どうもです
CS決勝第一戦まであと3日
日向にいればコートいらずの大原で、練習は午前10時から始まりました
ウォームアップを終えた午前10時45分頃からは、11対11での実戦メニューへ
ハーフコートよりやや広めのピッチ上には、マーカーが置かれていました
鹿島戦前によく行われる、プレーエリアが3分割される変則的形式です
ディフェンスゾーンは3バック+2ボランチ、ミドルゾーンは空洞、アタックゾーンに両ウイングバック+前3人、と選手は配置されます自陣で決められた回数(主に3~5)のパスを回し、前線へ縦パス
そこで奪われたらすぐさま守備へと切り替え、パスを回す相手に激しくプレスをかけます
「タイミング!動き出し!」
いつにも増して声を張り上げる監督
「前見て、もっと広く前見て!常に縦見て!」
確実にパスを回してから、ここぞで裏を取る
「今までやってきたことを忘れたのか!?合わせろ!バタバタやらない!」
きのう平川選手が話していた”身体に染みついたもの”を呼び覚ますかのごとく、イメージの再共有が促されます指揮官の熱を帯びた声は止みません
「出てこなければ動き直す!考えて動く!」
それを体現しようと気持ちの入ったプレーを見せる選手達
的確な動き、タイミング、選択がピタリと噛み合った攻撃が見られた時、
「これこれ!」
監督は肯きました
けれども、もっともっとそういったシーンを創出できるはず
そんな思いもあってか、プレーエリアの限定が解除された午前11時35分頃には、
「1ヶ月前の攻撃、守備、規律を取り戻そう!こんなんじゃダメ」
ハッキリと伝えました
頂点を決する闘いを控えるチームが、まるで残留争いをしているかのような緊張感を発して取り組むゲーム形式
この妥協なき鍛錬が、今年最も多くの勝ち点積んだ、ひとつの要因とも言えるのでしょう
午前11時50分、この日はずっと同じ組でプレーしたKLMのコンビネーションが冴え渡り、ペナルティエリア内左45度の位置から興梠選手が鋭く左足を振り抜きます
低い弾道がファーサイドへと突き刺さり、ラストゴールが決まりました
◇◆◇槙野選手◇◆◇
――きょうは練習後も走って、で、体幹も今…という中で、コンディションを整えていますが、状態はいかがですか?
「まぁ、休みもしっかり出来ましたし、コンディション面は大丈夫だと思います」
――この間、久々に90分プレーして、その辺の反動とかはどうですか?
「いやぁ、もう、本当に良いことだらけです。チームの今出来ていないことを把握できたり、90分出来たところはチームとして非常に良かったかなと思います」
――そこで出来ていないのを含め、今のトレーニングで意識していることは?
「やっぱり切り替えのところですね。最終節のマリノス戦から時間が空いていますし、もう1度自分達が出来ていたことを呼び起こすために意識付けを今やっています」
――監督もきょう、かなり熱が入っていましたが…
「監督のその熱に負けないくらい選手もピッチ上で表現しないといけないと思いますが、監督だけがああやって熱くなっていても良くないと思いますよ!」
――プレーに熱いものを、右サイドの森脇選手のカバーまでこちらにまで来て奪い去り…とか…
「いやいや…(笑)まぁ、一人のミスはみんなでカバーしないといけないし、とにかく走ることですね」
――監督が「1ヶ月前を取り戻す」と言っているのも聞こえてきましたが、本当に今、そういう難しい中、取り組んでいる…
「そうですね。まぁ、やっぱり、出来ていたところが、時間が空いて、自分達が年間1位の場所にいることでちょっと満足している選手も何人かいたりだとか、もう少しチームの中で緊張感を持つことが今は非常に大切かなと思います」
――そこを背中で引っ張っていく槙野選手
「はい、頑張ります!(シャキッ)」
――で、そういう面で代表での経験などもあって、そこで感じたことを含めると、取り戻すより、1ヶ月前よりも進化するという捉え方も出来ると思いますが…
「はい、まぁ、もちろん、1ヶ月前自分達がやっていたことをもう1回やるのも大事ですが、やっぱりそれプラスアルファの部分が大事だと思うし、その時からメンバーも少し変わっていますし、そういう意味では全員がチャンピオンシップに向けて良い準備して、やっぱりチームのために働くことが重要かと思います」
――年間勝ち点1位を獲ったチームがここまで緊張感をもって、ピリピリムードで…って、何か凄いものをきょう感じましたが…
「天皇杯敗退がチームにとって良い影響を出していると思うし、やっぱりあの敗戦を機に、もうこのタイトルに向けてチームが目標新たに定まっているし、今シーズンやれる仲間達とこれが最後ですので、頑張りたいなと思いますね!」
――鹿島と
「まぁ、特別な意識はないですね。もうやるだけだと思っているので、この2試合分の前半戦、29日がアウェイ戦、非常に大切になると思うので、あまり悪いイメージはないし、あのスタジアムでも負けているイメージはないので良いと思います」
――文化シヤッターさんからこの間、パネルいただいたりとか、やっぱり守備がまずきちっと抑えることでリズムを作るのかなと…
「まぁ(ニッコリ)今シーズンはそこが一番のベースになってきたので、そこが崩れない限りはポイントは獲れると思います」
――では、良い準備をこのまま続けてもらえれば…
「はい、頑張ります。ありがとうございます!(シャキッ)」
槙野選手のインタビューは、あさって月曜日の「You’re The REDS」でお届けします
では