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11月26日 「もう少しチームの中で緊張感を持つことが今は非常に大切」

どうもです

CS決勝第一戦まであと3日

日向にいればコートいらずの大原で、練習は午前10時から始まりました

ウォームアップを終えた午前10時45分頃からは、11対11での実戦メニューへ

ハーフコートよりやや広めのピッチ上には、マーカーが置かれていました

鹿島戦前によく行われる、プレーエリアが3分割される変則的形式です20161126_111103-1

ディフェンスゾーンは3バック+2ボランチ、ミドルゾーンは空洞、アタックゾーンに両ウイングバック+前3人、と選手は配置されます20161126_111117-1自陣で決められた回数(主に3~5)のパスを回し、前線へ縦パス

そこで奪われたらすぐさま守備へと切り替え、パスを回す相手に激しくプレスをかけます

「タイミング!動き出し!」

いつにも増して声を張り上げる監督

「前見て、もっと広く前見て!常に縦見て!」

確実にパスを回してから、ここぞで裏を取る

「今までやってきたことを忘れたのか!?合わせろ!バタバタやらない!」

きのう平川選手が話していた”身体に染みついたもの”を呼び覚ますかのごとく、イメージの再共有が促されます20161126_114031-1指揮官の熱を帯びた声は止みません

「出てこなければ動き直す!考えて動く!」

それを体現しようと気持ちの入ったプレーを見せる選手達

的確な動き、タイミング、選択がピタリと噛み合った攻撃が見られた時、

「これこれ!」

監督は肯きました

けれども、もっともっとそういったシーンを創出できるはず

そんな思いもあってか、プレーエリアの限定が解除された午前11時35分頃には、

「1ヶ月前の攻撃、守備、規律を取り戻そう!こんなんじゃダメ」

ハッキリと伝えました

頂点を決する闘いを控えるチームが、まるで残留争いをしているかのような緊張感を発して取り組むゲーム形式

この妥協なき鍛錬が、今年最も多くの勝ち点積んだ、ひとつの要因とも言えるのでしょう

午前11時50分、この日はずっと同じ組でプレーしたKLMのコンビネーションが冴え渡り、ペナルティエリア内左45度の位置から興梠選手が鋭く左足を振り抜きます

低い弾道がファーサイドへと突き刺さり、ラストゴールが決まりました20161126_120652-1

◇◆◇槙野選手◇◆◇

――きょうは練習後も走って、で、体幹も今…という中で、コンディションを整えていますが、状態はいかがですか?

「まぁ、休みもしっかり出来ましたし、コンディション面は大丈夫だと思います」

――この間、久々に90分プレーして、その辺の反動とかはどうですか?

「いやぁ、もう、本当に良いことだらけです。チームの今出来ていないことを把握できたり、90分出来たところはチームとして非常に良かったかなと思います」

――そこで出来ていないのを含め、今のトレーニングで意識していることは?

「やっぱり切り替えのところですね。最終節のマリノス戦から時間が空いていますし、もう1度自分達が出来ていたことを呼び起こすために意識付けを今やっています」

――監督もきょう、かなり熱が入っていましたが…

「監督のその熱に負けないくらい選手もピッチ上で表現しないといけないと思いますが、監督だけがああやって熱くなっていても良くないと思いますよ!」

――プレーに熱いものを、右サイドの森脇選手のカバーまでこちらにまで来て奪い去り…とか…

「いやいや…(笑)まぁ、一人のミスはみんなでカバーしないといけないし、とにかく走ることですね」

――監督が「1ヶ月前を取り戻す」と言っているのも聞こえてきましたが、本当に今、そういう難しい中、取り組んでいる…

「そうですね。まぁ、やっぱり、出来ていたところが、時間が空いて、自分達が年間1位の場所にいることでちょっと満足している選手も何人かいたりだとか、もう少しチームの中で緊張感を持つことが今は非常に大切かなと思います」

――そこを背中で引っ張っていく槙野選手

「はい、頑張ります!(シャキッ)」

――で、そういう面で代表での経験などもあって、そこで感じたことを含めると、取り戻すより、1ヶ月前よりも進化するという捉え方も出来ると思いますが…

「はい、まぁ、もちろん、1ヶ月前自分達がやっていたことをもう1回やるのも大事ですが、やっぱりそれプラスアルファの部分が大事だと思うし、その時からメンバーも少し変わっていますし、そういう意味では全員がチャンピオンシップに向けて良い準備して、やっぱりチームのために働くことが重要かと思います」

――年間勝ち点1位を獲ったチームがここまで緊張感をもって、ピリピリムードで…って、何か凄いものをきょう感じましたが…

「天皇杯敗退がチームにとって良い影響を出していると思うし、やっぱりあの敗戦を機に、もうこのタイトルに向けてチームが目標新たに定まっているし、今シーズンやれる仲間達とこれが最後ですので、頑張りたいなと思いますね!」

――鹿島と

「まぁ、特別な意識はないですね。もうやるだけだと思っているので、この2試合分の前半戦、29日がアウェイ戦、非常に大切になると思うので、あまり悪いイメージはないし、あのスタジアムでも負けているイメージはないので良いと思います」

――文化シヤッターさんからこの間、パネルいただいたりとか、やっぱり守備がまずきちっと抑えることでリズムを作るのかなと…

「まぁ(ニッコリ)今シーズンはそこが一番のベースになってきたので、そこが崩れない限りはポイントは獲れると思います」

――では、良い準備をこのまま続けてもらえれば…

「はい、頑張ります。ありがとうございます!(シャキッ)」

槙野選手のインタビューは、あさって月曜日の「You’re The REDS」でお届けします

では

 

 

6月30日 「常に勝負に対して貪欲に。勝ち癖を植え付けていければ良い」

どうもです

福岡戦を2日後に控えたきょう、練習は午前11時から始まりました

ウォームアップを終えた午前11時50分頃からは11対12でのゲーム形式へ

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数的不利な状況もあり、早い切り替えとパス回し、ダイレクトプレーを駆使し、それらに磨きを掛けていた印象です20160630_121532また、別メニュー調整の遠藤選手に代わってビブス組のセンターバックに入っていた那須選手の気合い漲るプレー、全体を統率する声や姿勢が抜群でした

練習は、お昼の12時10分頃に終了しています

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多くの選手が居残りでそれぞれのテーマに則り意欲的に”もう一汗”かいていたのも、リーグ後半戦へ向けた良きムードを助長していました

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◇◆◇槙野選手◇◆◇

――神戸戦は出場停止でしたが、コンディションはどうでしょうか?

「久々の休みもありましたし、厳しい日程の5連戦でスタートダッシュにちょっと失敗した上で、最後は3連敗からの2連勝というのは、またチームを立て直す上でもセカンドステージへ良い弾みというか、自分達が負けている間に出来ていなかったことを修正できた結果がチームの雰囲気を明るくしているし、個人的にもそうだけど、チームとしてもセカンドステージに懸ける思いは強いです。目標も定まっていますし、その上でのスタート、第一戦目が非常に重要になるかなと思っています」

――修正できたのはどんなところですか?

「確かに連戦の中で運動量が落ちていた部分があって、自分達のやろうとする前線からのプレスですね。そこがあまり嵌っていなかったというのもありますし、あとは立ち上がりの失点というのも多かったので、神戸戦では先制点も久々に取れましたし・・・そういう意味では前半戦できていたところと出来ていなかったところというのをチームの中で話し合うことができた上で今週を迎えられたので、良い状態で後半戦を迎えられると思います」

――神戸戦前、「ピッチの外から試合を観ることで、感じられる部分もある」といったニュアンスのお話をしていましたが、そのあたりで還元できそうなこと、発見はありますか?

「まあ厳しい日程の中で良くみんな頑張っているなぁというのと、もちろんコンディション的には神戸の方が良い状態の中でも、みんなが良く走って戦っていたという印象があります。チームもその後、2連休がありましたし、心身共にみんなリフレッシュしてね(ニコリ)良い表情で火曜日は集まったので、鹿島がファーストを獲りましたけど、自分達もセカンドを獲れるように、チャンピオンシップに進めるようにですね、一戦一戦闘っていかないといけないですし、また連戦が始まりますので、夏場が勝負だと思っています」

――きのうのゲーム形式でもチームを良く盛り立てていましたが、一丸となることの大切さを言葉でもプレーでも示していた印象ですが?

「そうですね、非常にシビアな時期ですから、報道でも沢山出ていますけど、選手の移籍の話が飛び交う中で、もちろんこのチームにも出ている選手、出ていない選手、不満を持っている選手が中にはいるかもしれませんけども、みんながやはり同じ意識を持って闘うことが重要だと思っていますので、僕もやっぱり試合に出ていない時期を経験した上で、うん・・・やっぱりチームに対して不満という思いがあるのは当たり前ですけど、そういうベンチメンバーやベンチ外の選手がどれだけチームに対して働きかけられるかというのが大事な時期なので、きのうのミーティングでもはなしになりましたけど、“チームのために”というのをまず第一に考えて1人ひとりが行動することが、チームの結果を左右すると思いますので。今、EURO2016が開催されていますけども、イタリアのね、ベンチメンバーを観たら、監督を含めてスタッフがひとつひとつのシーンとかゴールに対して、味方に対して拍手を送ったり、リアクションを起こしたりっていう、それだけやっぱり試合に出ていない選手達が同じ気持ちで同じテンションで闘うことが、これから重要になってきますので、ピッチに立ってない選手の働きかけをみんなで盛り上げるじゃないですけど、ひとつになって闘えればと思います」

――夏場の闘いについて。春のようにできれば理想ですが、なかなかそうはいかない中でどうバランスを取るか

「そうですね」

――そのあたり、ディフェンダーとしてどう考えていますか?

「はい。自分達が思い描くゲームプランは常に持っていますけど、それができない時間帯と出来ていない時に、どういう意思疎通を図るかが重要なので、これから非常に気温が高くなってくるし、連戦も入ってくる中で、いかにうまくコントロールすること。たまにはね、内容のない結果を求めた試合もあると思いますので、そういうゲームでしっかりと勝ち点3を取れるようなチームとしての勝つ癖をね、勝者のメンタリティーってよくみんなの口から出ますけど、どんなゲームでも、普段のこういう練習でのゲームからもそうですし、1対1の局面もそうですけど、常に勝負に対して貪欲に。勝ち癖を植え付けていければ良いと思います」

――追う立場での折り返し。改めて意気込みをお願いします

「スタートダッシュですね。アウェイの福岡から始まりますけど、年間順位で上に立つ意味でも、得失点差もそうですけども、チームとしても攻撃面でゴール数を上げること、そして守備面もここ5試合で10失点したので、それまでは良い数字を出していましたけども、守備面で改善する部分も沢山ありますので、チームにおける課題をしっかり修正した上で、良い結果を得てセカンドのスタートを切れればと思います」

槙野選手のインタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時から)の「You’re The REDS」をぜひ

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さらには、きのう行われた『リズム時計×浦和レッドダイヤモンズ オフィシャルウォッチおよびモバイルうちわ』贈呈式の模様をお届けします

では

6月9日 「自分もそれが理想」&「スポットライトに当たりたい」

どうもです

霧雨が、降ったり止んだりなハッキリとしない空模様の大原20160609_114228

鹿島戦2日前の練習は、午前11時過ぎからはじま
りました

20160609_115147-1ウォームアップを終えた午前11時55分からは、”ペナペナ”でのゲーム形式へ

きのうと同じく、ピッチには無数のマーカーが置かれ、プレーエリアが3分割され、ミドルゾーンは空洞に

選手の配置も同様でした

ディフェンスゾーンで3バック+2ボランチ、そして西川選手を含めた6対5の数的優位な状態で相手のプレスを受けつつ5回パスをつなぎ、そこからミドルゾーンへ降りてきた1人の選手へくさびのパスを当てます

待っていては受けられない、出てくるタイミングで動き出して、そこへボールが供給される

その場しのぎの単発的なプレーでなく、どの選手も常に関わり、アンテナを張る

そういった感覚が養われていきます

20160609_115155-1きのうとの違いを挙げれば、「ポゼッションしながら押し上げる。裏を取る」(監督)ことが、より徹底されたことでしょう

縦パスが入れば、ディフェンスゾーンの選手達はミドルゾーンへ素早くプッシュアップ

そこからフィニッシュへのパスコースがなければ、「ゆっくり!バタバタしない、慌てない」(監督)

ミドルゾーン内での10対10、コンパクトな距離感で急がず、ボールをつなぐことに

「ポゼッションしながら常に縦を狙って!」(監督)

奪われたとしても、「ボールに対して早く寄せる」(監督)

密集地帯ですぐに猛プレスをかけ、2次攻撃へ

それが出来れば、ボールは常に相手陣内にあり、自陣へ走って戻る必要がなくなります

効率的でしょう

ゆえに、「攻守の切り替えを早く!」(監督)20160609_120010-1

お昼の12時25分、給水タイムを経て、ここからはゲームスタートがミドルゾーンからで、そこに全フィールドプレーヤーが納まってプレー

「行こうよ行こうよー」(森脇選手)

如何にしてプレスをかいくぐり、駆け引きの中からアタックゾーンへ侵入するか

前線3人のいずれかが下がり、食いてきたら3人目を生かす、ダイアゴナルの走りとパスを繰り出す、といった工夫を凝らす選手達

「ボールを奪ったら素早く”縦”だけど、メリハリをつけよう!」(監督)

様々な制限による難易度上昇は、練習だからこそ

「大丈夫大丈夫!ボールの持ち出しも大事にしよう!」

あらゆる選択肢、アイデア、呼吸、コンビネーションの精度に磨きがかかります

「ラストのところしっかり!止まるな!」(槙野選手)

最後まで集中を切らさず、意欲的に励んだ充実のトレーニングは、お昼の12時42分、武藤選手のストライカーらしいラストゴールで終了しました

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◇◆◇興梠選手◇◆◇

――この期間の手応え

「いやまあ、変わったことはないと思うし、まあとりあえず、あのー疲れはね、だいぶ取れたので、あとは次の鹿島戦に向けて調整するだけ。はい」

――意識して取り組んでいることは?

「いやーもう、5連戦が始まるので、とりあえず“ケガをしないように”と、まあファーストステージが懸かっているので、うー…まあ負けなくて、勝ち点が取れて行ければと思う」

――きょうの練習などで感じていることは?

「まあうちはね、あのー、もちろん攻撃的に行くし、もちろん取られた後の功から守への切り替えをね、早くしているので、夏場そういう意味で、疲れが溜まっている中でもそういうプレーが出来ると強いと思うので、そういうのを改めて練習して、試合で出していければと思う」

――優勝のために次の鹿島戦は非常に大事。ご自身にとっても、思い入れの強いカードという意味でも・・・

「もう、あのーレッズも4年目なので(ニヤリ)あーのそんな、変わったこともないと思うし、いつも通りのプレーをしてね、チームに貢献できたら良いと思う」

――客観的にも勝つか負けるかで今後に大きく左右する試合かと思われますが?

「うん、まあ本当、次勝ったら鹿島のファースト制覇はないと思うので、まあうちがね、倒して、まああのー…鹿島終わっても4連戦あるので、そこの波に乗っていけるように、初戦というのを凄く大事に勝ち点3を取りに行きたいと思う」

――先日お話を聞かせてもらった時に、「最初のチャンスで自分が決められるかどうか」というのをポイントとして挙げていましたが、その入り方次第で一気にリズムをつかめるのでは?

「う~まあ、まあそうなれるように、自分もそれが理想なので、まあでもそう簡単に点も取らせてくれないと思うし、そういうチャンスも少ないと思うので、しっかり集中してやっていきたい」

――対鹿島戦でのハッキリとしたゴールを

「まあもちろん、自分らしいゴールができれば良いけど、まあ、どんなゴールでも良いのでとりあえず、チームの勝ちが一番大事なので、はい、チームのために頑張ります」

――きょうの午前の時点でチケットは46000枚売れているそうです

「いやぁもう勝だけだと思うし、あのー・・・うんっ!まあ全力で闘いたいなと思う」

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◇◆◇槙野選手◇◆◇

――代表戦、お疲れ様です。そちらでつかんだものなど、振り返っていかがですか?

「いや毎度だけどね、色んな選手と触れ合うことで沢山の刺激をもらえるし、指導者からも沢山の指摘をもらえるし、まあ自分を成長させてくれる時間というか、場所でもあり、目指すべき場所なので、今回結果がついてこなかったけども、1人ひとり感じたものを所属クラブで、置かれている状況をしっかり理解した上で、表現していかないといけないと思っている」

――そういった意味で、特にチームへ還元させたいことは?

「まあやっぱり、報道でもある通り、国内組ですね、Jリーグのレベルアップというところが重要視されているので、“海外組”と“国内組”という二つの言葉で分けられるというのは僕たちJリーグ組も情けない半面、悔しい気持ちもあるので、見返すためにこの所属クラブもそうだし、Jリーグ全体でレベルアップしていかないといけないと思う」

――槙野選手が戻ってくると、チームの雰囲気がパッとするなと改めて感じました

「本当すかっ!?まあこれが一日だけとか一週間だけじゃなくて、毎日バトルし合える、普段の練習から同じポジション争いの選手と競い合うことが大事だし、特にこの5連戦ですね!とにかくスタートの鹿島戦、ここから良い状態で持って行けるように、普段の練習からテンション高くやっていけたらと思う」

――鹿島、昨年はかなり苦戦を強いられました。最近の印象は?

「非常に若さ溢れるフレッシュな選手達がいるということと、恐れる気持ちがないという印象を受けている。Jリーグの中でも勢いがあって、怖さがあるチームだと思っている」

――勝つために必要なことは?

「やっぱり前線のアタッカー陣ですね、自分達がプレッシャーを掛けること。まあ予想としては、前線から嵌められるだろう、と。とにかく“個の勝負”が際立つゲームだと思うので、目の前の相手に競り負けない、メンタルで負けない、そういうところだと思う」

――きょうの練習で良いイメージをつかめましたか?

「うん、そうですね!まあ人がボールを受けるためにしっかり動くことと、賢くプレーすること。次のプレーを予測することと、準備すること。目の前の相手に負けないこと。それに尽きると思う」

――代表合宿中、金崎選手とは話しましたか?

「フハッハ!ハッハッハッハ…(笑)まあ常にあのー…はい、国内組に対しては調査を入れている。どこが弱点、誰が出るのか、はい。僕たちのどういった所を突いてくるのか、どういう分析をしているのか、細かいところを選手から伺っている」

――収穫は大きかった?

「いやまーでも、『浦和戦をみんな観ている』と言っているし、やっぱり『うまいチームで強いチーム』と言ってくれるけど、何かしらの弱点は持っているみたいで、そこは聞き出せなかったけど(苦笑)」

――先ほど、メンタルについて話してましたが、以前の練習でチームに向かって「跳ね返すメンタルだよ!」と言っていたのが印象的です

「あーー!はい!そうっすね、まあこの夏場もそうだけど、特に優勝が懸かった大事な一戦で我慢する時間帯、キツイ時間帯に対して、しっかりと“堪えるメンタル”そこはこの夏場、非常に大事だと思う。ただ、“堪える”だけでは跳ね返せないし、点を取りに行かないと勝てないスポーツなので、“堪えて跳ね返す”、そこまでのメンタル!僕自身含めてチームを活気づけられるような声と、プレーを魅せて行ければ良いかと思う」

――その先に、ご自身のゴール。特にセットプレー

「ねーっ!はい(ニヤリ)まあ良いキッカーもいるし、中で合わせる選手もいるので、特に僕含めて、遠藤航もゼロだし、後ろの選手がしっかりと守って、しっかりゴールを決めて、スポットライトに当たりたいと思っている」

――5連戦、まずはホーム。改めて意気込みを

「やっぱり選手である以上、満員の真っ赤なスタジアムでプレーすることが成長にもつながるし、国内組、Jリーグを盛り上げるために非常に大切なことなので、1試合1試合勝つこと、結果を出すことによって、次の試合の入場者数にもね、関わってくるかと思うので、結果はもちろんだけど、観ていて《また来たいな》と思ってもらえるようなチーム、サッカーを魅せられればと思う」

――ありがとございます

「ありがとうございました(シャキッ!)」

――跳ね返すメンタル・・・

「ハッハッハッハ…『アモーレ』の次だね!」

興梠選手、槙野選手のインタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

では

5月11日 「会いにいけるJリーガー」

どうもです

程よい風が、きのうよりも幾分か過ごしやすい印象を与えた、きょうの大原

新潟戦3日前の練習は午前10時から始まりました

ウォームアップ後は、ペナペナでのゲーム形式へ

たまーにありますが、きょうは選手がメンバー編成を組みました

黄ビブチームの代表は平川選手、白ビブチームは那須選手がドラフト指名

平川軍→西川選手、イリッチ選手、森脇選手、大谷選手(岩舘選手)、遠藤選手、柏木選手、梅崎選手、平川選手、橋本選手、関根選手、石原選手、伊藤選手、李選手

那須軍→福島選手(大谷選手)、加賀選手、那須選手、永田選手、槙野選手、阿部選手、青木選手、駒井選手、高木選手(福島選手)、宇賀神選手、興梠選手、武藤選手、ズラタン選手

そう、人数が多いのは13対13だからです

けが人ゼロのレッズだからこそできるゲーム、黄白戦でしょう

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4分、平川軍は西川選手の右サイドへの正確なフィードを平川選手が絶妙なクロス、ゴール前で石原選手が豪快に右足を振り抜いたボレーシュートがゴールマウスに突き刺さります

15分には森脇選手のフィードを李選手が頭ですらし、追加点

18分30秒、平川軍が2点のリードで1本目を終えます

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2本目スタート前、

「聞いて!」

と監督

ピリッとしない那須軍へのハッパかけを含め、このように指示を送ります

「ボールのないところでの動きが少ない!押し上げる、運ぶ、切り替える!!」

さらにはフリーワンリターンなしのルール設定がされたのを踏まえ、

「次の人がダイレでさばくことを計算したプレーをしよう!」

徐々にゲームはヒートアップします

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7分、平川軍が高い位置からチェイシングをかけると関根選手がボール奪取に成功し、ラストパスを石原選手が右足で押し込み、3対0

再開のキックオフ前、那須軍は慌ててポジション確認の修正に入ります

すると、「相手混乱しとるでえ!」と森脇選手は勝ち誇った様子でした

14分からはダイレリターンなしにルール変更

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「テンポテンポテンポ!」(監督)

それだけじゃなく、「サポート、タイミング!」、「出てくるタイミングで瞬間的に相手から離れよう!」、「次の展開意識して!」と実戦さながら、声を絶やしません

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ラストゴール宣告から10分ほど経過した27分、那須軍が興梠選手のゴールで一矢報い、ゲームは終了

「ッシャー勝ったぞー!3対1!!」(李選手)

楽しさの中にもきちっとした規律徹底が促された、実に効率的なトレーニングでした

練習後は、きょう29歳の誕生日を迎えた槙野選手にインタビューしています

――おめでとうございます

「ありがとうございます」

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――読んでもらえますか?

「進化です・・・ちょっと、これがちゃんと映るようにしないといけませんね。これの方がいいのかな…、こっちですか?槙野のマッキーを…、はい…」

――きょう、記者によっては休日返上で、みなさん「おめでとう」伝えに…

「嬉しいですね、ありがとうございます。雨じゃけん、少ないかなって思っていましたけど、ありがとうございます」

――まず、先ほどの「進化」の、そのこころというか、教えていただきますか?

「はい!ここにいる方は何年も浦和の練習もそうですし、試合にも来ている方なので、その言葉の意味は分かると思いますけど、やっぱり、昨年以上にもっと良い成績ともっと良いプレーと良い1年にしたいというのもあるし、また、その前の年よりももっと変わった浦和レッズを魅せられればいいかなと思うし、変わった槙野を魅せればいいかなという思いで『進化』と書かせていただきました」

――そういう意味ですと、28歳は代表の定着などあって、また、言葉通りのステップが今できているという印象もありますけど…

「はい!非常に実り多い1年になったと思うし、本当に振り返ったら本当にサッカーしかしていなかったな(苦笑)っていう印象ですけど、最後のところで、やっぱり、いい1年だったかというと最後のところでタイトル獲れなかったという1年でありましたし、個人的にはやっぱり代表に入ったりとか、ベストイレブン獲ったりだとか、いろいろな意味で個人的な素晴らしい賞というのは手にすることはできましたけど、チームとして、このクラブで…ってことを考えるとまだ物足りないし、このチームの今年の目標は『昨年以上の結果を上回ること』と監督も言っていますので、それに伴って、自分の結果もそうですし、チームの結果も出していければ良いかなと思っています」

――プレーについて言いますと、ディフェンスに徹した時の“凄味”というのがさらに増していて、「そこに大きな魅力を感じている」というサポーターからのメッセージも頂戴しています

「あーはい!(ニコリ)ありがとうございます。高木選手だったり、駒井選手とかね、関根選手だったり、彼らがボールを持って仕掛ける時にスタジアムが沸くと同時にですね、僕が1対1の守備のところでスタジアムが良い緊張感というか、こういう1対1のバトルを見に来たっていうくらいの、そういう雰囲気を僕は感じていますし・・・なかなか攻撃の部分に歓声が沸いたりとかすることあると思いますけど、守備のところでそう期待の意味を込めた雰囲気を作れるというのがなかなかないですし、自分の良さというのもますます見出せるように徹していければいいと思うし、もっと磨きのかかったプレーと安心感あるプレーをチームにもたらせれば良いかなと思っていますけど」

――プレーももちろんですけど、ピッチ外でも様々な方にJリーグの魅力、サッカーの楽しさ伝わるってところでの貢献度も非常に高いと思いますけど…

「はい!まあ自分にしか伝えられる方法はないと思うやり方でしっかりと伝えていければ良いなと思っているし、もっとたくさんにこのクラブの良さとこのクラブの選手の良さだったり、Jリーグの素晴らしさを伝えていければいいかなと思うし、もちろん、優勝争いとか代表とか、大きな行事ごとの時だけ見に来てもらうことじゃなくて、毎試合毎試合、やっぱり、興味を持ってもらって、見に来てもらえるようなサッカーを発信していければ良いかなと思っています」

――ちょっと話変わりますけど、この間、パーティー何か、森脇選手は「サプライズじゃなかった」って、2日前に「あるけぇのぉ」って…

「ハッハッハッハッハ!(照笑)ある程度固まったスケジュール投げましたけどね。良いんですよ、サプライズで。ヨーロッパ式で(汗)」

――そういうところでも、人柄というか、これだけ多くのが集まって、そういう風な意味でも一体感を写真からだけでも…

「そうですよね~(ニンマリ)僕が楽しむのもそうだけど、やっぱりウチの選手が『楽しみにしていた』とか、1年の中のビッグイベントの3つのうちの1つなので、このチームのね…(笑)それだけ選手も楽しみにしていたし、バスの誕生日会のあとにもみんなが『本当に楽しかった』っていう言葉をもらったし、僕はもちろん、やっぱり知り合いばかりなので楽しいのは当たり前ですけど、“はじめまして”の選手とか色々な人たちの絡みを見て、『あっ、またこれで興味持ってもらえるな』とか、『レッズの選手、面白いね』って言ってもらえるようになったので、すごく良い会だったかなと思います」

――本当に森脇選手とか、笑いの絶えないこのチームがさらに、そういう進化も…

「ほんとねぇ、芸人さんに食ってかかってましたよ、ウチの若い選手たちが(笑)ハッハッハッハ!」

――強心臓で…

「良かったと思いますよ」

――進化ということで、20代のうちにタイトル味わっておくというのも一つ、目標としては良いのではないかと思いますが

「個人のタイトルよりもチームのタイトルが欲しいですし、やっぱり去年よりもパワーアップした浦和レッズというクラブでしかも自分の名前が刻めるように素晴らしい結果を出していければいいかなって思ってます」

――その一歩が田中達也さんもいる新潟戦ですけれども、どんなゲームを?

「非常にACLでもそうでしたけど、Jリーグも安定した戦いができていると思っています。攻撃面ではもちろんですけど、守備の部分も非常に失点も少ないし、被シュート数も少ないですし、それだけ一人ひとりが自分の仕事を全うできている意味でも、そこにもやっぱり進化があるし、やるべきことは変わらないと思っていますので、勝ち点3のために身を削って走って戦って、29歳一発目の良い試合になればいいかなと思っています(シャキッ)」

――きょう、ポストかすめたシーンがありましたけど、それは本番のゴールはお楽しみということで…

「遠いね!まだね!まだ遠いね(苦笑)」

――改めまして、おめでとうございます

「ありがとうございます!」

今週土曜日の新潟戦当日には『マッキーのマッキー2016』と『色紙~頑張る時は、いつも今』が発売します

「会いにいけるJリーガー」(本人談)の進化は続きます

槙野選手のインタビュー詳細(その後の商品説明含む)は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします

では

5月6日 「そういう名前がつけられることはないし、周りがつけないんだったら自分たちで発信していこうじゃないかって(笑)」

どうもです

さいたまダービーを2日後に控えたきょう、練習は午前10時から始まりました

ウォームアップ後は、ハーフコートでの11対11を実施

「判断スピード!周りをしっかり見て!動き直し!」(監督)

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ボランチの柏木選手がボールを受けてルックアップする前の時点で周りの選手はそれを感じ、動き出す

そしてサイドの選手がダイアゴナルの走りをしたことに呼応し、相手DFラインの中央にできたスペースを前3人は見逃さない

そういったところの確認も入念に行われていました20160506_110941

「連動しろ連動しろ連動しろ」(槙野選手)

選手達のプレー、ひとつひとつからも良い緊張感が伝わってきました

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ラストゴールは、左から橋本選手が送ったフィードボールを右サイドの平川選手がダイレクトで折り返し、最後はゴール前で待ちかまえた石原選手が右足でゴールマウスへ

練習は午前11時25分頃に終了しています

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◇◆◇槙野選手◇◆◇

 

――きのう、監督が「M・E・M」って名付けて、槙野選手は森脇選手を「お前Lだ」って言ってましたが?

「フハハハハッまぁ、スポットライトが当たるのは前の選手だし、ゴールを取って目立つのも前だし、やっぱりバルサの3人見ても、ああやってゴール取って目立っているし、なかなか後ろの選手で目立って、そういう名前がつけられることはないし、周りがつけないんだったら自分たちで発信していこうじゃないかって(笑)」

――どっちがいいですか? 「M・E・M」と「M・E・L」は…

「いやぁ、多分、みんなLは何のLかわかっていないから…」

――では、「M・E・M」を…

「そうですね!」

――次、誕生日前で…

「28歳、ラストゲームですから、『良い年だったね』と言われるような結果を出さないといけないし、今シーズンゴールも取れてませんので、ピッチ上における、目に見えるゴールと、29歳、プライベートでもゴールを決めれるように頑張りたいなと思います」

――“プライベート”の宣言は、誕生日の時に聞きたかった

「ハハハッ(笑)」

――初ゴールの話ですが、加藤選手とは凄い仲が良いですから、そういう中での対戦、楽しみで…

「もう、ここで腐るほどシュート受けてもらいましたし、プライベートでも仲良くさせてもらってますし、彼のもちろん良い点そして悪い点、存分に理解しているつもりなので、他のゲームでは心から応援していますけど、今節のゲームはしっかりと叩きのめせるように頑張ります(シャキッ)」

今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS Friday」では今週行ったインタビュー、きょうの練習後の槙野選手と李選手のインタビューを中心にお届けします

では

RED A LIVE 2016.4.29 VS 名古屋

☆浦和レッズ戦を実況生中継!

埼玉スタジアム2○○2で行われる、「2016明治安田生命Jリーグ
ファーストステージ第9節・浦和レッズ対名古屋グランパス」の模様を実況生中継します。

20160428_141636◇◆◇槙野選手◇◆◇

「警戒すべき選手はやはりシモビッチ選手だと思っている。彼の高さを封じないといけないし、やっぱりそこを警戒しつつもセカンドボールのところで永井選手もそうだし、泥臭く狙ってくるプレーヤーもいる。あしたは川崎戦以上にの集中力と球際、セカンドボールへの意識を持たないといけないと思っている。川崎とは逆にロングボールを多く使ってくるチームなので、前節よりも難しいと思う。(相手の2トップと同様に)スピードと高さはうちのDFも兼ね備えていると思っている。やっぱり名古屋相手に苦しんだというのは毎年あるし、中でも2014年の悔しさというのを僕たちは忘れていない。あそこで勝っていれば優勝というのを・・・僕もピッチに立っていた1人だし、名古屋に対してはしっかり勝利することが重要だと思うし、その後の浦項戦、さいたまダービーに向けても弾みの付くゲームにしないといけないし、やっぱり川崎に勝ったことで周りの評価も上がっているし、自分達の自信も高まっている。1試合でそれが崩れないように、広州戦もそうだけどあれぐらい質が高くて《面白い》と思ってもらえるサッカーをしていくことが重要だと感じている」

「熊本の避難所に行ったときに大きなテレビが置いてあって、そこで色んなニュースとか番組を観ているおじいちゃんやおばあちゃんが沢山いて、『サッカーだったりスポーツニュースを観る』と言ってくれた。少しでも・・・僕は熊本出身じゃないけど、日本を元気づけるためにサッカーを通して出来ることが少なからずあると思う。実際に僕が行ったときは、僕のことを知らないおじいちゃんやおばあちゃんが沢山いたりして、『EXILEの人ですか?』って言われたりもした(笑)その時に隣にいたおじいちゃんとかが、『このひとはね・・・・・』と説明してくれたりとかで、『浦和でサッカーをしているので、ぜひこのテレビで、週末のスポーツニュースなどを通じて避難所に訪れた奴が頑張っているのを観て欲しい』と直接伝えることができた。だから熊本出身でない選手が避難所に行ったことで、《あの人、こないだ来てくれた人だ!》と思ってもらえるような結果と映像を届けたい」

「KLMでしたっけ!?前線3人が点を取っているけど、昨年のこの時期は後ろが得点でも支えた。今年は後ろが点を取れていない。ゼロで抑える貢献もそうだけど、やっぱりゴールを獲ってこそサッカー選手、目立ってこそサッカー選手。無失点はもちろんのこと、ゴールを決めてスポットライトを浴びたい。その気持ちがなくなったとき、僕は引退だと思っている。相性の良い名古屋から点を獲りたい」
20160428_143137RED A Live 2016
「浦和レッズ 対 名古屋グランパス」
…4月29日(金)13:30~16:15(延長の場合あり)
提供/ポラスグループ

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Come On! REDS…12:00~12:55

REDS After The Match…19:00~20:55

・放送エリア以外でもサイマルラジオ(PC・スマートフォンなど)でお楽しみいただけます!!20160428_145321

・これに伴い、当日は番組編成を以下のように変更します。

12:00~12:55 Come On! REDS

13:30~16:15 RED A Live 2016(延長の場合あり)

17:00~17:55 ウィークエンドパス(短縮)

19:00~20:55 REDS After The Match

20:00~20:55 You’re The REDS Friday 2ndhalf

・以下の番組は休止します。
12:00~13:55 つながるさいたま
19:00~19:55 You’re The REDS Friday 1sthalf

実況M

2月22日 「1年間の中でのテーマ」

どうもです

2月の第4週がスタートしたと同時に、2つの大事な公式戦の開幕をこの一週間で迎えることとなりました

ACLの初戦を2日後に控えたきょう、練習前には約1時間のミーティングが行われ、午前11時過ぎに選手達はピッチに姿を現します

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アップ中のとりかごは、報道陣の目の前で行われていたことを抜きにしても、明るい雰囲気が滲み出ていました

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プレー面で言えば、梅崎選手が”鬼役”の際にもアジリティ性豊かにキレのある動きを披露

あすは誕生日、そしてあさっては29歳最初のゲーム、期待が高まります

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お昼の12時過ぎからは、11対11でのゲーム形式へ

ハーフコートよりも広めのエリアでしたが、ビブス組はもっと狭いゾーンでプレーしているかのように全体をコンパクトに保っていました

これが、今年取り組んでいる”相手陣内でのサッカーを長くする”ことへのアプローチなのでしょう

無論、DF背後には広大なスペースが生まれ、フィード1本で裏を取られる場面が頻発しましたが、そのあたりは徐々に完成型へと近づくことが求められます

時に、高い位置でのボール奪取に成功すれば、一気にフィニッシュへと持ち込める流れは見ていて爽快でした

ファーストディフェンスの徹底は以前から取り組まれていたことであり、どのようなスタイルであれ、”奪ったら縦”というコンセプトに変化はないはず

戦略の柔軟性に引き出しが増えれば、この上なし

新たなるチャレンジ+ワンの精神とも受け取れます

ゲームは終盤お昼の12時45分、膠着状態が続く中、ラストゴールの宣告からしばらくがたった頃、ビブス組が素早く縦へと左サイドを攻略し、最後はペナルティエリア内に侵入した宇賀神選手が右足で冷静に流し込みました

監督からは、特大の「ブラーーヴォ!」、槙野選手と西川選手は前身で喜びを表現

全体を通じて狙い通りに攻守が噛み合っていたかといえば、なかなかそうでもなく…ただそれは、細かなタッチ制限など、試合以上に難しい状況が設定されているから

だからこそ本番が楽しみであり、興味深いです

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練習後、若手選手らと共にセンタリングシュートやサッカーゴルフでもう一汗かくと同時に、雰囲気を盛り立てていたのは、副キャプテンの槙野選手

何度も豪快なヘッドを叩き込むなど、“絶好調男”に相応しい動きを見せていました

――公式戦を2日後に控えて

「準備はしっかりしてきたいし、浦和に来てからもそうだし、ACLの初戦の重要さは重々わかっているので、去年とその前の年はアウェイの開幕からスタートして、敗戦しているので、グループリーグを突破するためにもホームで出来ることは僕たちにとって非常に良いスタート、良い準備ができる条件になったと思う。内容云々よりもしっかりと結果のところを突き詰めていかないといけないという部分が初戦はある」

――口ひげもほどよくニヒルな感じに・・・

「はい、ちょっと伸ばしてる。評判は悪い、評判は良くない(苦笑)」

――オフの長さなど、例年と違うところがありましたが、その準備期間における手応えは?

「いやまあ、キャンプは長かったけど、自分達が今シーズン置かれている状況もしっかりと把握しながら新しいことにチャレンジするという意味でも、初戦が非常に大事だと思っているし、もちろん対戦相手もそうだけど、観てくれているファン・サポーターのみなさんにも“今年の浦和は違う”、“今年に懸ける思いは去年よりも強い”、そういうところをメッセージとしてプレーで伝えられるように結果として示して行ければと思う」

――プレー面における今年の違いというのはどう感じてますか?

「昨年もそうだけど、ACLとリーグで2チーム作れるような選手層の厚さというのは増したと思うし、誰が出ても質の高いサッカーをしなければいけないというのはある。個人的にもキャンプでリベロのポジションをする機会も多かったし、ストッパーのポジションも多くなると思うし、与えられたところで同じような質の高いプレーをしなければいけないと思っている」

――きょうのゲームでは、ディフェンスラインが高く設定されていて、かなりコンパクトな陣形を保っている印象を受けます。高い位置で奪えれば嵌ると思いますが・・・

「まあネガティブなことを考えても仕方がないし、自分達がどうしたらボールを奪えるか、ゴールを奪えるかというのをプラスに考えながらプレーできればと思うし、もちろん新しい戦術をすることによって色んなマイナス面が出るかもしれないけど、リスクのことは考えず、しっかりと自分達がチャレンジすることが一番大事」

――どう効率的に点を取るかを逆算して、守備における一番の近道にチャレンジしていると

「そうですね、もちろん攻撃主体のチームではあるけど、今シーズンは1年間の中でのテーマが【守備】だと思っている。西川選手を中心に守備の構築というのは毎試合毎試合、口酸っぱくチーム全体をオーガナイズするのが大事だと思うし、僕自身もピッチ上における監督というか、キャプテンのつもりで全体を締める。全体に対して叱咤激励するというのは、今シーズンさらにやっていかないといけないひとつの仕事だと思っているので、【守備】が今シーズンのテーマだと思っている」

――早く公式戦を闘いたいという思いが漲っていると思いますが、改めて意気込みを

「選手は非常に良い準備をしてきたし、誰が出ても同じような質の高いプレーをしなければいけない。ひとつでもミスを犯してしまうと、出番を待っている選手もいるので、非常にチーム内で競争がキャンプの時から各ポジションで起きているので、選手一人ひとりが危機感をもって、良い試合と良い結果でスタートできればと思う」

――最近、鈴木さん=浦和の男、という呼ばれ方が定着していますが、槙野選手のチャントにも「浦和の男」と入っています

「はい!頑張ります!!ありがとうございます」

口もとをキリッと引き締め、短い言葉に力を込めました

今年、浦和の男へのチャントが聞こえれば聞こえるほど、チームはタイトルへ邁進することになるのでしょう

インタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」をお楽しみに

さらには、先週金曜日に行われた『Talking REDS 2016』第1部の模様も用意しています

 

では