どうもです
柏戦から一夜明け、湘南戦を2日後に控えたきょう、練習は午前10時過ぎに始まりましたきのうの試合に長時間出場した選手はクールダウン
それ以外のメンバーはウォームアップ後、オリヴェイラ監督が指導するゲーム形式へと移ります
エリアは4分の1コート、使うゴールは正規サイズでのキーパーを含めた3対3
ゴールの両脇と両サイドのタッチラインにはそれぞれフリーマンがいました
「囲んでいる6人をしっかり使う。ドリブルばかりじゃない。目的はシュートだから」(監督)
少人数でのゲームは、一瞬でもスキを見せれば即シュートチャンス、切り替えが遅ければ即ピンチ
フリーマンがいることでボールはラインを簡単には割らず
常に緊張感が伴います学校でよく聞くような音色の、コルク入りホイッスルを駆使する指揮官
時に、「聞いて聞いて!」と選手たちに集中を促し、
「外(フリーマン)に出したあと、もう一人の味方はリターンを受けるだけじゃなく、しっかりと飛び出して。そういうことを考えながらより良いゲームをしよう!」
味方からのパスを受ける振りをしてスルーし、その先のフリーマンにボールを任せているタイミングに、”次にボールをもらうためのフリーラン”のような動きも求められていました
「もらえるようにサポートの準備!」
リカバリー組の多くの選手たちはそのままピッチに残り、意欲的な姿勢で全体練習の光景に視線を送ります
強度の高いゲームは、エネルギッシュそのもの
中でも山田直輝選手は、キレ味と力強さの伴うプレーを随所に披露します
キビキビとした走り、パワーのあるシュート、意表を突くボールタッチ・・・
小野伸二選手にも同様の印象を受けますが、練習での何気ないボールタッチを見ているだけでもワクワクさせてくれる、稀な選手です
「サッカーで呼吸する街」とは就任会見での監督のコメント
”浦和のハート”、その鼓動は、必要不可欠な要素です
午前11時32分、ゲーム終了のホイッスルと共に、監督を含めたコーチングスタッフは選手たちへ大きな拍手
「ナイストレーニング!」
それはもう、清々しい一幕でした
大事なのは本番ですし、時間はかかるでしょうが、このようなトレーニングを地道に取り組んでいけば、≪いずれ実を結ぶはずだ≫と信じたくなります
◇◆◇遠藤選手◇◆◇
――きのう、オリヴェイラ監督の初戦でしたが、そこで得られたものってどう感じてますか?
「まだ1試合目なのであんまり何か変わったわけではないので、大槻さんが良い流れを作ってくれたので、その流れのまましっかり勝ち点3を取りに行くっていう姿勢を見せてたんですけど、結果が伴わなかったんでそこは残念でした」
――求められてることとか、遠藤選手が個人的に言われてることとかありますか?
「特にないですね。あんまり個人的に話してないですけど、チームとしてしっかり戦うところ、そこは要求されてますけど」
――そこは大槻さんと変わらず
「そうですね、サッカーのベースだと思うしそこはどの監督も言うとは思います」
――ボランチでのプレーっていうところで、今意識してることなどいかがですか?
「ポジションが1個前に上がることによって、やっぱり攻守に関わらないといけないので基本的にはもちろん守備をする…そのリスクマネージメントだったり前線で体を張るっていうところで意識はしてますけど、やっぱり前にいかに関わるかっていうところは、ここ最近の試合で感じてるところですね」
――その辺、やっぱり楽しいですか?
「すごい楽しいってわけじゃないですけど、充実はしてますし、そのボランチで、間で受けてその中盤でディフェンスラインと前の選手とのつなぎ目になるっていうところは面白さがあるし、良さはまた1個前で出せると思いますけど…」
――次、湘南戦ですけど、そのあたりでいかがですか?
「個人的にはお世話になったクラブなので凄く楽しみな気持ちで今はいますけど、負けたくない相手でもありますし自分の良さをしっかり出してやっていきたいです。湘南はここ数年、J1とJ2にいるチームですけど個人的にはすごく手強い相手ですし、どういう戦い方をしてくるのか分かるからこそ、しっかり戦わなきゃいけないっていうところも分かるし、あまり昇格組っていうことは考えずにやっていきたいです」
――梅﨑選手との対戦っていうところでは…?
「それも凄く楽しみですし、僕に相談してくれた方でもあるので…まぁ久々に会えるのをまずは楽しみにしてます(ニコリ)」
――レッズと湘南のつながりが年を追うごとに
「そうですね、そういう関係性があるのはすごく良いことでもあると思うし、そこは別に僕が口を挟むところじゃないですけど、良い関係を続けていければいいと思いますけど」
――戦うところっていうのは湘南でももよく言われていたこと
「そこはやっぱりベースですし、自分も湘南でプロ最初入ってそういう基本的な部分から凄く学ばさせてもらったので、次の試合もそういう部分でどっちが勝てるかっていう試合になると思います」◇◆◇山田直輝選手◇◆◇
――結びには「ナイストレーニング」って声がかかって、凄い緊張感…あと持続性も求められてて、単純なようだけど興味深いトレーニングでした
「そうですね、インテンシティを高くトレーニングして欲しいという声もあったので、良い雰囲気で出来たと思います」
――やっぱライン沿いにフリーマンがいたりすると、プレーが途切れないから常にその辺は…
「そうですね、多分そういう意図があってっていうルール構成でやってくれたと思うのできつかったですけど楽しかったです(ニコリ)」
――きつい中でも、山田選手のプレーはちゃんとボールに力が伝わっている感じがしました
「そうですね、やっぱりもう、ゴールが近い練習だったのでゴールを取るっていうトレーニングをしました。表現するためにみんな疲れてましたけど全力でやってたと思います(ニコリ)」
――オリヴェイラさんの印象っていかがですか?
「そうですね、まだあんまり時間が経ってなくて「全てを変えるのはリスクだ」ってことも言ってましたし、少しずつってことなので、まだ全ては分からないですけど、凄い熱い監督だと思います」
――オリヴェイラ監督は記者会見で「山田」って名前挙げて、「既に知っている選手」だっておっしゃってました
「そうですね、僕のことを知っててくれてたのは、凄い率直に嬉しかったですし(ニコリ)一緒にプレーっていうか指導はしてもらったことないですけど、これからいろいろ教えてもらって、もっともっと自分が上手くなれる、強くなれるように、色々と吸収していきたいと思っています」
――今監督も変わってっていう中で、心境っていうのはいかがですか?
「そうですね、ゼロからスタートになると思いますし、でもシーズン中なのでしっかり勝ち点も取っていかないといけないと思うので、一人一人がしっかり自分の出来ることをやる事が大切かなと思います」
――ご自身が入った時、どんなプレーをするイメージですか?
「90分間チームのために走るところ見せたいなと思います」
――今の一言、久々に聞いたので懐かしく感じました
「ハハハ(笑)」
――いつもそう言ってくれるので…で、オリヴェイラさんの知ってる山田直輝選手から、またさらに成長するきっかけを与えてくれたという湘南だと思います。っていうところで、次の対戦はいかがですか?
「楽しみっていうのが一番大きいですね」
――湘南も楽しみ
「そうですね、湘南のやるサッカーっていうのはずっと前から変わってないので、そのサッカーを見て感じながらプレーできたらいいなと思います」
――そのあたりでまた湘南で成長した部分とかっていうのをどう見せてくれるかっていうのは本当に・・・レッズのホームスタジアムで今年はまだなかなか…っていうところもご自身、あると思いますが…
「そうですね、試合に出るためには出来ることをやるしかないんで…まぁ中2日できょうも1日終わったので、あしたしっかり準備をしてチャンスがあれば、自分の出来ることを精一杯やろうと思います」
――レッズ対ベルマーレっていうところで、注目ポイントなど…両チームを知る分どうですか?
「どうですかね、【とにかくプレッシャーをかけたいチーム】対【ボールを保持して崩していきたいチーム】との戦いになると思うので、どっちがより自分達らしい結果を出せるかなっていうところかなと思います」
――両方出来る山田直輝選手がやっぱりキーマン…
「そうですね!まぁ両方出来るか分かんないですけど(苦笑)出来ることはやりたいと思います」
――あともうひとつ、梅﨑選手とこういう形でまた再会するっていうのはどうですか?
「そうですね、やっぱ楽しみっていうか楽しみしかないですけど、ピッチ上で、ピッチ外じゃなくて、ピッチ上で!ボールとボールで語り合えたら良いなと思います(ニコリ)」
――すごい楽しみになりました。期待してます!
「ありがとうございます!」
遠藤選手と山田直輝選手のインタビューは、このあと23時からの<You’re The REDS>再放送でもお聴きいただけます
では