どうもです
天皇杯3日前のきょうは2部練
曇り空の大原で、午前練は10時からスタート
ウォームアップを終えた午前10時45分頃からは、攻撃のパターン練習へ
まずは3対2が中心でした
「キーパアーー!」
西川選手の威勢良き声が、ピッチに響きます
声を張り上げるのは監督も同様
「出したあともしっかりポジションを取る!」
「守備の選手は相手がどこを狙っているか予測するように!」
「ツボブラーーヴォ!」
時には靴が脱げるほどのスプリントも見せます
そのテンションを察してか、何気ない横パスを鈴木選手がインターセプトした際には、
「長くなるよー」
と柏木選手
案の定、そこからしばらく、監督の指導が入りました
「ボールを持っていない方がしっかり示すように!」
このメニューが始まってから45分以上が経過しても、西川選手の声と集中が途切れることがありません
柏木選手のスルーパスを完全に読み、ノイアー選手ばりの飛び出しでカバーリング
これには、
「周さん良い動きした!」(監督)
何とまあ、”さん”付けでした
さらには、
「ナイス顔面クリア!」
坪井選手も謎の言い回しで守護神を絶賛
午前11時35分頃からは、3対3+両サイド、と人数が増えます
「必ず3人目でスペース!」(監督)
ゴール前中央で、那須選手がヨハン クライフ氏を彷彿とさせるボレーが決めた時、大原は午前練最高の沸き上がりでした
お昼の12時、監督は全員をペナルティエリア内に集めます
てっきり終わりかと思いきや、何やら戦術的な説明をしている気配・・・
数秒後、集団からは笑い声が聞こえます
きょうも好調な動きを見せていた、西川選手を活かした”奇想天外”なカウンターアタックの確認だったようです
「アイデアとして持っとく(スマイル)」(西川選手)
果たしてそれが披露されるのか・・・・本番までのお楽しみ
16時からは、午後練習がスタート
ビルドアップからフィニッシュに至るまでの流れについて、対人プレーを通して確認するメニューが中心でした
フルコート上に攻撃時の4-1-5の配置でならび、マッチアップした相手をいかに崩していくか
監督が積極的に様々なアイデアを提供すれば、選手達も意欲的にチャレンジを続けるなど、コンビネーション向上へポジティブな雰囲気が漂っていました
しかし17時15分頃、大原は一瞬、ピカピカッと光り、コンマ数秒で大きな雷音に包まれます
監督は直ぐさま手を挙げ、選手、スタッフに引き上げるよう指示
「音が鳴った瞬間、僕と充君が真っ先に帰った(汗)」(森脇選手)
練習は途中で中断→終了しました
きょうの午前練後には、濱田選手にマイクを向けさせていただきました
背番号12の強い決意、ブレない信念を感じ取っていただけるかと思います
――午前練の最後、ペナ内に全員が集まっていて笑いが聞こえましたが?
「監督の冗談(笑)いつもの。監督の秘策らしいのでそんなに言えない。キーパーが持って、何かドリブルして…そんな感じだったと思う」
――実行するにも、しっかりまずは相手にシュート撃たれないように浜田選手が相手をブロックするところから?
「何か、勝ってる状況ならみたいな感じ。ハーフラインにいたので話はよくわからなかった(苦笑)」
――そんなサプライズも次回の天皇杯は楽しみということで…。中断前にケガしていました(右太もも肉離れ)けど、今は大丈夫そうかなと。コンディションはいかがですか?
「コンディション的には問題ない」
――でも、ちょっと気にはなる?
「気にもならない。試合やってみてだけど、別に全然練習、練習試合やっている感じでは全然問題ないと思う」
――ケガ自体は残念なことではありますけど、タイミング的には恵まれてるのかなと
「そうですね。初めてのケガだったけど、こういうタイミングでちょうど中断期間もかぶっていたので、良かったかなって感じ」
――5月14日の練習中にケガをしてしまい、「練習でケガをするなんて、サッカー選手として一番ダメなこと」と非常に後悔していたことが思い起こされます
「もとから気をつけてはいましたけど、あれからもっとケガに対しては気をつけるようになったし、準備とかアフターケアとかも今までもしっかりやっていたけど、ケガをしてからさらに気をつけるようになったし、ケガから学ぶことも多かったと思う」
――チーム見ていると、軽快な動きというか、全体的にコンディションが良いかなと。どうですか?雰囲気は?
「そうですね、雰囲気は良いですね。」
――先週引退試合があって、濱田選手も出ましたけど、感じたことはありますか?
「ヤマさんは凄い人だなって、あれだけのメンバーが集まるので本当に凄い人だなと思ったし、
埼スタで久しぶりにやって早く試合がしたいなって感じ」
――名だたるメンバー、山田さんもそうですが、特に印象に残っていることは?
「やっぱり、ワシントンのでかさですかね(笑い)。改めて『デカイな!』って」
――ぶつかるようなシーンは?
「なかった。フィジカルコンタクトは避けたんで、けがさせちゃいけないんで(笑)全然、体格が違いましたね(汗)」
――本当に、レッズの歴史というものを肌で感じた良い機会というか
「そうでしたね」
――翌日には練習試合があって、「自分たちも!」という思いが強かったかと思いますけど?
「全体的に、はっきり言って、良くなかった。個人的にも良くなかったですし、チーム的にも良くなかったですし、結果も良くなかった」
――高木凛選手(元レッズユース)が出てきましたが
「リン、久しぶりに会った。でも、試合中はぶつかってないんですよね、1回も。逆サイドにいたので体感はあまりしなかった」
――そういう人にとっても、レッズトップチームにいるのは憧れの場というか、そこに浜田選手がいるということですね
「そういう立場なのにああやって試合に負けちゃうと言うのは、情けないと思う」
――練習試合の後にユース出身の5人(阪野選手、濱田選手、山田直輝選手、矢島選手、関根選手)が車座を組んで、20分くらい話していましたが、あの光景が印象的です
「あれは反省会みたいな感じ。何が良くなかったとか、どうやろうとか」
――特にどんな言葉が出たんですか?
「『良くない』っていうネガティブな感じではなく、もっとこうしてやろうという、個人個人が思っていることを適当にバーッと言っただけで」
――言い合えるっていいですね。濱田選手はそれを通じてこれからどうしようかと特に思ったことは?
「もう1回、僕的には、去年新潟で学んできた厳しさを出して行かなきゃいけないかなと。ケガして中断明けで、なんか悪い意味で“レッズの雰囲気”に浸っているところがあるので、もう1回厳しさを取り戻して、リーダーシップをとってやっていかなきゃいけないかなと思ってる」
――鈴木啓太選手もきのう、2006年のメンバーについて、仲の良さの中にも、ライバル関係があったと。そこに濱田選手が気づけているのは大事だなと
「そうですね、そういうところをポジティブなものをもたらせると自分では思っているので、逆にそういう人があまりいないので、そういうところでも貢献しないといけないと思う。チームの雰囲気は大事だと思うので、これから夏場に向けてもう一がんばりできるか出来ないかは気持ちのところが大きいと思うので、常にそういうメンタルで練習していけば試合出来るようになる。しっかり引き締めてやらなきゃなと思う」
――ユース出身の5人が座っている時に思いましたよ。あの中から大きな存在というか、みんながそうなるのが理想ですが
「はい、目指して頑張ります」
濱田選手のインタビュー詳細は、このあと23時からの「You’re The REDS」(再放送)でお聴きいただけます
では