どうもです
程よい風が、きのうよりも幾分か過ごしやすい印象を与えた、きょうの大原
新潟戦3日前の練習は午前10時から始まりました
ウォームアップ後は、ペナペナでのゲーム形式へ
たまーにありますが、きょうは選手がメンバー編成を組みました
黄ビブチームの代表は平川選手、白ビブチームは那須選手がドラフト指名
平川軍→西川選手、イリッチ選手、森脇選手、大谷選手(岩舘選手)、遠藤選手、柏木選手、梅崎選手、平川選手、橋本選手、関根選手、石原選手、伊藤選手、李選手
那須軍→福島選手(大谷選手)、加賀選手、那須選手、永田選手、槙野選手、阿部選手、青木選手、駒井選手、高木選手(福島選手)、宇賀神選手、興梠選手、武藤選手、ズラタン選手
そう、人数が多いのは13対13だからです
けが人ゼロのレッズだからこそできるゲーム、黄白戦でしょう
4分、平川軍は西川選手の右サイドへの正確なフィードを平川選手が絶妙なクロス、ゴール前で石原選手が豪快に右足を振り抜いたボレーシュートがゴールマウスに突き刺さります
15分には森脇選手のフィードを李選手が頭ですらし、追加点
18分30秒、平川軍が2点のリードで1本目を終えます
2本目スタート前、
「聞いて!」
と監督
ピリッとしない那須軍へのハッパかけを含め、このように指示を送ります
「ボールのないところでの動きが少ない!押し上げる、運ぶ、切り替える!!」
さらにはフリーワンリターンなしのルール設定がされたのを踏まえ、
「次の人がダイレでさばくことを計算したプレーをしよう!」
徐々にゲームはヒートアップします
7分、平川軍が高い位置からチェイシングをかけると関根選手がボール奪取に成功し、ラストパスを石原選手が右足で押し込み、3対0
再開のキックオフ前、那須軍は慌ててポジション確認の修正に入ります
すると、「相手混乱しとるでえ!」と森脇選手は勝ち誇った様子でした
14分からはダイレリターンなしにルール変更
「テンポテンポテンポ!」(監督)
それだけじゃなく、「サポート、タイミング!」、「出てくるタイミングで瞬間的に相手から離れよう!」、「次の展開意識して!」と実戦さながら、声を絶やしません
ラストゴール宣告から10分ほど経過した27分、那須軍が興梠選手のゴールで一矢報い、ゲームは終了
「ッシャー勝ったぞー!3対1!!」(李選手)
楽しさの中にもきちっとした規律徹底が促された、実に効率的なトレーニングでした
練習後は、きょう29歳の誕生日を迎えた槙野選手にインタビューしています
――おめでとうございます
「ありがとうございます」
――読んでもらえますか?
「進化です・・・ちょっと、これがちゃんと映るようにしないといけませんね。これの方がいいのかな…、こっちですか?槙野のマッキーを…、はい…」
――きょう、記者によっては休日返上で、みなさん「おめでとう」伝えに…
「嬉しいですね、ありがとうございます。雨じゃけん、少ないかなって思っていましたけど、ありがとうございます」
――まず、先ほどの「進化」の、そのこころというか、教えていただきますか?
「はい!ここにいる方は何年も浦和の練習もそうですし、試合にも来ている方なので、その言葉の意味は分かると思いますけど、やっぱり、昨年以上にもっと良い成績ともっと良いプレーと良い1年にしたいというのもあるし、また、その前の年よりももっと変わった浦和レッズを魅せられればいいかなと思うし、変わった槙野を魅せればいいかなという思いで『進化』と書かせていただきました」
――そういう意味ですと、28歳は代表の定着などあって、また、言葉通りのステップが今できているという印象もありますけど…
「はい!非常に実り多い1年になったと思うし、本当に振り返ったら本当にサッカーしかしていなかったな(苦笑)っていう印象ですけど、最後のところで、やっぱり、いい1年だったかというと最後のところでタイトル獲れなかったという1年でありましたし、個人的にはやっぱり代表に入ったりとか、ベストイレブン獲ったりだとか、いろいろな意味で個人的な素晴らしい賞というのは手にすることはできましたけど、チームとして、このクラブで…ってことを考えるとまだ物足りないし、このチームの今年の目標は『昨年以上の結果を上回ること』と監督も言っていますので、それに伴って、自分の結果もそうですし、チームの結果も出していければ良いかなと思っています」
――プレーについて言いますと、ディフェンスに徹した時の“凄味”というのがさらに増していて、「そこに大きな魅力を感じている」というサポーターからのメッセージも頂戴しています
「あーはい!(ニコリ)ありがとうございます。高木選手だったり、駒井選手とかね、関根選手だったり、彼らがボールを持って仕掛ける時にスタジアムが沸くと同時にですね、僕が1対1の守備のところでスタジアムが良い緊張感というか、こういう1対1のバトルを見に来たっていうくらいの、そういう雰囲気を僕は感じていますし・・・なかなか攻撃の部分に歓声が沸いたりとかすることあると思いますけど、守備のところでそう期待の意味を込めた雰囲気を作れるというのがなかなかないですし、自分の良さというのもますます見出せるように徹していければいいと思うし、もっと磨きのかかったプレーと安心感あるプレーをチームにもたらせれば良いかなと思っていますけど」
――プレーももちろんですけど、ピッチ外でも様々な方にJリーグの魅力、サッカーの楽しさ伝わるってところでの貢献度も非常に高いと思いますけど…
「はい!まあ自分にしか伝えられる方法はないと思うやり方でしっかりと伝えていければ良いなと思っているし、もっとたくさんにこのクラブの良さとこのクラブの選手の良さだったり、Jリーグの素晴らしさを伝えていければいいかなと思うし、もちろん、優勝争いとか代表とか、大きな行事ごとの時だけ見に来てもらうことじゃなくて、毎試合毎試合、やっぱり、興味を持ってもらって、見に来てもらえるようなサッカーを発信していければ良いかなと思っています」
――ちょっと話変わりますけど、この間、パーティー何か、森脇選手は「サプライズじゃなかった」って、2日前に「あるけぇのぉ」って…
「ハッハッハッハッハ!(照笑)ある程度固まったスケジュール投げましたけどね。良いんですよ、サプライズで。ヨーロッパ式で(汗)」
――そういうところでも、人柄というか、これだけ多くのが集まって、そういう風な意味でも一体感を写真からだけでも…
「そうですよね~(ニンマリ)僕が楽しむのもそうだけど、やっぱりウチの選手が『楽しみにしていた』とか、1年の中のビッグイベントの3つのうちの1つなので、このチームのね…(笑)それだけ選手も楽しみにしていたし、バスの誕生日会のあとにもみんなが『本当に楽しかった』っていう言葉をもらったし、僕はもちろん、やっぱり知り合いばかりなので楽しいのは当たり前ですけど、“はじめまして”の選手とか色々な人たちの絡みを見て、『あっ、またこれで興味持ってもらえるな』とか、『レッズの選手、面白いね』って言ってもらえるようになったので、すごく良い会だったかなと思います」
――本当に森脇選手とか、笑いの絶えないこのチームがさらに、そういう進化も…
「ほんとねぇ、芸人さんに食ってかかってましたよ、ウチの若い選手たちが(笑)ハッハッハッハ!」
――強心臓で…
「良かったと思いますよ」
――進化ということで、20代のうちにタイトル味わっておくというのも一つ、目標としては良いのではないかと思いますが
「個人のタイトルよりもチームのタイトルが欲しいですし、やっぱり去年よりもパワーアップした浦和レッズというクラブでしかも自分の名前が刻めるように素晴らしい結果を出していければいいかなって思ってます」
――その一歩が田中達也さんもいる新潟戦ですけれども、どんなゲームを?
「非常にACLでもそうでしたけど、Jリーグも安定した戦いができていると思っています。攻撃面ではもちろんですけど、守備の部分も非常に失点も少ないし、被シュート数も少ないですし、それだけ一人ひとりが自分の仕事を全うできている意味でも、そこにもやっぱり進化があるし、やるべきことは変わらないと思っていますので、勝ち点3のために身を削って走って戦って、29歳一発目の良い試合になればいいかなと思っています(シャキッ)」
――きょう、ポストかすめたシーンがありましたけど、それは本番のゴールはお楽しみということで…
「遠いね!まだね!まだ遠いね(苦笑)」
――改めまして、おめでとうございます
「ありがとうございます!」
今週土曜日の新潟戦当日には『マッキーのマッキー2016』と『色紙~頑張る時は、いつも今』が発売します
「会いにいけるJリーガー」(本人談)の進化は続きます
槙野選手のインタビュー詳細(その後の商品説明含む)は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします
では