どうもです
台風一過、カンカン照りの大原
川崎戦3日前の練習は、午前10時から始まりましたウォームアップ後は、12対12対でのゲーム形式を実施
「動き出しとタイミングの判断!相手との駆け引き」
「もっと周り見て、もっと周り見て!」
と監督時間毎にタッチ数の制限が設けられていましたが、それは一貫して「縦」への意識が念頭に置かれたものでした
強気に、クレバーに
その両面を如何に巧く発揮できるかが、次への鍵となるでしょう
「陽!決めろ!!イェッサー!!!(スマイル)」(西川選手)
午前11時30分、武藤選手の鮮やかなボレーが決まり、炎天下のトレーニングは終了しています
なお、ブラジルから帰国した興梠選手と遠藤選手はきょうから合流
興梠選手はボール回しまで共に行い、その後はジョギングで調整し、遠藤選手はゲーム形式を含めた全てのメニューをこなしました
◇◆◇興梠選手◇◆◇
「Jで味わえない良い経験が出来た。俺が言ってレッズが弱くなるとは思っていなかったし、その通りだった。また良いレギュラー争いが出来ればと思う」
◇◆◇遠藤選手◇◆◇
「残念な結果で終わってしまって、気持ち的にしっかり切り替えるというところをうまくできたので、あとはこのチームでタイトルを獲るためにやるしかないと思いますし、経験をしっかりと活かしながらこのチームを生かしていけるようにやっていかないといけないなと思います」
◇◆◇岩舘選手◇◆◇
――きょうは・・・
「まあ僕の誕生日ですね!ハッハッハッハ誕生日です!28歳になりました(爽笑)」
――おめでとうございます
「ありがとうございまーーす。ハッハッハッハー(笑)ありがとうございます」
――なりましたね
「なりましたね。28歳になっちゃいました!実感はないですけど」
――僕もそう聞かれたらそう応えますよ
「そうっすよね!大体、毎年、毎年、実感ないまま次の年になってしまいますけど」
――30が近づいてきているという感覚とか、その辺は…
「そうっすね。実感はないですけど、そういう恐怖感は少しあります。ハイ、危機感というか…。思い描いていた28とは全然違うので、ハハハッ(笑)はいもう少ししっかりしなければと常に思いますね」
――どんな28を描いていましたか?高級車に乗ったり…
「あーそういうのではないですけど、もう結婚しているのではないかなとか…」
――あっ、そうか…。独身か
「そうです。もっと凄く大人で落ち着いているイメージだったので、子どもの頃の話ですけど(苦笑)はい。ちょっとその感じとは違うかなというのが正直な感じです、印象です」
――いわゆる、家庭を持って自立して…で、自立は今、出来ていますけど、
「まぁそうっすね!一応(汗)そうですね…何とか・・・」
――考えてみると、もう周りでもスパイクを脱いでいる選手とかも結構いたり…いう中で…
「ハーイハイ!…そうですね。特に元々アルテ高崎の出身なので、その選手なんか今もサッカーを続けていられる選手はそんなに多くもないので、そういった人達を見るとまた、現役でサッカーをやることの幸せみたいなのを感じますし」
――それも、浦和レッズにいますよ!
「ねっ!」
――不思議な縁ですね
「不思議ですね!何があるかわからないですね。本当に自分の人生で身をもって体験しています。何があるかわからないというのは(爽笑)」
――ここから良い方向にまたもっとしていくという意味で、また大事になってくると思いますけど
「はい!そうですね。せっかくいただけたチャンスなので、しがみついてでもモノにして、はい…これをもっと上向きに持っていけるように自分でしていかないと。せっかくの人生、もったいないと思うので頑張りたいと思います」
――最近は主にケガからの…というところの話になっていたと思いますけど、見ているとすっかりケガしていた頃のそれを感じさせないというか、ご自身はプレーしていていかがですか?
「そうですね、当然結構、1年半経って良くなってきた部分とまだ改善の余地があるというか、少しケガする前より落ちている部分もまだなくはない…というところなので、そういった部分がもっと修正できて、プラスその上にね、今トレーニングでやっていることがまた上乗せできて、そういうことができることが…うん、もう少し選手としての成長が出来ているのかなというような実感があるので…」
――どの辺ですか?ケガする前と比較して、今足りないと思う部分は
「やっぱり左足。ケガした足自体の筋力が一気にガツッと落ちたので、そういったところの筋肉の大きさもそうですし、反応というか。キーパーはどうしてもリアクションになるので、反応の部分で筋肉がパッと反応してくれないといけない部分が右足に比べて少し遅いとか、右足に頼ってしまうとか、そういうのが、細かい部分でありますけど感じられるので、そういったところがもっともっと追いついてくれればもう少しパフォーマンスにも良い影響を与えるのではないかなと思っています」
――セービングは最初反応できても、1回寝て起きてもう1回一歩踏み出してというところでの若干の違和感?
「そうですね。そういうところも、もちろんありますね。単純にただ良い状態でいくら構えられてても、何かこう《あれ?間に合わないな》という部分が何となくあったりとかしたので、そういうところが最近は段々縮められてはいますけど、もっともっと多分改善できる部分であろうと思うので、そういったところが伸ばしていければいいかなと思いますけど」
――「何もない」というと他人事みたいな言い方になりますけど、何もないと日々淡々と過ぎていくだけなので、多少そういうのがあるからこそ原動力に変えられるかどうかというのもあるでしょうから…
「ハーイハイ!そうですね。やっぱり、スタートがマイナスというか、少しそういう部分から始まると、得るものも1日1日すごく大きいので、それを1日1日実感できて、トレーニングできているから、1日1日良くなっていける感じがあって、モチベーションにもつながりますし、トレーニングを凄く楽しんで出来ているので、自分としては今良い状態でやれているかなと思います」
――見ていると、1日3つくらいは「今日の岩舘選手の良かったところリスト」みたいに
「アッハッハ!(爽笑)」
――挙げられるくらいな…。土田コーチの「ナイス直!」も増えてます。3日前の練習試合でもハイボールに対して的確に飛び出してキャッチして、すぐさま迷わず先方のスローして繋いだシーンなども秀逸で、試合勘も養われてきましたか?
「ハーイそうですね、試合勘という部分では練習試合がコンスタントに入って、フルピッチのゲームに出る機会があったので、そういったのが立て続けにあるとゲーム勘というのは戻しやすいですし、トレーニングでやっているものがどれだけゲームの中で通用するかという自分の確認にもなるので、そういった意味ではこの夏は色々な収穫があるなと思いますね(爽笑)」
――そういう意味で、またナビスコとかありますが、何とかその辺で…
「そうですね。大谷を脅かせるような存在として日々頑張っていければなと思いますけど」
――大谷選手もとても良いキーパーですけど、前ほど差を感じていないのではないですか?
「うーーーーん…(熟考)まぁ…、見方は色々ありますけど、前よりかは確かに縮められたのかなというのはありますけど、まだまだ自分自身やることがいっぱいあるので、相手がどうのこうの、大谷がどうのこうのというよりも、自分がやることをしっかりやって準備していきたいなと思いますけど」
――ちなみに、今回はサプライズ的なものとか…、あれか、もう寮離れましたからね
「そうですね、はい…ハッハッハ(爽笑)何をしてくるかわからないですけど、何もないのかも知れないですし…」
――今のところはない?
「あいつ(関根選手)は全然匂わしていないので…。さすがだなとは思いますけど(笑)」
――では、今朝とか、会った時も
「ハーイ、何も言ってこないです…あいつ(苦笑)絶対何かわかっているくせに!あいつ意外とそういうのをちゃんと気にしていますけど、何も言ってこないので、別に何か考えているのかなと勝手に思っていますけど、何もなかったら恥ずかしいので何も言わないですけど…ハーイハハハッ!」
――その辺は後日談で…
「何かあったら言いますね。何もなかったら何も言わないので、何も聞かないでください!ハーイ」
――ここから、「キーパーは30になってから」とも言いますし、今ここからどういう20代を過ごせるかというので、サッカー人生というのに関わってくると思いますけど、改めて、抱負というか、お願いします。
「そうですね。今、言っていただいた通り、ゴールキーパーはまだまだやれるポジションですし、自分自身も、この歳になっても全然成長というのを日々感じてトレーニング出来ているので、こういった毎日を送れればまたどこかでチャンスがもらえたりとか、何か次につながると思うので、とにかく1日1日大切にしてやっていきたいなと思います」
――キーパーとして素晴らしいセンスを持っていますし、見た目も良いし!
「いやいやいやいや~~(照笑)」
――サポーターの中でも特に、日頃大原へ足を運んでいる方からも愛されていますし
「いえいえ!媚びを売っているんで、俺が!!ハッッハッハッハー!!!言い方悪いな(苦笑)ハハハ(爽笑)」
――ぜひ、毎年こういう話になりますけど、その気持ち忘れずで、埼スタのピッチでみなさんが待っています
「ハイ、ありがとうございます。がんばります」
――改めまして、おめでとうございます!いつもありがとうございます!
「ありがとうございます(爽笑)」
岩舘選手のインタビュー詳細は、今夜7時(再放送は23時)からの「You’re The REDS」でお届けします
では