どうもです
きのうと同様、好天に恵まれた大原
きょうは2部練です
午前練習は10時から始まりました
ボール回しなどのウォームアップを経て、午前10時40分からは3対2のパターン練習へと移ります
エリアは、ペナルティエリアからペナルティエリアの通称「ペナペナ」
数的優位な攻撃側は、3人目の動きを活かすことが求められていました
「止まっていないように、出したあとの動きを早く!必要なら動き直すように!」(監督)
最初にゴールを決めたのは、きょうから本格合流の柏木選手
落ち着いて左足でのシュートを流し込むと、その後すぐさま興梠選手(※こちらは対人プレー無し)が右足で決めて、続きます
槙野選手の絶妙な折り返しに森脇選手が難しい体勢から右足を振り抜くも、ミートせず
周囲からは笑いが起きましたが、それはちょっとかわいそう…
「出したところと逆に走ろう!オフサイドにならないように」(監督)
午前10時52分、給水
再開後、ゴール右よりの位置でキープした橋本選手がほぼノールックで左足でのシュートをゴール左隅へ沈めます
レフティーならではのボールの置きどころ、キックの種類は良いアクセントになりそうです
また、このパターン練習では、フィニッシュまで到達したら今度は攻守が入れ替わり、逆サイド約70メートル先のゴールまでの攻防となります
したがって、徐々に体力が消耗していくこともポイント
正確なプレーが求められます
そういった中、小島選手が右から来た強めの斜めパスに反応し、きれいなフォームで走りながらの左足ダイレクトシュート
キーパーが一歩も反応できない抑えの効いた弾道が、ニアサイドネットを揺らします
「ナイスしゅうと!」(森脇選手)
このシーン、何気ないプレーのようで、高難度のシュートです
普通の選手だったらスライディングで飛び込み、ふかしていたことでしょう
体勢を崩すことなく、まるでスルーパスを送るようなタッチでゴールを射止める
難しいプレーをいとも簡単にこなす小島選手に鳥肌ものでした
もっとも本人は、「フッ(笑)まあフリーな状態だったので簡単だった」と涼しい顔
なおさら凄い!
「その辺、あまり意識しなかったっすけど(笑)ありがとうございます」
午前11時過ぎからは、同じ3対2でありながら、スタートのポジショニングが変わることに
センターライン付近に1人(A)が待ちかまえます
そこへくさびの縦パスを出した選手(B)はそのままスプリント
(A)の落としを受けた選手(C)が、(B)の走り出したスペース目掛けてパス!そこからもう一度(A)(B)(C)が連動し、フィニッシュへ
しかしこれが、なかなかうまくいきません
守備側が次にどこへボールが来るかをわかっているのもあるでしょう
「ミスなら蹴り出すぐらい、違うサッカーをした方が良い!」
と監督
もちろんそんな気はさらさらなく、コンビネーションプレーを徹底させるための逆説的なハッパがけです
相手に取って脅威となる、無駄のない効率の良い攻めに磨きをかけるべく、何度も何度も反復します
それでも、疲れの影響か指揮官のイメージを選手がなかなか体現できません
すると、「集中が足りないからだぞ!」と監督はカミナリを落とします
選手達はピリッとしたか、再開1発目の攻撃で関根選手が豪快に右足でゴール
「ブラァァァヴォオオオオオオオ!」(監督)
それまで最も注意を受けていた若武者のゴールが、この日最大のポジティブシャウトを呼び起こしました
関根選手、GJ
午前11時55分からは、同じく「ペナペナ」での5対5、ミニゲームが始まります
「とにかく裏のスペースを狙って!無理なら動き直すように!」(監督)
もうこの時点で練習開始から約2時間が経過
選手達の息づかいも激しくなりましたが、もう一踏ん張りです
タフなトレーニングはお昼の12時15分頃に終了しました
監督は最後に選手を集め、
「簡単じゃないけど、好きなところに走っても意味はない。相手との駆け引きを考えるように。練習で起こることが試合でも起こる。この約2時間の練習だけでなく練習以外でも頭の中でしっかりとイメージを作っておこう」
と声を掛けます
そして、「午後はゲームをする」
そうです、あくまでもきょうは2部練
きょうのトレーニングはまだまだ続きます
昨年の悔しさを忘れることなく、心技体を磨いて1シーズンを闘い抜く
そんな覚悟が垣間見えた、午前の大原でした
と、書いている今、ピッチには午後練用に水がまかれています
あっ午前練は学校の授業のため欠席した斉藤選手と茂木選手が出てきました
関根選手と楽しそうにリフティングしています
◇◆◆◆
なお、午後練習の様子については取材スケジュールなどの関係もあり、今夜7時からの「You’re The REDS」でお伝えします
さらには、小島選手のインタビューをお届けします
今年でプロ5年目を迎える赤き司令塔
「本当に色々なことがあった5年間なのでそれを無駄にせずにこれからもやっていきたい。一年一年変わらないので継続していきたい」
ーーレッズのロンドン世代がなかなか思うように活躍できていない現状、「今年こそは」という思いがつよいのでは?
「そうですね本当に、みんな色々な葛藤がある中で、色んなチームでやっているので自分はここを選んだからにはここで出られるように頑張りたい」
ーーアジアカップの柴崎選手も良い刺激なのでは?
「そうですね、色々な所で活躍している選手もいるし、そういった選手を早く追い抜けるように頑張りたい。まずは試合に出ることだけを考えて、取れるタイトルは全て取りたい。そこに自分も良い形で絡めるようにしたい」
ーーその冷静な感じも良いところですよ
「ハハ(笑)ありがとうございます!頑張ります」
甘いマスクもまた、魅力のひとつです
詳細は、番組で
では