8月6日 「まだ20年しか積み重ねていない」

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どうもです

曇り空、じめっと蒸した大原の気温35度

太陽の日射しがなくとも、暑さ健在でした

オフ明けの今日、練習午前9時からスタート

室内、人工芝ピッチにて体幹トレーニングを行うと、午前10時過ぎ、フィールドプレーヤーメインピッチでのステップワークと坂道ダッシュを反復

キーパー陣ハイジャンプ、キャッチングなどの専用メニューをこなし、練習午前10時30分頃に終わりました

練習中、先輩達からしきりに「1位を取って見せつけろ!」と煽られていた野崎選手

「いじられてた」

と本人も認めます

何で1位を目指すかといえば、練習の締めで行われたシャトランでした

野心を持って臨むも・・・

「完敗だった」

先頭を走ったのは、鈴木啓太選手でした

「リハビリでシャトランを何本もこなしていたと思うので、そういう意味でも、もう勝てる領域の速さじゃなかった(苦笑)」

敗戦の弁のみならず、

「でも、そこに追いつかなきゃいけない。にしても、今日は速かった(笑)フィジカル練習1つでも全力で積み重ねれば、いつか抜けると思うし、それをなるべく早くしないといけない」

鈴木啓太選手が広島戦で見せたプレー、野崎選手にとっても良い影響を与えました

「啓太さんがリハビリ中、風呂とかで長く話す時間もあった。なので、広島戦啓太さんの目線で見られて、参考になった」

翌日、広島との練習試合に出場した際

「どこから攻撃にスイッチを入れられるかを意識した」

常日頃、明確なテーマを持って練習に励むところが、野崎選手の良さです

試合前のゲーム形式でメンバーから外れ、天野コーチと共に少人数に用意された別メニューをこなすことが多くあります

ハーフコートを隔てた光景、”遠く先”なのが現状

「ゲームに入れない時、心を強く持ってないと折れてしまう。天野さんや先輩達に支えられているのが大きい。他の人達が『良いプレーだったね』と言っても、天野さん自分の悪いところを見抜いているので、怖い部分もある(苦笑)」

もちろん、

「そこに甘んじてないで、良い意味で”手に負えない選手”にならないといけない。『言うことない』ぐらいにならないといけないけど、まだまだそこには、ほど遠い。常に殻を破ろうとはしてるけど(笑)」

いつまでも【天野塾】に頼っていてはいられません

「チャンスがいつ来るかわからないし、チャンス努力する人にしか訪れない。チャンスを活かすためにも、引き寄せるためにもしっかりやらないといけない」

先週土曜日に二十歳の誕生日を迎えた成人らしい、清々しいコメント続きます

「僕が小さい頃に思ってた二十歳、もう少し大人(笑)。年金、税金などで責任が伴ってくる。人に頼らず、自分でやっていかないといけない」

どんなことが出来れば、”大人”なのか

そこには、野崎選手ならでは考えがありました

「コーヒーの無糖を飲めるようになったらですかね(笑)まだ、微糖じゃないと飲めない(苦笑)無糖がいけたら、大人かな」

冗談にもまた、しっかりと筋が通っていて、大人っぽさを感じます

「僕まだまだ未熟。大人と経験も重みも違う。大人っぽいとか言われても、まだ20年しか積み重ねていない」

Jリーグと同じ、されども・・・

「ここから濃い10年を積み重ねたい」

渋いブラックコーヒーが似合いそうな、鈴木啓太選手も良いお手本・・・(ちなみに、野崎選手の人生と同じぐらいのプロキャリアを誇るあの選手、少しだけ砂糖を入れて飲むのが好きだそうです)

「啓太さん風呂で、笑いながらだけど、『お前らにまだ(ポジションを)渡すつもりないよ!』と言ってた。本当に啓太さんプロ意識が高いし、見習って、真似して、追いついて、追い越してっていうように出来ればと思う」

そういった高い志しを持つ選手、サポーターからも温かい視線で見守られています

今日の練習後のファンサービスで、逆に多くの誕生日プレゼントを受け取っていました

思えば1年前、チームメイトのいたずらによって短髪になった野崎選手、「え?誰!?」という視線を浴び、誰からも声を掛けられずにファンサービスエリアを通った懐かしい出来事も

「今、髪を伸ばしているのは、去年の反動(苦笑)。1回、坊主とかもしてみたいな。ロン毛にもしてみたい。10年、20年あれば出来る。自分のペースでやっていきたい。ヘヘッ(笑)」

そう言って、耳を覆う長さになった髪をかき上げました

ただし、月日あっという間に流れていくことでしょう

「だからこそ、今をしっかり生きたいと思う」

短い言葉に、確かな決意が滲み出ていました

そして、忘れていけない大切な気持ちも、しっかりと胸に抱きます

「サポーター、まだプロになって1試合も出られていないような未熟者にプレゼントをくれるし、それだけでなく、普段掛けてくれる声も力になる部分が大きい。感謝してる。普段、洗濯をしてくれるおばちゃん、ごはんを作ってくれる寮の人、マネージャーの方、色んな人に感謝しないといけないと、二十歳になって改めて思った」

長くなってしまいましたが、いずれこの日記を読み返した時、野崎選手がレッズの一員として成功を収めていれば、何よりです

19歳の誕生日の時には、「ねちねち待っててください(笑)」と言われました

今日は、収録した音声にプレミアがつく日まで「取っといてください」とも

そうさせてもらいます

野崎選手に、目指す道を拓く力があると、信じているので

インタビューの詳細、今夜7時(再放送23時)からの「You’re The REDS」でお伝えします

 

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