゼントとクリスマスプレゼントってどうなっていましたか?子供の頃

「別々になっていました(ニヤリ)まぁ、1年に1回ずつ来ることがしっかり来てくれてるから、まぁ、バブルの子だし、みんなお金持ってたからね、うちのパパ、ママがね。みんな仲良いんで」

――では、李選手もどんどんバブリーになってください。点決めまくって…

「そうですね、バブリーになりたいです!(ギラリ)」

――良い30代を。おめでとうございます!

「ありがとうございます!」

こちらも上々、武藤選手にもお話を聞いています

――いよいよ今週末に再び公式戦を闘うことになりますが、心境はいかがでしょうか?

「そうですね、まあ少し休みはあったけど、また気持ちをみんなでしっかりと高めているところだし、まあ今年最後の大会なので、リーグ取れなかった悔しさというのをぶつけて、タイトルを獲って終われればと思う」

――昨夜を通じても気持ちは高まったのでは?(※Jリーグアウォーズに出席)

「そうですねやっぱりあのような場に呼んでいただけることは嬉しいことだし、またああいうところに行った時にはベストイレブンに、あそこまで行ったら入りたいなと思ったし、頑張らなければいけないとも思った」

――タキシードを着たりした経験というのは?

「初めて、多分(笑)フフフ、はい。タキシードもそうだし、ああいった場に行ったのも含めて身が引き締まる思いだった」

――Jを代表する選手が揃う中、そこに武藤選手がいたのは今年きちっと活躍したからこそ

「そうですね、本当に沢山の素晴らしいJリーガーがいる中、(優秀選手に)選んでいただいて本当に光栄。ああいう場にいられたことでさらに《頑張りたい》という気持ちが強くなった」

――他チームの選手とコミュニケーションは取りましたか?

「中村俊輔選手が隣りにいたんすけど、けっこう気さくに話しかけてくれて、凄い良い人だと思った。ハハハッ(笑)あのー初めて会話したんすけど、凄く良い人で優しいな、と思った(ニコリ)」

――武藤選手が子どもの頃から活躍していた存在

「いや~そうですねーテレビで観ているような人だったので、そういう場で隣りにいられて幸せだったし、なんか・・・嬉しかったっすね!はい(ニンマリ)」

――地元のスター

「そうですね、神奈川の桐光の中村選手といえば有名だったし、海外でプレーしていた時も観ていたし、素晴らしい選手ですから」

――中村選手は認識していました?

「そうっすねー…多分認識していてくれたと思う(苦笑)まああのーそうっすね…はい」

――Fマリノス戦でもゴールしましたから

「覚えてくれていたなら良いですけど(苦笑)」

――掛けられた声とかで印象に残っていることは?

「他愛もない会話だったけど、『キャンプどこ行くの?』とか(笑)特に深い会話ではなかった。ただ、そうやって普通に会話するのも昔では考えられなかったので。そこに出席できなければないことだったので、嬉しかった」

――現在トレーニングを重ねている中で、チームとしてより良くなりそうな部分における手応えとしては?

「まあやっぱり、切り替えをもっと早くすること。あとは攻守のバランスであったり、やっぱりトーナメントだしそういった部分は凄く重要になる。こないだの練習試合(FC東京戦)でも凄く良くできていたので、そういうのをまた公式戦でも出していければと思う。あとは、僕は前の選手なので、3人のコンビネーションはさらに、ギリギリまで試合までに高めていって、本番で出したい」

――お話の通り、先週木曜日の練習では、前線からのファーストディフェンスについて監督がかなり強い口調で指導していましたが?そのあたりは武藤選手の持ち味でもありますから

「そうですね、練習の中から凄く言っていたし、それを試す場としてFC東京戦でもうまく出来たことで、みんな自信になった。また、“無理に行きすぎない”というか、“下がる時は下がる”という部分で、チームとして声をかけながら出来たので、そういうところを本番でも出せれば、きっと良いゲームが出来るとこないだの試合で確信した」

――クラブワールドカップに取材へ行ったのですが、スアレス選手が歯を食いしばって必死になってチェイシングをしていました

「そうですね!あんだけゴールを決められる素晴らしい前線の選手が、やっぱりああいってディフェンスをしていて…メッシ選手の分も走っているような感じなので(ニコリ)やっぱり《それぐらいやらなきゃいけないんだな!》と思い知らされた。ああいう世界の選手でもしっかりやっているのだと。僕も観に行っていたので、それを目の当たりにして、感じる部分もあった」

――ほんと、凄かった

「そうですね、寒かった(笑)」

――今年の冬は例年に比べれば・・・?

「そうっすか!?いや~なかなかスタジアムで観戦するというのはプロ入ってからなかったので、あのー、3位決定戦からずっと観ていたんすけど、途中…寒くてきつかった(苦笑)でも、MSNのプレーを見てたらやっぱり、観る価値は凄いあるなという感じなので、行って良かった」

――武藤選手が味わったように、サポーターも普段からそのような中で声援を送っています

「そうですね、本当に凄い寒いので、みなさんには防寒対策と共に、常に立ち上がり、声を出して、温まりながら応援してもらえれば良いなと思う。僕は座ってたからダメでした!」

――武藤選手のゴールが“俺たちを熱くさせる”

「そうですね、熱く、みんなが立ち上がるようなプレーを魅せられればと思う」

――そういえば、先ほど槙野選手にアウォーズに関連したお話で、「自分以外でチーム内のリーグ戦MVPを上げるとすれば?」と聞いたところ、「前期についていえば、武藤君」と話していました(※「後期は柏木選手、そしてやはりトータルでは大黒柱の阿部選手」と槙野選手)

「そうすか、凄く嬉しいし、天皇杯でも同じような活躍ができれば、天皇杯でも『MVP』と言われたい(ニコリ)」

――私たちからもそう呼べるように、期待しています

「ありがとうございます!」

よっ!粋な浦和の点取り屋!!

李選手と武藤選手のインタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

では