どうもです
きのうほどでないにせよ、日なたにいれば、軽く汗ばむ陽気の大原
選手の半袖率も高まっています
札幌戦2日前のきょう、練習は午前10時頃に始まりました
ウォームアップ後の午前10時45分頃からは、ゲーム形式へペナからペナ、約4分の3コートがプレーエリアでした
人数はキーパーを含めて13対13
シャッフルに近いメンバー編成で、キーパーも3人がローテション
そして監督は普段ですとビブス組の守るゴール裏からゲームの光景を確認しているのですが、きょうはハーフラインからでした
チーム全体の競争意識を駆り立てる意図もあったのかもしれません
ひとり1人エネルギッシュに、積極的な声も伴う動きを見せます午前11時5分頃、給水の際に監督は選手達を集めることに「前への意識」
「人に厳しく」
「お互いの関係性を意識」
それらを、「繰り返し繰り返しやっていく」
約5分後、ゲーム再開前には「パススピード上げて!」
これまで何度も伝えられてきたことの再徹底を促しているようでした
ゲーム中は、ボランチ付近の選手に課せられたバックパス禁止ルールに則して、「逆サイドを見て!」、「広げろ!」
それらの指導を受ける選手達は、意欲的
サイド、中央、ゴール前・・・
どの局面でも本番さながらの様相でゲームは進みます
程良い緊張感も併せ持ったトレーニングは、午前11時27分頃に終了結びに監督は練習中と同様に約5分間、「動き出し」などについて熱弁を振るっていました
もう5シーズン前のことですが、2012年、埼スタでの札幌戦で味わった悔しさ、そのシーズンに及ぼした影響は忘れられません◇◆◇駒井選手◇◆◇
――1週間ぶりの完全合流、いかがでしたか?
「まあ、ちょっとキックはまだ怖いですけど、それ以外のところでは身体が動けていたし、やっぱりサッカーができるという楽しさというか、楽しさをしっかり噛みしめられたので良かったです」
――右足のねんざは、内側?外側?
「内側も外側も足首もです」
――駒井選手は右のくるぶしより少しつま先側に当てるキックがうまいので、振動が・・・
「いや全然、キックはうまくないすけど(苦笑)ふとした時に内そくというか、ひざのところはもっていかれるので、そこは少し怖かったんですけど、キックのところは馴染んでいったので、本当にポジティブだなと思うし、札幌戦もいけるなと思いました」
――きょうは中央でのプレーでした
「凄くやりがいは感じているので、本当に真ん中ができたら、色んなポジションをもっともっとできるようになるなと思うので、そこは自分の可能性を広げるためにもしっかり取り組みたいと思います」
――頭の中で、すべきことが整理されるでしょうから
「そうですね、本当に前を見ておかないとダメなポジションなので真ん中は、特に。そういうところで周りを見るというか、凄く練習になるので、それが自分に足りない物だと思うので」
――給水のタイミングで監督が選手を集めたときに、はっきりとではありませんが、「駒井」と言っているのも聞こえてきました
「例え話なんですけども、制限はつけられていたので、僕とか陽介君、俊君は絶対に後ろに下げてはいけないルールだったので、そういうところで俺が運ぶのか、パスを狙っていくのかという例え話で言われました。前への意識で、常に前を向くことと、フリックなりドリブルでターンしていくとか、まあそういうところの話がありました」
――その辺の関係性で、お互いの気持ちを駒井選手は良くわかると思うので
「そうすね、まあ、ある程度は理解していますけど、だからこそしっかりまわりがやりやすいようにプレーすることが真ん中の選手にとって大事だと思うので、そういうのを心がけていきたいと思います」
――きょうは、全員がピッチに立ったこともあり、その割り振りも関係したでしょうが、3月のFCソウル戦後に「ボランチの適正を見抜いていた」というミハイロ ペトロビッチ監督が「4億円で獲得した」と嬉しそうに冗談で話していたことを思い出しました
「いやまあ(笑)ミシャがそういう風に言ってくれるのは嬉しいことですし、自分もボランチで出るというところはね、選手としてひとつの可能性も広がるし、4億円で僕を獲ってくれたのであれば、それをしっかり還せるように頑張らないといけないです(ニコリ)」
――札幌戦。駒井選手はJ2での対戦など、イメージが浮かびやすいと思いますが
「でも(2年前から)監督が変わって、フォーメーションも変わった札幌とは対戦していないので、何とも言えないですけど、やっぱ昨シーズンの一年間でしっかりと四方田監督が外国人選手も獲ってきて、しっかりと完成させたチームなので、全く違うイメージだと思うので」
――そういう時こそ、駒井選手のドリブルで2、3人を引きつけて、切り裂く、あるいは空いたところにパスを出すプレーが相手にとって嫌かと
「まあやっぱりそういうところが自分の良さだと思うので、ドンドン出していきたいと思いますし、キャンプで僕が別メニューの時に他の選手は練習試合を札幌としていますので、みんなの方がイメージは持っているかと思います。その時はね、点もけっこう入って勝てましたけど、そういう気持ちで入らないように、それはキャンプの序盤で相手もカラダ作りの途中でしたし、気の緩みなく臨みたいと思います」
――背番号18、小野選手も着けていた
「小野さんはやっぱ18番を着けていたし、以前の18番といったらやっぱり小野さんなので、そういうレジェンドの人がつけている番号を今、僕が着けているので、やっぱり、自分も少しは近づけるように頑張りたいと思います」
――そういった存在の前で、次はぜひ、リーグ初ゴールを
「そうですね!もちろん、いつでも狙っているので、早いうちに取りたいですね、リーグでも(ニコリ)」◇◆◇那須選手◇◆◇
――この天気。さきほどグラウンド上で、「気持ちいいー!」と言っているのが聞こえてきました
「そうですね、はい(ニコリ)」
――本当に今、良い状態のように見えます
「そうですね、コンディション的には凄く良いですし、本当にいつ出番が来ても、途中からだとしても、先発でも準備はしているので、あとはその時のためにね、常に向上しないといけないと思っているので、そのためには練習からだと思っているので」
――練習後に取り組んでいるメニューのひとつ、両サイドへのフィードも、タイミングも良いし、きれいな回転がかかっているように見えます
「そうですね、うん。だいぶキックのフィーリングも上がっていますし、本当に練習の良い感触がゲームにそのまま出ていると思いますので、はい(ニコリ)」
――先日の練習試合でも、きょうのゲーム形式でもそうでしたが、若手にポジティブな声を発信していて、それがチーム全体の良い雰囲気にもつながっている印象です
「そうっすね、試合の時とか練習の時でも、チームでやらないといけないので、やっぱそのチームのね・・・やっぱミスとかは誰でも起こると思うので、その本人が気にしてしまうのが一番ネガティブな要素だと思うので、そこはね、良い声は掛けながら『ミスは関係なく気にするな!』ぐらいの勢いでやるのが一番良いと思うので、特にそこは試合になればなるほど。そういう時は良い声を掛けてあげられればなと思っています」
――そういった前向きな姿勢がこれまでの那須選手を支えてきた原動力
「はい!そうっすね(しみじみ)・・・『ポジティブすぎる』っつって、ハハハ・・・『考えろ』とも言われますけど、ハッハッハ!まあ、プライベートの話ですけどね(笑)ハッハッハ」
――そんな那須選手を日々、大原で見ているからこそ、スタジアムで活躍した時が快感なのです
「そうなんすね(照笑)チームがね、優勝するためにそうやって、昨年もそうでしたけど、やっぱチーム力というのが絶対に・・良い時はすんなり行くと思いますけど、苦境に立たさせれた時とかね、チーム力が問われるので、僕も含めてですけど、出た選手が結果を残すというのが、僕自身のことにもつながって、その結果、チームにつながると思うので、うん!とは思っています」
――札幌とはキャンプで
「そうっすね、でもキャンプはあまり参考にならないかと思っていますし、うん。もちろんチームの状況もありますし、コンディションの差もありますし、モチベーション、気持ちの入り方もありますので、まあその特徴をつかむという部分では良いかと思いますけど、チーム力としては参考にならないかと思います」
――各選手の特徴、イメージはつかめたと
「はい、それは」
――その中で、河合選手
「あーはい!まあ、レジェンドになりつつある選手ですけど、もう凄いっすよね!本当に(しみじみ)Fマリノスで一緒にプレーしてますけど」
――完全優勝を成し遂げたときは、お二人が大車輪のごとく・・・
「そうっすねー、そうっすねー(しみじみ)竜二君は本当にお世話になった先輩ですし、それでもまだバリバリの第一線でやってきていますし、やっぱそこは凄いなと思います」
――どんなところが特に凄いというか・・
「やっぱ、ストップですね。ボールを、というか、相手を止める、純粋なそこに関しては凄く確実に引っかかる。足に引っかかりますし、止める力というのは昔からありますし、足もとの技術もしっかりしていますし、あとは気持ちが強いです」
――気持ちじゃ負けられない!
「そうっすね!!ハハッはい(笑)」
――小野選手とはアテネ五輪で
「そうっすね!初めて、《天才ってこういうことなんだ》って思いましたけどね(笑)」
――その中で、あさって一番輝くのは、ギラギラした那須選手であることを楽しみにしています
「はい!ありがとうございます」
駒井選手と那須選手のインタビューは、このあと23時からの〈You’re The REDS〉でもお聴きいただけます
では