甲府戦2日前のきょうは、室内でのミーティングを経て午前11時からトレーニングが始まりました
代表組も合流
なお、柏木選手と槙野選手はフルメニュー、きのうの試合にフル出場した西川選手は別メニューをこなしています
ウォームアップ後は11対11でのハーフコートゲームへ
「判断スピードを上げて!ボールのないところでの動き出し、タイミング、連動」
「アイデアを持って!」
さらには相手が待ちわびているであろうカウンターの機会を防ぐべく、
「奪われたあとの切り替えを早く!特にボールに早く寄せよう!」
監督の声にも力が入っていました
もちろん、選手のプレーにもそれは感じられます
積極的なボールの呼び込み、リズミカルなボール回し、激しい球際、チャレンジ精神
さらにはピッチ内でのコミュニケーションも前向きかつ活発に行われていました
ゲーム終盤、左サイドの宇賀神選手が平川選手との1対1からセンタリングを上げると、中央で永田選手がヘディングでクリア!
かと思いきや、ボールはそのままネットへ吸い込まれ、オウンゴールに
「ブラヴォーフランツ!ベッケンバウアー」
監督はご機嫌な様子でした
それもそのはず、練習はビブス組が相手ディフェンスを左右に揺さぶり、最後は興梠選手のヘディングがラストゴールとなったわけですが、終わり際に選手を集めた監督はこのように伝えたそうです
「きょうみたいな練習は3時間でもずっと見ていられる」
選手を見つけてはハグやハイタッチ、握手をしての「ブラーヴォ」はしばらく続きました
よしっ!この意気で
練習後、高木選手は早めに引き上げてきました
ここ最近は最後の方まで残っていることが多かったので、意外です
――きょうは早い
「そうですね。まぁ、そういう日もあっていいかなって(ニコリ)コンディションを整えることが大事だと思うんで、あまりやりすぎても体が重くなっちゃうと思うので、その辺はメリハリというか、やるときやって休むとき休むみたいな。まぁ、休んでる暇はもしかしたらないかもしれないですけど」
――やり過ぎも良くないんで…。最近、最後の方までいることが多いから逆に心配だったんです。何か、追い込みすぎてんじゃないかって…
「いや、今の自分はもうそのくらいで充分なのかなっていうふうに思うし(苦笑)やっぱりそうやって自分を変えていくようにしないと、まぁ、こういうチームでは残っていくことはできないのかなっていうふうに思います」
――駒井選手のドリブルに刺激を受けませんか?
「そうですね、やっぱり試合であれだけやって効果的になっているのを見て、自分もドリブラーとしてはああいうプレーはしたいなって思うし…うん、刺激になりますね」
※一方の駒井選手に高木選手のドリブルについて聞いてみると、「高木さんの方がスピードがあるし、ドリブルのあとのプレーが素晴らしい。クロス、シュートの精度が高いので」と話していました
――最近見ていると、くさびが入って、落としを受けた選手が次に出すボールのためのフリーラン、言い換えれば3人目の動きに磨きかかっている感じがします
「まぁ、正直、意識して出来ているのかっていうはわからないですけど、まぁ、オフの動きっていうのはやっぱり今大事にして、意識してやっているんで、自然とそういう意識の中で、流れの中で生まれてくるのかなと思います」
――止まった状態で受けることよりも、動きながら受けるときの一つの活路というのを、何か見出しつつあるのかなって、最近、何か頼もしく感じてますけど…
「止まった状態でやっぱり受けると、プレッシャーを受けやすいんで、1回外した状態で受けた方が、自分の次にドリブルするにもそうだし、ダイレクトではたくなり1回ためてつなぐなり、何でも、やっぱり相手から離れた方がプレーがしやすと思うので、そのやっぱりオフの動きっていうのは、続けていきたいなって思っています」
――そういった意味で様々な目的意識を持ちながら中断期間過ごしてきたと思うんですけど、雰囲気とかもダレることなく、非常によくできていた感じもあるのですが、どうですか、チームとして?
「チームとしてはもちろん、調子がいいですし、代表でやっぱり抜ける選手とかもいましたけど、やっぱりきょうの練習見たらわかるように、本当にチームとしてはそういう代表の選手が抜けて帰ってきても、良い仕上がりになっていると思うので、間違いなく次も勝つ準備がしっかりできているなって思っているので、まぁ、自分はいつやっぱりチャンスが来るかってのはわからないですけど、いつかやっぱり、来るチャンスのために続けてやっていきたいなというふうに思っています」
――気のせいか、きのう日本代表がフルパワーのもの凄い勢いで戦った最初の30分に刺激受けて選手もいて、それがきょうに反映された気もするのですが?
「そうですね、まぁ、僕は観られなかったんです。ちょっと…(苦笑)」
――原口選手も活躍しましたが、高木選手も負けずに…
「まぁ、同い年ですし、そこら辺はやっぱり、同じ年に生まれた人間としていつまでも負けてらんないんで、早く追いついて追い越せるような存在にはなりたいかなっていうふうには思います」
――で、次、甲府戦がまず…かなりブロックが厳しい…そんなところで、広州戦と埼スタの連戦が続きますけど
「まぁ、甲府は去年もやっぱり苦しめられた相手だったので、まぁ、やっぱり我慢が本当に必要になってくる試合ではあると思いますけど、その辺、焦れずにどれだけやっぱり自分たちのサッカーを続けられるかってところだと思うので。で、やっぱりしっかりあるチャンスを決めて、試合を早く決めれるようにしたいなって風に思っています」
――5分なのか、10分なのか、与えられた時間でも結果を残すことで一気にチームを盛り上がるでしょう。昨年の金曜柏戦もそうです。高木選手も準備しているのは知っています。日頃から見ているので
「そうですね、やっぱり、自分みたいにまぁ、今なかなか出場機会が少ない選手がまた、結果を出すことでチームの刺激になると思うので、まぁ、やっぱり今は本当にあるチャンスをモノにできるように準備だけはしておきたいなと思っています」
――背番号13を見たいんですよ
「間違いないですね。まだ、埼スタで披露できていないかなって思っているんで、まぁ、やっぱり早く活躍する姿を見せたいなって思います」
――レッズにとって特別な番号ですから
「そうですね。まぁ、あまり重く背負いすぎずに自分らしい背番号13見せたいなって思っています」
――それと、点取るまではヒゲは剃らないとか…と追い込みます? 結構伸びてきたんでね…
「ハハハッ!さすがにそれはだらしないかなっていうふうに自分の中では思っているので(笑)、次試合に出る機会があったらしっかり剃って、スッキリさせて出たいなっていうふうに思います」
――精神的に良い状態で臨んでもらえればと思っているので。ありがとうございました
「ありがとうございました!(ニコリ)」
努力はきっと報われる
壁が高いなら、自らのドリブルで打ち破ればいいのです
行け!浦和の大洋!!
高木選手のインタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします
では