どうもです
リーグ戦ホーム開幕まであと2日
きのう、韓国から帰国したレッズはきょうの午前11時、春を連想させる温かな陽がさしこむ大原で練習を始めました
浦項戦フル出場組はボール回し以降、ジョギングやストレッチで回復に努めます
それ以外のメンバーは9対9のハーフコートゲームで汗を流すと同時に連携を深めました
「奪ってから早く切り替えよう!」(監督)
給水後には、約5分間、実際のゲームを例にとった指導が入ります
数的優位になった浦項戦の後半、永田選手が右サイドでボールを受け、近くの駒井選手にスローテンポでパスを送ったシーンです
「ゲームの中で考えないといけない。私が指導をしてからは動かしたけど、仕掛けることによって穴は生まれる。運んでいかないと何も変わらない」
いかにして相手のブロックを崩すか
「持ち出しのタイミングを考えて!2、3歩の仕掛けによって相手のブロックの距離感が変わる。動かしながら相手の守備エリアには入り、そこで味方が動き出すように。相手のブロックが出来てからでは遅い!」
ジュビロ戦も同じようにリトリートされるシチュエーションは考えられます
「横、横で揺さぶって的確なタイミングで縦を狙う!」
具体的かつ有意義なイメージの共有が出来ていた印象です
練習はお昼の12時35分、興梠選手のラストゴールが決まり終了しています
練習後、左手薬指に金色の指輪を輝かせながら、「2人合わせてがんばっていけたらな」と報道陣に受け答えするのは新婚の柏木選手
日頃から、選手や練習を見学に来たお子さん達と楽しそうに接し、よく懐かれている姿を見れば、一目瞭然で”子ども好き”なことがわかります
幸せな家庭が築けますように見慣れない斬新なスタイルでトレーニングに励んでいたのは森脇選手
「そおなんすよ!レガースをね、(タイツの)上から(テープで)巻くっていう(ドヤ顔)」
――子供たちが真似したら・・・
「絶対流行んないすよ!試合中はダメだろうし」
――ストッキングだと
「ごついんで(苦笑)・・・このスタイルはダサイっしょ?」
――今こちらがマスクをしているのは、風邪を引いているわけでなく
「花粉ッスよね!?」
――でなく、万が一選手にうつるようなことがないように、メディアはみなそうしているのです
「え!?偉いすね」
――今年は花粉、大丈夫ですか?
「いやちょっと来てますね!でも重度の花粉症じゃないので、大丈夫ッスけど、若干ちょっと鼻水が、グスン、ちょこっと出るくらいです」
――だと思わないようにする!
「それが良いんすかぁ!?」
――毎年ご自身がそう言ってたじゃないですか!?
「あー確かに言ってたっすねぇ~!すぐに言ったこと忘れるので(汗)だけど今日ね、朝起きて窓を空けて車を走らせていたら、やっぱり《花粉来てるな!》って感じがした。思わないようにしていても、自然と出てくる、大変な季節。まあでもそんなひどくないので、大丈夫ッス!」
――窓締めていれば良いじゃないですか!?
「そおなんすけどー、今日はちょっと《朝の風を浴びたいなぁ》って思って(笑)窓空けてたんすけど」
――絵になりますね
「絵になりますかねぇ!?キャフンッ」
――曲は何が流れていたのですか?
「今日は~、曲は流してなかった。テレビからのニュースを聴きながら来た」
――前にも言ってくれてたはずですが、ラジオは聴いてくれていないのですか?
「きょうもやってたんすかぁ!?」
――いつも流れてますよ
「ホットッスかあああ?今度聴きます。何チャンでしたっけ?」
――FMの87.3です
「わかりました!任せてください!FMね!ハッハ(笑)」
――きょうも19時から森脇選手の声をお届けします
「家からだとどう聴けば良いんすか?」
――家にラジオはありませんか?
「ないんすよ」
――パソコンは?
「タブレットならある」
――インターネットでも聴けますので
「マジすかあ?じゃあちょっと試してみます!(怪笑)」
――試合の実況中継などでは海外からも応援メッセージが届きますよ
「え?マジすかああ!?それ凄いすねー世界からぁ?」
――そういう時代なのです
「えーーーー!ちょっと聴いてみます!!」
――さて、ホーム開幕戦を前にここまで3試合を闘っての感想はいかがですか?
「もお非常に・・・こないだは負けましたけど、結果はこう出ているので、何て言うんすかね、もちろんまだまだ精度を上げなければいけないと感じているけど、結果が出ている分、前向きにポジティブに物事を進められているのかなあっていう風には感じている。昨年は連敗からのスタートだった。負けてはいたけど、内容的には手応えを感じている部分はあった。今年は内容的にもっとこだわらなければいけないけど結果が出ているというところで、正反対な部分があるとは感じている」
――より内容が良くなるためのチャレンジもされていると思います。そのひとつが、“左の森脇”
「うん、あーのー僕もねえ、今まで数多くやって来たポジションではないので、多少の景色の違いはあったけど、でもやるべき課題はどのポジションでも一緒だと思っているので、それをゲーム中にしっかり自分のプレーをこなすというところに重きを置きながらプレーしているけど、まあ、あーもうちょっと慣れる必要はあると思うけど、でもやれる自信もある」
――1対1でワンサイドカットすると足の向きが変わるので、守備の時・・
「が、違うんすよね!やっぱり今までは右サイドで出ていたので右足に重心というか右足が後ろで対応したけど、やっぱり今だと右足が前に出て体の向きで左足が後ろというところで自分の苦手とする、うー体の向きだけど、でもそういうところでも負けてはいけないという風には思っている。やっぱり1対1のバトルでは攻撃のところでの良さは出していかないといけないという風には思っているので、もっともっとより良いプレーをするために努力は必要。すぐに慣れるという感触もある」
――いやぁ、頼もしい!
「はい!頑張りますよー!!」
――きょうの練習では最終ラインからの持ち出しの意識が促されていて、そこからの揺さぶりが求められていましたが、両足を器用に扱える森脇選手にこそ、まさに出来るプレーなのでは?
「いやぁ~もう優しいッスねえ(しみじみ)そういう言葉を掛けてくれて。本当に自分に求められているのはそこだと思っているので、やっぱり、横横でボールを動かしていてもなかなか相手の陣内に侵入出来ない、嫌がるプレーではない。監督も言っていたけど、『揺さぶったところでどこかで相手の脇に突っかかっていくようなプレー』が必要。それが数多く出来れば、より試合を優位に進められると思っているので、練習からそこは意識しないといけない。その課題に取り組みたい思いは強い」
――ジュビロの印象は?
「相手は守備的にまずは固めてくるのが予想される。でもそこを僕らはダカイ!して行かなければいけないので、かなりの力は必要だけど、それだけの選手は揃っている。ホームなのでサポーターの力を背にしっかりアグレッシブな闘いをしていきたい。どんな相手がどんなシステムや戦術できても、それをしっかりこじ開けるだけの作業はしっかりとしていきたいという風には思っている」
――2013年のジュビロ戦で二度とも勝利を手繰り寄せる貴重なゴールを決めた選手がいることを覚えてますか?
「そおっすねー!まさかそれは46番でわあ?」
――はい
「ヘッヘッヘー僕もねえ、非常に良いイメージがあるので、やっぱそういうイメージは大事だと感じているので、良いイメージのまま臨めると思う。まあ、僕が点を取ってチームが勝つことに越したことはないけど、でもやっぱチームが勝てば僕自身幸せ。しっかり勝って【We Are Diamonds】を埼スタに響き渡らせたい」
――エコパの時は左でプレーしていました
「そおっすねえ!」
――で、クニくん(関口選手)にハンバーガーの無料券をパクられて・・・
「そおっすねえ!よく知ってますねえ、あの時はカードをもらえたのに全然残っていなかった(苦笑)けど、良いイメージで・・・確かホーム戦で決めたときは爆弾低気圧の雨で、元気が最後に劇的な逆転ゴールだったけど・・つぎも若干天気が崩れるかもしれないので、森脇の試合になればと思う」
――まずはきちっとした守備ですよ!・・・守るもの、というところで後輩がおめでたい・・
「遂にねええ!今日もいっぱい取材を受けているけど、まず記事がデカかった!僕の時との格差を感じていたけど、でもやっぱ、チームメイトが結婚して幸せになるのは僕らも嬉しいこと。陽介が結婚したら次は槙野とか、チュン君あたりにね、期待したい!彼らは《いつ結婚するんだ》とサポーターの皆さんもどんどんプレッシャーを掛けてもらいたい。まあ焦るものでもないですけど、やっぱりドッシリ落ち着いた生活をしてもらいたいという思いはある」
――いつ知りました?
「僕は、あー…知らなかったっす」
――またも!?
「だからー、陽介が結婚すると誰かなあ?教えてくれて、きょう『おめでとう』と伝えた」
――直接報告は?
「ないっす、寂しいっす、へへへへー(苦笑)でも結婚生活の先輩として教えられることは教えたい。多分、『お前に教えられることはない』って言われると思う」
――あえてひとつだけ
「常に奥さんを立てた方が良い!!」
きょうもありがとうございました
森脇選手のインタビュー詳細は、このあと19時からの「You’re The REDS」でお届けします
では