どうもです
FC東京戦2日前のトレーニングは、午前10時からスタート
きのうよりも開始が1時間早かった分、暑さは少し控え目でしたが、それでもやはり、厳しかったです
まずはいつものように、鳥かごでのウォームアップ
その後はフィールドプレーヤーとGK陣が二手に分かれます
フィールドプレーヤーはステップワークを織り交ぜつつ、ピッチをジョギングで外周
GK陣はシュートストップなどの専用メニューをこなしました
いつもより早め、練習は午前11時頃に終了
気温上昇、過酷な状況での連戦に配慮してか、コンディション調整を優先させたようです
集合が解かれ、クラブハウスへと引き上げる際、チームメイトから「おめでとう」と声をかけられていたのは、鈴木啓太選手
今日は、32歳の誕生日です
この歳になれば、同世代には一線を退いている選手も少なくないはず
そういった中、今でもレギュラーでいられることは、称賛されるべきかと思われますが、
「僕らの世代でも頑張っている選手はいっぱいいるし、僕の上の選手たちでもやられている方はたくさんいるので、僕自身は32歳ということで驚く年齢でもないかなと(笑)」
涼しい顔で、淡々と語りました
確かに、レッズでは山田暢久選手や79年組といった、多くのベテラン選手が衰え知らずの活躍を見せています
「前回の甲府では伊東輝さんもいたし、そういった年齢の選手でもトップパフォーマンスでやっている方もたくさんいるので、自分もまだまだ闘わなければいけないし、そういう人達から比べると『まだまだ若い』と言ってもらえるので(笑)、自分自身、走らないといけない」
とはいえ、鈴木啓太選手ほどの運動量を持ったプレーヤーは、そう多くありません
「この歳でも走れている? いや、最近はあんまり動いていないので、逆に『もっと走れ』と言われると思うけど(笑)」
それは、走りの質が上がっている証しとも解釈できます
”めぐりあいミシャ”は大きいでしょう
今日の練習後には、優しく肩を「ポンッ!」と叩かれ少しの間、サッカー談義をしていました
その手によって、経験豊富なボランチは、秘めていた潜在能力をさらに引き出された印象を受けます
「まあ、30歳を超えてからペトロヴィッチ監督と出会って、無駄に走ることも大事だけど、考えて走らないければいけないということをまた1つ勉強させてもらっているところなので、走りの質は年々向上していくのかなと思う」
アテネ組の奮闘も、良いモチベーションになっているはず
「那須も入って、30歳以上の選手が活躍しているのはチームにとって良いことだと思いますよね。そういった選手が引っ張っていくというか、支えていくというか。経験をしてきた選手だから、チームにとってポイントとなるところできっちり仕事をしたいと思うし、そういった話し合いはしている」
であれば、期待されるのは久々のタイトル
「タイトルは1試合1試合戦うことで見えてくると思うし、自分たちのやっていることをどれだけ試合で出せるかがポイントになってくる。本当にタイトルを意識した戦いをしなければいけない」
そして、
「そういった期待を自分たちの力に変えたい」
ハッキリとした口調でした
目の前の試合は、昨シーズン、拮抗した闘いを繰り広げたFC東京戦です
勝つことで、チームの前進を示す機会に、
「次のFC東京は非常に良い相手だと思うし、相手に対してリスペクトしないといけないところもあるけど、ホームゲームだし、自分たちの今目指しているものを勝ち取るためにはそういった相手も倒していかないといけない。当たり前のことだけど、全力で戦いたい」
そのように、熱く言い切ります
J2でのキャリアスタートから今年で14年、苦楽を共に味わった仲間へは、
「32歳になったけど、まだまだ若いと思ってプレーしているので、元気な姿をスタジアムで見せたいと思うし、サポーターのみなさんの支えがなければクラブも選手も僕自身も素晴らしい環境でサッカーができるということはないと思うので、サポーターには感謝しています。ありがとうございます」
走りの質のみならず、ボールの扱いでも成長を感じさせる”水を運ぶ男”は、これからも喜びを届けてくれることでしょう
あくまで今は、進化の過程です
インタビューの詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお伝えします
さらには、
・甲府戦終了後、選手コメント
・昨日の練習後、永田充選手インタビュー
もあります
では